
えーとですね、ほぼ完成してんですけどね、最後に落とし穴が待っておりました。
このキット、デカールに関しては印刷の精度は低いものの、貼りやすかったしクリアーにも負けないしで安心しておりました。
しかし、災難は油断につけ込んできます。
まずは、ウインドーやらライトカバーやら擦り傷だらけにしちゃったので、予定外でしたが最後のクリアーコートをしてた時のこと。
一度、薄めに吹き付けて、少し乾燥させていよいよ仕上げ吹きをしようと、ブワーッと吹いてたら…
なにやら異常発見!
うっ、サイドウインドーに貼ってあった「Mobil 1」のロゴデカールがっ…
なんか剥がれてめくれ返ってます…おいおい…
しかも、半分ぐらい無くなっちゃってますよ?
実は、仕上げ吹きの前に念のためブロワーでホコリを払ってた時、なにやら白いものがハラハラと落ちたような気がしたんですが、そうです~一度目に軽く吹いた時に剥がれかかってて、それをブロワーで吹き飛ばしちゃってたんですね~
幸い、クリアーで溶けたんじゃなくてめくれて来たのですから、まだラッキーです。
カタチが崩れてなければ、貼り直せます。
とにかく、舞い落ちた破片がなければ話になりませんが…
無事、破片発見!
ホッ…
最悪の事態は回避できたようです。
いつもはデカールは完全に密着しているように貼り付けた後に念を入れて軟化剤で溶かして融着させたりなどの処置をしてるんですが、ほかの作業に気を取られて念押しを忘れたようです。反対側も気泡が出来るなどのトラブルが出ました。
替えの利かないデカールは、多少のトラブルがあっても何とかしなきゃなりません。千切れようが、破れようが、あきらめるワケにはいかんのです。
…で、画像はありませんがオチですが、
繋ぎ合わせて貼り直し作業してましたが、その際に軟化剤を多用し過ぎて、
結局、全部溶けちゃいましたw
替えのデカールがなんかあるだろー、と、ジャンクを探しまくりましたが、ないんだよねー
無いものねだりしても仕方ないので、この窓のデカールはあきらめました…とほほ
いずれ、どっかから手に入るかも知れないし、その時に貼ればいいよね?
人間、あきらめが肝心ですっ
しかし、このあとのトラブルには正直ほとほと参った。
タイヤレターのデカールです。
劣化したデカールが、水に漬けたらバラバラに…って話はよく聞きます。
しかし、このキットはここまでそんなひどいトラブルはなかったわけだし、まさかと思うじゃないですか。
しかも、バラバラなんて生半可なものじゃない。
粉々に…って形容詞のがふさわしいかも知れない。
最初は、台紙から浮き上がってくる時に割れてしまうだけだったんですが、その破片をピンセットでつまもうとすると、またバラバラに…
どうして、このデカールだけ?夏の間に劣化が進んだのか?
しかし、リアウイングやらミラーのデカールは普通に貼れてます…
想像するに、このタイヤレターのデカールにはツヤ消し処理がされていたようです。どうも、それが原因ではないかと…
本当のところは分からないですけどね。
何しろ、ミシュランのルマン用タイヤなんてそんな一般的じゃないので、これもジャンク探したってありゃしません。千切れようが、破れようが、あきらめるワケにはいかんのです。
しかも…ここはあると無いとでは見た目の影響がでかい…。サイド窓のデカールと違って、無しで我慢する選択肢はありません!
で、オチですが、とにかく破片だろうが何だろうが、貼れるものは貼って繋ぎ合わせて、足りない部分は筆塗りでタッチアップ…
結果、見るも無残なタイヤになってしまいました…
もう、見るたびに気分が悪くなっちゃって、精神的にきついんですけど
この落ち込みから立ち直るには…逆療法!
画像を晒してしまうしかないでしょ、ってことで
えー、これがどうにか正常に貼れた左前輪。
救援物資のスポーク、バンダイから流用のブレーキローター、センターピン&ナットはタメオ。
自慢の出来の足回りだったんだけどな…
左後輪。
トラブルはおもに、「Pilot」のロゴのあたりに多く出てます。
ぐちゃぐちゃになった部分を黒で塗りつぶして、白で筆書きしてます。
米粒に仏様を描いたり、写経する人もいるんだから、これっくらい書けなきゃいかんのですけど、ラッカー塗料ってのはすぐ乾くし、書きにくいね。オマケに白は薄めると透けちゃうし。
右後輪。
もう読めませんな。文字の前に付く飾り模様もばらけましたんで、筆書き。
ここは「MICHELIN」の文字もバラバラになったので、ジャンクから唯一出てきた使えるデカールに交換しました。たぶん、レーシング43のもの。キットのに比べたら100倍貼りやすくて丈夫で、泣きそうになった。
右前輪。ここが一番ひどいな…。
「MICHELIN」は、エレールのラリーカーのジャンクデカール。文字の傾きがだいぶ違うけど、少し傾いてるだけいいほうだったんです。ほかのラリーカーの「MICHELIN」は、全然傾いてなかったですから。しかも、タイヤ用じゃなくて直列しているロゴだったので、切り目を入れて丸く貼れるようにした。それでもキットのデカールより貼りやすかった。
ベースが青だったので、字間を黒で塗ってごまかしてます。
ご存知のように、43だと直径15mm程度のタイヤです、画像よりももっと小さいので肉眼だとほとんど分からないよ、と思うかも知れませんが、このへんのシャープさが出てるかどうかで、43の精密感て大きく違ってくるんだよねー。
しかも憎たらしいことに、ボディーとかほかの部分のデカールは全然シャープじゃないのに、タイヤレターの部分だけ、結構シャープに印刷されてんだよね…
いずれ流用できるデカールが見つかったら、貼り直したいところだけど、でも苦労してタッチアップしたのも自分の模型だと思って、このまま残しますか…
何しろ、この貼り直しやタッチアップだけで何だかんだと二日ぐらいやり続けているのだ。
こんな状況ですけど、次回は完成画像となりそうです。
最後に来てお約束のグダグダとなりまして、まったく面目ない…
うちでも先日作った5000QVのホイールにつくはずのエンブレムが、軟化剤に触れた途端「シュワ~ッ」と一瞬にして消え去り驚きました。もちろん諦めも早かったのですがw
そして…タイヤへの写経、お疲れ様です。
なるほど、艶消し処理されてるデカールには要注意なんですね。肝に銘じておきます。
155の製作で、やはり粉砕したデカールの英文を手書きしましたが、こちらは43ですもんね…たぶん言われなきゃ気付かないかと思いますよ~。
次回の完成模様楽しみにしてます(^^)
焦って修正しようと思うと、失敗しますね~
落ち着いて乾かしながら少しずつ貼り直せば、溶かしてしまうこともなかったと思います。
写経、マジで習おうかと思いましたw
てゆうか、筆書きしやすい塗料があるといいんですね。それにしても、43のロゴって細かいわ…。デカールの存在の偉大さを痛感しました。
白デカールの自作できる人が羨ましいですね。
でもカーモデラーもデカールでは苦労してねんですね。ちょっと安心した~
ほかの部品とかだと自作できるけど、こればっかりは・・・溶けたりバラバラになったりしたときの喪失感っていうんですか、あれは辛いですよね。
だんだん手描きが上手になっていってるんじゃないですか? あっ、イヤミじゃないですよ~(汗
描きやすい塗料って何があるのでしょうね、私も手描き練習しようと思いました。
ていうか私と比べてはいけませんね。w
デカールだけはほんと生モノですね・・・・
カーモデルのデカールは飛行機のに比べるとしっかりしたのが多いし、多少簡単かと思いますが、やはりトラブルはありますね。
デカールの自作も、最近は全く出来ないと言う訳でもないんですけどね、技術や道具も必要ですし、模型製作とは違う趣味みたいになっちゃいそうで、あまりやりたくないです。
手書きは…うまくなりませんね。塗料もですが、筆書きという方法を根本的に見直さないと無理かも知れません。
>ワタナベさん
最近は、失敗を晒すのがだんだん癒しになってきましたw
私の作るモノって、失敗のカタマリですよ…
それでもどうにか、完成と言えるところに辿り着いて、それなりに満足出来るのが自分の趣味だと思ってます。
でなきゃ、また作ろうとか思えませんもん。次も罠だらけのキットに挑戦して、失敗しまくりますよ。乞うご期待