blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

7月を振り返って

2022-07-31 21:09:21 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
夏の繁忙期真っただ中にあって知らず知らずのうちに無理がかかっている部分は、週末で何とか処理できている。
あと1か月か1か月半はバタバタとした状態が続くだろう。
8月を乗り越えれば少なくともピークは過ぎる。
暦の上での夏が今後を占う意味でも正念場、あわてないでミスを起こさないようにやっていきたい。

特に7月は私自身がずいぶん環境に慣れてきたこともあり、職場として抱えている問題というのか病理というのか、そういったものがボンヤリと見えてきた月ではあった。
他の現場は知らないから何とも言えないとして、私が所属する現場では明らかに管理者たる社員がラクをしている。
二つの現場を掛け持ちしているといえば大変そうに感じるが、建前上管理者として存在しているだけで実作業にはほとんどタッチしない。
もっと言えば、実務スキルが他のメンバーにまったく及ばないためタッチできないと言った方が正しい。
ギリギリの人数でやっていると口では言いながら、その状況に対して目に見えて力を注ぐわけでもなく、現場の助けにはまるでなれていないという何とも情けない現実がある。

実作業をしなければ何をするか。
建前では現場の指導や監督とはなっているが、作業者すら暇になる週の後半あたりは作業をしないでいることイコール何もしないこととほぼ同義である。
会議や面談などと称してしょっちゅう現場を不在にするが、暇な日や時間帯は2つの現場を何となく行ったり来たりしているだけというのが現状のようである。

今月唯一の旗日であった18日の月曜は、大口客の祝日対応を社員だけで回せないかという背伸びした実験を実行したあげく、とても間に合わない、恐らくは半泣き状態という事態を招いた。
8月はお盆期間もあるが、大口先の対応は結局パートさんや派遣スタッフの力を借りたいという方針が下りてきた。

管理者は絶対に、仮に死んでも認めることはないだろうが、7月の祝日対応は明らかな判断ミスである。
まずはミスを詫び、その上で他のメンバーにお願いするのが筋のところ、詫びの部分がまったくないまま「やっぱりこれからは来てください」で誰が納得できるというのか。
会社としてどんな教育がなされているかは知らないが、派遣なり非正規なりのメンバーなど「辞められない程度にうまく動かせ」くらいの存在としか思っていないと言ってほぼ間違いはない。
少なくとも同じ職場の「仲間」という意識があるなら今回のような非常に難しい場面では自然と頭が下がるはずだが、残念ながらそんな意識はミジンもないということである。

幸いにしてこれまでの仕事の中でずいぶんとノウハウも蓄積されたし、日頃一緒に作業者として動いてくれているベテラン氏とのコミュニケーションもここのところ高まってきた。
3人態勢のうちの2人がスクラムを組んで動きだしたら、実務能力の乏しい管理者などひとたまりもない。
後輩君の指導と称して、いったんは完全に後輩君に任せたはずの別現場のフォローだなんだと言ってこちらの現場を不在にする場面が今後増えるかもしれない。
3人のうちの2人から冷たい視線を浴びてのうのうと現場にいられるようなレベルの神経の太さはさすがに持ち合わせていないだろう。

作業をやらないで立場だけで監督者が務まるほど甘くはない。
まったく同じような動きまでは求められないが、少なくとも我々と一緒に汗をかく姿勢だけでも見せてほしい。
物量が増えた時だけ「仕方ないな~」という感じで現場に出られても足手まといになるだけである。
後輩が育ってこないことを嘆く前に、まず自ら襟を正し言葉でなく態度で示していく、周囲が求めるものはこれ一点である。

ダメならダメと

2022-07-25 20:46:18 | 日記
毎週月曜は大口客対応のため物量が多い。
先週は祝日で、リーダー氏から社員のみで回るか実験したいなどと背伸びした要望があったため不参加とした。
聞くまでもないが、管理者自らが実務スキルに乏しいためにヘルプで参加した社員やその他のメンバーに多大な負担をかけるだけかけて相当バタバタした一日となったようだ。

繁忙期の真っただ中に見栄を張って変な実験をするから自分たちが大変になる。
本来、実験というのはもう少し仕事が落ち着いている時期に「繁忙期を想定」して行うのが通常で、わざわざブッツケ本番で実験することはない。
日頃、いかに最近はミスが多いとは言っても仕事を熟知したメンバー不在ではどうしようもないことを肌身で感じたとするなら実験の意味もあったというものだが。

さて、そのリーダー氏、今日は朝から表情が浮かない。
浮かないのはいつものこととはいえ、今日はより深刻そうである。
週末に何があったかは知らないが、体が痛んで動きづらいのだという。
もともと持病のようなものがあるとは聞いていたし、またぞろお出ましになったとしたならお気の毒なことではあるが、現場で働く以上「体が動かない=使い物にならない」というのも事実だ。
組織の建前から言っても、また本人の実務スキルから言っても、現場にいなくてはならないというほどではない、もっと言えば「いなくても回る」。
本人が現場に触らなくても、私ともう一人の社員さんでフォークリフトで現場を走り回って製品を取ってきて、チェックと梱包は週の初めだからシルバーさんを招いているのでお任せして、その流れで毎週何とかなっているし今日も何とかなった。
痛む体で少しでも手伝おうと無理をしたところで、まるでスピード感もないダラダラとした仕事にしかならず、本当に帰ればいいのにと思った。

どんな状態であれ現場の力になれないと分かったら私なら帰ると思うが、日頃から「俺がいないと」などと普通に口にする人に言ったところで素直に聞くはずはない。
そこで昼間に日頃はほとんど絡むことのないもう一つ上の位の方に「リーダーさん、体がしんどそうです」とお伝えした。
すると、わざわざ私たちがいる階に足を運ばれて本人に直接確認をしてくれたようである。

リーダー氏は上とケンカできるタイプでは毛頭ないので、上の人から言ってもらえば少しは思い直してくれるかもと考えた。
しかし本人は、その時は「つらかったら帰ります」と答えたようだが、結局ほぼほぼ現場には触れることがないまま定時までいた。
社員さんなのだから早退したところで給料は減らないし、何をそんなに見栄を張るのか不思議で仕方がない。

シルバーさんが来るのは週の前半だけで、週の後半は通常の3人態勢に戻る。
最近は、最初は口うるさくてイヤだったもう一人の社員さんと話すことが増えてきたのだが、孤独を恐れるリーダー氏は「1対2」の雰囲気を感じ取ってか、シルバーさんの中でも自分に精神的に全振りしてくれている一人を取り込もうと必死である。
今日の昼休憩はリーダー氏不在の場所でざっくばらんに話していたが、その間リーダー氏はそのシルバー氏にあろうことか「ここだけの話」的なことをベラベラとしゃべったようである。

そもそもあとひと月で会わなくなる人に外に出せない秘密めいた話をするなど尋常ではない。
他で言うなといくら言ったところで、仕事上の関係がなくなればそんな口約束は何の担保もされないし、逆にそれを利用されないとも限らない。
そんなことも分からず何でもかんでも話してしまうところに、氏の管理者としての脇の甘さと孤独への恐怖が透けて見える。

明日以降、急に氏の体が回復することは考えづらい。
現場で力になれないのにあくまでも無理をして踏ん張るならばまた上の方に報告しなければならない。
立場がどうあろうと仕事にならない体で職場にいられることほど迷惑なことはないからである。

続・意味不明

2022-07-20 21:40:03 | 日記
3連休の最終日である月曜は、自宅近くの風景や鳥さんたちを撮影するなど気ままに過ごした。
祝日ではあっても月曜は大口客への対応のため出勤が既定路線とはなっているが、今回は初めて休みにした。
経緯については前回の記事にも書いた通りで、同じ部署の異なる現場で片やお願いして休ませる一方、私のいる現場は私が欠けることをみじんも想定していないというお粗末で不公平な管理のため行く気が失せたのである。

リーダー氏が言うところの「社員だけで週で最も多忙な月曜を回せるか実験したい」という話はそもそもがウソで、実際はここのところミスが連続している別現場のメンバーを一日でも排除することが目的であった。
本当に実験したいなら私にもその話は来ないといけないところ何もなかったことからもそれは分かる。
もともとがウソが出発点の話に納得できるほど私もお人よしではない。
ただ、全員がウソだと知っているわけではないので、以下はあくまでも「実験」が本当のこととして書き進める。

全員集合となる火曜日にはリーダー氏から月曜日の話があったが、しんどかったしんどかったとまるで恨み節のような話しか出てこなかった。
自分の勝手でメンバーを休ませておいて負担が負担がと言われてもこちらからすれば知ったことではない。
いくら社員総出でヘルプを受けるといってもヘルプに来る人は毎日やる仕事でもなくスピードを求めるのは酷だから、やはり日頃慣れている人間がいないと相当きついというのは身に染みて分かったはずである。
月曜がうまくいかなかったのは自らの実務能力が低いことが全てだとは思ってもいないのだろう。

その意味でも管理者として今回の事例は明らかな判断ミスなのだが、なぜかリーダー氏はそれを認めない。
素直に「社員だけではどうにも回らなかった、実験なんて調子のいいことを言ってスミマセンでした、やはり皆さんの力が必要です、お盆期間には大変無理を言いますが出勤をお願いすることになりますのでよろしくお願いします」となるのが普通である。
そこを単に「お盆も大口あるんで、しんどかったんで、やっぱり出てきてください、また近い日付になったらお願いしますんで」などというのでは誠意のかけらも感じられない。
会社の教育もあるのかもしれないが、所詮派遣ふぜい非正規ふぜいなどと思っているから頭を下げられないのであろう。

こういった薄っぺらい人物が管理者をしているとは何ともお寒い限りである。
ひとたび現場でミスが起きれば、当事者のいないところでは言葉の限りに腐す一方、当事者本人には厳しく当たることができないどころか雑談でもしているような感じにしかならない。
こういう極端な二面性がある人物が管理者をやることは本来危険である。
卓越したコミュニケーション力(=口八丁)で何とかごまかすにも限度があるというものだ。

リーダー氏は、はやりの本ではないが「嫌われる勇気」が持てないのだと思う。
なぜ持てないかは、自分がこと作業という面では能力に欠けていて自信がないからである。
自信がないからどんなに厳しくいこうと思っても最後の最後には当事者に媚びてしまう。
媚びてしまうから結局はナメられて状況は改善しない。

わが社に限らず、社員は管理、非正規が実労働という明確なすみ分けができてしまっているところは残念ながら多いと思われる。
小売りの店舗あたりが分かりやすいが、社員の店長が何店舗も掛け持ちして管理だけをやり、
店舗の品出しやレジなどの実作業はパートか派遣がやるという感じだ。
こういう形は効率はいいが、せっかくの社員が「その会社でしか通じない人間」になる危険は考慮されていない。
下積みというか、基本を教わる時間を省いて作業は人任せにすることだけを覚えてしまったら、仮に何かの事情でその会社から別に変わらなくてはいけなくなった時に本当に困るだろう。
株主優先、利益利益で人間を育てる余裕を失っている企業がほとんどになっているのは嘆かわしいことだ。
実務のできない管理者が国じゅうにあふれ、結果的に我が国の国としての底力が落ちているのは致し方ないところなのかもしれない。

意味不明

2022-07-17 22:16:37 | 休日
7月はさすがに忙しい日々が続いており、わずかな時間を見つけて水分を取っては現場にまた出ていく日が多い。
物量と戦うのが我々の仕事だから、相手?が攻めてくれば迎え撃つのは当然、のんびりしていては時間ばかりが過ぎて引き渡しが間に合わなくなってしまう。

去年の秋からこちらにやってきた私にとっては今がまさに未知の領域ということになり、しかしあわてたところでいいことは何もない。
与えられた役割をスキルを存分に発揮してこなしていき、結果的にどの日も時間を超えることなく終わらせることができた。

さて、毎週月曜日は大口客の対応で祝日といえども会社に出向き対応しなくてはならない。
正社員は必須の出勤日として定められているが私の立場は出勤はあくまで任意である。
だが、これまではどの機会もすべて出向いて対応してきた。
仕事を身に付けなくてはいけないという思いもあったし、出れば出ただけの実入りもあるからそうしてきた。

明日の祝日も当然ながら対応は必要なのだが、今回は初めて出向かずに普通に休日とすることにした。
特別な用事があるわけでもない中であえてそうしたのは、同じ部署の別現場のメンバーはお願いされて休む形となっているのに対して、私は「当たり前に来るもの」として考えられているフシがあったからである。

繁忙期真っただ中の月曜日になぜ別現場の正社員以外が強制的に休みになるのか疑問に思ったのだが、リーダーの説明では正社員を総動員してしっかり回るか実験したいということだった。
それなら私がいる現場も同じように実験するのかと思えばそうではなく、私は当然に出るものとして考えられていて出る出ないの確認すらされなかったので疑問をぶつけたら、あろうことか私の前にリーダーが仁王立ちになり、出てくれと言わんばかりの態度に出てきた。

確かに私のいる方は物量が圧倒的に別現場より多く一人でも人間がいた方がいいのは理解しているし、だからこそ今まで一度も旗日の月曜をベタ休みにはすることなく協力してきた。
しかし、担当現場が違うとはいえ、同じ立場の人間を片やお願いしてまで休ませ、私は出てくれないと困るというのはどう考えても不公平である。

私自身はせっかく縁を受けた環境だから必要とあらば快く応じてあげたい思いは持っているものの、使う側が私が欠けるという事態をみじんも想定せず「なんで出てこんのだコラ」とでも言わんばかりの態度に出られると当然ながら気分はよくない。
私の出勤は任意であり当たり前ではない勘違いしないでほしいと言うと、リーダーは投げやりな様子で部屋から出ていった。

実のところ、別現場のメンバーに「社員だけで仕事が回るか実験したい」と伝えたのも真っ赤なウソである。
残念なことに春先からその現場ではミスが連続してリーダー的にはもうメンバーを信用できないようで、二言目にはその現場のメンバーの悪口ばかり言っている。
休日に呼んでまたミスられても面倒だから社員だけでやりたいというのが本音であって、だからこそお願いしてまで休ませるわけだ。

そんな背景があるから、私だけ来いというのはなおさら全くの意味不明であって、いくら物量が多い事情はあっても前向きに協力する気にはなれない。
いくら方便とはいえ、別現場で実験するのなら私がいる現場も実験してもらわないと困る。
どんなに遅くなろうが、出た伝票は確実に処理してしっかり終わらせてほしい。

今までのリーダーの姿を見ていると、私と入れ替わりで3月に勇退された方に実務の詰めや面倒な仕事は完全に頼りきりであっただろうことが読み取れ、その方の役割を単に私に置き換えたいだけに思える。
頼りにするのとアテにするのとでは行って帰ってくるほどの差があるが、リーダーの態度は明らかに後者である。
出勤が任意の人間に「出ない」と言われて怒り出すのは自身の実務能力に不安があるからに他ならないのだろう。

その他、リーダーとして職場の安全に責任を負う立場の人間とは思えない振る舞いがここのところ目立つようになってきているので、あるいはさらに上席の方に訴える場面も今後出てくるのかもしれない。

7月に入って

2022-07-09 19:48:36 | 休日
※写真は、2016年の伊勢志摩サミットが行われた三重県賢島の記念施設にて。
世界のリーダーたちと互角に渡り合うことのできる稀有な存在であった安倍元総理の元気なお姿が写っている。
謹んでお悔やみを申し上げます。

7月に入る前に梅雨が明けてしまい、酷暑の中での仕事が続いている。
倉庫の中は大変に暑いので大型のファンを回してはいるが、いい風というわけでもなくただただ熱い風が吹いているだけという状況だ。
あまり汗かきではない私でも、時折は額から顔に汗が流れ落ちてくる。

我が現場は特に季節要因もあってこの時期がいちばん物量が多い。
まだひとつのシーズンを完遂していない私にとっては毎日が未知の領域である。
週の前半は高齢者の皆さんの手を借りるとはいえ、6月までとは一段多い物量と戦うのは容易ではない。
熱中症の心配もあるからこまめな休憩と水分補給は必須だが、結果的には動き詰めのまま1日を終えることも多い。
最小限の人員でやっているから、誰かがナマクラすれば負担はほかの誰かに行く。
ナマクラ組とみなされたくはないので必死にやって何とか時間内には日々終わらせることができている。

仕事の上では機動力(フォークリフト)を使うことも多いから体力的にはそれほどきつくはない。
ただ、乗り物を使う以上はそれに伴う気づかいはまた別個にあって、わずかなミスが大切な商品を傷つけたりすることにつながるので精神的には緊張の連続ということになる。
具体的には、かなり狭い空間に突っ込んで行かなくてはならないとか、3~4mくらいの高さにある物を出し入れするとかがある。
今でこそずいぶん慣れてコツもつかめたが、作業そのものは危険と言っていい。
ただ、便利な乗り物を危険にするかしないかは扱う人間の腕に左右されることは常に肝に銘じていたい。
張り詰めた時間から解放された時はけっこうグッタリと疲れているし、アクセルを踏む右足は常に突っ張った状態だから、今週末の帰りがけはヒザの裏あたりがかなり痛かった。

知らず知らずのうちに身を削っていたようなので、今日は例月の通院を除いては休息に充てることにした。
明日どうするかは未定だが、あまり無理をしない格好にはなるだろう。
この先、暦の上での夏が終わるまでは常に慌ただしい状態が続くようなので、遠出や避暑の計画ももう少し先に延ばして体調優先で乗り切るしかない。

今の環境での時間も半年はあっという間に過ぎ、あとふた月ばかりの繁忙期を無事に行けたら、ようやくにして戦力になれたと思ってもらえるだろう。
今まで何とかなってきていても、さらに厳しい状況になって力を発揮できなければ、周囲からは「業務量がMAXレベルだとついてこれない」と思われてしまう。
不本意ながら有期契約の更新を重ねていくという形でしか長く勤めあげるすべがないため、まずはひとシーズンを乗り越えることを最優先に考えたい。
会社では別現場への異動などいろいろと考えているフシもあるようだが、個人的にはひとつの場所で最低でも1年をこなさないことにはその先を展望する気にはならない。

仕事が忙しくなり気持ちが焦ったりイライラしたりした時には、今年3月末で勇退され、入った当初の私を指導してくれた大先輩のことを思い出すことにしている。
氏に恥ずかしくないよう、体には十分気を付けて日々丁寧な仕事ができるようにしていきたい。