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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

サスアーム / 156/85B

2020-10-09 | Ferrari 156/85B

エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなりましたね。
80年代にロック・ミュージックにハマっていたので普通の人よりはこの人の偉大さを知っていたつもりですからショックなんですが
どちらかと言うとちょっと距離を置いて聞いていたバンドでしたので、悲しいとか悔しいとかではなくて、時代が過ぎ去って行くんだなという感傷ですね。

ハードロックで、ギターが滅茶苦茶上手くて、ポップで明るい印象のミュージシャンでした。自分が聞き込んだバンドでは無かったけれど時代を代表するギタリストとしてリスペクトしていました。

何だか最近、有名人の訃報が多い気がします。多分、自分に近い年齢の人やもっと若い人の訃報が多いのでそう感じるんでしょうね。自分も年を取ったと言うことです。
だんだん寂しくなりますね。

 

さて、残された人生は短いというのになかなか進まない模型のほうですが

前回と同じ画像ですが

フロントのサスアームの断面形状、アッパーアームは前後外側が丸くなっていると前回書きましたがその後いろいろ画像を見ていたら、どうも後ろのアーム外側は丸くなくて角型のままのようです。
ハッキリ写っている画像は無いんですが、リアのアッパーアームもB型は同じように前方は丸くなってるんですがそれは後ろから見た画像があって後ろ側は角張っているんですよ。

フロントもわずかに見える画像で角張ってそうに見えるのがあるので、多分同じかなあと。

とりあえずゼットモデルのエッチングにハンダを盛って削り出していきますが、それっぽく形にするのはなかなか難しいですね。もう少し追い込みたいです。

ロア・アームのほうですが、実車はほぼ丸棒のようでボディー側が少し扁平になってるかなと言う感じです。

ゼットモデルのエッチングはもちろん板状で、ボディー側に向けて少し幅が狭まっています。丸棒とか丸パイプだったら太さは一定だと思うけどな。

もう、金属棒とかパイプで自作したほうが楽なんじゃないかと思いますが、ゼットモデルさんに敬意を表して、このパーツを使いたい。

ハンダを盛って棒状にしますが、ちょっと厚みを付けるよりも丸断面の棒状にするほうが難しい・・・・
うまい人だと、熔かしたハンダの表面張力を利用してサッと丸く盛れるんだろうけどね、私はデコボコに盛ってしまうので削りこんで丸くしてやらないといけない。
小さいし削りにくいので大変です。
こっちももう少し追い込みが必要かな。

 

ところで、MFHの何だか分からない赤い車は Ver.Cを買いました。

赤い箱にはライセンスプロダクトの印刷はありますけど、ホログラムのライセンス・シールは貼ってありません。名前も数字だけです。どこのチームのマシンなんだろー?

ちなみに、Ver.C というのはあくまで商品名でして、第12戦イタリアGP以降のバージョンを「156/85B」とか「Bスペック」と呼ぶことはありますけど前期型を「Aスペック」と呼ぶことはありませんし、ましてや第2戦に当たる極初期型のポルトガル仕様が Ver.C であるわけがありません。
Ver.A は、第5戦カナダGP仕様です、あくまで模型の商品名ってことですね。

ちょっとだけ、謎のキットの紹介

メタルパーツがどっちゃり

個人的にチャームポイントだと思っているセンターロックナットもメタルです。

大丈夫かな、これ・・・・

エッチングも少なくないですが、立体的なパーツをエッチング折り曲げ細工で表現というのは無いですね。

ポルトガルGPはレインタイヤ仕様です。
パターンはタメオの往年のものよりずっとシャープだし、ロゴも印刷済みで親切。

生きてるうちに製作できるか分からないので、とりあえず密閉してある袋は破らずにおきます。

ルーバーは、3Dプリンタですね。

MFHさん、ルーバーの表現には以前から試行錯誤してますね。
917の最初のキットはメタルにモールド、開口無しだったのが後発のキットではエッチングになってました。
C4M2もルーバー一枚一枚バラバラのエッチングをメタル製のボディーのギザギザに貼り付ける方式でした。

他のキットは知りませんが、今回3Dプリンタに。
上の画像は二枚一緒に造形されていて裏側からしか見えないのですが、切り離して表から見るとシャープに抜けているんでしょうね。

ゼットモデルのアフターパーツのようなエッチング折り曲げ方式はお手軽ながら左右両端に隙間が出来てしまうこととか、ルーバー一枚一枚の前後長が短くなってしまうなどの欠点もあるので、MFHさんはいろいろ模索してるんでしょうね。

今、タメオの「Bスペック」を作っているのでMFHのほうは初期型を買ったわけですが、インストは共通なのでそれから察するに今回の1/43キットではBスペックの特徴であるカウル後端のサスアームを避ける切り欠きの形状や側面後端の裾広がりなどはしっかり表現されているようです。

一方で、上に書いたサスアーム断面形状や、今後書きますがプルロッドの接続箇所とかジャッキアップポイントの形状違いなどはスルーされているようです。
まあ大した違いでもないので、「 Ver.B 」を買われた皆様、お気になさらずとも。

内臓に関しては自分は全くリサーチしていないので分かりません。このキットは内臓を作って楽しむキットなんですけどね。

あっ、なんか偉そうにMFHのキットはここが違うとかゼットモデルのパーツは間違ってるとか書いてますが、何も人の間違いを指摘してマウントを取ろうとかそういう気持ちでは無くて、自分が判断した情報を出来るだけ公開しておきたいだけです、
私の考証なんて裏も取ってませんし想像が半分なので決して絶対という訳ではありません、
あくまで自分はこう理解したというだけの事でございますからね、
でももしそういう事を書くことで気分を害されるかたがいらしたら、どうかご容赦下さい。

ブログはあくまで自分の日記なので、自分が気付いたことを気ままに書いているだけなので、悪しからず。ご意見・ご指摘などございましたらコメント欄にお願いします!

( タメオ 1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

 

 

 


フロント・サス / 156/85B

2020-10-06 | Ferrari 156/85B

菅新総理ってどうなんですかね?
安倍政権時代は官房長官として政権を守るため無難なマスコミ対応に終始して一見不器用で実直な印象を受けましたが、実は相当な政治手腕との噂、
総理就任後は強気な発言も目立ち、なるほど手強い人だなという印象です。

前例打破、派閥政治からの脱却などの改革は支持できますが、学術会議問題で強権を奮うのは良いとしても説明責任を避ける姿勢には疑問が残ります。

正直、ここまでのところ安倍さん同様あまり信用出来ないなという印象に変わってきました。

実は自分は政治には関心が薄い人間なのですが、出来るだけ関心を持ちたいとは思っています。
日本人はなぜか政治的発言は避けたがったり若い人が政治の話をするとダサいみたいな風潮がありますが、そういうのはおかしいし変えていくべきだと思っています。

 

156/85Bのフロント・サスペンションですが、タメオの古いキットなのでロア・アームはアンダーシャシーに一体化していてアッパーアームやタイロッド、プルロッドはボディーの穴に差し込むだけ

ですが、実車はと言いますと

ロア・アームは四角い穴の奥に接続されてます。前方は細長い穴、後方は真四角に近い穴。
プルロッドは、前期型だと細長いスリット穴の奥に繋がってたんですがB型になってからスリット穴のカバーが無くなり接続部分の金具が飛び出してます。
サスペンションの構造を変えたことに伴う変化だと思います。

アッパーアームはモノコックにベース金具がボルト留めされ、そこに接続されています。タイロッドは可動ジョイントです。
付け根部分のボディーは少し盛り上がっています。

上の画像だとサスアームの形状も良く分かります。
初期型のアッパーアームはほぼ角材のような断面でしたが、B型だと前後外側が丸くなっているようですね。

こういうディティール、43でどこまで再現すべきか迷うところです・・・・

とにかく、やれるところまでやってみる。

なんかもう、どんどん汚くなっていく。早くサフを吹いてキレイに馴らしてやりたい。

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

映画
「青くて痛くて脆い」

杉咲花の新作映画。楽しみにしてました。

人と関わることを避ける主人公・楓( 吉沢亮 )は、大学に入ってすぐ世界平和のために活動するサークルを作りたいと言う奇妙な女子・秋好( 杉咲花 )と知り合い、誘われるままにサークル「モアイ」を結成し、二人で活動を始める。何をすべきか分からないまま福祉活動などに勤しむが・・・
三年後、楓は大きなサークルとなった「モアイ」に復讐することを決意する。

楓と秋好と「モアイ」に何があったのか?

とまあ、ミステリー仕立てで前半は話が進みますが、実は単なる青春ドラマです。

すでに公開も終了しそうで話題にもヒットにもならなかったようですが、私個人的にはとても面白かったです。
タイトルの通り、青くて痛い若者の愚かさを描いていますが、痛過ぎる主人公・楓をはじめ出て来る人物みんなそれぞれ痛いところがあって、誰も憎めない。
青春時代って爽やかだとか熱血だとか感動だとか、そんなものばかりで彩られているわけじゃなくて、実際は未熟で愚かで情けない部分も多いんだよね。

ま、あまり充実した青春時代を過ごせなかった人ほど沁みる映画かも知れません。

吉沢亮は美形だけど情けない男子をうまく演じてたと思います。杉咲花もウザいくらいに真っすぐな女の子、三年経って成長した姿を演じ分けて良かったです。
脇を固めるのは柄本佑、岡山天音、清水尋也、松本穂香、茅島みずき、森七菜などなど、若手俳優たくさん見れて満足。

過大評価かも知れませんが、個人的には今年観た邦画では一番良かったかも。
「コンフィデンスマンJP」のような娯楽大作とは比べられないですけどね。

 


ルーバー周辺 / 156/85B

2020-10-01 | Ferrari 156/85B

女優の竹内結子さんが亡くなりました。

衝撃のニュースも数日が過ぎればなんとなく過去の話になって行くんですね。あまり過剰に報道すると良くない影響があるかも知れないという配慮なんでしょうかね。
私はまだ、ショックが抜けきれません。

たくさんの名作映画を残してくれた女優さんです。

映画ファンの端くれとして心から冥福をお祈りいたします。

 

印象に残っている彼女の作品について書いておきます。

公開当時、評価の高かった「黄泉がえり」
大好きな作品です。

「もう一度、逢いたかった。」というキャッチコピーが今は切ない。

 

あまり語られないけど、私は好きだった「クローズド・ノート」

竹内さん主演では無いし、公開前に主演の沢尻エリカさんが問題を起こしてしまって作品自体が総スカンを食らってしまったみたいでまともに評価されていない気がしますが、映画としては良い出来だと思います。
この映画の竹内さんも素敵でした。

 

日本のホラー映画としては珍しく真面目に作られてて良い出来だった「残穢 -住んではいけない部屋- 」

最近観た「事故物件 恐い間取り」があまりにひどい出来だったので、これを思い出して観直したいなあと思っていたところでした。
そう言えば、日本のホラー映画の金字塔「リング」一作目にも竹内さん出てたし、ホラー映画にもしっかりと足跡を残した女優さんでしたね。

しかし何と言っても一番好きな映画は「今、会いにゆきます」
私のベストテンに必ず入れたい映画です。

共演の中村獅堂と結婚しちゃって離婚しちゃったので代表作と言いにくい作品になってしまいましたが、間違いなく一番の映画だと思います。

ラストシーンの風景、鮮やかさ、音楽、竹内さんの笑顔・・・・すべてが美しく忘れられません。

ほかにも多くの作品に出演されていて、主演でも共演でも常に安定感のある演技で日本の映画界に欠かせない存在だったと思います。

遺作となった「コンフィデンスマン.JP」
まだ今週まで上映しているので、もう一度観に行っておこうかな・・・・。

 

156/85Bは、ゼットモデル製のルーバーをカウルに接着しました。

もうハンダ付けは怖くなってきたので、瞬着で付けて隙間はポリパテで埋めます。
前方にはNACAダクトがあって開口処理しなきゃいけないし、ターボダクトの突き出る穴も開けましたので、この周辺は騒がしいことになってます。

ターボダクトはカウルに接着するだけで穴は無くても分からないかもですが、実車には当然わずかに隙間がありますので、穴の中から生やしたほうがそれっぽくなるかなと思いまして・・・。

おそらく完成したら無駄な作業だったなと思うんだろうな。

あと、ルーバーはまだ角度を付けていませんが、これって先に折り曲げて角度を揃えて、ルーバーの両端の隙間を隠すように帯金をハンダ付けしておいたほうが良かったな・・と思いました。
引っぺがしてやり直そうとすると確実にエッチングがグニャグニャになってしまいそうなので、やり直しませんけどね。

後悔を残しながら、恥ずかしめも無く製作は続きます。
恥を晒したって、私は生きてゆきます。

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

 


ラジエター / 156/85B

2020-09-26 | Ferrari 156/85B

外見的にはラジエターと後方のインタークーラーでは表情が違います。インタークーラーは縦桟で目も粗く見えますね。こっちはキットのパーツで良いかな。

問題はやはり、ラジエターをゼットモデル製にどうやって置き換えるかです。

大穴を開けるのは簡単ですが、この状態から内側をえぐるのは無理。
何時間か格闘しましたが、無理。

下側をごっそり切り取ってしまう。
悲劇の始まり始まり。

こうなればリューターなどの工具も使いやすくなるので、どんどんえぐって行きます。

工具が使いやすくなったといっても、簡単では無いです。

ある程度、えぐれたところで下側を再生します。

ゼットモデルのエッチングパーツは薄くて繊細なので、サイドポンツーンの内側から嵌め込もうと当てがっているだけでヨレヨレになってしまいます。
そうならないようにメタルのブロックに貼り付けて補強。実際にラジエターは厚みもあって、内側もインテーク側から見えるので、構造的にも厚みが必要です。

ペラペラの状態だとどうにか内側に嵌っても、厚みを付けると途端に全く入らなくなります。それで厚み部分を台形に削って入りやすくしてます。
内側の表面はチラッと見えるだけなので、最終的にそれっぽい金属板を貼っておけば良いかな。

結果的にはこんな風に嵌めこむことに成功しましたが、

ここに至るまでに事故多数。

ちょっと無理して嵌めようとすると、せっかく再生した下側がバキッと外れたり、そのたびにハンダで修理しますがその時に余分に熔かしてしまったり、余分なハンダをリューターで削り落としている時に大事なエッジ部分を傷つけてしまったり・・・

いちいち画像を撮ってませんが、上のような事故、もっと悲惨なのも何度かありました。何度も再生させているので、もう正しいカタチが分からなくなってます。

こんな苦労するくらいならMFHのキットを作るほうが絶対楽ですね。
皆さんはそうしましょうw

古いキットを古い技術でどうにかしてどうにかしようというのは、もはや流行らない趣味でしょうね。3Dプリンターや精密加工が出来る工作機械を使いこなせる人たちがこれからの模型の趣味を変えて行くんだと思います。

これはもう完成出来るかどうか分からなくなってきたけど、ここまでやって投げ出すのも嫌なので、何とか続けます・・・・。

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )

 

映画
「ミッドウェイ」

エメリッヒ監督の戦争大作、日本人俳優も多数出演・・・・なのに、配給会社が大手ではなくて宣伝が弱いせいかあまり話題にもなってませんね。

映画自体も1976年に作られた同名作品と同じ素材の戦記物ですから目新しさは無いです。

豊川悦司が山本五十六

南雲中将が國村隼

山口中将が浅野忠信

日本勢の皆さん、悪くない演技だと思います。ただ年齢とか格からすると役柄は入れ替えたほうが良いのかなと思いましたが、そればっかりはやってみないと分からないですね。

ストーリー的にはミッドウェイ海戦の戦史を忠実になぞっていると思うので、意外性も驚きもありません。このあたりは戦史そのものが面白くて緊張感に溢れているので、余計なドラマは必要無いですね。

ただ技術の進歩で1976年版に比べると戦場の描写は段違いです。戦艦や空母、飛行機の描写もほぼCGでしょうけど迫力、質感など見事でそれを見るだけで値打ちがある映画です。

ただ迫力重視でリアリティーに関しては疑問ですね。
艦隊も飛行機隊も密集し過ぎだし、あり得ない低空飛行とか威力あり過ぎな爆弾とかね。まあ映画としての演出なので仕方無いですが。

私はミッドウェイ海戦について特別詳しい訳ではありませんが、史実に沿ってストーリーが進み人間ドラマも程良く盛り込まれて、分かりやすくて楽しめた映画でした。

日本人としては負け戦なので複雑ですが、大活躍だったドーントレスの模型を作りたくなりました。平和って良いですね。

 


排気管とかラジエターとか / 156/85B

2020-09-22 | Ferrari 156/85B

前回、排気管がアンダーパネルの下に潜り込む場所はカバーがあるっぽい・・と思って適当に作ってましたが、
資料画像をよくよく見てみるとカバーではなくて、カーボン製のアンダーパネルに金属板がボルト留めしてあって、その板の穴に排気管を溶接して通してあるみたいです。

それで、真ちゅう板と半分に切ったパイプで貫通する部分を自作。本物に似せるよりも雰囲気重視。


排気管本体はサスアームとの干渉を避けるため扁平な断面になってます。
金属パイプをうまく潰すのは難しいので同じ太さのハンダ線をつぶして使用します。


塗装後に接着する予定です。

塗装を進めないとパーツがバラバラなままなので、そろそろ塗りたいんですけどまだ少し片づけないといけない場所があります。

それはボディー・サイドのラジエターなんですが。

ゼットモデルのラジエターを表現するエッチングパーツがあるので、これを使いたい。

↓この窪みに貼り付ければ良いのですが

ゼットモデルのパーツはやや大きめで、


こういう構成になっていて、二枚を重ねるとラジエター・コアのように立体的に見える優れ物です。


ただし、横桟のほうは外枠が無いとバラバラになってしまうので自由なカタチに切り出すことが出来ません。
二枚を全体に接着剤で貼り合わせてしまえば切り出せますが、こんな繊細なパーツにはみ出さないように接着剤塗るなんて無理ですよね?
はみ出すのを覚悟で全体に接着剤を塗ってしまうとディティールが潰れてしまうでしょうし・・・・

必然的に二枚を外枠だけ接着して、ボディーのラジエターのスペースに穴を開けて、裏からあてがうように貼るしかない訳です。

穴は簡単に開けますが、裏から隙間なくピッタリと貼り付けられるように裏側を少し広めにくり抜く・・・・って、難易度高過ぎな作業だよねー

キットに付いている単純なエッチングパーツなら、そのまま表から貼り付けるだけで簡単なのに。


これは擦り合わせをしていないので今イチ嵌まり込んでいませんが・・・・
ちゃんと嵌め込めばこれでも問題無さそうだよね・・・・

素晴らしいアフターパーツがあるがために、悩ましいです。

( タメオ/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

 

映画「弱虫ペダル」

人気マンガのアニメ化、ジャニーズの人が主演ですが、あまり話題にもならないまま公開終了しそうですね。

私はアニメのテレビシリーズで観まして、初めのほうがとても面白かったので映画もそのあたりを楽しみに観てみました。

主人公はアニメ好きのオタクの子。中学生時代に大好きなキャラのグッズを買うためお金を節約して千葉から秋葉原まで片道40km以上をママチャリで往復していたため、無意識のうちにとんでもない才能を身に着けていたという設定


自転車部の同級生を驚かせる走りを見せるあたりが一番痛快で楽しいんですけど、残念ながらそういうパートは序盤だけで終わってしまって、映画の大半は自転車部に入部して才能を発揮するところが主体です。

アニメだと、入部までのエピソードがいくつかあってそのあたりが好きだったんだけどな。
映画は続編が確約されているわけでも無いので二時間である程度お話を纏めなきゃいけないので、仕方ないか。


橋本環奈の無駄使い。

マネージャー役ですが、さほど存在感の無い役なので、橋本環奈みたいに目立つ子を当てるのはミスキャストです。

後半は県大会のレースに時間が割かれていて、いわゆる青春スポ根映画になってます。原作もそうなので全然良いんですが、映画としてはレース場面が長過ぎて自分にはつまらなかった。
個人的見解ですけど、スポーツを扱った映画でスポーツの試合シーンが長過ぎるのはダメです。
どう頑張ったって作り物の試合場面なんて本当のスポーツの興奮や緊張感には敵わないもの。
何なら、試合場面無しでもスポーツに関わる人々のドラマを描けるのが映画です。

スポ根物ってジャンルは、マンガかアニメまでだなあ・・・・

 

 


ジャッキアップ・ポイント / 156/85B

2020-09-17 | Ferrari 156/85B

銅板で自作したアンダーパネルには、ボディーとズレないように四ヶ所に1mm径の穴を開けてボディー側にピンを立てました。

真ん中の大きい穴はボディーとの接続用、後方の穴二つはエンジンの位置決め用です。
台座固定用の穴をどっかに開けなきゃだなあー

アンダーパネルの後端にはジャッキアップ・ポイントが突き抜ける長細い穴があります。

金属板に長細い穴を開けるスキルは無いので、糸鋸で切り込みを入れます。

ジャッキアップ・ポイントは洋白から削り出し。

ホントはもっと小さくて繊細なカタチかなと思うけど、手持ちの工具ではこれが精いっぱい。
ミッション・エンドに固定されて、↓こんな風にアンダーパネルから覗きます。

ミッションに接着してしまうと上手くスリットに通らなそうなので、エンジン/ミッション固定後に接着するのが良さそうですね。

排気管もアンダーパネルを突き抜けます。突き抜け部分にはカバーが付くみたいなので、それっぽく・・・・

実際に排気管を通すのは無理だけど、後方から見える穴だけでも開けておきますかな。

ようやく後部のメカニカルな部分が片付きそうです。
まだフロント・サスにボディー・・・・やる事は多いです。
のんびり、ひとつづつ進めます。

( タメオ 1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

映画「カセットテープダイアリーズ」

観てきました。

ひどい邦題だなーw
原題は「BLINDED BY THE LIGHT」。ブルース・スプリングスティーンの曲のタイトルで、その邦題は「光に目も眩み」
これで良くない?

1987年頃が舞台、主人公はカセットテープで音楽を聴き、文章を書くのが好きで日記を付けたりしてるのでこのタイトルなんだろうけど、どういう狙いなんだろう?

カセットテープを知らない若い人も増えているようなので、この単語が持つ時代感を狙ったんでしょうかね。

ロンドンからやや遠い小さな町に住むパキスタン移民の主人公。
昨今、米国の黒人差別問題が話題になっていますが、この映画を観ると当時の英国の移民差別も相当なもんですね。

そんな差別の中でも普通の若者として成長した主人公ですが、厳格なイスラム教徒の厳しい父親や貧困や不況で寂れた町で閉塞感を感じている。

そんな中でブルース・スプリングスティーンの音楽に出会い、人生が動き出します。

実話を元にしているようで、主人公はその後ライターとして成功しブルースとも親交を深めたようですが、映画は主人公が大学に進学するところで終わります。

実は自分もブルース・スプリングスティーンにハマった時期がありまして、それが無かったらこの映画は観に行かなかったかも知れません。
それだけにちょっと厳しい評価になりますが、うーん、ブルースの音楽があまり効果的に使われてないなー。

ブルースの音楽が地方の都市の労働階級の若者に訴えるものがあるのは分かるんですけど、それ以前にカッコ良さだとかブルージーな渋さだとか、まずそういうところから入らないとね、
歌詞だけに共感したように見えてしまうのは、ちょっと残念でした。

1987年というのもね、ブルースにハマるにはちょっと時期が遅い。本当にカッコ良かったのは70年代までだったんだよねー
などと、知ったかすると人から嫌われますね、誰がいつ何を好きになろうと自由です。

まあ音楽云々は置いといて、色んな困難の中で希望を見出す青春映画として見れば普通に面白いです。彼女になる女の子も80年代ぽくてキュートでした。

映画館で久々に大音量でブルースの歌を聴いたせいで、ブルースの昔のCDを引っ張り出して聴いてみますが、当時のCDは音圧が弱く残念な音質ですな。うん、確かに当時はカセットテープのほうが音に迫力があったわ。

 


アンダーパネル / 156/85B

2020-09-11 | Ferrari 156/85B

前回でカウルの修正とかしてて、今さらなんですけど、ちょっと気になってしまった。


キットはこういう構成で、メタル製のアンダーパネルはサイドポンツーンの真ん中あたりから後ろだけ再現されてて、それより前はポンツーンのカウルだけになってますが、
もちろん実車はそんなことなくてポンツーン全体の下にアンダーパネルが付きます。

この、インタークーラーとかの底の部分が途中からアンダーパネルに繋がるという謎構成。

これはインタークーラーの下にメタル製のアンダーパネルが付くと下側の厚みが増え過ぎて見た感じの印象が違ってくるので、模型的な省略なんじゃないかと思いますが、

気になりだすと、止まんない。

アンダーパネルを金属板に置き換えようかなーという出来心。

金属板は0.3mm厚の銅板を使います。真ちゅうより柔らかいので穴開けや曲げ加工が楽かなーと思いまして。

コクピットとネジ止め部分だけ、元のメタルパーツを使います。戻れないとこまで来ちゃいました。

現物合わせで適当に切り出してるので左右のバランスとか怪しいです。

まあ勢いでやらないと、手が止まったままになっちゃうので。

サイドポンツーンの後ろ半分はメタルを盛って前半部分と同じ厚みにしました。

せっかく苦労してリアエンドの形状を削り出したのに、また始めからやり直しになってしまいました。

素人の下手糞は、八割方無駄な作業をしなければならないのです。

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

 

久々に、ジャパニーズ・ホラー映画

「事故物件 怖い間取り」

久々に、観てはいけない映画でした。
面白くも無ければ怖くも無い。

どんな映画にも見るべきところはある筈だから、あまり一方的に貶したくはないんですけどね、
これは本当にひどい出来だわ。

いちおう実話という事なんだけど、そもそも心霊現象なので実話の筈は無い。
それをいかにもありそうな話と思わせて怖がらせなきゃいけないのに、荒唐無稽過ぎて白けるだけです。

原作者で主人公のモデルでもある芸人を演じるのは亀梨和也。
この人の演技が一番問題だったと思う。


売れなくて崖っぷちで事故物件に住むという体当たりレポートにチャレンジするんだけど、芸人にも見えないし崖っぷちにも見えない。
さらに心霊体験をして怖い思いをするんだけど、そういう危機感も恐怖感とか迷いとか、何も伝わって来ないんだよね。

やっぱりイケメンはイケメン役しか出来ないってことなんですかね。

相方を演じるのは瀬戸康史。最近売れっ子ですよね。山本美月さんと結婚しちゃってバカヤローです。別に恨みはありません。


演技はさすがに上手いと思います。

ヒロイン役の奈緒さん。
あまりよく知らなかった女優さんですけど、可愛いです。

ただ、この人も演技に問題あり。
ずっと同じような恐怖におののく表情。
子供の頃から霊が見えるという役どころなんだけど、その割に霊が見えて怯えるだけで何の役にも立たないし、とってつけた感が半端無い役だなあ。

それぞれの役者の演技にも問題あるけど、それは役者のせいじゃなくて脚本や演出のせいです。方向性の見えない脚本に完成度の理想もない映画に出されて、役者さんも可哀想です。

監督の中田秀夫は「リング」をはじめホラー、サスペンスの名手ではあるけどヒット作、駄作、マイナー作とバラつきが多い人ですね。ホラーに関してはもう才能も情熱も枯果てたみたいですな。今作は͡怖ポップですとか訳の分かんないこと言っててそんなの誰が求めてんの?って感じです。

それでも人気俳優のお陰か宣伝が上手かったのか、客入りは悪くなさそうで。
こんなので儲かるんだったらもう頑張って良い映画なんか作る必要ないですよね。


カウルの修正 156/85B

2020-09-07 | Ferrari 156/85B

季節は秋ですがまだまだ残暑厳しいっすね。

亀進行ながら何とかタメオのリニューアル版が出る前に作ってしまいたかった156/85Bですが、思わぬ伏兵が。

MFHからフル・ディティールの1/43キットが発売されるとのこと。
うーん、権利問題があるのかフェラーリのキット化が停滞していたので今後MFHからフェラーリは出ないのかなと思ってましたが、そんなことなかった。

以前に1/12スケールで出しているので、開発費はそれほど掛かっていないのかな。
発表された画像だとメタルパーツ率が一段とアップしてるっぽいので、作り心地がどんなものか興味がありますね。

156/85のA・B・Cの3タイプが出るようですが、私が今作っているのはタメオのイタリアGP仕様です。
MFHに負けないように頑張りましょう。 (無理ですが。)

 

前回の記事であれこれやってたホイールのセンターナットですが、ボルトは外径1.6mmの真ちゅうパイプに落ち着きました。
ステンレス・パイプに比べて肉厚だしシャープさに欠けますが、1.5mmじゃ細いし1.8mmでは太くて、ちょうど良い太さのステンパイプが入手出来ないので仕方ないです。


ボルトに合わせて六角ナットの穴を何度も開け直しているので、だんだん角が丸くなってきてシャープじゃなくなっちゃったよ・・・・
中空のボルトの中は実車は深い闇になっているので、奥に見えるピンは切り飛ばしておくべきですね。ハブとの接続は接着剤に頼ることにします。

で、今回の本題、ボディー・カウルの修正です。
スタイルに関しては概ねタメオの解釈で構わないのですが、


サスアームを置き換えたせいか、サイドポンツーンのカウル後端のサスアームを避ける切り欠きが、意味が無くなってしまってます。実車はギリギリ干渉しないぐらいのクリアランスなんです。

いったん、ハンダで埋めます。

ポンツーン後端もギリギリまで延長します。

↓左が修正前、右が修正後。

だいぶ伸ばしました。

実車のタイプBの特徴ですが、
前半戦仕様では切り欠きはポンツーンのカウルだけで上面カウルは分割線からまっすぐ伸びているんですが、タイプBでは上面カウルにも切り欠きが続いています。


これはポンツーンの後方が絞り込まれて、高さも低くなっているせいじゃないかと思いますが。
上面カウル後端も、前半戦仕様に比べて丸みのあるカットラインになってますね。

実はこのあたりのディティールはMFHの1/12モデルでは再現されてなくて、今度出る1/43キットでもパーツを見る限り再考証されていない感じもします。まあ、簡単に修正出来るところですけどね。

あと、もうひとつ、タイプBの特徴的な部分

ポンツーンの肩の部分は後方に行くにつれて角が丸くなって行き、エンド部分の側面は裾拡がりになってます。
実は上の画像は現存個体で、実戦当時と思われる画像ではここまでハッキリ裾拡がりに見えるものはありませんでした。

元々、タイプBは第12戦のイタリアGPで投入されて数戦を走っただけなのでネットを探しても当時画像は少なくて、ましてやタイヤの陰に隠れて見えにくい部分が分かる画像はほとんど無いですし、レースごとに微妙に違いがあったり、アルボレート車とヨハンソン車でも違いがあるので、自分ごときには満足な考証は出来ません。MFHの資料本も買いましたが、タイプBの写真は数枚しか無かったです。

なので、この特徴をどう扱うべきか悩むところです。現存個体はリビルドされて実戦当時とは違う部分もありそうですが、わずかに裾拡がりなのは間違いないので、模型的な強調表現として取り入れるのもアリかなと思います。

あとは全体的なスタイルですが


実車画像と比べると上面カウルの後方への伸びが足りないです。サイドポンツーンを延長したので辻褄合わせの意味でも伸ばす必要があるのですが、そうでなくても元々カウルが短いんですよね。

まずは、裾拡がりを再現してみて

上面カウルを延長。

こんなもんかな。今後少しずつ整形していきます。ここまで、ハンダを盛っては削り盛っては削りを何度も繰り返してます。一気に修正しようとすると元の基準が分からなくなるので、少しずつ進めるほうが安全です。

サスアームとの関係性は良くなったけど、せっかく作ったスタビライザーが収まらなくなってしまいました・・・・
ミッションへの取り付け位置を下げれば何とかなるかな。

問題点は次々と出てきます。

こんな感じなので果たして完走出来るのか?

不安ではありますが、一個一個、進めていくしかありません。

( タメオ/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )

 

 

さて、映画の話。
もう全国的には公開終わっちゃったかな、

「透明人間」

透明人間と言う題材は過去に腐るほど映画になってますが、元はH・G・ウェルズの名作SF小説。
これを原作とした映画は戦前に作られたものと、2000年製作のバーホーベン監督、ケヴィン・ベーコン主演のもの、そして今作の三本しか無いようですね。

戦前のは観たかも知れないけど記憶に無いけどバーホーベンの「インビシブル」は良く覚えてます。ストーリーのディティールは異なりますが薬品で透明人間になった主人公が悪さをして最後やっつけられるという本筋は原作と同じようです。

2000年に「透明人間」と言うタイトルはいささか古めかしいということで前作は「インビシブル」というカタカナタイトルになったようですが、2020年になって先祖帰りなのか今作は「透明人間」に戻ってます。

2000年版での薬品によって皮膚、血管、内臓、骨と徐々に透明化していく描写もすごかったんですが、今作では薬品でなく特殊なスーツを着ることで透明人間になります。

全体がゴルフボールのようなディンプルで覆われていて、無数のカメラレンズが付いています。これで撮影した周りの映像からスーツ全体に透明に見えるような画像を映して姿を消すわけですな。
「プレデター」とか「攻殻機動隊」の光学迷彩がヒントでしょうか。

まあ、薬品で透明化するのとリアリティーはどっちもどっちな印象ですが・・・
多少は、現在のテクノロジーの延長の先で可能かと思えそうなアイデアです。

今作では自殺と見せかけて姿を消した主人公が透明人間となって元妻にストーカーするというストーリーです。
そのストーカーぶりがホラーチックでなかなかスリリングで面白いです。
ラストは思わぬどんでん返しが・・・・。

元々、かなりのトンデモ設定なんですが決して笑いに走らない、終始陰鬱なトーンで描かれていてホラー映画としての品格を保っているのが良いです。
こういう所、邦画にも見習ってほしいなー。

 

 

 


ロックナット等 156/85B

2020-08-25 | Ferrari 156/85B

なかなか進まない156/85Bですが

リア・セクション一応形になりました。

ゼットモデル製のトランス・パーツをなるべく利用して、ショック・アブソーバはタメオのアフターパーツ
スタビライザーはパイプやら金属線をハンダで組み上げてデッチ上げ
あと、オイルクーラーが付きますがまだ付けてません

実車とは全然違いますが、あるべき主要パーツはなるべくあるようにしてます
ただ、カウルで隠れるので、前半部分・上面部分は見えないだろうと言うことで手抜きです。

ブレーキはこの頃カーボンディスクとスチールディスクを併用していたようです。
イタリアGPでどっち使ったか分からないけど、この画像だとカーボンぽいです。カーボンもアリかなってことでとりあえず黒く塗っておきます。

この画像でもうひとつ良く分かるのが、センターロックナット

キットに付いてたエッチング製のナットに穴を開けてみて

ゼットモデル製のホイールに合わせてみたけど

なんかちょっと物足りない。

70年代中盤から80年代中盤の頃、フェラーリはでっかいセンターロックナットを使っていて、模型的にはそれがチャームポイントでもあるんだよね

ジャンクの中から、別のエッチング製ナットを探してきた。

ちょっと大きめで、これのが良さげ。
残念ながら三つしか無かったので、一個は同じぐらいの厚さの金属板から切り出した。
キレイな六角形にするのは超難しい

ポンチで抜いて穴を開けたワッシャー、1.5mmのステンレスパイプを短く切った中空のセンターボルト

組み合わせると、こんな感じ

ホイールに組み合わせてみる

まあまあ、良い感じかな。
センターボルトが1.5mm径では細い気もするし、長さが足りないな。
ボルトが少し飛び出してる感じなんだよね。
ひと回り大きい金属パイプを調達したい。

あーあ、ホイールナットだけで何でこんな苦労しなきゃならんのだと思い、ゼットモデルの専用パーツがあればなぁ・・とか思い、

それを使って完成させたC4を久々に引っ張り出してきた


うーん、太ましいセンターボルトにでかいナット、良い感じです。さすがゼツモ製

ただ、ナットが分厚すぎるしそのせいでボルトが飛び出してないね。
手作りパーツでゼツモ製パーツを超えられるか?

それにしても。

ずいぶん昔に作ったこのC4、当時は全然満足出来る出来じゃ無かったのだけど、今改めて見てみると良く出来てるなー

今作ってる156/85Bと同様、古いタメオキットにゼツモ製パーツ組み合わせてるんだけど、今これを超えられる気がしない。
自分で言うのも変だけど、昔の自分・・・・ちゃんと作ってたんだな、と思う。

歳を取ったぶん作るの上手くなって行くかと思ったけど、若い時のほうが上手いってこともあるのですかね。

情熱とか根気とか、そういう気持ちの部分が大きいのかも知れないですけどね・・・・

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP 1985 )

 

 

映画「のぼる小寺さん」

本来ならオリンピックでボルダリング競技が注目されてるタイミングで公開の予定だったのかも知れないですね、映画館から人が遠ざかっている中でひっそりと公開です。

マンガ原作の映画ですが、ありがちなマンガ的、アニメ的な演出で無く、セリフも少なく淡々とした展開です。

無気力な高校生の主人公の男の子( 伊藤健太郎 )いちおう卓球部ですが、ボルダリングに打ち込む小寺さんに何となく惹かれます。

小寺さんはのほほんとした性格で熱中するボルダリング以外のことはまるで見えていないタイプですが、迷いのある同級生たちに少しづつ影響を与えていきます。


カメラ好きの子とか、


小寺さんに憧れて同じ部に入った虚弱っぽいヤツとか


あまり登校して来ない遊び人ぽい子とか

小寺さんと関わることで、やがてそれぞれが自分なりの道を見出していきます。

一応、青春スポーツ物ですけど派手な演出も驚きの展開も無い、日常系の落ち着いた映画。

ラストシーンはほっこりと、そしてとても美しい映像でした。

原作マンガのほうは小寺さんがもっと目立つ子に描かれてるようだけど、存在感の薄いぼんやりした子に変えたのは映画的に良かったと思いました。

小寺さんを演じた工藤遥、元モー娘。メンバーで卒業後は戦隊物などに出演してこの映画が初主演作。持ち前の身体能力を生かしてアスリート役を好演しています。
足はキレイですがエロスは全く感じない描き方・・・・このへんも、原作マンガからの改変かな。
私としてはもうちょっとエロく・・・・とか、不健全ですかスミマセン

24時間テレビで土屋太鳳の走る姿を見てて、胸にしか目が行かないオッサンです、スミマセン

 

 

 


リア・サスペンション・・・156/85B

2020-08-06 | Ferrari 156/85B

ちょっとブログ放置してるうちに梅雨は明けるわ、コロナ第二波でまたまた自粛ムード拡がるわ

人類滅亡へのカウントダウンのなか、言いたいことはいっぱいあるけどもうなるようにしかならないので模型作りますw

とは言っても、古いタメオのメタルパーツ見てるとあーでもないこーでもないと考えるばかりで一向に手が動かない・・・・

リア・アクスル部分、ミッション、サスアーム、アップライト、オイルクーラー
まとめて二つのパーツだけで再現されてますし

ミッション・エンドのモールドなんか溶けてるし

どっから手を付けたらいいのか

取りあえず、使うつもりのないサスアームは切り取る。

さあ、後には引けないぞ。

で、こうなりました

嘘です、MFHの1/20か1/12の完成見本です。

こんな風にしたい、という訳でもないけど、参考にさせてもらいます。

ゼットモデルのディティールアップ・パーツを使うというコンセプトなんですが、
初期の頃の製品だからか、サスアームなのにエッチングがすごく薄い。
プロバンスとかのF1マシン・モデルのエッチング・サス並みに薄い。

156/85Bのリアサス・アームって、アッパーは角型断面のように見えるし、ロアは楕円断面ぐらいに見える。板状では無いんだよね。


アッパー・アームは裏側に帯金をハンダ付けして厚くしましたが、これが意外と難しかった。
削って一体感を出そうとしましたが、こんな形なんで削りにくくて思った感じにならないな。

これだったらメタルのままでも良かったかもーなんて。

ロア・アームはハンダ盛り付けだけで丸みをつけました。片面だけです。
どうせ下のほうは良く見えないしね。


左右繋がってますが、こんな薄いエッチングでは剛性も期待出来ないので、切り離して使います。

ところで、タイヤ・ホイールですが、


キットのパーツはこんな感じ。
タイヤはそんな悪くないけどホイールのリムの表現は不足気味
スポークとリムを繋ぐフランジの表現も無いし、センターロック・ナットはエッチング。

手元にあったゼットモデルの80年代F1用ホイール・セット


リムは立体感があって美しいし、フランジのエッチングもあり。
ロックナットは本物っぽいけど、センター穴(小)のタイプなので、フェラーリには使えません。
そのほか、ブレーキディスク、キャリパーのパーツも付いてます。

156/85B用のパーツもデラックスVer.を買えば、ホイールセットのフェラーリ用も付いてたのかな。たしか、C4はそうだった。

まあ、ロックナットだけどうにかすればあとは同じだと思います。

とりあえず、組み立ててみた。

アップライトのボックス状の部分もゼットモデルのエッチング箱組みです。
ペラペラのエッチングには文句しか無いけど、それでも一切接着無しでもここまでカッチリ組み上がるゼツモ製パーツの精度の高さはすごいです。

何より、寸法がしっかり出ている筈なので、ホイールベースの調整や左右対称に気を使わなくても良いので楽ですよね。
ドライブシャフトを左右一本の軸にして、これが実質、車重、剛性を一切引き受けるようにします。ペラペラエッチングでも何の問題も無いです。

ただ、シャフトでホイールハブまで繋げようと思うと、このパーツ


ホイールハブとブレーキ・ディスクが一体になったパーツ、差し込めなくなるので


シャフトを外径1.5mmのステンレス・パイプに替えてみる


パイプなので、ハブをしっかり差し込めます。剛性・傾きも問題無し。


エッチング部分をハンダ付けして、ボディーに仮組みしてみる。


1.5mmのパイプは、ドライブ・シャフトにはちょっと太すぎるかな。
そんな見えなくなるので良いような気もしますが、軸受け部分だけパイプにして目立つロッド部分はシャフトで繋ぐ手もあるな・・・。

先は長い。

ものすごく長くなりそうです。


( タメオ1/43 フェラーリ156/85B 1985イタリアGP ) 

 

では、

映画の備忘録のコーナーです。

韓国映画 「悪人伝」

韓国映画って今イチ肌に合わなくて、ほとんど観ないんですけどね
話題作「パラサイト」は観に行ったけど、観なくても良かったなーぐらいの感想だったし

でもこれは面白いっていう評判を目にしたので、見飽きたジブリ映画観るよりは良いかなと思って観てみました。

予告編ではシリアスな犯罪映画だと思ってたんですが、ちょっと違いました。
シリアルキラーを捕まえるためにヤクザと警察が共闘するという、かなりぶっ飛んだ設定の、Vシネマとかにありそうなヤツでした。

シリアルキラーの部分は良いし、警察もヤクザもそれなりに面白く描けてると思うんですけど、堂々と警察とヤクザがチームを組んで捜査するってのがねえ・・・
雑な暴力描写も含めて、ちょっと付いて行けませんでした。

やっぱり韓国映画、合わないわー

とか言いながら

また韓国映画を観てしまう

「はちどり」

こちらは、中学生の女の子の日常を描いた静かな映画です。

80年代かな、今とは違う空気感、もちろん日本とは違うけどそれほど違うとも思えない若者を取り巻く世情など

少女に起きる小さな事件の積み重ねですが、それを乗り越えて少しだけ成長する姿を淡々と描いています。

ひとつひとつのエピソードを説明し過ぎることなく、でも丁寧に描いているので、色々考えられて面白かったです。

でも、韓国語で大声で怒鳴りだすのが苦手だなー 韓国語なのは仕方ないけど

やっぱり韓国映画は肌に合わないかな。

でも、この映画は良かったですよ。