blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

お友だち

2021-03-30 20:39:11 | 日記
今日もなるべく外出するつもりではいたが、西日本ほどではないとはいえ黄砂の心配があり、必要最小限の買い物にとどめてあとは自宅にいた。
本当なら徐々に外出する時間を増やして、やがて来る復帰に向けて備えなくてはならない。
何の制約も受けない遊びの外出で、ものの2時間か3時間で疲れてくるようなら仕事は難しく、もう少し時間は必要になってくる。
元気になったからと言って、経営にも都合があるから、復調即復帰とはいかない。
自分なりにいけるとなったところで、いつから戻れるかの相談になるだろう。

さて、最近はつらい仕打ちを受けたこともあって、こすっ辛い中身の記事ばかりになってしまった。
今回は、思いがけない形で新しいつながりができたことを書きたい。

多くの人がそうだと思うが、携帯・スマホの時代になってからは写真を撮る機会が増えた。
ご多分にもれず、Instagramなどの画像系アプリにも登録をして、不定期ではあるが投稿を続けている。
長らくのAppleユーザーであった私の自宅が今はAndroid端末だけとなっているのは、画像投稿の際に直接Googleフォトから取ってこれることが非常に大きい要素になっている。

その中で、とある外国人の男性がInstagramのメッセージ機能を使っていろいろ話をしてきたので、拙い英語を駆使しつつ答えていた。
LINEでトークしようというお誘いがあったが、最近はいろいろ騒がれていることもあり、また世界的にはよほどLINEより使われている「What'sApp」でトークしようと提案してその流れになった。
What'sAppは、付帯サービスが多すぎるLINEよりもシンプルでアプリ自体も軽いから一度試そうと思っていたが、思わぬ形でその機会が訪れたのである。

相手の方の素性や職業は伏せるが、日本にゆかりのある方のようで、Instagramの投稿は日本食や日本の花がなぜか多い。
その彼と、わずか2日か3日という間に、スマホのスクリーンショットにすれば何枚必要になるだろうと思うくらいにコミュニケーションが進んだ。
今の状況で外国人の方とお話しできること自体がありがたいことだが、書き言葉で表現には慎重になれるとはいえ、私の拙い英語をもってしても何とか意味が通じて支障のないやり取りができていることもまた一つの自信にはなったと思う。

英語に関しては日常会話レベルと言うしかないが、企業の決算書が読めて、旅行業の資格があって、4tトラックを動かせて、フォークリフトにも乗れて、おまけに自作のCDまで作った私が、今はなぜかCVSの店員というのは自分自身としても非常にもったいないことになっているとは思う。
ただ、半世紀生きたら半世紀分の年齢にはなっているので、仕事を変わるにしても市場価値としてはないも同然、まずは一度まだ籍のある環境に戻って、後のことはそれからの思案になるだろう。
オーナー自ら「教訓」と言った私の事例がなし崩しで忘れられていないかは、私自身の目で確認する必要があるからだ。

またも3月が鬼門となって体調を落とし一時的に社会から離れることになったが、それも含めての振り返りは月末日である明日にまとめてみたいと思う。

業界の仕組みを知れば

2021-03-28 19:01:38 | 日記
しばらく現場から離れている私が言うのも何だが、CVSの店員には高校生など「かなり若い」層も多い。
直前までいた店舗には高校生はいなかったが、大学生はひとりいて、その彼も世の中の緩和に伴って県外の学校に帰っていった。
年にすれば二回り以上も下の層は、やはり私のようなスレたオッサンと違って純粋だ。
シフトで「すれ違う」だけの彼らから、短い間に何か変化があったか読み取れる能力はとても私にはないが、恐らくは我が国で最も客層が悪い業態であるCVSで働いていると、ややもするとその純粋さが傷つけられる場面もあることは想像に難くない。
悪質なお客は誰にとっても悪質であって、マナー違反や威圧、恫喝のような行為に、年を取ったところで抑制が利くようになるかと言えばそれは違うし、若い彼らにしてみればショックを感じる場面も多いだろう。

さて、今日はかなり久しぶりに外に出て買い物などをこなした。
完調ではなくても少しは外に出て、すぐに疲れてしまわないかなど回復に当たっては自分なりにチェックする必要がある。
調子が底にある時は、ものの一時間で自宅に帰りたくなってくるが、今日はそれよりはやや長く外にいられたので少しずつでも良くなってきているのだと思う。

なまじ時間があるのをいいことに、CVSに籍がある者としてその仕組みをよく勉強していなかったので、この機会に調べることにした。
もちろん直接的には、人柄的には快活で前向きで明るい人たちばかりのオーナー家族が、こと仕事に関してなぜ、例えばまだ若葉マークが取れたばかりの私に急いで店舗やシフト管理を任せようという発想になったのかなど、一定の思考力があればいくら何でもそれは無理筋だと思えることを平気で考えてきたことに対しての疑問がある。
しかし、オーナーレベルのその先、なぜオーナーサイドが経験の浅いスタッフにまで寄りかからなければいけなくなるのか、この疑問から出発していくと、語るにも恐ろしいシステムが隠されていることが分かってきた。

本欄でそれを詳しく言うことは避けたい。
「コンビニ会計」あたりの言葉で検索すれば、私がアレコレ書くより正確で説得力もある記事が読める。
あえて簡単に言うなら、CVSチェーンは本部が儲かればそれでよく、オーナーのリスクは一切負わない、という冷酷な事実である。
大いなる希望を持って参入したオーナーは、世の会計原則すら当てはまらない収益構造に愕然とし、しかし一定年数は辞められないし、辞める費用も高額だ。
田舎では少ないが、儲かっている調子のいいオーナー店舗があったら、直営の強力なライバル店を近隣に出現(ドミナント出店というらしい)させてオーナーの利益を抑制しようとまでしてくるのがCVSチェーンのやり口なのだ。

これでは、血のにじむような努力をオーナー側がしたところで、思ったほどはお金が残らない状況は変わらない。
お金がないから、私のように週に50時間以上の拘束時間でやってきたスタッフにも社会保険がかけられない。
噂レベルの話にはなるが、店頭にある募金箱のお金のうち、募金として計上するのは10円貨以下にして50円貨以上は店の勘定に入れている店舗があるとも聞いた。
もちろん、事実なら分かりやすい横領であり詐欺であるが、それほどCVSは「儲からない」と考えると、オーナー側もある意味では被害者であると言えないか。

システム的にどう見ても狂っているとしか言い様のない所に両足ずっぽり突っ込んで身動きが取れない状況が続けば、どんな聖人君子でも人間性すら崩壊してしまうのではないか。
一を聞いて十言い返す人間には多く会ってきたが、今のオーナーサイドからは残念ながら一を聞く前に十返されるという経験をしたのがその証だ。
私が最近体験した、オーナーサイドからのいわゆる「過大な要求」も、元をたどれば業界の構造や体質に行き着くということではないか。

何度でも書く。
風船は割れるまで膨らませてはダメで、割れる前に止めなければいけない。
人生の中で縁のあった人々が日に日に壊れていくのを見るのはあまりに忍びないのである。

落日、の続き

2021-03-26 21:26:40 | 日記
所属する店舗のグループLINEから黙って外されていたことにどうしても納得がいかなかったので、今日の昼間にオーナーに電話してみた。
いくら何でもこういうことは一言本人にないと驚く、と迫ったが、一貫して穏やかなオーナーが逆に「いちいちアンタに気使わんなんがか!」と色めき立つような態度を見せた。
もうこの時点で完全に終わったと感じたが、在籍は外さず復帰を待ってくれるという基本線は変わっていないことを確認したので、今後の生活もあることだから最後の言葉は何とか飲み込んだ。

グループLINEから外したのは、複数店舗を手掛ける経営として、自分が直前まで働いていた店舗で復帰することになるのか分からないからとりあえず外したということだった。
そのわずかな中身がなぜこちらに来ないのかのモヤモヤは残ったものの、今後この経営に過剰な期待は寄せられないと腹をくくり、あらためて体の回復のみにアタマを切り替えた。
いずれ復帰しても、言葉は悪いが「あまりがんばらない」くらいが、ついついやり込んでしまう私の性格からしても長続きだけ考えればいいのかもしれない。
回数的にも深夜で週5ビッシリというのは、いきなりは無理かもしれないから重々考えてみたい。
もちろん、休ませてもらっているのだから、経過報告は定期的に行うなど最低限の礼儀は尽くしたい。

せっかく時間があるのだから違う道に目星を付けておくことも並行してやりたい。
幸い、即戦力で役に立つ資格や技術は、今の店舗作業とは畑が違うがたくさん持っている。
外出はまだ億劫ながら、何かを調べるくらいの気力はある。
調子が良くないからと言って、まったく何もしないのも余計なことばかり考えてダメだ。
実家を出た以上、最低限生活を回すだけのものは今後否応なしに必要だ。
ただ焦ることなく、普通に外に出る仕事もよし、今の時代は在宅でできる仕事も増えたからそれもよしで、先入観なくいろいろと調べるだけでも損はない。
生きていければOKくらいの気持ちで気楽に考えていきたい。

ここまで半世紀生きてきて、私的な目標はあらかた達成し、生きた証とも言えるものもいくつか作った。
30を越えてからは、様々な環境でことごとく倒れ、その度に金銭的な苦労も味わい、家族はじめ周囲にさんざん迷惑もかけてきた。
正直「もういい、ここまでよく生きた」という気持ちもあるにはある。
ただ、自分で終わらせるのはもったいないし、勇気もない。
どうしても「がんばってしまう」性格を今こそ見直して、今後の人生はすべてオマケだと思っていい意味でお気楽に生きていけたら、これからの時間も少しは楽しくなるのかもしれない。

落日

2021-03-26 11:41:35 | 日記
金曜日の昼である。
元気ならば、木曜夜からの勤務が終わって自宅に戻り、ちょうど今ごろは束の間の休み時間を味わう時間になっている。
残念ながら一週間ほど前に体調を崩してしまい、店舗のオーナーと話をして、とにかくしばらく休めという指示をもらい自宅で休む日が続いている。
オーナーとしては最大限の厚意を示してくれたものと感謝し、何とか4月のアタマをめどに復帰できないか、深夜の週5が無理ならどのような形にしようか、などと考えていた。

しかし、そんな考えも雲散霧消する事態が起きた。
オーナーとの話し合い以降、まったく音沙汰のなかった二代目君の方から連絡があった。
連絡というのは正確ではなく、意思表示とでも言えばいいのか。
こともあろうに、店舗のメンバーで構成されていたグループLINEから私を黙って削除するという行動に出たのだ。
彼からの最初の連絡内容によって「戻る価値があるか」見定めようと思っていたが、無言でこんな仕打ちを受けてはもはや見定める価値すらないということが分かった。

自分の事に関しては、人が足らない中、体調が原因とはいえ長い休みに入った時点でほぼほぼ縁は切れていたと思うので、今後はこのことをバネにしてまた前進するしかない。
ただ、二代目君の動きが少し変で、お店に絡む別のグループLINE、私とは関係なさそうな必ずしも抜ける必要はないと思われるグループからも軒並み抜けているのだ。

CVSの経営に相当な苦労が伴うことは、その収益構造を少し勉強すれば、単に売り上げが少しばかり大きいくらいでは安心できない要素があることは分かる。
金銭的な面もさることながら、人員の定着が課題であるが、客単価の低い業種の客層が良かろうはずはなく、私がずっとやってきた深夜帯は残念ながらゴロツキ同然か異常にクセのある人間がほとんどだったし、全国的に見ても深夜帯は極端に定着が悪いのは決して偶然ではない。
経営としては、私のような離脱者が出れば当然店長クラスを中心に穴埋めをするよりない。
私自身、店長クラスに対しては、こうなった今も申し訳ない気持ちはある。
私が入った当初、慣れるまで常に私に付いてくれていた某店長は、その時期ですら3週間休んでいないと言っていた。
最近では、勤務中にクラクラすると訴え、ベテランのスタッフが早く帰ってもらうように促したほどである。

オーナーと私の話し合いの中身を知ってか知らずか、何の探りもなく黙ってひとりの人間を排除するような行動に二代目君が出たのはなぜか。
しばらく休んでほしい、連絡を待っているよ、と言ってくれたオーナーの気持ちに彼が納得せず、わずか一週間で結論を出してきたとすれば、オーナーと彼の間のコミュニケーションがうまくいっていないか、彼自身が今の仕事に嫌気が差しているとしか思えない。
将来的には名実ともに社長(オーナー)となってもらうべく地元に呼び寄せた現オーナーの意をくみ、将来のオーナーに向けた努力をしてきたはいいものの、儲からない休めない人は離れるの三重苦、また経営者団体での活動にも多く時間を取られる中でストレスを溜め込み、彼自身がオーバーフローしてしまったように見えなくもない。
「店を回す」ことだけに気を取られ、スタッフの健康には気が回らないのだからそう言われても仕方がないだろう。

オーナーと二代目君の名誉のため書き加えておくと、仕事を離れれば両人とも明るく元気のいい好人物で、決して他人から恨みを買うような人格とは思えない。
経緯を知らないので何とも言えないが、もともと家業で堅実に店舗(業種は伏せる)を運営していたところから、なぜCVSのフランチャイジーなどというイバラの道に突っ込んでいったのか。
いみじくも、オーナー家族のひとりが「CVSを始めた当初は、何でこんなに怒られるんだろう、と思った」と言っていた。
当たり前だ。
専門性を生かして、お客も一目置いてくれる商売をずっとやってきたのに、専門性もなくわざわざ客層の悪い業態の店舗を経営することを選べばそうなることは自明であったはずだ。
イバラの道をあえて選び、現実の厳しさに本来の明るさを失ったようなオーナー家族を見ていると、立ち止まるべきは今、という思いを強くする。
風船は、割れるまで膨らませるのではなく、割れる前に止めなくてはならない。

私としても大変残念なことにはなったが、少しでも世話になった環境が、これから「芋づる式」に崩壊していかないことを願うのみである。

先生はいつも優しい

2021-03-23 01:58:31 | 日記
もう日付が変わって、3/23になってしまった。
昨日は例月の通院日で、市内の病院に行ってきた。

今の主治医の先生とはかなり長い付き合いとなっている。
他県に4年半いて病院そのものからも離れていたのに、昨春にこちらに帰って行ってみるとカルテはちゃんと残っていたし、先生は自分のことは鮮明に覚えてくれていた。
先生は非常に温厚な方だが、かつて私が別の環境で倒れてしまった時の当時の会社の対応には、文字通り血相を変えて激怒した。
話は聞くフリ、薬だけは大量などという先生では少なくともないし、診察室内で激怒しても一銭の得にもならないのにそうできるのは、「本気」であたってくれているということである。

今回の不調の経緯については、前回記事にあらかた書いてあるので繰り返さない。
せっかくの機会だから洗いざらいお話はさせてもらったが、先生は半分あきれ返っている様子だった。
「もうそんな所辞めちまえよ」というのが先生の結論であったし、「半年近く仕事してきたんなら他のチェーンでもできるよ」ということであった。
もちろん自分のことだから丸飲みはしないが、自分なりの判断基準はお示しした。
それは、今後経営から来る「最初の連絡の中身」で決めるというものだ。

私を結果的に追い詰めた二代目君は、私の突然の離脱宣言に当惑し「社長」に話し合いを丸投げして、その話し合いは社長の最大限の厚意によって今のところは穏やかな形に収まっている。
その話し合いからやがて一週間近くも経とうかというのに、あれほどグループLINEで吠えていた二代目君からは一言とて連絡はない。
いずれジレて連絡してくるだろうからという先生のアドバイスもあって、こちらからのアクションはしないで連絡をひとまずは待つ。
体調への気遣い、事の重大さへの反省が(ウソでも)見られれば復帰も考えるが、何もなしで「いつ頃から出れそうですか?」などという連絡が唐突に来ようものならその時は終わりだ。
結局は「店舗を回す」ことしかアタマにない人間のもとに帰ってもロクなことはない。
ほとぼりが覚めれば適当にこちらをおだて上げて難儀な仕事を投げてくるのは目に見えるからだ。

無知を承知で言うが、CVSの経営者というのはだいたいが単独店舗か、せいぜい目の届くところにもう一つの二店舗というのがイメージとしてあった。
ウチの経営のように、家族経営でありながら片手を越えるような店舗数を手掛ける例はあまり聞いたことがなかった。
地理的に決して近接はしていない店舗も抱える中、各店のスタッフの努力によって何とか支えられてはいるものの、管理するほうに余裕が全くないように見える。
なぜここまで増えたのかは知らないが、ひたすら拡大拡大で来て組織に無理がかかっているとすれば、最近不正が明らかになった某大手医薬品メーカー(繰り返すが私の古巣でもある)と全くイメージがかぶってしまう。

いみじくも、社長との話の中で「組織として考えなくてはいけない部分がある」との言葉が出た。
一度立ち止まって、場合によっては店舗数縮小も含めてスリムな体制にすることまで視野に入れないと、私のような木っ端スタッフばかりでなく、大事な大事な店長クラスまで潰してしまうことになってしまい(実際潰れそうという話も聞いている)、そうなったら本当に終わりである。
それでもあくまで現状のまま、勇気ある他のスタッフからも疑問が出ているところを中央突破していこうとするなら、いずれ全てを失うことになるだろう。

もうほぼほぼ縁が切れそうないちスタッフでも、わずかでも縁があった環境にはそれなりの思い入れはある。
立地7割努力3割という言葉があるCVS業界にあっても、努力を怠って立地すらも失いそうな現状を見過ごすわけにはいかないのである。

また桜の季節に・・・。

2021-03-20 15:04:30 | 日記
真っ昼間の更新となる。
本来であれば土曜は勤務日で夜に備えて寝なければならないが、春先という季節は私にとって鬼門なのか、ここ数日体調を崩して仕事から離れている。
ここ数年桜が咲く頃になると必ず調子を落としているが、環境や要因はそれぞれまったく違い、ただ時期だけが偶然にも今ごろになってしまっている。
幸い今回は「危険」を感じた当日に早退して数時間でも多目に休息したからか、今は活動意欲も食欲もやや回復して本欄に手をつける気力も出てきたから、ここ数年とは違って月単位での離脱にはならないだろう。

昨年の秋口から、縁あって某CVS店舗の夜組を担当するようになって4ヶ月と半分が過ぎた。
深夜帯の客層の悪さには閉口するものの、当初のサポートが良く作業自体には案外早く慣れることができ、ひと月ほど前には名札の若葉マークもようやく取れることになった。
日々のルーティーンに関しては特に大きな負担感も感じることなくやれるようになり、長く続けていけそうな手応えは正直感じていた。

ところが、私が現在の店舗に専属となって以降、私の前の時間帯を担当する某君が、いつもやっていた仕事を深夜帯に残して帰るようになってしまった。
そのことを経営に相談したところ「やらないスタッフがいてもそれは黙ってカバーしてほしい、店長クラスはみんなそうしている、あなたには店長や管理職と同じ意識をもって仕事をしてほしい」との回答があった。
まだ経験そのものが半年にも満たず、店舗の中でも歴がいちばん浅いほうにあたる私に店長クラスの意識を持てとはずいぶんハードルを上げられたなという思いがし、それ以降は日々何かモヤモヤしたものを抱えることになり、その一方で経営がいくら指導しても某君は過去やれていたはずの仕事に手を付けることなく帰ることが続いた。
難なくカバーできる日もあったが、規模の大きな我が店は深夜でもあまり来客が途切れないのでできない日もある。
やるべきことは他にもたくさんある中、常時、前の時間帯の仕事も否応なしにカバーしなければならないと思うと毎回出ていくのが気が重くなっていった。

それに加えて、片手を超える数の店舗を手掛ける経営の方では、我が店は近い将来人員のシフト作成等も含めてほぼほぼ私に任せようとしていた節があり、そのことも徐々に精神的な重荷になっていった。
大きな期待をかけてもらっているのは理解はできたし、ありがたいことでもある。
しかし、例えばシフト表あたりは経営が作るからみんな言うことを聞くが、歴の浅い人間が作ったところで文句まではいかなくても要望の嵐になるのは容易に想像できるはずである。
まだ基本の能力すらない私には到底できそうもない店舗・人員管理までを要求されだした状況にとうとう心身がともに悲鳴をあげることになってしまった。

経営からの指示は今のトップではなく、将来のトップになるであろう二代目君から主にグループLINEで受けていたが、すでに体調を崩している中にあっても「あなたの代わりは誰もいないんです!何かあっても誰も行ってあげられません!」などとこれまた余計な圧力も受けるに至り、ついに私の方から「これ以上付いていけません!」と切り出した。
あまりのまさかだったのかは知らないが、急に文面がしおらしくなり、後のことは「社長」(現在のトップ)と話してください、ということになった。

社長からはほどなく連絡があり、「あなたに甘えた部分は多々あったが、悪気はなかったと思うし、まだ若いところもあり許してほしい、在籍は外さないからひとまず休んで、イヤでなければ戻ってきてください」との返事をいただいた。
幸い店舗の中にも、辞めないで、また一緒に仕事がしたい、待っています、などと言ってくれる方が複数おられ、せめてこの方々のためにもできるだけ早く復調してまた楽しく働いていきたいと今は考えている。
社長自ら今回の件は「教訓」にすると言ってくれたのだし、二代目君は納得しているかは知らないが、立場上いちばん上の人の指示を素直に聞こうと思うのである。

お客様は神様です?

2021-03-17 09:00:52 | 日記
お客様は神様です、は我が国でもっとも誤解されている言葉と言っていいだろう。
この言葉を発したとされる歌手の三波春夫さん(故人)の公式HPを拝見したことがある。
その中で、わざわざ「お客様は神様です」の意味について綴られている箇所がある。
要約すれば、三波さんは歌い手としてお客様は神様である、との思いを持ってステージに臨まれていたということである。
こんなことを言葉の発信源から言わなくてはいけないということは、多くの日本人が持つ「客なら何を言ってもいい、何をやってもいい」との勘違いを憂えたものであるとの解釈が成り立つ。

元来、店舗等のサービス提供者と顧客の立場は対等であって、提供する用役・役務に対価を支払うという単純なものだ。
100円のパンを持ってこられれば100円をいただいてお返しする、それだけのことである。
だが本来提供されるべきもの以上の、おしぼりだとか箸だとかアタタメだとかは店舗が無償で提供しており値段には含まれないから、この時点で値段以上のものを提供していることになる。
その意味すら分からず、これらのものが出てこないだとか意思確認がないからといって怒って「サービスが悪い」などと言い出す向きは多いし、ましてや愛想が悪いなどというのは完全に無理筋だ。
私は海外経験はほとんどないが、海外ではスマホをいじりながらレジをする店員など珍しくなく、我が国のサービスに慣れきった日本人は海外では行く店行く店で怒ってばかりになるかもしれない。
我が国では、本来提供されるべき役務を越えた「無料の何か」がサービス、と完全に誤解されていて、本来感謝されるべき店員が多くの場面で罵倒の対象になってしまう現状がある。

私は、今は違うが長らくヨーロッパ車を愛用していて、率直に感じたのは「客にまったく媚びていない」ということである。
信頼あるメーカーとして当然真面目に生産しているのは洋の東西を問わないが、いい意味で「作ったのはこちら、選ぶのはお客」という割り切りができているのは海外勢である。
日本車のCMを見るとやたらと「使い勝手」ばかりが喧伝されるし、内装もいわゆる至れり尽くせりで、どうしたって客に媚びすぎでない?と感じる場面は少なくない。
私が長く乗っていたプジョー206には、カップホルダーさえ付いていなかった。
走行中に飲食するのが違法になるフランスだからこそだが、日本車にない不便さを楽しめたことはいい経験になっている。

「神様」の話題に戻ると、では百歩譲ってお客様は全員神様だとしよう。
しかし、その中には素晴らしい神様もいれば、死神や貧乏神、疫病神などもいるということだ。
ある日には、買ってしまった直後の杏仁豆腐を店内にこぼしてしまい、いかにも替えを持ってきてほしそうな表情をした高校生くらいの男の子がいたが、当然ながら支払い後の商品には店には責任はないのでお断りしたところ、イライラした様子で「片付けだけやっとけや」などとタメ口で言ってきたので、彼を含む家族連れと相当の時間バトルすることになった。
いかにお客といえども、こういうゴロツキ同然の悪質なものは体を張ってでも排除していいし、そうするのが長期的には店を守ることにつながる。
死神や貧乏神、疫病神あたりは、いらない神様として勇気を持って店から叩き出すくらいの気持ちでありたい。
もはや日本的サービスの代表選手とも言えるCVSは、何でも店員がやってくれる場所と勘違いしている甘ったれの巣窟となっていて、押し込むように家庭ゴミを捨て、店頭で威張り散らし、好きなだけ雑誌を立ち読みし、イートインスペースで受験勉強をするような大馬鹿たちが毎日やってくるのだ。

個人的には、CVSの24時間営業もそろそろ持たないと思っている。
私の時間帯は、当然朝のピークに向けての準備というのがあるにはあるが、必ずしも開店したままでやらなくてはいけないことはない。
深夜の売り上げなど昼間に対しては微々たるもので、収益だけ取れば大赤字であろう。
漁業など、クセのある人間が多い業種の客が多いという事情を割り引いても、深夜帯はどちらかというとよろしくない神様が多い。
職業上の理由もなく深夜にわざわざガソリンをまいて店舗を訪れる深夜帯の客は言うなれば「我慢ができない」層であり、一言で言ってろくなものではない。
売り上げを拾うにはあまりにも小さく、店員の気苦労も多い。
深夜帯の店員が定着しない全国的な傾向を考えても正直無駄だ。
自宅の近隣には、違うチェーンながら7時から24時というCVS店舗も実際ある。
ウチの経営は複数の店舗を持っているのだから、どこかで実験的に時短を試すこともできるだろう。

いつも書いていることだが、自分が客としての立場になったとき、かりそめにも死神や貧乏神や疫病神などと言われないような振る舞いを常に意識していきたい。

道険し?

2021-03-10 00:58:20 | 日記
火曜朝に仕事から解放されると、その夜は休みである。
水曜の夜までは自由だが、深夜からの仕事に備えて午後の早い内には体を休めなくてはならない。
用事や買い物は水曜日の午前中に終わるように計画して動くようにしている。

私の働く店舗ではひとつ問題が出てきていて、売り上げの多くを担うドリンク類の補充作業をどの時間帯がやるのか(夕方から夜の人か、深夜の人か)で経営も悩んでいる。
複数の店舗を抱える経営からすると、当該作業は本来は深夜の人間がやるのが原則らしい。
人繰りの都合で今の店舗以外でも働いていた時期は、実際に私の時間帯で作業を担当していたからその原則は無茶ぶりではない。
ただ、私のいる店に関しては、夕方から夜は2人態勢の日が多いこと、また20時以降の来店数から見ても、十分に深夜の人間が来るまでに作業は「できてしまうのでは」との見解が出た。

話は飛ぶが、他の店と同じように深夜の人間がドリンク売り場の整理を振られると、深夜ならではの仕事が押してしまい場合によっては食事の暇もなくなる。
深夜だから来店は多くはないが、店舗は漁港が近いため漁業関係者の来店がけっこうあり、人数的には21時台や22時台とそれほど変わらなくなる。
市場か漁師かは知らないが客同士が仲間という気色の悪い空間が一時的に発生し、同じような時間にパラパラと来ては、深夜の店舗に身内で列を作ってしまう。
全部とは言わないが、特に若い層は態度も悪いし敬語も知らないし変に威張るしで、頭にタオルを巻き長靴をはいた連中がやってくるこの時間帯は一人で店舗を守る私には地獄である。

さて、経営としてはどちらに作業をさせたいかと言えば、他の店とは違って深夜より前の時間帯というのが本音のようだ。
実際、私が今の店舗に専属になる前、前任者はやや高齢ということもあり重労働である補充作業はやっていなかったらしい。
なので、深夜の前を担う若手の某君がやることが通例であったが、来客の程度によっては完了できないこともあり、そういう時は彼の次の勤務日に回していたようである。
今は、私も作業の経験を他の店で積んできていることもあり、やり残しがあれば私が引き継いで完了させるようになった。
ところが、後ろの人間がやってくれる状況ができてから、彼の作業は少しずつ完了度合いが悪くなり、ついには作業したという言葉とは裏腹に何もやっていないという日が出てきた。
私が経営にそのことを投げ掛けた後、忙しいはずの経営が短いスパンでやってくるようになり、あらためて作業の指導、そして彼の「変化」についての聞き取りがなされているようである。

私としては、深夜帯ならではの仕事にさらに作業をオンされると毎日出ていくのが苦痛となるから、できれば人数も厚い時間帯で済ませてほしいと思うが、二ヶ月前までやれていたはずの某君の作業能力が彼自身がやらなくなったことで落ちてしまっている。
私にも同じ傾向はあるので理解はしているつもりだが、彼もやや「凸凹人間」的なところはあって、ものの得意不得意の差が極端である。
彼の場合はさらに、一つの事柄が気になると他が抜けるという特徴を抱えており、自ら作業から離れたことで覚えていたはずのことも頭から抜けていっているような状態だそうだ。
さりとて、フルタイムで週のほとんどに顔を出してくれる彼の存在は無視はできず、しかし作業に関しては間違いだらけで結局あとで手直しが必要になるという非常に難しい状況にある。

ここまでの大きなことになっている以上、結局あとは彼がどう感じてどう動くかだと思う。
彼の前である朝から夕方の人、そして後ろの深夜の人(私、もしくは店長)からも「???」が出されてきている状況を分かっていないはずはない。
店が比較的ヒマな時間帯に人を増やし、あえて下の名前で呼び何とか盛り立てようとしている経営の意図を理解し、私が来る前の動きを思い出すだけでOKだ。
今の彼にやる気があるかないかは、もう一回か二回の機会で分かるだろう。
経営から持ち上げられていることに安住していては、せっかく増やしてもらった戦力が「彼の代わり」になってしまう。
そのことを彼自身が理解するまで、時間はそう多くない。

仕事と某メーカーの話

2021-03-05 22:16:34 | 日記
店舗というところで働いていると、わざわざ店員を愚弄しようとしてくる人間に遭遇することもある。
ポイントカードの挿入方向も分からないクセに、私に聞くこともしないで対応してくれるのを待つかのような振る舞いがあったので、カードを貸してくれと断ってこちらで入れてあげたら、腹を立てて支払いの時にお金を投げるようにしてきた。
周りに人もいない状況だったから「それはないでしょう」と言ったら、案の定「態度悪いっすよね」と言ってきたので、「あなたがね!」と返したら、それ以上は何も言えず帰っていった。

CVSあたりでイキる程度の人間は小物でありチンピラだとは再三書いているところだが、致命的に情けないのはよもや店員に反撃されるだろうとは砂つぶほども考えていないということである。
店員の態度を本気でただそうという気持ちがあれば本部に言いますよなどという反応があっておかしくないが、まさか店員にキレられるとは夢にも思わず二の句がつげないまま帰るしかない様を見ていると、やはりその程度の人間なのだと思わざるを得ない。
そんな人間の売り上げを排除したところで、県内でも注目されるほどの購買力を有しチェーン本体の営業所からも一目置かれるほどの我が店舗にとっては何の痛みもない。

敷居の高いイメージを持たれては困るCVS店舗にあって、特に深夜を守る私の立場からすると、怪しい人間には日中とは比べ物にならないほどのケアが必要になる。
今回の勤務では、店の入り口のごく近くに、しかも店舗に何の用件もない車が長時間居座っていた。
駐車場が広い我が店舗だから端っこにとめていればいいものを、ほかのお客さんも使いたいであろう場所にずっととめていたので、やむをえず所轄の警察署に通報せざるを得なかった。
しばらくして警察署の車がやってきたが、私は店舗の防犯カメラを通じてその様子を眺めていた。
対応が終わって、署員さんからは仮眠を取っていただけだという説明があったが、それにしてはけっこう長い時間もめていて、その車は最終的にはパトカーと一緒に駐車場を出ていったから、けっこうゴネたために署まで同行願います、といった事態になったのかもしれない。
通報者として私の個人情報をもれなく聞き取りされたのにはいい気持ちはしなかったが、結果的に重要な事態を防いだのだとすれば、後々表彰をいただけることになるのかな、などと妄想してもみる。

話は飛ぶが、今回のエントリーの話題としては、富山県に本拠を置く某後発医薬品メーカーの不正、それに伴う製造・営業販売停止処分に触れないわけにはいかない。
私としては大変残念な話、というのは、この会社は私の40代をあらかた支えてくれた古巣であるからだ。
2009年頃から不正な出荷があったと報道されているが、2010年春から2018年秋までが在籍期間であった私からすると、在籍期間のすべてで不正が行われていたことになる。
在籍期間の前半は今回製造停止処分を受けた工場で生産された製品の近隣にある配送センターに所属していて、工場でできた製品をセンターに運ぶ役割を担っていた。
運んでいた製品の中には不正な手順を踏んだものも多く含まれていたのだと思うし、配送センターの役割として、結果的に不正な製品を日々出荷していたのだと思うと、今は部外者になった私でも経営サイドに対する怒りを禁じ得ないし、やりきれない気持ちが沸いてきたのも確かである。

意外にも、医療費削減を課題とする国の後発薬推進策が強引過ぎてむしろメーカー側は被害者であるような論調も目にするが、だからといって不正をしていいということにはならない。
内部にいた人間からすると、経営者に意見するものはことごとく排除され、やみくもな拡大路線に歯止めがきかなかっただけだと感じる。
社会貢献と称して旧県立水産高校の跡地に建設されたスポーツ施設、著名なミュージシャンを押し出してのCMなど、見た目の派手さとは裏腹の、内部的には行き当たりばったりというほかない運営が招いた事態として、遅かれ早かれこうなることは目に見えていた。
業務停止の方向という報道が出た時点でプレスリリースひとつでも流せばいいところ、正式に処分が出るまで会社としてのコメントを出さなかったところからも、会社としての誠実さはみじんも感じられない。
レアルマドリードのユニフォームの胸に自社のロゴが入るのが夢だと社員の前で堂々と口にするような、単なるサッカー好きに過ぎない二代目経営者には、先代が土台を築き50年を超える歴史を紡いだ会社を守れる器量はなかったということだ。

個人的に2度にわたって休職に追い込まれたことに対しての恨みを言いたいのではない。
今回を機に一度立ち止まって会社の有りようを考えてもらいたい。
それができないのであれば、市場に与える迷惑を考えるより先に、会社としての存続は断念した方がよいと思う。
さしあたり、会社の名前を冠した某ミュージシャンのコンサートは、富山公演だけでも今すぐ中止にすべきであろう。

(写真は、フォークリフト講習で使った電動タイプ。フォークリフトに乗れるようになったのもこの会社のおかげだったが…)

春の嵐

2021-03-02 18:31:25 | 日記
写真は、日曜日朝の魚津市内である。
こんな陽気は月曜から火曜にかけて一変し、20mを超える強風が吹き荒れ、日中は空気が入れ替わって一転雪模様になるなど、冬の終わりらしいと言えばそうだが何とも厄介な天気となった。

わが店舗でも、重いはずの入り口ドアが何度も風であおられ、人がいないのに入店チャイムが連発する有り様であった。
深夜帯は一人だし、深夜ならではの仕事も多いからなかなか外の様子を見に行くことは難しいが、常連さんのひとりが外の灰皿が倒れていると教えてくれたので、しばらく撤去することにした。
残念ながら灰皿近辺はポイ捨てなどマナーが悪い状態で、個人的には永遠に撤去したいのだがそういうわけにもいかない。
仕事をあがる頃にはまだ風が強く、灰皿をあらためて出すタイミングは後ろのシフトの方に判断をゆだねて帰ってきた。

毎日やって来る入荷物を吐き出した後の箱はすべて店外に置いているが、やはり風で倒れたり、キャスター付きの台車が危うく車道の方まで転がっていきそうになったりと、危うく店の責任になる事態が発生するところだった。
風が強いときには箱やお皿は台車から地べたに下ろしておけば摩擦で動きにくくなるので、今後は注意して扱いたい。

嵐と言うほどではないが、職場の中でも今回はひと悶着あった。
シフトで私と入れ替わりになることが多い若手の某君は、私が今の店舗専属になって以降、明らかに手を抜くようになり、本来深夜ではやりたくない仕事を残したまま帰るようになった。
彼の時間帯は人員も徐々に補充されて二人態勢の時間も増えたのに、コンビが同年代の女性ということもあるのかおしゃべりばかりでやるべきことに手がつけられていなかった。
もともとそういう手合いなら適当に流して仕方なしでも自分でフォローするが、以前はしっかりできていた人ができなくなるとかやらなくなるとかということになると、どうなっているんだ、とはなる。
今回も、彼が言うほどには仕事がされていなかったので、初めてと言っていいくらいの厳しい物言いをせざるを得なかった。
店舗では彼の方が古株とはいえ、彼の倍ほども人生をやってきてナメられるわけにはいかないから、彼のやりましたアピールを聞く前にこっそり現場を見てから対応したのが効を奏し、最初はすっとぼけていた態度が最後には殊勝な態度に変わった。

しかし、彼が直後に連絡を入れたからかどうかは知らないが、数十分後には経営がすっ飛んできて事情聴取ということになった。
以前から、うまく盛り立てつつ何とか動かしてきたというが、時間が経つと緩んでしまい定期的に締めないといけないということであった。
また、動いてくれてはいても、残念ながら間違いや質の低いできばえになることが多く、結局他の時間帯でフォローが必要になっているということも聞いた。
本欄で詳しくは書けないが、先天的な傾向もあるから店内で追い詰めてしまうようなことは避けてもらえないかということであった。

ヒゲをそるのに久しぶりに鏡で自分の顔を見たとき、アタマに白いものがずいぶん増えていることに気づいた。
後々が心配になるようなストレスは今の仕事では感じていないが、深夜帯の店舗をひとりで守る役割は徐々に体にダメージを与えているのかもしれない。
ここのところ毎年、桜が咲く頃に体調が落ちているため、これから1ヶ月ほどは注意が必要である。
いったん落ちたら仕事どころか日常生活も危うくなるので、週に二回の休日をうまく使って、また仕事中も抜くところは抜いて、ある日突然ということだけはないようにしたい。
ギリギリの態勢で周囲が動いている今、そうそう簡単に離脱するわけにはいかないのである。