blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

10月を振り返って

2016-10-31 20:06:12 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
当地での勤務・生活も2年目に入った。
無事に1年を超えられたことに安堵すると同時に、連休ともなれば遠出をする元気があることに感謝をしたい。
遠出はともかく、近場の楽しみ方がワンパターンに陥っているような気もするので、誰に文句を言われるでもなし、これはと思うところにはボッチも何のそのの意気込みでいきたい。

10月を振り返っているということは、誕生日もすぐにやって来る。
この1年は不安一色から始まり、口さがない人間も多い中で時には激情もあらわにしながら、今与えられた環境を体を壊さずに乗り切ることを考えてきた。
年齢を重ねる先の1年は、さすがに去年よりは不安の度合いは薄くなっているし、できるならば穏やかに、しかし日々を悔いなく完全燃焼というのが改めての思いである。

何度も書いているが、今の部署にいる限りは「よそ者」であることは変わらない。
どうせよそ者なのだから下手に好かれようなどとは考えず、できるだけスキのない動きをして「余計なことは言わせない」ことが、これからを心安らかに生きるただ一つの方法だ。
幸いにして心身ともに急激に落ちることは今は考えにくいので、毎日を元気に、憎たらしいと思われるくらいの緻密な仕事をやっていけたらと思う。

さて、10月のベストショットだが、ただ1回の遠出から、世界遺産に敬意を表して群馬県の旧富岡製糸場の敷地内で撮ったひとコマとしたい。
世界遺産となって2周年、周囲にはおびただしい観光客がいたのだが、何とか他人の写り込みを避けて建物と植え込みが収まるように撮った。



誕生月である11月は、早々にいくつか予定ができていて楽しい月になりそうだ。
シロウトなりに満足できるいい写真を、1枚と言わず何枚でも上げられるような月となれば素晴らしい。

終わった〜

2016-10-28 19:47:49 | 日記
今週の勤務も無事終わった。
10月になったからといって特にやるべきことも変わらないし、月初めのバタバタが過ぎてどちらかといえば落ち着いて流れていった週だと思う。

当地に来てから1年を経過したが、やるべきことも周囲の環境も変わらないので、当面は心身ともに急を要する事態は考えにくい。
引き続き、日々健康で、とりあえずは休まないことを第一に考えていきたい。
最近は暑い日と寒い日が交互にやってくる感じで、着るものや布団などにも気を使う。
周りを見渡すと、やはりマスクをしていたりゴホゴホとせきをしていたりと様々だ。

職場の中では「お客さん」であった時期はとっくに過ぎているわけで、少なくともくだらないことで指摘を受けたり文句を言われたりすることは避けなくてはならない。
ベテラン揃いの中で、本当に必要なのかと思うようなこだわりを自らに課している人もいるが、個人的には全ての面で、求められる最低限以上のものを出せていければそれでよい。
製品を固定するとか整理するとか、場面場面いろいろ考えればキリはない。
特に明文化されたルーティンがあるわけでもないから、自分なりのやり方で文句が出ない程度にやればよい。
強すぎるこだわりのために他人の3倍時間がかかっていてはもはや仕事とは呼べなくなる。

私は他人を評価するような立場には今後たぶんならないと思うのでお気楽なことを書くが、「できないひと」のほうが「やらないひと」よりは好きだ。
要領が悪くても、多少作業のスピードが遅くても、目の前に現れたことに対してまず体が動いていくタイプの人はある意味頼りになる。
対して、人手が必要な場面でも何となく他人より出遅れ気味に現れ、手が動くのかと思えばどこかで仕入れたばかりの知ったかぶりのような話ばかりをして、申し訳程度には手を動かしてその場をやり過ごせればOKというタイプもいる。
えてしてそういう人ほど本来はやれる力はある。
しかし、妙なプライドや小賢しさがジャマをして、他人頼みの動きになってしまう。

「当たり前」の反対語が「ありがとう」であるとは最近知った。
ありがとうを漢字で書けば「有難う」となり、有ることが難しい=当たり前ではない、ということだそうだ。
周囲を見ていて、積極的に動ける人は、自分でも動いてかつ他人にも感謝ができる。
他人にタダ乗りしがちな人は、もはやその状態が当たり前になっているから他人に対する感謝の気持ちなど起こるはずがないのである。
仕事の上では他人への感謝の気持ちとしての「ありがとう」は大切にしたいし、そう言われるようにもなっていきたいものだ。

お試しルート

2016-10-23 18:50:54 | 休日
金曜の深酒が尾を引いて土曜はゴロゴロするばかりであった。
それでも日曜の今日は天気も何とか持ちそうだったし、活動する元気も幸い戻った。
まだ気候のいいうちにと思って、以前から頭にあったルートで小旅行を敢行した。

急ぐ旅ではなく、10時前のJR線に乗ってまずは名古屋駅へ。
名古屋であおなみ線に乗り換えて終点の金城ふ頭まで。
昨年の今頃はJR東海の「リニア・鉄道館」を見るためにこのエリアに来たが、今日は駅近くの船着き場から出ている水上バス(と書いてあった)に乗ることにしていた。

水上バスに乗れば名古屋港のメインエリアであるガーデンふ頭を直接目指すこともできるのだが、それではおもしろくないので、途中に「ブルーボネット」という植物園に立ち寄ってくれるので一度下りて散策することにしていた。
入口の建物と看板。





ここはいかにもという感じの植物園ではなく、やせ地でもたくましく育つ植物(ワイルドフラワー)がメインというちょっと変わったコンセプトを持っている。
植物にあまり詳しくない私はコンセプトを理解する力すらもないが、ちょうど10月も下旬ということで、園内はハロウィーンの演出がいたるところにされていた。
親子連れがけっこう写真を撮っていたのはココ。



しかし、この季節の花といえばやはりコスモス、こういうベタベタな写真を撮ってしまうのも私らしいといえばそうである。



今日は風が強かったので、昼食をいただいた後は早めに船に乗ってガーデンふ頭に戻ろうと思った。
船着き場の近くには鐘が吊ってあっていい雰囲気であったが、子供さんが競輪のジャンのごとくにガンガン鳴らすのには参った。



良さげなお土産物もなく早々に船着き場に行って待っていたが、南側から眺めるガーデンふ頭エリアというのもまた新鮮だった。



ブルーボネット自体はクルマでも気軽に来ることができる場所で、わざわざ電車や船を使う必要はない。
ただ、電車はともかく船というのは明らかに非日常の世界であることには違いなく、小さいながらも貴重な体験ができた。
ちなみに船は土日祝のみの運行、本数も少ないし宣伝もあまりされていないのかあまり混雑はしないので、あえてと思われる方にはいい方法だと思う。
あと、「ぼっち」で来るのはできれば避けた方がいいことは付言しておきたい。

今週もゆったり

2016-10-22 23:21:42 | 休日
先日の鳥取での地震は、未知の断層が原因であるということだ。
調べ尽くされているように思えてもまだまだ分かっていないことは世の中に多いということか。
繰り返しにはなるが、地球の46億年の歴史の中では人間の存在などチッポケなものだ。
人間が何もかもコントロールできるような世の中を目指そうとしたところで、突然の災害に我々はあまりにも無力である。
投げやりに取られると困るが、人間も地球の一部に過ぎないのであって、何かある時はあるし、ない時はない。
いつあるか分からないから最低限の準備だけはしておくのがせめてできることだろう。
予想や探知や分析の世界がいくら発展しても、地球そのものの動きを抑えられるわけではない。

さて、ここのところの仕事は体力的に非常にハードに流れている。
ビックリするような重いものを手作業で扱うことはしないが、数をこなせば体に負担はたまって、週の後半は久々に腰に重さを感じるありさまであった。
とはいえ、前回書いたように、やれと言われることだけをやっていては時間が余ってしょうがないので、他のヘルプに行ったり前倒しでできることに関しては進めておいたりで、とにかく毎日を完全燃焼で終わりたいという思いは強い。
身勝手と言われない範囲で仕事を前に進めておくことは、例えば「土曜組」の負担を減らすことにもつながる。
少なくとも私のいる部署では土曜に出ることは義務でも何でもないが、毎週のように出る人はいる。
土曜組の目的はあくまでお金だが、貴重な休日を一部でも削って作業をしてくれることには素直に感謝しなくてはいけない。

ハードな週の終わりであった金曜の夜はあえて食事の用意をせず、なじみの、なぜか名古屋市内の居酒屋で「自分にお疲れさん」をやるべく飲むことに決めていた。
メニューは魚系はないが、メイン料理はじめサイドメニューも味は悪くなく値段も高くない。
頼むものによっては店員さんとじゃんけんをして、勝ったら例えば同じ値段でメガジョッキのハイボールを飲んだりできる。
昨日はたまたまフロアの女性が空いてなく厨房にいた店長さんと真剣勝負でやったが、見事に勝ってこれで勝敗は3勝3敗のタイになった。
ロケーション的に少人数での利用が多い店にあって、ただ飲み食いするだけでなくほんの少しでも楽しめる工夫をしていることは素晴らしい。

その店でいい気持ちになっている頃に春日井市内某所からのお誘いが入ったためにまたも深酒になってしまって、今日は外出の予定をキャンセルして明日以降に回すことになった。
その外出は日を選ばないものなので、体調によっては明日も疲れを取る方向に使うかもしれない。
現状を考えると、仕事のある日はなるべく不安のない形で迎えたい。
平日に飲むのはお店もすいていて快適なのだが、平日を日々しっかり終わらせるため、当面は飲むのも週末だけでガマンすることになる。
ただ、いざ飲むという時には、格好をつけず本来の姿に戻る時間として大切に使いたいと思う。

日常の話

2016-10-19 19:49:01 | 日記
旅行記を上げるのが遅くなったので、旅行が終わってからのことが何も書けていない。
といっても、11日以後は特に変わったことはなく、土日もただただノンビリしていた。
とことん楽しむ週末の次は、あえて引きこもりぎみの週末にしないと、年齢的にも必ずどこかでツケが回ってくるように最近はなっている。
平日の仕事はここのところ体力的にハードに流れているからなおさらだ。

今やかなり精密な警報装置を備えることとなった私の体は、旅行から今日までの間でやはりサインを出してきた。
顔や首筋、背中など上半身のいたるところにデキモノができた。
そういうものができると鈍い痛みを感じるが、鏡を見れば一目瞭然である。
疲れていることを教えてくれる体には重々感謝しつつ、動ける時には思い切り動けるように日々ケアをしていきたい。

さて、最近は昼休憩の過ごし方を少しだけ変えている。
12時のチャイムが鳴ればすぐに食堂に行けるのは恵まれているし、行列ができる前に早々に食事にありつけるのはありがたいからそこは変わっていない。
変えたといえば、以前は食べ終わったらすぐに自分の持ち場に戻って自分の席でゆっくりするのが普通だったのを、ジュースの自販機の前のスペースでダラダラと15分ほど過ごすようにしてみた。

そこは事業所の中ではパブリックなスペースになるので日頃仕事の上では接点のない人もたくさん通る。
最近は、だいたい同じ時間帯に食事を済ませてくる同じようなメンバーが同じ場所に集まっている。
あまりこちらから話を振る場面はないが、たとえたわいのない話であっても部署横断で話ができる時間は私にとっては貴重だから、ただただ人の話を聞いているだけの時間になったとしてもそれはそれで楽しい。

話題も一区切り付いたところで持ち場に戻り、あとは13時のチャイムを聞くまでゆっくりする。
昼イチで即動き出す必要がある日ない日いろいろあるが、何もないように思えてもせめて仕事に関係する何かはしたいものだ。
単純に倉庫のシャッターを開けるとか、午前に入ってきたものを移動するとかでもよい。
人の助けが欲しそうなところに行ってみるとか、自分で前倒しで進められそうなことがあればそれをやるとかができればさらによい。
同じことでも、人から言われてやるのと気づいて自分から動くのとでは気分が全然違う。
時に裏目に出てしまうこともあるが、やりすぎて何か言われる分には気にしない性分なので、権限のある範囲でできることはどんどんやって、自分が十分楽しんでかつ職場に貢献できたら言うことはない。

10月10日の行状

2016-10-16 12:57:28 | 旅行
いよいよ旅も最終日である。
限られた時間の中、この日は当初なかった予定を付け足すことにしていたので、ふた晩世話になった高崎のホテルを若干早めに出た。
JR両毛線に揺られ1時間あまり、栃木県に入り、着いたのは足利駅であった。



ここを目指したのは一も二もなく、森高千里さんの名曲「渡良瀬橋」(1993年)で歌われている風景をこの目で見たかったからだ。
駅から歩いて20分ほど、渡良瀬川にいくつもかかる橋の一つが渡良瀬橋であった。



橋の近くには歌碑が建てられており、押しボタン信号よろしく曲の再生ボタンまで設置されていた。
橋と歌碑との位置関係は3枚目の写真にて。
本来なら、歌詞にもある通り、橋の向こうに沈んでいくであろう夕日を見てみたかったが、次の予定もありまたの楽しみとすることにした。







足利駅から折り返し、昨夜も下りた前橋駅で下車。
新幹線駅が高崎にあるため県庁所在地の駅としてはやや地味ではあるが、駅前の雰囲気は清潔感があってよかった。





旅の最後は、ヤマダグリーンドーム前橋での寛仁親王牌(G1)観戦であった。
ヤマダ電機がいつネーミングライツを取ったかは知らないが、利根川沿いにある前橋公園の中というロケーション、日本に二つしかないドーム競輪場の一つとしても個人的には好きな競輪場である。





短走路の前橋はどのレースも動き出しのタイミングが早く見ている方は面白い。
ただ、面白いのと車券は別で、決勝戦を前に若干の負けであった。
決勝戦は稲垣裕之選手(86期・京都)の念願のタイトルがかかる一戦で、展開もある程度は予想できるメンバーであった。
果たして展開は予想通りとなり、果敢に飛ばした脇本雄太選手(94期・福井)の番手から稲垣選手が出て、内から急襲した平原康多選手(87期・埼玉)の追撃をギリギリしのいだところがゴールだった。
稲垣選手の初タイトルはもちろん喜ばしいが、富山の共同通信社杯(G2)での落車から立ち直った平原選手の走りもまた素晴らしかった。
車券もトータルで何とかプラスになったし、旅の締めくくりはいいものになった。

3日間まるまる使って、追加の予定も含めてやれることは全部盛り込んで楽しい旅行ができた。
特に今回はいろいろな偶然が重なったし、また予想されていた雨もほとんど降らなかった。
今年は一つ一つが印象深い旅行ができている。
あと何回機会があるかは分からないが、引き続き体調には気をつけ、また元気に旅ができるようにしたい。

10月9日の行状

2016-10-15 09:43:15 | 旅行
今週は火曜からの勤務ながら、自宅に着いた途端に眠りこける日が多かった。
しかし、3日間の旅行記が1日だけで止まってはいけないので、2日目の様子をがんばって書く。

高崎駅近くのホテルで朝食をたんまりいただき準備万端、この日は世界遺産・旧富岡製糸場を中心に上信電鉄沿線をめぐる予定であった。
上信電鉄の高崎駅は0番線として用意されていて、西口から50mほど歩いたところに群馬サファリパークのラッピングが施された電車が待っていた。



地域密着の路線だから駅間は短い。
細かく停車を重ねながら2両編成の列車がゴトゴトと進む。
旧富岡製糸場へは上州富岡駅で下りればよいが、まず全線を乗りつぶすため終点の下仁田駅を目指した。
高崎を出てから約1時間あまり、厳しいカーブをクリアーした先に下仁田駅はあった。



世界遺産に登録されているのは、正確には「富岡製糸場と絹産業遺産群」といって、地理的にはかなり広い地域に様々な施設が点在し、下仁田駅からもその一つにアクセスできるようだ。
今回は時間の都合でそこは割愛し駅前をブラブラ歩いていると、通りの至る所からお神輿がいくつも出てきた。
ちょうど10月の8日と9日が下仁田の秋祭りにあたっていたようで、短時間ながらその一端に触れることができたのは幸運だった。
青池公園という景色のいい場所があったので写真に撮った。



下仁田から取って返し、上州富岡駅で下車。
そこから15分ほど歩くと旧富岡製糸場に到着。



もともと国宝でもある旧富岡製糸場だが、世界遺産になっただけあって観光客がウンザリするほどいて困った。
写真もなるべく人が写り込んでいないものを選んだつもりである。
場内をくまなく散策してみて、明治の初期から100年以上現役で稼動し続けた工場のすごみは感じることができた。









散策も無事終了し、職場へのお土産も仕入れて高崎市内のホテルに戻った。
この日も朝から動いたため、夕方はひと寝入りして、夜は前橋市内に出ようと決めていた。

さて、ただチョイ飲み程度のために訪れた前橋だったが、中心街に入ると妙に騒がしい。
何かと思って街中に入っていくと、中心街は歩行者天国になっていて、これまたお神輿がたくさん出ていた。



この日はなんと前橋も秋祭りで、私が行ったのは終わりがけながらクライマックスに近い時間だった。
何の下調べもせずに、午前は下仁田、夜は前橋の秋祭りを偶然にも見ることができた。
近年、雨男を卒業できたと思ったら、違う意味での「お祭り男」になってしまったようだ。

祭りの人波も落ち着いた頃、通りの居酒屋に入って、前日とは違って和食や魚を楽しんだ。
ジャガイモ焼酎という珍しいメニューがあったので頼んだら、なみなみロックで入ってきた。
普通は持ってくる前にロックか水割りか聞くものだろうが、体調には余裕があったので出てきたままのロックでおいしくいただいた。
その勢いのせいかどうか、延長戦があらぬ方向に飛んでしまったが、内容を書くことは残念ながらできない。(笑)

いくつもの幸運に恵まれた充実した2日目が終了し、何とも言えない満足感があった。
翌日の天候に心配はなさそうだったので、3日目の目的が首尾よく達成されることを期待して眠りについたのであった。

10月8日の行状

2016-10-11 21:46:35 | 旅行
この3連休は群馬県を中心とする旅行に出た。
目的はいろいろあって、とりあえずの計画はあるが、相変わらずスンナリとはいかない道中になった。
今回から、1日ずつ旅行記としてまとめておきたい。

名古屋圏から群馬県に行くとなると、名古屋→東京→高崎と全て新幹線で行くか、中央本線の特急で長野まで出てそこから北陸新幹線で高崎に向かうかである。
もともと初日の8日は夕刻前に高崎に着いておけばよいというスケジュールだったし、また中央本線の多治見から長野県側を列車で通っていなかったこともあって、一も二もなく後者のルートを選んだ。
新幹線は速くていいが、場所によっては防音壁が高すぎて景色があまりよく見えないしトンネルも多い。
スピードは劣っても、やはり適度に流れる車窓を眺める旅が私は好きだ。

最寄りの駅から出て多治見で「しなの号」に乗り換えた。
中央本線は線形が険しいため国鉄時代から振り子式の列車が走っているのは知る人ぞ知るところである。
さすがに特急だからそれなりの速度で飛ばしてはくれるが、一部ながら単線区間も残り、また松本から先の篠ノ井線もほとんどが単線で、行き違い等で日常的に数分の遅れが出るのは避けられないようである。
今回は乗り換え時間に余裕があってあわてることはなかったが、今後は行き違いが多く発生する線区では乗り換えがギリギリの計画は立てないように気をつけたいと思った。

長野からはさすが新幹線、40分程度で長野から高崎をカバーして、ほぼ予定通りに目的地に着いた。
金曜までの仕事と当日の移動で疲れがあったのでとりあえず仮眠を取り、夜は適当に高崎駅近辺で済ませることにした。
高崎駅東口には、さすが群馬県発祥、ヤマダ電機の大型店舗が存在感を示していた。



グルメマップを頼りにけっこう中心まで歩いたような気はしたが、食事をとったのは結局駅の西側にある焼肉屋さんだった。
焼き物のお店なので、基本頼んだものは自分で焼く。
あまり1人で焼き物の店に行ったことはなかったが、店内もそれほど混んでなく、自分のペースがかなったのでよかった。
お酒も入るといろいろな誘惑にもかられそうにはなるのだが、旅行初日ということで、メインの予定も控える翌日以降に備え早めに宿泊先に戻ったのであった。
2日目、3日目については明日以降順次上げていきたい。

秋晴れも

2016-10-07 20:03:00 | 日記
長雨やハッキリしない天気に悩まされた当地も、昨日今日はほぼ安定した晴天に恵まれた。
しかし明日からはまた天気は下り坂のようで、空模様が落ち着くのはこの3連休が明けて以後になりそうである。
昨年の10月は日中に雨にあうことがほとんどなく、当地はこういうところなのかと勘違いするくらいであった。
のちに、地元の天気予報でも記録的に降水量の少ない時期になったとの情報があり、昨年は特別だったと知った。

半期締めが済んでのスタートダッシュはどの部署も例外ではなく、一部では夜遅くまで仕事をしているし、交替での勤務がある部署についてはお気の毒というほかない。
決められた数量をこなすのに、1日1日の段取り、人員の張り付けなど全体を見る担当の社員も相当疲れてはいるだろう。
私には直接の大きな影響はないが、作業の順番もよく変わったりしているようだ。

わが部署の様子は、よくも悪くも変わっていない。
やる人間はやるし、やらない人間はやらない。
残りたい人間は残るし、帰りたい人間はさっさと帰る。
人の補充があったわけでもない。
下手に補充などがあると途端に楽をしようとする輩が現れるので、今の人数がきっとちょうどいいのだと思う。

さて今週末は、前々から計画していた旅行を実行する。
東京でも大阪でもない場所ではあるが、世界遺産も含めて見どころは多く作った。
旅のコンセプトも、いわゆる「旅打ち」メインではなく、観光と街歩きを前面に出してみた。
泊まるところは相も変わらず質素ながら、土地としては未知な部分も多くそういう面も楽しみにしたい。
日本一周の旅の二周目に入っているとするなら、せめて最初に行った時に加えて少なくとも一つは別の街を訪れるとか、少しでも見聞が広まる方向に持っていきたい。

さすがに3日間旅をするので写真は多く撮ることになる。
10月の振り返りでのベストショット選びのネタには困らないとは思うが、天気がいいのは2日目の午後からくらいのようなので、可能な限り、せめて人が見るに堪えるものは残したい。

週末につき、名古屋市内某所からのお誘いもあったが、それほど早起きではないとはいえ、ダルい体で出発するのはイヤなので丁重にお断りして、本欄も早めに切り上げて明日からの3日間に備えることにしたい。

無理やり感

2016-10-04 23:09:30 | 日記
9月のアタマ頃から、最寄りのスーパーの店員さんたちがハロウィンをイメージした帽子をかぶるようになった。
今はまだ10月の初旬だからこれは月末まで続くのだろう。
素材が軽そうに見えるので、作業中に頭から落ちないか心配になる。

欧米発祥のイベントとしては、我が国ではハロウィンはバレンタインデーやクリスマスよりも「後発」である。
バレンタインもクリスマスも我が国においては宗教的な裏付けもなく単なる商業イベントでしかないわけだが、ハロウィンは本当にここ数年の間に急に一般にも浸透してきたように感じる。
もちろんハロウィンとてただの商業イベントに過ぎないという認識は私の中では変わらない。
日本的な暦の中で、夏休み商戦とクリスマス商戦の間を何とか埋めるツールとして利用されているのが我が国におけるハロウィンの姿と言って差し支えはないのだろう。

過去にも同じようなことは書いているが、ハロウィンは我が国では商業イベントや仮装パーティー以上の盛り上がりはなく、国民的なイベントには結局はなりえないと思っている。
もともとは子供の遊びのレベルとはいえ「交換条件」が前提のイベントは、無条件の愛情を表現する場としてのバレンタインやクリスマスとは性格が違う。
若干の無理やり感をハロウィンに感じるのは、そういった「くれくれ文化」は我が国にはあまりなじまない気がするからだ。

年に一回、顔に色を塗って奇抜な格好をして別人になってみんなで騒ごうよと思うなら、我が国は自由だから誰も止めるものはいないし好きにすればいい。
世の中にはせめてその時だけでも別人になりたいと願っている人間も多いから、例えば都市の中心部に足を運べばイヤでもそういう集まりは目にすることになると思う。
私のような酒飲みは、季節やイベントを問わずいつでも仕事仕様からあっという間に遊び仕様(別人)に飛ぶことができるので年に一回というのはスパンが長すぎて待ちきれない。
それより何よりみんなと一緒でないとたかが別人になることも難しい人間と群れて騒ぐなどまっぴらゴメンである。

この節、俗世の憂さを離れて別人になりたい場面など年に一回どころか何十回もあるはずで、ハロウィンのような大掛かりなイベントしか頼れるものがないというのは、私から見ればずいぶん平和な日常を送っておられる方なのだろう。
せっかくの機会なのだから、我が国のGDPに少しでも貢献していただければ私としてはそれで良い。