blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

やっちゃった・・・。

2012-01-04 20:09:01 | 日記
日常の洗いざらいを書き連ねるのが本欄の趣旨とするなら、今日の記事は相当に格好の悪い話になる。
仕事始めだった今日、「机から落ちた消しゴムを取ろうとして筆箱全部を落とした」ような日になってしまった。

わが部署の月初めはまず猛烈な仕事量になるのが普通で、正月明けといえどもそれは例外ではない。
去年の仕事始めもそうだったから、今日は相当に負荷のかかる一日を予想した。
しかし、どういった事情か、不気味なまでに出荷量の少ない静かな日で終わった。
明日以降のシワ寄せが怖いが、私自身は夕方近辺それどころではなくなっていた。

午後の小休憩が済んで、急に製造工場へ荷物を運ぶように頼まれ、道路に雪が残る中トラックを出した。
雪道はギアをいつもより1段低く、速度は上げても40km/hが限界と肝に銘じて行きの道中は無事に乗り切った。
下ろすものを下ろしてあとは社内便の受け渡しを残す段になったが、工場の正面も工事が終わってトラックでも入れるようになった。
ところが、正面玄関に車を近づけようとしすぎたために、トラックの荷室の上部が工場の玄関の「ひさし」に干渉してしまった。

せっかくの新築の社屋を年明け早々傷つけてしまってさすがに動揺したが、まずは落ち着いて部署の長に報告しなければならない。
とりあえず現場に行くから待っていてくれと言われたが、待っている20分ほどの長かったこと。
部署の長であるY氏に加えちょうど直属の部長連も現場に現れたので、一通りの状況を説明した。
きついオトガメも特になくありがたい限りであったが、もともとそこの「ひさし」が低いのではという話は出ていたらしい。
確かに大型バスあたりだったらやはり今日の私のように上部が当たるものもあるかもしれないとは思った。
私の失敗を機に、大きなクルマでも付けやすい玄関になるのなら私にとっては不幸中の幸いとなる。

倉庫に帰ってからがむしろ大変で、干渉のショックから荷室のベニヤ板が破損し、雪が積もっていた屋根から水がジャンジャン漏れていた。
数日中には大いに活躍しなくてはならないトラックだが、時間も遅く今日はとりあえず水を止める応急処置で終わってしまった。
明日は工場からの輸送を外部に委託する予定なのでトラックは使わないが、直るまでは気が気でない。

新年早々、周囲には迷惑をかけることになってしまったが、製品そのものはもとより人的な被害がなかったことが幸いである。
部署の上も事情は理解し、ドライバー経験の長いベテランのTS氏もフォローをしてくれたので、今のところは私自身も切り替えはできている。
明日こそ大量出荷の本番と予想されるので、いつまでも引きずっているヒマはない。

失敗しないに越したことはないが、失敗は誰にでもある。
しかし、失敗した直後にどう振る舞えたかは失敗したという事実以上に大切だ。
まずは部署への報告をして指示を仰ぎ、頭を下げるところは下げる。
したことは消せないのだから、後は正直に行動すればよい。
そうすれば周囲も分かってくれるし自分自身も早く気が楽になるから切り替えもきく。

私自身としては、どこかに慢心が芽生えてきたところにこういうことが起きたのだと受け止め、今年の最初に引き締めてもらったと思って、日々戒めて仕事にあたっていきたい。