43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

サイドルーバー再生

2023-07-30 | AC Cobra289

コブラです。

サイドのルーバーのモールドを取っ払って大穴開けちゃったので、どうにかして再生しなきゃならん。

ルーバーはいつもだけど、どうやって抜け感出すようにしたもんか悩む。
モールドを掘り下げて抜くという方法もあるけど、今回は1から再生の苦行。
今どきなら3Dプリンタで再現とか、金属板で枠を作って金属板のルーバーを並べてはんだ付けとか色々妄想はするけど、そんなスキルも無く手は止まったまま

出来ないことはいつまで逡巡してても出来るようにはならないだろうってことで、もう直接金属板をボディー裏側から貼り付けていく方法しか無理、ってことで

エポパテを内側に盛って、固まる前に金属板の羽根を差し込んで並べて行きます。

微調整をしつつ、きれいに並んだら瞬着で固定します。

ここから後はもう塗装後の画像ですが、

強度を出すため下側はさらにエポキシ接着剤で補強。

ルーバーはホント難しい。キレイに並んだと思ったのに、良く見るとガタガタ・・・・

接着剤のはみ出しも酷いが、こうやって斜め後ろから見た時の抜け感はうれしい。

なんか埃の糸くずみたいなのが・・・気にしません

羽根の角度が・・・・気にしません。

あくまでもこれは1/43スケールの模型です、離れて見れば気にならないと思いたいが・・・・

隙間も不均等だし、前傾角度も足りないような気がするし。

まあしかし、ここは上手く出来ないのは織り込み済みですわ。中が暗くなればもう少し目立たなくなるでしょうと言うことでやり直しはしません。

そこそこ満足してましたが、次の問題が・・・・

シャーシ側のバルクヘッドがルーバーの内側と干渉しそうな位置にあるやん。

試しに組んでみようと思ったけど・・・ルーバーがバキバキと壊れそうなので止めておきます。

このルーバー、エンジンルームの熱気を逃すためじゃなくてタイヤハウス内の熱気を逃すための物っぽい(ハッキリとは分かりませんが)ので、バルクヘッドで塞がれるのは変でもあります。バルクヘッドのほうを切り欠いて干渉しないようにしておきましょう。

あ、ボディーカラーですがルーバーの塗装もあって、少し研いだ後にさらに上塗りしました。クリアーレッドに黒少々で上塗りしてるんですがずいぶん濃い色になりました。もはや下地のメタリックはほとんど見えないくらい。
理想の色になりました。

(モノグラム1/43 ACコブラ289)

 

7月に観た映画

「1秒先の彼」

昨年だったか、「1秒先の彼女」という台湾映画が公開され観に行きたかったんですがタイミングが合わず観れず、その後配信とかでも観れてないんですが、これはその日本リメイクです。
男女を入れ替えてリメイクしたそうで、脚本はクドカンです。

何をやるにもみんなより1秒早いせっかち君の主人公・ハジメ。イケメンですが性格に問題があり彼女が出来ませんが、路上ミュージシャンの女の子と良い感じになります。

郵便局の窓口で働いていますが、いつも切手を1枚だけ買いに来る地味な女の子レイカ。

実はひそかにハジメくんを想っています。
レイカは何をやるにも人より1秒遅いのんびり屋さんで、写真を撮るのが趣味ですがいつもシャッターチャンスを逃します。

この二人に、ある日奇跡が起こります。

台湾版の宣伝文句だけで1秒のズレからドラマが起こるSFかと思ってましたが、そういうタイムトラベル的なSFでは無く、でも奇跡はSF的なやつが起こりますが・・・
オリジナルの男女を逆に入れ替えたのは正解だったようです。レビューによれば男が女を片恋慕してる場合、奇跡の間に起こることが割とヤバい感じになるっぽいですw

全体的にはラブコメです。京都を舞台にドタバタや恋愛模様が繰り広げられますが、クドカンの脚本が醸し出す前半のテンポ良く多めのセリフも京都弁が粋な感じで全然退屈しません。逆に後半ののんびりとした空気感も心地良いです。
今年観た映画の中でもかなり好きなほうです。

 

「交換ウソ日記」

タイトルからしてバリバリのスイーツ映画で、普通なら私はパスするところですがレビューの評判がやたらと良いので気になって観てみました。

友人宛の告白メモを勘違いして受け取った主人公が、勘違いと分かっても言い出すことが出来ず交換日記を続けるうちに、ほかの友人も巻き込みグループ交際のようになるがリアルでは別の関係性になり・・・・


と、まあ本当バリバリの恋愛スイーツ映画。行き違いから友人と仲が悪くなったりもしますがすぐ仲直りしたり基本的に悪い人は出てきませんし、驚く事件も鬱な展開も無く予定調和のようなハッピーエンドで安心して観れます。

正直、自分には物足りない映画ですがここまで徹底的にほんわかスイーツ極めてくれると逆に清々しくもあります。
映画の作りも丁寧で、ツッコミどころには事欠きませんがギリギリ納得せざるを得ない範囲で話が成立してるので不満感も無い。

あまり有名な女優さん俳優さんも出ていませんが、最初それほど魅力的でも無かった主人公たちが観終わる頃には可愛く見えてくる不思議。

さすがに60のオッサンは映画館の出入りもこっ恥ずかしくなるレベルでしたが、観て良かった映画です。

 

「セールス・ガールの考現学」

たぶん、初めて観るモンゴル映画です。

モンゴルとは言え遊牧民がテント生活するとか馬賊が闊歩するわけでなく、首都ウランバートルの現代が舞台で、アダルトショップでひょんなことでアルバイトすることになった女の子の青春映画です。

地味で親の希望通りに大学で原子力工学を学ぶ主人公ですが、アルバイト先のショップのオーナーに毎日売上金を届けるうちに、このロシア系の中年女性のオーナーとの交流で少しずつ大人として女として成長してゆきます。

ウランバートルはそれなりに都会で、映画の作りも現代的でロックミュージックの劇伴でモンゴル映画を観ているという実感は薄いです。韓国映画と言われてもそうかなと思ってしまうぐらい。
モンゴル語は中国語とは違って聞こえるし、ロシア語で話す人も多かったりするのが少し異国情緒を感じるぐらいかな、
映画は下ネタも多いですが発展国のパワーみたいなものを感じて、ああ日本はそのうちどんどん抜かされておいて行かれるんじゃないかなと、色んな意味で感じました。

主人公の女の子の成長ぶりも見事で、冴えない地味ッ子が最後はとてもチャーミングで素敵になります。初めてボーイフレンドと結ばれるシーンはアクシデントで台無しになりますが、幸福感で笑いが止まりませんでした。

是非、たくさんの人に観てもらいたい映画でした。

毎年7月は夏休み映画が増えるせいもあって観る本数減りますが、今年は良い映画に出会えました。


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