blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

11月を振り返って

2022-11-30 20:02:17 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
世界は狂人に支配されていると言ってのちに非業の死を遂げたのはジョンレノンだが、我が職場もある意味狂人によって支配されていることが確認できた月であった。
会社であれ学校であれ、組織というものはそれぞれに閉じた空間でそれぞれに秘密も抱える。
その意味では、国民国家たる国とは別に、組織はひとつひとつが国のようなもので、社会一般の常識が通用しないことの方が多いといっていいのだろう。

日頃近い場所にいる我が現場のリーダー氏に関しては、前回のサイコパス認定でもってマトモに取り合う相手ではないし、今までさんざん書いてきたので本日は省略する。
加えて、狂人が氏だけではないことがここ数日でハッキリしてきた。
正社員とそれ以外分け隔てなくが社風、と語った上席者とは裏腹に、より現場に近い方の管理者がことごとく狂人で、自分たちで正社員とそれ以外を分け隔てる結果を生んでしまっている。

本日は朝礼の後、部署単位で安全に関するミーティングが予定されていた。
朝礼が終わり会場に行くと机が明らかに濡れている。
机が湿っていたら話し合いなどできないから参加者がそれぞれティッシュやハンカチで机を拭いていたら、それをブスっとした顔をして見ていた某女史の姿があった。
せっかく私が机を水拭きしてあげたのに…という気持ちでもあったのかもしれないが、水拭きをして乾く時間の計算はしていなかったのか。

過日、我が現場で明らかなミスが発生した際、顧客が怒っていないからミスではないと我が現場のリーダー氏同様に公然と言い放ったのもこの女史であったが、その定義は社会通念に照らしてどうなんだと迫ってようやくミスだと認めるありさまであった。
あまりに抑揚のない話しぶりから、人の体温を感じない、まるでAI自動音声のような人という印象は以前からあったのだが、他人への共感が薄いという意味ではやはりサイコパス的なところがあるのかもしれない。

帰り際には、いつも朝に話し相手になっている某氏が私を呼ぶので何かと思ったら「もうこの会社はイヤだ」と言い出した。
穏やかではないので聞いてみたら、氏の現場を仕切る別のリーダーが、たまたま昨日私と氏がほんの数分雑談を交わしていたことをつかまえてネチネチと攻撃してきたというのである。
わずか数分のその場面だけを切り取って言いがかりをつけてくるなら、毎朝リーダーどうしでホウキを持ったままロクに掃除もしないでしゃべってばかりいるのはどうなるのか。

このリーダー氏はずいぶん前の朝礼で、ある派遣スタッフから仕事について質問された際「オレにそれ聞くんか!」と激高し、全員が見ている前でそのスタッフと口論になった。
口論だけで終わればよかったが、そのリーダー氏は明らかに自らの意思でもって左腕でそのスタッフを突き飛ばした。
もんどりうって倒れたそのスタッフは、現場の金属製の棚に頭をぶつけ軽いケガをした。
打ちどころが悪ければあるいは…ということが分かって突き飛ばしたとすれば、傷害あるいは殺人未遂にも等しい行為であるが、このリーダー氏はクビにならないどころか何の処分も受けていない。

本日の振る舞いを見れば、当時の反省などもはやどこかへ行ってしまっているのだろう。
正社員でない者はイヌ同然くらいに思っているのかもしれないし、そう思われても一向に構わない。
派遣スタッフを感情に任せて突き飛ばすなどという行為は、犬にも及ばないおよそケダモノの所業であり、ケダモノにえらそうに指示される筋合いは本来はないからだ。

我が課だけのこととは思いたいが、ミスひとつにしてもパートや派遣に対してはことのほか厳しい一方で、社員どうしは「まあまあ…」でキズを舐めあい、それが当たり前かのような雰囲気すら感じる。
世界に誇れる特許を持ち、社屋にはSDGsの大看板を掲げる会社でも、中身はさしずめ社員天国、ユルユルの生ぬるい環境である。
製品の優位性からよほど間違えなければ会社が倒れるようなことはないだろうが、これまでの信頼が先人の努力の上に成り立っていることが現在会社を背負う人間に認識されなければ、坂道を転げ落ちるのも案外早いのかもしれない。

私の上司はサイコパス

2022-11-22 22:35:07 | 日記
明日水曜が祝日のため、職場は世の中と同じく休みとなる。
当然ながら作業は二日分とまでは行かないが結構な分量となった。
しばらくはなかった細かなミスもあって悔しい思いもしたが引きずることはなく、やるべきことはしっかり片づけ、残りの時間は現場を納得いくまで整理整頓をして何とかスッキリした思いで会社を後にした。

我が現場のリーダー氏は、仕事が始まる前は掃除用のホウキを持ったままリーダー陣で何やら話し込んでいることが多い。
話の中身にはまったく興味はないが、いつも同じ場所でたむろしているのが気持ち悪いので会社の大ベテラン氏にそのことを話した。
すると「時間帯でやるべきことはあってさ…」との反応があった。
管理する立場として下を見ているつもりかもしれないが、それ以上に周りから見られる存在であることをどうやら分かっていないようだ。

本日は、午前こそ多少手伝い程度作業に入ったが午後からは例によって自分の現場からはいなくなり、我々のいない場所で好き放題に振る舞っていたようである。
午後から我が現場でしたことといえば、年末年始の対応日に協力ができるかどうかというロクでもない話だった。
マトモに協力しては本人が働かないのは分かっているので、特に手間のかかる年末の在庫カウントだけは協力することにして正月は断った。
我が職場の社員のレベルは残念ながら高くない。
高くないから10月の祝日のように大ポカをやらかす。

同じ人間が、大ポカをやっても言い訳ばかりで反省もせず同じ過ちを繰り返すさまを見て、これは氏はどう考えても何かが欠落している人間なのではないかと思い始めている。
下は「刑事事件弁護士ナビ」という物々しいサイトから拝借させていただいた。
表題だけ紹介する。(詳しくはさらに下のリンクからどうぞ)

<サイコパスの10の特徴>
・表面上は口達者
・利己的・自己中心的
・自慢話をする
・自分の非を認めない
・結果至上主義
・平然と嘘をつく
・共感ができない
・他人を操ろうとする
・良心の欠如
・刺激を求める

https://keiji-pro.com/magazine/10/

サイトの中身を読み込んでみて、予感は的中した。
我々は日々、サイコパスと付き合っているのだと。
まだ人をあやめたりしていないのが救いだが、ギリギリまで追い詰めたらあるいは、とも思わされる。
今後もなかなか面白い日常が続くことになりそうだ。

80年代を席巻したBOΦWYの最後のアルバムの名前は「PSYCHOPATH」である。
出会ってから一貫してBOΦWYを壁紙にしたPCで仕事をしている氏自身がサイコパスだったとは、笑っていいのか悪いのか、悩ましいところではある。

転落

2022-11-16 21:09:29 | 日記
本欄の更新に使っているネットブックだが、購入当時から比べるとずいぶん反応が良くなった。
電源を入れた直後に必ず一回「落ちる」症状もなくなったし、起動に行くまでもずいぶん速くなった。
速くなったとはいうものの、とてつもない時間がかかっていた当初に比べると、という意味でしかないが、改善したのはありがたいことだし、いきおい使う機会も増えている。
原因はシロウトなので分からないが、モノにも心があるという言説を信じるとすれば、最初のひどい段階であきらめずに無理やりでも使い込んだのが良かったのかもしれない。

本日は、昨年秋に発覚した糖尿病の経過観察のため午前休を取っていた。
経過観察とはいっても今は3か月に一度のペースになっていて、数値的にもほぼほぼ正常値に近いところまで来てずっと安定しているし、その他の悪玉コレステロールやらも改善しているようだ。
今スグに何か健康上の心配が起きる状態ではないのは何よりだし、3か月に一度、自分の体を客観的に観察してもらえるのだから、せっかくの機会を有効に使いたいものだ。

午後から出ていった会社では、明日の大口出荷の準備も終わっていて、やったことといえば現場がモノであふれそうになっている状態を何とかやりくりすべく動いた程度だった。
今は戦力もアップして協力しながら進められるので負担は感じないどころか、分かりやすさを前提に好きなように現場をいじらせてもらえて半分は楽しみながらやれているのは何よりである。

毎日がネタの宝庫とも言える我が職場だが、今日もマンガのような話が飛び込んできた。
同じ部署ではあるが場所が異なる現場のとある人間が、日頃から私用の宅配物の受け取りをなぜか会社の住所にしていた。
今日はあろうことかその宅配物が本人がいる現場ではなく会社の事務方に届いてしまい、加えてこの時代に代引き決済という古典的な方法にしていたため会社の人が本人に代わっていったん立て替え払いをしたというのである。
当然ながら何だこれはという話になり、当該の現場を管理する社員さんが呼び出しを食らってお金を返しに行くハメになった。
私物のケイタイの充電も堂々と会社のコンセントを使っているらしいのでもはやつけるクスリもないほどの低レベルな人間であることは間違いがないが、このような犯罪的な行為がこれ以上ない恥ずかしい形で明らかになって果たして今後会社に籍を置き続けることができるのだろうかと心配になる。

多くの日でネタ元になってくれる我が現場のリーダー氏にも大きな変化が訪れている。
ここのところの当人の午後は、別部署の応援というよりはその部署の中のとあるセクションの仕事を「習得中」ということらしい。
そこは通常派遣スタッフさんが二名で回しているところで、やや隔絶された環境ということもあり社員さんの出入りもあまり多くないようだ。
そういう現場に、いちおうはリーダーの肩書を持った社員さんが仕事をおぼえにやってくる。
ということは、つまり「そういうこと」なのであろう。

もちろん会社の中に不必要な部署やセクションなどはないわけだが、そのセクションでは特にフォークリフトに乗るとかの場面はなくもっぱら手作業で成り立っている。
全体でみればフォークリフト10台ほどが忙しく稼働する現場のリーダーを名乗る人間が、手作業中心の作業場に缶詰めにされるという事態は、間違いなく「アレ」としか思えない。
決して公にはならない人事異動という形で、氏の今までの言動に会社として組織として一定の判断が下ったものと思われる。

今この時点で、我が現場のリーダー氏は実質すでに我が現場の人間ではなく違う部署の人間になっている。
身の自由を与えると子飼いの後輩くんを連れて平気で社外に遊びに行ってしまう人間だから、絶対に社外に出られないように隔絶した環境に置いて管理するしかないとなったのだとしたら、サラリーマンとしてこれほど屈辱的なことがあるか。
屈辱を本人が感じているかどうかも定かではないし、感じていたとて当人の口からそれが語られることは絶対にないのはこれまでの言動から明らかだ。

11月には面白いことが起きるかもと10月の終わりに書いたが、私が思う以上のことが今まさに起きている。
ひとりの人間が組織の中で転落していくのをリアルタイムで見ている。
当人には悪いが、そうなったのは誰のせいでもない。
身近な人間への感謝を忘れ、ウソにウソ、裏切りに裏切りを重ね続けた結果が今の現実を呼び込んだのだから、そのツケは当人が払っていくよりないのである。

腰が痛い

2022-11-13 20:29:28 | 休日
今日はあいにくの天気となって外出は買い物程度で終わった。
昨日は雲一つない秋晴れとなったので、思い立って新潟県の上越市まで行ってきた。
富山県から上越市までは富山新潟県境近くから大変厳しい地形となるため、下道はほとんどが海沿いである。
急ぐ旅でもなければ、トンネルばかりの高速で行くよりは気分的にはいい。
人口の少ない地域でもあり信号も少ないから燃費の面でも非常に助かる区間となる。

とはいえ、往復200㎞のドライブの翌日はさすがに腰に負担がかかったようで何となく外出もおっくうなまま昼を過ぎた。
たまたまオフクロが差し入れをしに自宅に来たが、ドアロックに加えチェーンまでかけてあるものを無理やり開けようとするので、重い体を引きずって迎えに出た。
合鍵を持って時おり気の利いた差し入れもしてくれるので来てくれることはありがたいが、カギが壊れたら弁償するのは私であるから気を付けてほしい。

もう秋も深くなって、我が現場の仕事はすっかり落ち着いている。
実際の作業に携わる我々がけっこうヒマなのだから、管理だけが仕事のリーダー氏はもっとヒマである。
ヒマならヒマで現場に関して何かアイデアでも巡らせてくれればいいが、まるまる一年付き合ってきて、自らああしたらこうしたらといった知恵を出してきたことはただの一度もない。
知恵を貸せ力を貸せとばかり言ってこちら側に何かを返してくれたことはない。
言うなれば借りパクが日常となってきたので、自分の頭で担当部署のことを真剣に考えたことが恐らくはないのであろう。

最近は同じ課に属する階下の部署が人員不足気味のようである。
我が現場のリーダー氏もここのところは午後から応援ということで我々の現場を不在にすることが多い。
それ自体はご苦労なことだが、フォークリフトもロクに乗れない氏にできることは実は限られており、応援と呼べるだけの働きは今の実力では無理である。
かといって我々の現場に戻ってできることもないわけだから、どう見てもどこに置いても足手まといになるだけというのが実情である。

そんな中でも、あくまで年末までの措置ということだが、氏が特定曜日は階下の部署の仕事に張り付けになるらしいことが分かった。
本人が了承したということでその部署では伝えられており、しばらくは週の三分の一ほどは我々の現場ではリーダー氏がいないことになる。

氏が我々の現場にいてもらっても、最近は戦力もアップしたためにできることは手作業くらいしかないし、ヘタに出られても経験年数のわりには適切な作業ができないので正直いなくてもいいと言えばそうだし、影響ということで言えば一部氏の判断が必要な事柄を除いてほぼゼロではある。
しかし、違う部署に一定時間拘束されるという話を自分勝手に了承してそれを我々に伝えないのはおかしい。
ここ数日は、長く自分の殻に閉じこもって我々の目すら見れなかった様子とは急に変わり、やたらにヘーコラと話しかけてくるようになっていたのだが、重要なこと肝心なこと大事なことは言わないというのでは結局は何も話していないのと変わらないことになる。

すでに他部署で既成事実になっていることをあらためて説明する気はあるのか。
その気がないか、笑ってごまかすような言動があるなら、まさしく不信任に値するものとしていいのだろうと思う。

不信任出したい

2022-11-09 22:26:20 | 日記
11月ともなるとあわただしいのは週の初め月火くらいになり、水曜以降はわりあい時間が空くことが多い。
空いたら空いたでやることはあるが、倉庫内をいじるといっても限界はある。
分かりやすさを第一にできることは忘れないうちにやるようにはしているものの、今は戦力もひとり増えてコンビプレーで片づけるから多少のことはあっという間に終わってしまう。

出荷が落ち着いているとなるとスペースはなかなか空かないから、今度は入ってくるものの収納に頭を悩ませることになるのは何度も書いている。
ここのところお騒がせの某後発医薬品メーカーのように品目を欲張りすぎている気配はないが、来年の年明けあたりから新しい取り組みを始めるようで、それが始まれば既存の製品を作っている時間がなくなるからと動きの鈍い品種までがどんどんと作られてきて、作られたなりのロットをそのまま横持ちにかけなくてはいけない有様である。

我が部署で扱っている製品はいわゆる家庭用のものが中心でそれほど精密な衛生管理を必要としていないため、外部の倉庫屋さんを活用する場面は多い。
しかし、階下にある部署では業務用の製品が多く、例えば病院や食品工場などで使われるものもあるのでそういったものはホコリっぽい(失礼)外部の倉庫に出すことが難しい。
結果的に我が部署には本来は収納するはずのない階下の部署の製品がかなりの割合で置かれることになっている。
ただ、理由があるからと何でもかんでも泣きつかれた末に押し付けられてはたまったものではなく、本来であれば階下の部署の製品など置きたくないのが本音でもあるので時には白昼から社員どうしの言い争いに発展することもある。
仕事なのだから同じ課ではあっても違う部署どうし互いの利益のために対立が発生するのは致し方ないところではあるだろう。

本来対等で渡り合うべき二つの部署のバランスが崩れるのは、どちらかが争いを恐れて安請け合いを重ねた時である。
どちらかが譲歩ばかりしていては、片方はそれが当たり前となり押し込めると踏んで話をしてくるようになる。
現状バランスが保たれているかと言えば必ずしもそうとは言い難く、我が部署はどちらかというと押し込まれ気味の雰囲気である。

我が部署のリーダー氏はどちらかというと争いを好まないというのか、自身が嫌われることを極度に嫌う。
嫌われたくないから、直属の部下や作業者などいちばん近い人間を平気で敵に回してでも事務方や他部署など少しだけ遠い人間にいい顔をしようとする。
嫌われたくないのなら直下の人間をまず大切にすべきだと思うがそれができないのは、自身は作業に参加できる能力がなくて自信がないため、代わりに外からの評価によって自信を得ようとするからである。

こういうタイプの人は外回りの販売の方に回してあげたらいいと思うのだが、本人と過去話したところでは突然物流に放り込まれたようなことを言っていたから、すでに社内で外回りは経験してきたものの何らかの理由で物流部門に回されたものと思われる。
過去、別の会社でも多く見たが、外回りの営業マンをやっていた人にとって倉庫内作業というのは「こんな場所」であったり「こんな仕事」であったりすることもままあり、それをあからさまに態度に出してしまう人も少なくなかった。

今の現場のリーダー氏も、あるいは今与えられている仕事に本当は興味がなく不本意だという思いを抱えたまま日々を過ごしているのかもしれない。
そうでなければ、未来を担う若い社員の成長を喜ばなかったり、自分が犯したミスはかたくなに隠蔽したり、自分の指示を聞いて日々動いている人間を何かと裏切ることが多かったりなどはしないはずだ。

残念ながら50代も半ばを迎えようかという年齢に差し掛かっても大事なのはあくまで自分という、中身は幼児そのもの、いわゆる「かまってちゃん」の人間を相手にするのは非常に疲れる。
11月のアタマからずっと会社に出てこず月曜からやっと出てきたが、コロナの濃厚接触者になったからという後出しジャンケンのような説明があった。
濃厚接触者になったというなら日々同じ部屋にいる我々にも念のため検査を受けるようお願いがあるのが筋だが、それがないということは説明自体がウソである。
もし検査の結果、一名ならともかく複数人が一度に引っかかっては本人の能力からして現場を回すことができないからそれは言えないということなのである。

もしこの御仁に不信任案でも出せる制度でもあるなら今すぐにでも出したいが、あいにく営利企業にはそんな制度はない。
ヤマシイことだらけで見るからに疲弊した人間を実質支えなくてはならない毎日はつらいものがあるが、何もヤマシイことがない私がそんな人間に絶望したからと今の環境を手放すのはあまりにももったいない。
真っ先に淘汰されるべきは、誰がどう見ても現場で「いちばん使えない」人間であるのは言うまでもないのである。

晴れの特異日

2022-11-03 22:06:02 | 日記
昨日は私の誕生日であった。
親が「食事でも」と言ってきたが、場所を考えるのはなぜか私の役目となったので、どうせならと市内の居酒屋を予約して、飲めない親をよそに存分に飲ませてもらった。
80を迎えているわりには両親とも足腰も何とかもっているし、特に大きな病気の気配もなく元気なのは何よりである。
オヤジは日常的にPCも触りメディアの偏向に侵されていないから年代のわりにはものの考え方にバランスが取れている。
今話題のアレとは違うが両親は某宗教の信徒どうしで、私自身いわゆる「宗教二世」の葛藤は子供の時からあったわけだが、それを除けばおおむねフェアな考え方ができる親のもとに生まれたのは幸せなことであったろう。

2日が誕生日なので翌日の3日は文化の日で世の中の祝日である。
その11月3日は「晴れの特異日」としても知られており、この日に天気が悪かったことはほとんど記憶にない。
その前日が誕生日だから、誕生日が悪天候だったこともあまり記憶にない。
事実、昨日は文字通りの快晴で、仕事の日であるのがもったいないくらいだった。

さて、月初めからいきなり欠席した我が現場のリーダー氏は2日も会社に来なかった。
4日は前々からの予定で欠席となっているから、11月は最初から全休ということになる。
理由については一切触れられないので、おそらくは言いにくい事情があるのだろう。
全く事情が分からない中で長期化の可能性も出てきた。

前回も書いたが、事情についてはあらかた想像ができており、しかしそこに同情の余地はまったくない。
仮に精神的に無理がかかって倒れたといっても、何かに立ち向かい続けて疲弊したのではなく、都合の悪い出来事から逃げ回ってばかりいた結果だからだ。
ついに社内にも逃げ場を失って会社に顔を出すことができなくなったのだとするなら、長期化を通り越してこのまま自然消滅する可能性もなくはない。

繰り返しにはなるが、せっかく出会った人なので、人として壊れていくのは忍びない。
耐えられない場所ならいったん距離を置くなりしばらく離れるなりして、ひとりの人間として元気を取り戻すことがここまでくれば優先だろう。
もちろん今までの生き様のままでは復帰してもまたすぐに疲弊する。
痛い思い、つらい思いをしてようやく気付くことも人間には多い。
誰しもいつもいつもカッコよくは生きられない。
カッコ悪い時にどう振る舞うかがむしろ重要で、そこでコソコソとしたり言い訳ざんまいになったり責任転嫁をしたりするようではいけないということである。

残念な人というのはどこの世界にもいるわけだが、わが社の社員さんにはその割合が多いように感じる。
組織まるごとが残念とは思いたくないのだが…。

緊急事態?

2022-11-01 21:00:52 | 日記
前回、11月には何か大きなことが起こりそうだと書いた。
月の初日である今日にさっそくそれが表面化するとは思わなかった。

わが現場のリーダー氏が今日会社に来なかった。
もともと今週金曜日の不在は知らされていたが、今朝姿が見えないのでさすがに驚いた。
朝礼でもただ「お休み」と言われるだけで理由には言及されない。
病気なりケガなり理由が分かれば見通しも立つが、何も知らされないから当然見通しも分からない。

私たちには関係がないが、今週の土曜日には外部の方も招いての技能講習会なるものが予定されているらしい。
フォークリフトを中心に乗り物なしでは成り立たない現場だから定期的にそういった催しがあるのは取り組みとしては当然だろう。
職場の安全担当としてその会の取りまとめを担っている氏は、聞くところによると数か月も前からプレッシャーを感じていたという。

4トントラックを苦も無く運転し、大雪にでもなれば小ぶりではあるがタイヤショベルも使うことができる氏が、なぜかフォークリフトの運転は苦手としている。
着座式、立ち乗り式を問わず、誰がどう見てもヘッピリ腰でこわごわと乗っているのが分かる。
本人がそんな調子だから、せっかく若い後輩が入ってくれたのにフォークリフトについてはマトモに指導することができなかった。
後輩くんも残念ながら「乗れる」と言えるレベルにはまだないが、9月10月と業務時間をさいてまで集中講座をしたかいがあってだいぶマシになり、少なくとも氏よりは上手になっている。

しかし、せっかく後輩くんが成長して技術が向上したのに氏がそれを喜ぶ様子はない。
普段から「育たない育たない」と言って困っているような顔をしていたが、本当に育ってしまって自分を肩を並べるなり追い抜くなりなどということは氏にとって実は毛頭認められないことであったのだろう。
いつまでも見下ろしてバカにしていたいから、指導するフリをしながら口八丁手八丁で決して自分を出し抜くことがないように後輩くんを操作してきたのだが、目に見える形で自分を上回ってこられたために内心では激しく動揺しているのだろうと思う。

加えて、以前から自らの実務能力も磨くことをせず、後輩への適切な指導もロクにせず怠惰な職業生活を過ごしてきた結果、部署内ではミスが続発して対策に追われるわ、自らのミスはかたくなに認めない姿勢を糾弾されるわ、他部署のフォローに行ってもまったく役に立たず肩身が狭いわ、技術的にはひと世代も違う後輩に抜かれるわで、私から見て精神的に年末まで果たしてもつのかと思っていたのだが、私が思うよりもずっと早く突然会社に出てこれないという事態となった。

本人には悪いが、これぞまさしく自業自得というものであって、お気の毒とは思いつつ擁護できる要素は何ひとつない。
都度都度、その場しのぎではない誠実な対応さえしていれば、困ったことがあれば立場を超えて相談をしていれば、出社がユウウツになるまで自らを追い込むことはなかった。
ウソで塗り固めたここまでの歩み、私を含め周囲からの信頼は正直ゼロだ。
しかし、人間はそこからでも巻き返せる。
言葉だけではなく行動で示し続ければ、時間はかかってもいつか信頼は取り戻せる。
縁あって同じ屋根の下で仕事をしている人が再起不能になる姿までは見たくはないのである。