blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

6月を振り返って

2022-06-30 22:26:59 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
6月が終わらないうちに梅雨が明けてしまい、ここ北陸でも連日酷暑と言っていい気温になっている。
気温が高めなのはこれからもずっと続くようだが、7月に入るとチラチラと傘マークが増えてくるとは何とも皮肉だ。

さて6月も仕事は順調で、思ったほどの急激な物量の増加もなく、在庫確認もすんなり行って気持ちよく7月を迎えられる。
早いもので、ヘルプ要員である高齢者の皆さんの契約もあと2か月となった。
何だかんだでこれまで致命的なミスは犯していないし、この段になってこちらがうるさく物を言うこともないので、あと2か月は今の能力を維持してもらえればそれでよい。
両人とも今までの職場経験の中で我々のような作業場にはあまりなじみがなかったように見受けられ、仕事のスキルに関して絶対的な能力が高いとは必ずしも言えないのだが、経験者を追加でお招きしたことで何とかここまで乗り切ってきた感はある。
本人たちの中で「あと2か月やり過ごせば」という気にさえなっていなければ、忙しい夏場もミスなくいってくれるのかもしれない。

初心者の高齢者ががんばっている中で、別の現場にはなるがどうにもこうにもベテラン勢によるミスがなくならない。
仕事に携わる者として同じミスを繰り返すことは最も信頼を失いやすいわけだが、あまりにも自分たちルールが過ぎ、それでうまくいくならまだしも簡単に失敗をしてその反省もない。
常々管理者と話すことは、いかに素晴らしくて穴のない誰もが納得する、さしずめ奇跡のレッスンのような手順やマニュアルがあったとしても、相手がそれに沿ってやる気がないもしくはやる能力がない場合は素晴らしいマニュアルも無用の長物だということである。
ミスが起きれば管理者は上の人から長時間詰められつらい思いをするだけでなく、事務方は後ろ向きの仕事に追われ、営業さんはお客さんの対応に振り回される。
それらのことを何か起こるたびにコンコンとお説教を受けてもまったく身にならないのは、そもそも本人にルールを受け止める力が足らないのであり、冷たい言い方にはなるが少なくとも我々の職場にはふさわしくない、もっと言えばいらないということである。

何度言ってもミスが起きるからと言って手順やマニュアルをその都度厳しくするとは言うが、それとておのずと限界はある。
どうしてもミスをなくさなければいけないからと管理者の側がいくらアイデアを絞り言い聞かせてもダメなのは、現存のルールそのものが本人の限界を超えているからなのであって何を言ってもムダだから指導などあきらめた方が身のためである。

殺人的な暑さの中で通常の作業をこなすだけでもホネなのに、一定の期間をおいて怪しい出来事が連発するといずれ管理者は倒れてしまう。
管理者が倒れることとルールを平気で破る人間を排除すること、どちらが会社のためになるかは自明だろう。
いかに非正規といえども丁寧に扱ってもらえる恵まれた環境で我を張って自爆されても同情する者はいないのである。

脳トレ

2022-06-15 22:14:05 | 日記
夏までのお約束で地域の高齢者の方にお手伝いをお願いしていることは再三書いている。
今は三名いらして、そのうちの一名は過去にも我が現場での経験がある。
経験者の方はそれまでの蓄積があるから、半年以上のブランクもものかわ何の特別な指導も必要なく初日から当たり前のように仕事をこなされており、周りがあれこれ言う必要はなく完全にお任せの状態である。
必要があれば初心者の指導も自らされるので、我々とすればただただありがたいの一言だ。
お年の方は私の親まではいかないがかなりの高齢でいらっしゃるのだが、スリムな体型ながら仕事をこなす上での体力的なものも比較的若い我々にも全く劣らない。
会社には自転車で往復し休日には山登りなどもされるというから、実年齢よりははるかに体は若いのだと思う。

さて、若いのは体ばかりではなく、頭脳の方も相当に柔軟で物の見方も鋭い。
午後の始まりには若い社員さんが作った資料についてミーティングを持ったが、的確な質問が次々飛び出して社員さんがたじたじになるほどだった。
とある日の昼休みには、他の高齢者諸氏と私に数字パズルのような問題を振ってこられたことがあった。
難易度としてはやさしいもので私は幸い早々に正解をお返しすることができたが、初心者で来ている他の二名はかなり長い時間悩み結局答えが出せなかった。
休み時間にも、新聞に付いてきているクロスワードやナンプレの類を眺めているので、いわゆる「脳トレ」にも熱心に取り組んでおられるのだろう。

氏に関しては、初心者の二名がなかなか形になってこないので会社の方が急遽お願いしたという経緯があるようで、文字通りの助っ人として復活登板をされたというわけだが、もうしないと思っていた仕事をすぐに思い出し初日から戦力として機能できるというのは、できそうでなかなかできることではないように思う。
日頃から頭も体も鍛える努力をしているからこそのことで、どうせ年をとるのなら氏のようになりたいとまで思わせるものがある。

氏に刺激を受けて、私も遅ればせながら脳トレを始めてみることにした。
脳トレ関連の書籍はコンビニにも並ぶくらいだから以前から底堅い需要があったと思われ、高齢化社会の中で一種のハヤリでもあると言える。
何でもハヤリだからという理由だけでは手を出さない性格の私だから今まではそういうものには無関心だった。
それが、ひとりの頭の切れる高齢者に出会ったことがきっかけで新しい体験に踏み出すことができた。
今はスマホで探せば無料のアプリがいくらでも見つかるから、目的に合ったものをいくつかダウンロードして楽しんでいる。
いくら心掛けていても衰えるものは衰えるが、自分で努力してなるべく衰えるのを遅らせることくらいはできるだろう。

年を取ると時間が経つのが早く感じられるのは、新しい経験が乏しくなるためという。
それなら、いくつからでもいいから新しいことを生活の中に取り入れていけば、時間の経過を遅く感じることはできなくても楽しむことくらいはできるかもしれない。
せっかく与えられている命だから、日々を悔いなく積み上げ「いちばん楽しいのは今」と言えるようでありたいと思う。

鈍感にも程度が

2022-06-11 21:47:35 | 休日
※写真は花フェスタ記念公園(岐阜県可児市)。

梅雨明けの発表こそまだないここ北陸だが、今から約1か月はスッキリした天気は望むべくもない。
せっかくの週末は、雨が落ちてなければなるべく外に出て有効に使いたいものだ。

さて、我が部署ではここ数か月ミスが相次いであまり雰囲気のよろしくない時間が増えている。
自分が直接の当事者ではないからなおさら、他人のせいでイヤな気持ちで話を聞くことになるのは正直腹立たしい。
部署として二つの現場がある中で、私のいない方でほとんどのミスが出ていることから、あまり言いたくはないがそこではルールなどどこ吹く風で好き勝手なやり方で物事が進められているものと思わざるを得ない。

近年は私たちのような現場仕事というところにはなかなか若い人が集まらず、ほとんどはある程度か相当年のいった人間が実作業を担っている。
当然ながら、相応の年数を経験すれば現場のたいがいのことは頭に入る。
そういった現場を熟知したベテランの方々は、本来であれば現場の雰囲気を締める役割も求められてくる。
しかし残念なことに、ミスが多発している現場ではベテラン勢が自分たちルールで走ってしまい、比較的歴の浅いメンバーが引きずられてしまうという悪循環になっているようだ。

現場の管理に関しては社員さん二名で行っており、何か起これば当事者が家で休んでいる時間にもエライさんに詰められていることも多いという。
その分多く「もらっている」と言えばそれまでとはいえ、再三再四同じことを徹底しても話を聞いているその場だけ、次の日には自分勝手なやり方で物を進め挙句の果てにはミスをするというのでは、メンバーを信頼しろと言ってもなかなか難しい。
信頼できない相手に仕事を任せることほど管理者としてつらいことはない。

物と数を相手にする我々のような仕事は時に単調で変化に乏しいように見えるかもしれないが、ひとつのミスがかなり大きな悪影響となるから、見るとか確認するとかの基本が大切になってくる。
具体的には、事務方から出てくる伝票が唯一の道しるべであるのだから、それを見ないことにはどれだけ年数を重ねた人間でも仕事はできない。
それでもミスが起きるのは、道しるべであるはずの伝票を「よく見ない」で仕事をする、それしかない。

道しるべを軽視する作業者など本来はいらないが、会社は繁忙期の真っただ中であり人員を入れ替える余裕はないようだ。
大ナタを振るうとすれば、暦の上での夏が終わるあたり、繁忙と閑散の端境期ということになろう。
ベテランだからとあぐらをかいてばかりいては、管理者もいよいよサジを投げてコミュニケーションすら取らなくなる。
鈍感力は時にいい方に働くこともあるが、そろそろ状況の変化に気づいていただかないことには、せっかくのキャリアを台無しにして自爆することになるのだろうと思う。

進歩しよう・2

2022-06-07 20:52:16 | 日記
昨日書いた若い社員さんの話だが、人前で話すときに両手をもぞもぞするクセがあってお世辞にも見栄えがいいとは言えなかった。
直属の上役の方にもその話はしていたので今朝どうなるか見ていたら、がっちり後ろ手のまま話していたので思わず笑いそうになった。
さすがに両手を後ろに回してしまえば体の前でもぞもぞはできないから進歩と言えばそうである。
ただ、本人が意識しているのが丸分かりだったのでおかしかったというわけである。

さて、我が現場では春先から複数の高齢の方を招いて手作業の部分を手伝ってもらっている。
夏が終わるまでの約半年、しかも曜日限定だし勤務時間も短めだから実質は週5日あるとすれば正味2日分くらいか。
それでも月曜火曜を中心に多忙な時間帯は、手作業を彼らに任せ、こちらはそのおかげで機動力を使った仕事に専念できる。
途中から、昨年以前も我が現場を経験されている方を追加でお迎えしたこともあり、今のところは外に響くようなミスは発生していない。

ただ、ピンチヒッターで急遽来ていただいた方はあらためてこちらから何かを指導するようなレベルではないからいいとして、当初から来ている二名の方々に関しては我が現場では初心者だ。
来てしばらくは見え見えの指示待ちの状態が続いたため、どう指導していっていいものか上席者と一緒にけっこうな時間をかけて話もした。
これまではすでに社内で出回っている手順書を使って説明して何の問題もなかったと聞いたが、今年は現場の人員減の影響もあって手取り足取りが難しい状況であったので、あらためてカンペ代わりのオリジナルの資料を作成して使ってもらうことにした。
そこまでやってもなお形になってこないので、一時は我々フルタイムのメンバーとの溝ができた時期もあった。

今はもう約束の半年間のうち3か月、つまり折り返しを過ぎたわけだが、一名は何とか理解が進みスキルも向上して監視はいらなくなった。
しかし残念なことに、もう一名はまだまだ危なっかしいところが多い。
同じ日に入ってきてずいぶんと差ができたのは、片方は自らをひとりの戦力と自覚して動けるようになっているのに対して、もう片方は絶えず誰かが近くにいるようなポジションで仕事をしていてややもすると他人を頼るようなところが見受けられる。
もう契約期間の半分を過ぎた今はあらためて「指導」をする段階にはなく、違ったことをしたら「指摘」させていただくだけである。
スキルが身に付けば楽しく仕事ができると思うのだが、他人を頼ってばかりの積み重ねでスキルの蓄積がほとんどないので、本人は不本意かもしれないが毎日お叱りばかり受けることになっている。

もちろん、二名が同じように向上してくれればよかったとは思うのだが、今の段階でスキルに大きな開きがあるものがもう後半となった契約期間で埋まるとは思えない。
たった3か月でついた大きな差を、たった3か月で埋めることは大変に難しい。
同じ指導を受けて同じように成長できなかったのは、指導する方の責任ではなく本人の責任と言わざるを得ない。
梅雨時で荷物の量が多くない今がスキルを固める最後のチャンスだとは思うが、それを漫然とやり過ごせばどうなるかは自明である。

気の早い話だが、来年も希望すれば我々は「経験者」として快く受け入れることはできる。
ただ、あと半分となった契約期間のうちに経験者と思ってもらえるだけのスキルを身に付けられれば、の話ではある。

進歩しよう

2022-06-06 20:51:08 | 日記
週の初めは大口客の対応のため必ず忙しくなる。
しかし、すでに暦の上では夏となり我が部署ももう少し慌ただしくなっていていいはずなのだが、関東甲信が梅雨入りというニュースもある中、冬場並みの出荷量にとどまって拍子抜けの一日だった。
忙しい夏場をしのぐためにフォークリフト作業を除く手作業の部分を地域の高齢者を受け入れてお願いしていることは過去にも書いたが、あまりにも早く段取りが付いたために少し時間が余ってしまって申し訳ないことをした。

さて、月曜日はいつも始業すぐからエンジンがかかるわけではなく、当日の出荷データがまとまるまでに若干の時間がある。
今朝はその時間を使って、ここのところ残念ながら続いてしまっている作業ミスについてのお話があった。
要約すれば、あらかじめ年初にミスは年間これだけに抑えようという数字に5月の段階ですでに達してしまい、社内的にも今年いっぱいはもうミスができないということである。
あと半年以上、年の終わりまで、今いるメンバーでノーミスで乗り切れる確率は正直低いとは思うが、年の半分もいかないうちに目標未達が確定するというのもイやな話である。
他人を制御はできないから、自分自身はこれまで同様ルールを守ってミスを防ぐべくやっていくしかない。

本来はもっと切迫感があっていい集まりになるはずであったが、司会兼説明を担当した若い社員さんからはもう一つ危機感が伝わってこなかった。
異常なペースでミスを連発している部署を引き締めようなどという気概が感じられず、果たして現状を自分ごととしてとらえられているのか甚だ疑問である。
若いとはいえ、実作業を多少免除してもらって管理を任されている以上、何か起きたら上席者から詰められることになるのは致し方ない部分もあるが、そういう立場だからこそ、今の状況を作業者に「訴える」ことぐらいはしてもよかったのではないか。
あまりにも淡々とした語り口なためか、毎日朝礼などで話す機会が与えられていながら伝える能力が育っていないように感じる。
社内にいるいいお手本を参考にして、若い彼が一層進歩することを望む。
お手本として今いる人も、数年もしくは十数年で会社から去ってしまう。
順当ならあと三十年以上は在籍することになる彼の成長がなければ、部署としてひいては会社としての成長もないだろう。

週の前半は変更や追加も多くバタバタすることも多いので、早めに横になって明日に備えることにしたい。

せっかくのスペースは

2022-06-05 20:51:38 | 休日
ずいぶん久しぶりの更新になってしまった。
サボっている間も一定のアクセスをいただき感謝しかない。

4月から今日までの間は、特に体調は問題なく仕事も順調で、月々の暮らしもある程度余裕をもって回せるようになり、いい意味で変わりなく過ごした。
昨年発覚した生活習慣病も数値はずいぶん下がり、日々の暮らしには問題はない。
4月は県内の花めぐりに結構動き、その分5月はわりあい静かに休日を過ごすことが増えた。
春の連休が明けてからも仕事量は予想よりは爆発せず、6月に入って梅雨になるので真夏前の小休止に入るかどうかというところである。

私は欲張りなので、およそSNSと呼ばれるものにはあらかた手を付けており、ここ2か月ほどはアカウント凍結によってかなり疎遠になっていたTwitterを復活させることができたので、短文での発信がプライベートの時間の主になってしまっていた。
写真を撮ってくればInstagramを使うし、そこでの投稿はFacebookやAmebaブログ、たまにはLINEにも放り込む。
いろいろとやっているうちに本欄は恥ずかしながらおろそかになっていた。
長年お世話になっていながら、しかもgooメールも併せて毎月数百円の負担をして借りているスペースなのだから、ほったらかしにするのは本来もったいない話なのでまた新たに仕切り直して更新頻度を増やしていきたい。

こうしている間も、2月に起きた紛争はまだ終わらないし、下火になったとはいえ感染症対策が完全になくなったわけではないから、社会的にはスッキリしない日々が続いている。
しかし我が地元でも、ここ2年は軒並み中止になっていたイベントやお祭りが開催され、少しずつではあるが日常が戻ってきている。
見渡せばほぼ全員がマスク姿というある意味異常な光景も徐々になくなっていくことを望む。

これからひと月ほどは雨や曇りのうっとうしい気候になるので、体には重々気を付け、仕事に穴をあけることだけはないようにしたい。
今の環境も半年を過ぎ、任されることも増え、現場はあらかた自分の裁量で整頓しても文句を言われることはなくなっている。
部署では春先からミスが多くなっているのが残念だが、自分は直接の当事者には幸いなっていないので、管理者の胸の内は心配になるものの、自分自身はこれまで同様ルールを守ってやっていきたい。
やみくもに遅くなることもなく、週の後半は整理整頓にあてられる余裕がある仕事だから、文句を言ってはバチが当たるというものである。