というわけで、60号車でデカール貼り終了。
プロバンスのキットですが、デカールはカルトグラフなので印刷はとてもシャープで精密。プロバンスでも昔のはカルトだったんだよ。
ということは相当古いわけで、最近はカルトと言えども古いものは劣化して使えないなんて話も聞くので、ちょっと心配してました。
以前はカルトグラフと言えば印刷の質の高さとともに、経年劣化が少ないことも評判だったんですけど、考えてみれば時間はどんどん経過しているわけで、今まで大丈夫だからってこれからも大丈夫ってわけじゃない。今日は過去の未来なんです。
特に、昨年の猛暑をこれまた日当たりのいい部屋でキットとともに過ごしたので、デカールが一気に劣化してやいないか、なおさら心配だったんですけど結論としまして、ほぼ問題なく貼れましたよ。
むしろ、こんな快適にデカール貼りしたのいつ以来だろ、ってくらい、楽に貼れたんです。
水に浸してからデカールが浮いてくるまでの時間も普通だったし、硬くもなく柔らかすぎず、マークセッターを使っただけでマークソフターさえ必要ないくらいでした。
ただ、白ベースの部分はしっかりしてるけど、黒のみで印刷してある部分は時々切れたりしました。カルトに限らず、黒い部分てのは弱いみたいですな。でも、引っ張ると切れるぐらいのもので、バラバラになったりするわけではないので、作業にさほど支障はありませんでした。
グッスマの「デカール剛力軟化剤」を購入して控えてたんですが、出番はありませんでしたね。
もしかして、これが本当のカルトグラフ品質?
だんだん品質が低下してきていたのかも知れない。
もちろん保存状態によっても違うので、単純には言えないですけど…。
品質は良いけれど、ゼッケンが少し大き過ぎた。そもそもゼッケンサークルを想定してないからかな、でもまあ収まったので良しです。
マスキング塗装した部分の内側の青い部分はデカールなんですが、どうにか塗装とのバランスも取れて(だいぶタッチアップしましたがw)
つつがなくデカール貼り終了。
その後、何度かクリアーを吹き重ねてますが、もちろんデカールはクリアーにも耐えております。
さてさて、楽しい作業は終わっちゃって、次に自分が楽しいのは、「完成~!」って瞬間なんですけども、そこまでにはイバラの道が…
内装、ヘッドライト、エアジャッキ…まったくメドすら立ってないんだよねえ…。