goo blog サービス終了のお知らせ 

43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

修正は続く / F187

2021-09-17 | Ferrari F187

サフを吹く。

今、メタルキットで使うのはホルツの実車用を缶スプレーから抜いてエアブラシです。

容器に移してしばらく放置、そろそろガス抜けたかなと思って撹拌したら一気にブクブク泡立ってテーブルに流れ出たわ
未だにド素人みたいなことやってます、皆さん気を付けましょう。
缶スプレーを抜いてすぐ回転式じゃないポリキャップみたいなので密閉したらダメですよ、

飛ぶぞ。

 

サフを吹くと何だかここまでのグタグダが全て覆い隠されたような気分になって少し上がりますね

でも良く見ると・・・

ふくらみからくぼみへと滑らかにカーブしてなきゃいけないのに、削った跡が見え見えです
窪んだ部分の整形は難しい。

こちらの、ショルダーラインのふくらみは何だか角張ってます

くぼんだ部分も線が入ったような削り跡が。

このサフは捨てサフなので、一旦全部削り落としても良いつもりで整形し直しです。

早く赤く塗りたいけど、まだまだなんです。

アンダーシャシーのほうも、整形を進めないとね。

リアエンド、ディフューザーと言いますか跳ね上がったところ
分厚いなー、薄々するしか無いですね。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画

「サマーフィルムにのって」

単館系作品ながら評判が良いみたいで国内外の色んな映画賞に出品されて話題になってましたね。

私のとこでもミニシアターでの公開となりましたが、観に行ったら珍しく混雑しておりました。久々に、隣の席にほかの客がいる状態での鑑賞となりました。

都会の人には信じられないかも知れませんが、田舎の映画館だとそこそこ人気のある映画でもほぼ隣の席を空けた状態で観れるんですよ、
今はコロナで規制もありますが、私はここ数年で隣に人がいたことはついぞありませんでした。

まあそれくらい今作が注目を集めてるってことですけど、さて私の感想はと言いますと、「カメラを止めるな」みたいな完成度を期待すると違うかなと言う感じですから
観る人を選ぶかな?ってところはあるかもと思いました。

高校の映画部で脚本を書く主人公・ハダシ(真ん中の子) 

文化祭に向けて部が製作する作品は彼女の時代劇とは別の、キラキラ恋愛ストーリーの脚本が選ばれ凹んでましたが親友二人(ブルーハワイとビート板、あだ名がみんな面白いw)に励まされ、自分たちだけで自分たちの映画を撮ることにする。

その気になったのも、偶然見つけたイケメンが、ハダシが撮りたい時代劇のキャラにぴったりだったから。このイケメンを口説き落として、ほかの仲間も集めて映画作りがスタート。

ここからはもうありがちな青春ドラマ、紆余曲折ありながらも映画作りは進んでいくわけですが

最近のトレンドであるタイムリープ要素も折込みながら、映画愛に満ちた青春ストーリー
まあ映画ファンを満足させる内容てんこ盛りってとこですね。
話題になるのも分かりますが・・・

正直、ストーリーの切れ味はそれほど無くてあくまで青春グラフィティーですな。むしろタイムリープ要素は邪魔だったと思います。

主人公たちのライバルになるキラキラ映画を撮るチームですが、今風と言いますかライバルでありながら全然良いヤツらで、

大抵この手の美人お嬢様ライバルは性格腐ってたりするもんですが、この映画じゃ全然いい子。憎たらしいほど甘ったるいキラキラ映画撮ってるモブキャラかと思いきや自分なりの映画への拘りがあったりして、主人公の背中を押します。
このあたりは良かったなー

主人公のハダシを演じた伊藤万理華は元乃木坂46の子で、まりっか17の動画を見て覚えてるぐらいでその後は全然知らなかったんですが、今もう25歳かあ
しっかり高校生にしか見えないけど、美人ともアイドルとも程遠いキャラですがその分味がありますね。

粗っぽい作りの映画、作品そのものが自主製作並みの出来ですが、それが却って内容と合ってましたね。面白い映画でした。

 

ちょっと前に観て、紹介してなかった映画

「RUN」

生まれつき体が弱く、歩くことも出来ず喘息の発作もある主人公

学校にも通えず自宅に閉じこもりがちだが、勉強を頑張って大学へ入学が決まるのを心待ちにしている。

ふとしたことで自分に処方されている薬に不審な点があることに気付き、実は母親が自分を拘束するために悪い薬を飲ませていたことを知る

逃れようと画策するが母親に気付かれ、恐ろしい真の姿を現し・・・

というホラー映画です。

一種のシチュエーション・ホラーと言えます。歩けない主人公がどうやって危機から逃れるのか。

割とあっさりと結末を迎えます、面白かったけどちょっと物足りない感じ。

主人公を演じた女優さんは実際に足が悪いそうですね。

宣伝文句に「Search/サーチ」の監督・・・・とかあったので、そっちも配信で観てみました。

全編、PC上の画面、すなわちネット画面、チャット画面、ニュース映像、再生動画などのみで構成された映画。この手法自体は目新しい訳では無いけど映画はスリリングな展開でどんでん返しもあり面白かったです。


サスアームなど / F187

2021-09-07 | Ferrari F187

コロナワクチン二回目接種から10日経過。
翌日ぐらいまでちょっと痛かった以外に発熱などの副反応はありませんでしたが、きっと抗体も出来ただろうからひと安心。
でも自分の住んでる町ではほとんど感染者は出ていないので、そもそもそれほど不安も無いのですが。

田舎は平和です。

F187のサスアーム。
基本的にゼツモのエッチングを使うつもりですが。

これ、フロントのアッパーアームなんですが、不思議なクランク。どうして欲しいのか一瞬分からなかったですが、どうやらホイールハブの中心軸にしなさいってことみたい。

でもアップライトやセンター軸はしっかりしたものにしたいので、ゼツモの別売のアルミパーツをブレーキダクトに接着。アルミパイプ輪切りを噛ませてオフセット量を稼いでいます。

適当に作っちゃったので、あとでホイールをグレードアップしようと思ったらオフセット量が足りなくて断念するというオチ。気が向いたら作り直します。

エッチングのサスアームはこの時代のマシンとしては薄過ぎるけど、今回はハンダを盛らずにそのまま使うつもりです。

エッチングの折り目だけは面倒でもハンダで補強しておきます。折り目で切断してしまう事故を防げます。

ブレーキダクトもエッチング二枚重ねで立体感薄いですが、シャープさ優先でこのまま使うつもりです。

リアのサスアームですが、ロアアームはキットのまま使おうと思います。

一番見えなくなるサスアームだし、このまま使えばアップライトも付いてるし楽だよねー

アッパーアームだけゼツモのエッチング製

ドライブシャフトは一本軸のリジットです。強度や車高決めに有利ですもんね。
ブレーキローターは二枚だけゼツモのエッチングセットにありました。フロントと同じアルミパーツを使いたかったけど、ドライブシャフトを直接ホイールに接続することを優先しました。
どうせホイール内なんてほとんど見えなくなります。
(だったらフロントも無駄なことすんなって話ですけど、そこは気分次第ですの。)

あと、ちょっと気になってたサイドのラジエター用アウトレット。

開口部を少し広くします。

段差を彫り込んで・・・

金属板でフタ。
このフタ、レースごとに大きさが違ってます。鈴鹿は割と高速サーキットなのでフタは大きめですな。
ラジエターはゼツモのエッチングなんですが、上の画像のメタルのモールドと同じようにしか見えないな。別のにしようかな。

概ねボディーの設えは終わったので、ポリパテでキズや整形跡を埋めて行きます。

また夏を越したけどタミヤのポリパテ生きてました。主剤は何年か経ってますが、硬化剤は去年のものです。どうも硬化剤のほうが先にダメになるみたいです。硬化剤だけでも買えます。

ちゃんと硬化しますが、硬化前のヌルヌル感があまり無くてねばつく感じもします。やっぱり少し劣化してますかねえ。

ま、ちゃんと硬化してくれれば何とかなります。この後サフを吹いてさらにパテ修正かな。

のろのろと、でも少しは前進していると思いたい。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

さて、映画

「子供はわかってあげない」

また、マンガ原作かあ
この程度のお話、オリジナルで作れる映画人はいないのかな。
マンガの人気の後ろ盾が無いと作らせて貰えないのかな。
多くのマンガ作品が映画化のために待機していると考えれば、それは映画界にとっては良いことなのかな。

それはともかく、この映画良かったです。
ストーリーは、女子高生が男子と出会い、彼の従弟が探偵やってると言うので実の父親探しをすることになり、夏の数日間を実の父と過ごすというシンプルなお話なんですが

まず、上白石萌歌が良い。水泳部ということで水着姿披露もありますが色気のカケラもありませんが、それがまた良い。
真剣になると笑ってしまうという変な子ですが、笑う場面含めて自然な演技、上手いです。

実の父親の豊川悦司
今は新興宗教の教祖をやってるということで、どんな人物かと思いきや、天然のとぼけた中年オヤジ

突然やってきた娘に戸惑いながらも父親らしいことをしてやろうと悪戦苦闘する姿がなんとも微笑ましい。

それぞれが難しい家族問題を抱えながらも終始笑顔が絶えない明るい展開で、それでいて最後はちょっと切なくなったりする、心温まるひと夏の物語です。

今年観た邦画のなかで、今んとこ一番かなー
時間が合えばリピートしたいけど、そういえば今年はまだリピートした映画一本も無いな。

 

「鳩の撃退法」

文学賞を取った小説家だが落ちぶれて富山でデリヘルの送迎係をしてくすぶっている津田(藤原竜也)

ある日、もらったトランクの中から大金が出てきてビックリ

やがてその金をきっかけにある事件に巻き込まれていく・・・

という話を、東京のバーで担当編集者の鳥飼(土屋太鳳)に話して聞かせる、というスタイルのストーリー

果たして、この話は事実なのか創作なのか

鳥飼は富山へ行き、事実かどうか確認しようとするが、津田の知り合いでカフェ店員の沼本(西野七瀬)の話だけでは真実は見えてこない。

皆が恐れる謎の人物・裏本通りの倉田

その存在すら事実なのかどうか。

またまた豊川悦司W

不思議な映画でしたが面白かったです。豊川悦司の演技の懐の深さ味わえただけでも観る価値ありましたわ

観終わってもハッキリとした答えが出るタイプの映画じゃないので、あーだこーだと考えをめぐらす楽しみがあります。

賛否分かれそうな意欲作ですが、個人的にはこういう映画、好きです。

 


ノーズとウイング / F187

2021-09-06 | Ferrari F187

パラリンピックも終了しましたね。
私は特に関心があったほうではないですが、水泳や車椅子テニス、ブラインドサッカーなどは見てみました。
ハンデキャップとか関係なく、単純にアスリートとして素晴らしいなと思いました。そしてやっぱり、ベストを尽くした選手の表情は素敵です。

パラスポーツはフラットな気持ちで観るのがなかなか難しくて、障害があるのにすごいですねとやたら持ち上げるのも変だし、かと言って障害に触れないように過度に気を使っているのも何だか嘘臭いし、批判や無関心は良くないという圧力も面倒くさい。

そういう点では今回のパラリンピックは多くのテレビ中継があった中でも妙な気遣いや称賛でなく、純粋にスポーツとして解説する関係者やキャスターが多くて安心でした。

色々なデリケートな問題もあるでしょうけど、個人的にはパラと一般のスポーツの垣根が少しずつ無くなっていくのが良いと思います。

 

さて、久しぶりにF187

フロント・ウイング

キットのは一体式のメタルパーツ。左右の繋がる部分はボディーの一部でもあります。

収まりの良いパーツで、ノーズ下にはめ込むと水平も平行も出ます。このまま使いたかったんだけど、接着してしまうと塗り分けとか研ぎ出しとか大変になるよね。
かと言って、そのまま後付けだと繋ぎ目とか目立って変だろうし。

前方に大きな隙間で出来るのはノーズを短縮してウイングの位置も後退させたせいで、それ自体は問題ではない。
実車はノーズが少し持ち上がっているのですがキットはノーズ先端までフラットボトムになっていたので、ノーズ下面を少し削ったため段差が出来ています。

迷ったのですが、やはりウイングは左右別にして後付けするしかないなあと

切り離してしまった。

ウイングはともかく、フラップはこの厚みだしウイングと融合しているので使えない。

翼端板はゼツモのエッチング製を使いたい。

翼端板も切り取る

フラップも切り取る

うーん、ウイング部分だけしか残せないか

何なら、ゼツモ製のエッチング折り曲げ式のウイングもあるんだけどね

これは立体感が乏しいしフラップがウイングと重ならない構造だし、コレも左右繋がった一体式で、切り離して使うほどのモノでは無いので使う気になれない。

メタルのウイングにピンを立てて、差し込み式にするしかないな。

ウイングのパーツをはめ込む切り欠きはエポパテで埋めます。

ここへ来てメタルを溶かして盛るのは怖くて出来ない。
プラ用のエポパテは硬化後も何だか弾力があって好きじゃないけど、金属用のエポパテは硬過ぎるし、ポリパテや光硬化パテは脆いので他に選択肢がない。

裏返しで分かりにくいけど、パテ硬化後にノーズ底面が少し前上がりになるように削り込みました。

ノーズが薄くなり過ぎた・・・

このマシンのフロントウイングって、いわゆる中翼と言いますか、

底面より割と高い位置から翼が生えているんです。

ノーズが薄くなり過ぎると、メタル製の厚目のウイングパーツということもあって、ウイングの底面がノーズと同じ高さになってしまう。

そこで再びエポパテを盛って、ノーズの上下長を稼ぎます。

チカラ技でボディーを少し上向きに曲げたので、これでもまだノーズ下面は少し上向きであります。ウイングのピンを差し込む穴はパイプを埋めてあります。

盛っては削り、盛っては削り・・・

いつになったら終わるのでしょう?

時間掛かってる割に、何も進捗しません。完成出来るんだろうか?

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

さて、映画
「ジャングル・クルーズ」

おなじみディズニーランドに昔からあるアトラクションの映画化です。

アトラクションは経験が無くてよく知りませんが、映画はなかなか壮大なアドベンチャーです。
20世紀初頭、アマゾンにある謎の巨木に咲く花を求めてイギリスの科学者姉弟が冒険に出ます。

現地で雇った腕利き船長がドウェイン・ジョンソン演じるフランク。
追ってくるドイツ帝国の潜水艦と戦ったり原住民に捕まったり、二転三転しながらフランクの秘密やかつてのスペイン探検隊にかけられた呪いなどの謎が明かされつつド派手なクライマックスへ・・・

とまあ、よくある冒険活劇です。

インディ・ジョーンズほどでは無いけど、ロマンシングストーンやハムナプトラぐらいの面白さではあります。
今の時代はCGで何でも出来ちゃうのでアクションやファンタジー映像はどんなにすごくても驚きませんが、エミリー・ブラントとドウェイン・ジョンソンという売れっ子二人のお陰で見ごたえのある娯楽作品に仕上がってましたねー

ファンタジー要素多めなのが自分的には不満(魔法や呪いが出てくると何が起きても突っ込めなくなっちゃうのがつまんない)でしたが、楽しい映画でした。

 


サイドポンツーン / F187

2021-07-24 | Ferrari F187

永らく放置してました。特に理由ありません。怠慢です。

ルマン出場車を作る企画に参加予告してましたが、気が付いたらエントリー締め切り過ぎてました。申し訳ない・・・。あそこの企画、過去にもエントリーだけして作らず終いを何度もやっててホント重ね重ね申し訳ないな。

さて、何やかやで放置していたF187ですが

ボディーぶった切りで消えてしまったカウル分割線

アンダーフロアが薄くなる位置に繋がるものだと思って適当に掘ってみたけど、角度が寝過ぎているのが変なので少し前方に掘り直してみたところ

実は正解はこの中間ぐらいの角度みたいなんだけど、まあいいや。

で、フロアが薄くなる位置は分割線のちょっと前あたりらしいので、メタルを盛ったり削ったりして修正。

上下をピタッと合うようにするのが難しい。

メタルを盛るのは溶かしたメタルをちょこっと付けただけではダメ。接着剤並みに強力にくっつくけど、実際は溶着してないので削ったりしてるとポロッと取れます・・・

母材をしっかり溶かさないとダメなんで、何度もやり直してます。やり過ぎると母材(本体)が原型をとどめなくなってしまうし、メタル盛りは何度やっても上手くなりませんわ。

ある程度、修正が終わったら形を整えて行きますが

分かりますかね

サイドポンツーンの肩の部分、つまり水平面からサイド面への丸くなってるとこですけど、結構丸いですよね

これはMFHの試作品の画像ですけど、実車はこんなに丸みがきつくありません。

サイド面がコークボトルに絞り込まれる始まりの部分も、比較的緩いカーブで絞り込まれていってます。MFHのは絞り込み始めの部分もきついですよね。

まあMFHのは完成前の姿だし今後整形の余地を残してあるとも言えるし、赤く塗ると意外とカドが丸く見えるのかも知れないし、そもそも他のキットのことはどうでも良いんですが、
タメオのキットもそれなりにカドがきつい感じでしたので、ガシガシ削って丸めて行きます。

ちょっと丸くし過ぎたかなあー?という感じです。

ヤスリ1ストロークで削れ過ぎてしまうので、この後まだ修正を続けます。

こんなことに拘ってると、いつまで経っても進みません・・・

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

だいぶ前に観た映画です。

「BLUE」

もう配信始まってるかな。
ブルーと言うのはボクシングの青コーナーのことです。弱いほうが青コーナーになる習慣らしいですね。

松山ケンイチ演じる瓜田は負け続けのボクサー

ボクシングが好きで理論やコーチは得意だけど、実戦で勝てないタイプ。

友人の東出昌大(役名忘れたw)は日本チャンピオンを狙えるほどの実力だがダメージによる脳障害があり、選手生命の危機。

柄本時生(役名忘w)、 モテたいためにボクシングやってますと言いたいだけの練習生
始めはヤル気無しだったが徐々に真剣にボクシングに取り組み始める。

決して華やかな場所までは辿り着けない底辺のボクサーたちの葛藤を描いたドラマです。

主人公の幼馴染で東出の彼女役の木村文乃さん、キレイです好きです。

ボクシングの試合場面は意外と迫力あって良かったです。みんなそれなりに体作ってきてるみたいですし。

松山ケンイチは「デスノート」の頃から知った俳優ですが、こんな役もやれるようになったのね・・・
成長に驚きます。

東出は、醜聞でテレビには出られない状態ですが雰囲気を持った俳優さんなので映画で頑張って欲しい。柄本時生は情けない役だけれど、やっぱり上手いですね。

めちゃめちゃ熱いわけでも無いしドラマチックな事件が起きる訳でも無い、青春の終わりを静かに描いた映画ですがとても良かったです。

 

「猿楽町で会いましょう」

駆け出しのカメラマンが読者モデルをやっている女の子と知り合い成長していく物語

なんか良い映画の予感したんだけどな、昔のポルノ映画みたいなもんでした。

純情そうな女の子が実は嘘まみれのすれた人間だったという話で、あまり救いがありません。

今年の残念映画一等賞候補でした。


サスベース

2021-06-21 | Ferrari F187

F187のサスベース、厳密に言えばアッパーアームはサスアームをボディーに直付けしているのでサスベースなんですが、

この頃はまだロアアームはボディーの奥のほうで接続しているので、サスベースと言うよりサス穴のカバーってとこですかね、
で、この金属板が3点留めの不等辺四角形と言いますか、独特の形なんですが

ゼツモのディテールアップパーツのは菱形だし、他のエッチングセットの在庫探してみてもそれっぽいカタチって無いよなあ

タメオのリニューアルキットやMFHではもちろんちゃんとそれらしい形になってるんですけど・・・
自分で作れないこともないカタチではあるけど、残念なカタチになるような気もする。

こだわり過ぎるのも嫌なので、敢えてゼツモのパーツをそのまま使います。

タメオのリニューアル版やMFHだと、この金属板を貼り付ける部分が一段窪んでいて、エッチングの厚み感が無くなるようになってるみたいです。

前に156/85Bを作った時は塗装面にそのまま貼り付けたので、フィット感が無かったんだよねえ、
その反省を踏まえて、今回はエッチングに合わせてけがいて窪みを掘ってみます。

掘り過ぎたなあと思ってたけど、エッチングをはめ込んでみるとピッタリ。これだと塗装の厚みで深さも面積も足りなくなるかもなあ・・・

要検討課題です。

( タメオ1/43 フェラーリF187 日本GP 1987 )

 

さて、東京大阪ほかが宣言解除されて映画館がまた営業できるので、延期されていた話題作が一気に公開されます。

そのあおりで、比較的収入を期待されてなくて宣言中の穴埋め的な扱いで公開されていた二線級の作品が公開終了になっちゃいます。

終了前に観とかなきゃって感じで色々観てます。

いずれも分かりやすい娯楽作品、アメリカでそこそこヒットしてる作品なのでおススメではありますがいかんせん上映期間がもう終わりそうです・・・

 

「グリーンランド」

地球に接近してきた彗星の破片が世界各地に落下、恐竜を絶滅に追い込んだレベルのやつも落ちるらしいってんで、パニックですよ

アメリカ政府に選ばれた一部の市民がシェルターに召集されますが、主人公の三人家族はシェルターに辿り着くまでに様々な混乱・困難に巻き込まれ家族がバラバラに・・・

地球絶滅の危機に戦う国のヒーローでなく、避難して生き残ろうとする家族に焦点を置いた物語です。
ハラハラドキドキで楽しかったです。

 

「アオラレ」

たまたまクラクションを鳴らした相手が、凶悪な殺人鬼だった・・・

よくある殺人鬼に追い回される映画です、昨年来のニュースのせいであおり運転の恐怖を描いた映画かと思ったら、最初にあおったのは主人公の美人ママさんでした

美人ママさんですが、遅刻の常習犯でいつも慌ててるから運転は荒いし面倒くさがりでスマホにはロックも掛けないわで、被害者にも落ち度があるってヤツですかね、

相手は殺人鬼なので怒らせたらもうあおり運転のレベルじゃありません、クルマぶつけて来るわスマホ盗んで知り合い片っ端から殺すわ

犯人役のラッセル・クロウ、太ったねえと思ったらかなり着込んで演じたらしいね

殺人鬼に追われる映画は見飽きるほど観てますが見飽きませんねえ、楽しかったです

それにしても、「グリーンランド」のジェラルド・バトラーとこっちのラッセル・クロウ、どっちがどっちか区別付かなくなってきたw

 

「Mr.ノーバディ」

平凡な日常を送る冴えない中年男性が、家に強盗に入られ娘の大事なペンダントを盗まれたことで、取り返しに行くことに。

しかし強盗夫婦にも可愛い赤ちゃんがいたことで復讐を思いとどまるが、火が付いた暴力衝動は収まり切らず・・・

実はオッサン、タダ者じゃなかったのよねー

正義の味方の枠をはみ出た暴力大好きオヤジの痛快アクション映画なのでした

血は争えない、オッサンの親父さんも撃ち合い大好き、見たことある顔だと思ったらBTTFのドクですよー82歳、お達者ですな・・・

B級アクションですがツボを押さえつつ突き抜けた演出も随所にあって、これも楽しい映画でした。

 

コレはまだ公開始まったばかりなのかな、

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」

公開が一年延期されたんですかね、ようやく公開されたらタイトルもキャッチコピーも変わってるw

音を立てたら死ぬのか生き残るのかどっちだよwww

一作目を見たのは三年前でしたね、
同じ家族が引き続きエイリアンと戦う続編です。

前作がヒットしたのは音だけに反応するエイリアンが相手なので、音を立てないというワンアイデアがウケたんだと思いますけど

それで聴覚障害の主人公の娘の存在に意味があったり展開のキーになったりしてたんですが、今作も同じ設定ながらそのへんの緊張感はすっかり無くなって音は立てまくるし会話も出来るし

娘が聴覚障害なので主人公家族は全員手話で会話してたのに、新しい仲間のオジサンは手話は出来ないので普通に喋ります。娘も声は出せるので喋るし、もう前作の設定無視したいのねw

まあ、三回ぐらいは椅子から飛び上がるくらいビックリしましたからそれなりに緊張はしてたんですかね、大きな音でビックリさせるのはズルい気もします。

前作もそれなりにツッコミどころは見え隠れしてましたが、今作は開き直ってフツーのモンスターアクション映画にしちゃった感じですかね、退屈はしなかったけど褒められた出来ではありませんでした。
時間とお金が余ってたら観てみて下さいーぐらいの映画でした。

今回はここまで。


タメオのF187

2021-06-08 | Ferrari F187

「そーうじゃった、そうじゃった。」

MFHのF187ばかり意識してましたけど、タメオも以前F187のリニューアル版出してたなと思いだして

あれ?まさか買ってなかったよねと慌てて在庫確認してみたけど大丈夫、買ってませんでしたよ。
そこまでモウロクしてませんて。

と言いながら、最近オクで欲しかったキット見つけちゃうと脊髄反射で入札しちゃって後からもう買ってあったこと思い出して冷や汗なんてことが無くも無い。

親が認知症やむなしな年齢になったということは自分もいずれそうなるんだよなと、だんだん心配になってきます。

ちなみにタメオのリニューアル版てどんな内容だっけかなとググってたら、以前デモドリさんが作られてた。参考になります~

見てた筈なのにヤバいですね、記憶力はじわじわと蝕まれているようです。

以前のタメオはエッチングパーツを追加しただけとかのいい加減なリニューアル版もありましたがF187は完全新規でリニュしたみたいですね、
もしこれから作ろうと思っているかたおられましたら、タメオのリニュ版を強く推奨します。
新品価格1万円ぐらい、以前はもっと安かった気もしますが・・・・MFHのフル・ディティールが数千円高いだけで買えるので迷うところですがプロポーションモデルのが良いと言う人ならタメオも良いでしょう。

で、旧版のしかもジャンク品を弄っている自分て何なのという気もしますが

深く考えると迷ってしまうので止めましょう、乗りかけた舟です。

 

ノーズ周辺の修正が終わったら、まずはモールドの掘り直し

ノーズコーンの分割線は適当に、丸いフタはポンチで、四角いフタのモールドは初めから無かったので資料画像見ながら。
左右対称になるようにと慎重にケガキますがなかなかうまく行きません。
メタルは少しズレたなと思ってもすぐ横に掘り直すのも可能なので、何度もやり直します。ためらい傷だらけに・・・

エンジンカウルの分割線は比較的簡単。

ただ、カウル上部は最初分割線で切り離そうとエッチングソーで切り込んでいたので溝が広がり過ぎ。少し埋め直しが必要かな。

何度も同じような画像ですが
だいぶ88cに似てきたでしょ?

F187と/88cは果たして本当に同じなのかという議論はあるようですがバルジなど部分的な違いはあるもののモノコックやカウルの寸法・デザインは同じということで良さそうです。

ちょっと気になるのがこのミラー

ボディーとキレイに一体化していますが、

実車は、もうちょっと別体のように見える。

上から見ると、確かにキレイにフィットしていますが

鏡面もしっかりとしたオーバル型だし、半球型のミラーボディーを少し埋め込みつつ前方をボディーと滑らかに繋がるようにしてるんですね。

うーん、気になり始めたのでこれは作り直しの案件ですな。

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

F187の資料はMFHのジョー本田写真集がありますが、ディテール画像あまりなくて、「GP Car story」というムック本がアマゾンのKindle読み放題で無料で見れるんですがPCだと拡大して見るとか出来ないのが難点。スマホやタブレットなら拡大出来るんですけど、自分やり方が分からないだけかな?
おじいちゃん最新ツールが使いこなせません・・・

 

映画

「21ブリッジ」

ちょっと前に観た映画なんですが、書き忘れてたよ。

ここんとこアカデミー賞関連の作品の紹介が続きますが、この映画自体はアカデミー賞関係無いんですが主演のチャドウィック・ボーズマンが別作品で主演男優賞にノミネートされた関係で今年3月ごろ公開になったみたいです。

結局、オスカーは前回紹介した「ファーザー」のアンソニー・ホプキンスが受賞、ボーズマンは昨年8月に癌により死去しています。

で、この映画が作られたのは2019年。すでに癌が進行していた頃ですのでやつれたようにも見えるし声にも元気が無い感じ。

映画は、ダーティーハリーばりの刑事が美人麻薬捜査官とともに二人組の強盗殺人犯を追って夜のニューヨークを駆け回るという正統派のアクション映画です。

派手なドンパチの場面はさすがハリウッド映画という迫力、息もつかせぬスリリングな展開。やがて逃げる犯人を調べるうちにこの事件には裏があることが垣間見えてくる。

面白いんですが最近はテレビドラマでもこれぐらいのレベルの高い事件物多いですからね、公開までの時間からしますとボーズマン追悼とかアカデミー関連が無ければ劇場未公開とか単館上映で終わったかも知れない作品ですね。

20年前なら骨太の刑事アクション映画として評価されたでしょう、逆に言えばこういう面白い映画が地方でもスクリーンで観れてラッキーでした。

ボーズマンは「ブラックパンサー」が有名ですよね、私はマーベル物あんまり観ないので多分この映画で初めて彼を見ましたが良い俳優さんですよね。

享年43歳、若過ぎます。冥福を祈る。

 

 


形が変わって行く / F187

2021-06-03 | Ferrari F187

F187ですが、切断したところをメタルで繋いでいきます。

たっぷり盛って繋がったかなと思っても、裏から見ると

全然溶けてなくてうまく繋がってないわね
この後、裏からも溶かして融着させました。

たっぷり盛ったのでヤスリで削るよりノミやナイフなどの刃物で削るほうが楽。
ノミは重量がありよく切れるので作業が捗ります。
基本的には隙間を埋めるだけなので、盛った分のほとんどを削ることになります。
削り過ぎた分はパテで修正でも良いけど、なるべくハンダを盛り直してまた削ります。

88年型と比べてみると・・・

サイドポンツーン後半のコークボトルに絞り込まれた部分も少し削ったので、ポンツーン自体は近い感じになってきた。
ノーズは明らかに長すぎます。

前回の時より、さらにフロントウイングを後退させてます。


ノーズの先っぽがウイングの前端より大きく飛び出していますよね・
それでもまだ88年型よりウイングが前です。
88年型の完成品はあくまで参考にしているだけで、必ず形を揃えなければならない訳でも無いですけどね、資料画像などと見比べながら似ている感じになれば良いかなと

ただ、全長が大き過ぎるのはやっぱり変なので、ノーズ先端を2mmほど切り落としました。

それっぽく整形出来るかなー?

ここまでのところ、メタルだけで盛った削ったして修正進めてます。もう、オリジナルの形も正解も分からなくなってきました。
いーんです、模型の形なんてホントのところ正解なんて無いんです、実物を正確に縮小しても同じに見えないっていうし、デフォルメも表現方法のひとつですし。

どこのどなたがどんな状況で水没させちゃったキットだか知らないけど、今度はオークションで売り飛ばされて下手糞モデラーの手に掛かって切り刻まれて変形させられて・・・・

数奇な運命を辿るキットの行く末やいかに。

つづきそう。

(1/43 タメオ フェラーリF187 日本GP 1987)

 

さて、映画紹介。

「ファーザー」

広いマンションの一室で老後を過ごすアンソニー
長女のアンが身の回りの世話をしてくれるが、次々と奇妙なことが起こり・・・

という、お話です。

認知症が進んでいることは序盤から分かりますが、映画なのでどういう仕掛けがあるのか、ハラハラです。娘夫婦が何かを企んでいるようにも見えるし思いがけない真相が隠されているようにも見える。

やがて混沌は深まりミステリーでは無いことに気付きます。
全ては、認知症が悪化したアンソニーの視点から見えている現象なのだ。

主人公が奇妙な体験をして自分がおかしくなったのかと混乱して実は謀略だったという映画はよくあるけど、認知症からの視点をそのまま映像化した映画というのは珍しいかもね。

実は私の母親も、この春の入院・手術からかなり記憶の混乱が見え始めて認知症の兆候が出てきてますんで、この映画はちょっと、他人事ではありませんでした。

重いテーマを扱った映画ですが、名優アンソニー・ホプキンス(役名と同じ)の軽妙な演技もあって面白く見れる映画でもあります。

次女に似ているとアンソニーが心をときめかせる若いヘルパーさんが素敵。

イモージェン・プーツ、初めて見る女優さんかも。
wiki見てみると「28週後・・・」「Vフォー・ヴェンデッタ」で見てる筈だけど15年ほど前だわ。今31歳ならティーンの頃ですから分かんないですね。

地味な作品ながら、しっかりとしたテーマ、面白い展開、名演技にキレイな女性と、私の評価ポイントを押さえた映画です。アカデミー賞受賞作品はそんな面白くないと思ってましたが、年のせいか良いと思えるのも増えてきましたねー、最近。


砕け散るところを見せてあげる

2021-05-27 | Ferrari F187

映画
「砕け散るところを見せてあげる」

高校でイジメに遭い心を閉ざしている下級生の少女を、クラスの人気者の主人公が助けたことから付き合うようになるが、やがて事件に巻き込まれていく・・・

というようなお話です。

主演はイケメン中川大志と、元E-girls の石井杏奈。

石井杏奈は女優デビューの頃から好きなんですが、この映画では陰キャラでカワイイと言う設定でも無いので、あまり魅力的には見えない。
女優さんとしては大変な役柄ですよね。

上のポスターでも、横顔はキレイなのに一番上のポスターでは殴られてボコボコの顔を使われてるし。

汚れ役と言いますか、ひどい姿を晒さなければいけない役に挑戦するのは女優さんとして覚悟がいることだと思いますが、報われないと可哀想ですね。

映画の出来は微妙です。

冒頭、北村拓海のモノローグから始まり、時代が何十年か遡るトリッキーな展開で色々想像しながら観るという楽しみはあるんですが、この構成の効果はそれほどでも無いかも。

高校時代のエピソードから事件、その後の展開のバランスが良くないんですよね。
事件やその後の展開のほうが驚きの展開なのに、高校時代の恋愛エピソードが助長過ぎて後半駆け足、冒頭エピの回収も急過ぎてその割にサプライズ効果も薄いんです。

脚本て難しいなあとつくづく思います。

ストーリー面白いし役者さんの演技も頑張ってただけに、脚本がもう少しどうにかならなかったかな、原作があってそれを尊重しようとすると難しいのかなとも思いますけど。

コロナ禍で公開が延期されてたせいか、撮影されたのは2年以上前らしい。
チョイ役出演の北村拓海もまだ若いですね。

今や朝ドラ女優として大ブレークの清原伽耶も、初々しいっす。

全体としては面白かったでしたが、脚本・構成が今一歩というのが惜し過ぎる映画でした。もう少し脚本を直して、ファンタジー風味を増やして、ついでにカワイイ子をいっぱい映してくれたら、私のお気に入り映画になったと思います。

少ししか出てないけど清原伽耶が一番可愛かったっす。

 

さて、本題の模型なんですが実はあまり手が動いてません。

母の病気などもありまして、ちょっと心が弱っているようです。

手が動いていないと言いながら、あれこれ手を付けているので順次紹介しときたいんですが、どれも中途半端で記事にもしにくいんだよねえ・・・

まあ、書きかけた以上、F187について書いておきましょうか。

 

前回、前に187/88Cを以前に作っていたこと、同じ車なのにキットは新たに作り直されていることを書きましたが、どれくらい変わっているかと言うと

サイドポンツーン前端で揃えてみましたが、見ての通り左は前半部が長く、後半部が短い。結果的に全長は同じぐらいになって辻褄は合うんですがw

資料画像と見比べても、左の87年型はデフォルメが強過ぎるようです。

ノーズも細過ぎてとんがり過ぎているような気がします。

ロアアームは左右連結していてボディー下側からはめ込んでフロアパネルでフタをする方式ですが、お約束で左右分割・差し込み式にしたい。

フロアパネルの前端を切り離してボディーにはんだ付けしてしまいます。

ノーズ全体も少し太くなるように、はんだ盛り付けします。
思い切って熔かさないと、くっついているようですぐ剥離して来るので本体まで熔けるように頑張ります。

だいぶ盛ったつもりでも、馴らしてみるとかなり窪んでいるところがあります。
熔かし過ぎるとこうなるんだよなあーヘタクソだなあー

まあ、窪んだところはパテとかで埋めやすいんですけどね、成型は盛るほうが怖いです。パテだとすぐ浮いて剥がれてきたりしますからね。

フロントウイングの取り付け位置を少し後退させました。
これでノーズを少し短く出来ます。その代わり、サスアームの位置を調整しないとタイヤとウイングが干渉しちゃいますね、先のことはあんまり考えず進めてます。

ノーズを短くするなら、後半部分を長くしないと辻褄が合いませんね。

ぶった切りました。

最初は分割線で切り離そうかと思ってましたが、ネジ受けの軸が邪魔なので真っすぐカット。

フロアパネルも切り離して、2mm程度、伸ばしますかね。

切り離した時に1mm程度ロスしている筈なので、合わせて3mmぐらい隙間出来ましたね。

こういう事をやり始めた人間に、なかなか完成の日はやって来ません。

うーん、このキット製作をメイン記事として進めていくのは不安になって来ました。

メンタルやられてますんで、ちょっとヤケクソ的な製作になってるかも。というか、これは製作というよりも、破壊の段階です。

続く、のか?

 

( タメオ1/43 フェラーリF187 日本GP 1987 )


次はコレ、作ろうかな

2021-04-27 | Ferrari F187

映画
「ノマドランド」

今年度のアカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞の主要三部門受賞です。

家族を失い、家を失い、RV車で車上生活を続ける高齢女性の悲哀を描いた・・・などと紹介されていますが、生活困窮者の現実を訴える社会問題作ではありません。

ノマド(放浪民、流民というような意味かな)の生活は自家用車で寝泊まりしながらアマゾンの配送センターで働いたり国立公園の管理業やレジャー施設、収穫期の農業など各地を転々として食いつなぐ過酷なものではありますが、そういう生活スタイルも成り立つアメリカの現状、あえてそんな生き方を選ぶ人たちの存在も描いています。

主人公のファーンも月500ドル程度の年金しか貰えない生活困窮者ではありますが、労働意欲も能力もありノマド生活に馴染んでゆきます。

離れて暮らす妹夫婦やノマド生活で知り合った男性から一緒に暮らそうと誘われたりしますが、彼女は敢えてノマド生活を続けます。

深い喪失感を抱えたファーンにとって定住することとは、旅を続ける意味とは?

これは人生ドラマであり愛の物語です。

まるで密着取材のドキュメンタリーのように淡々とした展開で大きな事件も起きませんが、それだけにリアルで人生の終盤について思い巡らせるような映画になっています。

(主要キャスト数人を除いて、主人公と交流して生い立ちについて語ってくれるノマド民は本人らしいです。)

多分、愛する人を失った経験がある人や主人公に近い年齢になった人には響くものがある作品でしょうね。

若い人には高齢福祉の問題とか人生の厳しさについて考える映画になるかも知れません、それも大事なことですが、原作はともかくこの映画が伝えたいことはそれじゃない気がするんですよ。

アメリカ各地の美しい風景が印象的、コロナ禍ではありますが是非映画館でじっくり味わって欲しい作品でした。

 

さて、次に作りたいキットを、いくつかあるんですがぼちぼち紹介していきます。

また赤いのだ、F1だ

フェラーリの87年のマシン、F187であります。またしてもタメオの二桁、TMK62 です。

ヒロの新作キットが発売されたのですが、それにぶつけて行くつもりではありません、前作の156/85Bもそうでしたけど私が作り始めるとヒロがぶつけて来るんですよ・・・・

実はこのキット、水没品をオクで格安で入手したものです。泥水に浸かっていたせいか、メタルが黒く変色しています。箱もボロボロ、デカールは当然死んでいました。

さいわい、パーツ類はビニール袋に密閉されていたのですべて無事です。

ほとんどメタル製のパーツ、エッチングはホイールのスポークとナットだけですね。

前作同様、ゼットモデルのエッチングパーツを利用するつもりです。以前買っておいて良かったです。

このキット、どういう経緯で水没してしまったかは分かりませんが、ここ数年水害が多かったのでその関係でしょうか?
まあそうじゃないかも知れませんが、せっかくなので東北の震災十年の追悼として作ろうと思ってたんですが、前作が長引いてしまって今頃のスタートになってしまったという訳です。

ホント、ヒロのキットにぶつけるつもりは毛頭なかったのですが・・・
ちょうど、ヒロのキットを作り始めている方もいますので、対抗するつもりはありませんし出来ませんが、横目で見ながら作るのも一興かも。

とか言いながら、シレっとほかのキットに移行してしまったりしそうですがw

 

ということで完成
嘘です

これは以前に作った、F187/88C、 つまりF187の88年型です。
88年は新車に対して新レギュレーションが適用されるのですが前年のマシンに対しては新レギュレーションが免除されることになったので、フェラーリは引き続きF187を使用したんですね。どうせ89年にはターボ禁止になってまた新規にマシンを設計しなきゃいけないですもんね。

同じマシンなのですが、タメオのキットはF187/88Cではサスアーム、ウイングの翼端板などがエッチングになっていました。比べてみるとボディーの大きさも違っていて、新規に作られたキットだったんですね。

この88cを作ったのは、私が43キットを作り始めて四個目ぐらいだったかな、まだ試行錯誤しながら作ってた頃で今とは違う作り方だったりしますが、それでも頑張って細かい作業もやってるなあと、今見ると思います。

20年ぐらい前かなあ、まだブログもやってなくて記録も残してなかったのでどんな風に作ってたのか忘れてしまってますが、今また同じような車種を作るとどうなるのでしょうか?

ハラハラドキドキであります。

(タメオ1/43 フェラーリF187 日本GP 1987 )