blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

5月を振り返って

2015-05-31 21:00:58 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返ります。
長い休みがあった月の初めも、いつもの年よりは静かに過ごし、たまの外出も最低限の用事が済んだら寄り道もせずサッサと帰るなどは近年にはなかったことでした。
今から思えば、いくら休みの日でも活動的になれないくらいに疲れがたまっていたのだと思います。
連休が明けて2週間でついに限界を超え、結局はしばらく仕事から離れるという大きな出来事となりました。
幸か不幸か初めての経験ではないため、異変を感じた後の行動が早かったことは良かったと思います。
あのまま何も動かないで周囲の雰囲気にズルズルと流されていたら、いずれ自分もしくは他人を深く傷つけることになっていたかもしれません。

昨秋以降の不調について「再燃」という表現をどこかで使っているような気がします。
たき火に例えれば、ずっとくすぶっていた所にまた炎が上がったのと同じで、専門書でも使われている表現です。
心の不調は一度かかったら残念ながら完全に種火が消えることはありません。
ただ、何とか煙が立っている程度に抑え込むことができていれば仕事や生活に支障は出ません。
しかし、15年という長い長い時間を経ても、いろいろな原因が重なれば再燃してしまうこともあることを身をもってまた経験したのでした。

仕事から離れて約10日が経ちますが、昨日まではまだ炎が上がっている状態でした。
気分を晴らそうと外に出たりはするのですが、重い倦怠感からすぐに疲れてしまい、結局面倒になってまた自宅に帰りたくなるのです。
そんな状態でも、昨日は写真にある富士山が見えるようなところまで足を運びました。
調子が悪くなるずっと前から行くことに決まっていたイベントに出かけるためで、行きたいという気持ちの方が勝ちました。
調子は決して良くはなく、会場に着くまでは大変でした。
しかし休憩を多めにするなど行程を工夫し、何とか乗り切った感じです。
昨日のことなのですが、往復で500kmを運転できたことが信じられません。

そんな荒療治(?)が効いたのか、はたまた八ヶ岳山麓の雄大な自然の癒しがあったのかは分かりませんが、今日は休みだしてからずっと付きまとっていた重い倦怠感が抜けて久しぶりに一日をスッキリと過ごすことができました。
表現は悪いのですが、昨日のイベントのために、常備薬をこまめに叩き込みながらでも行動しようと思ったことが「鎮火」につながったのかもしれません。

まだ十分な時間は与えられていますが、快方に向かう手応えは感じることができました。
今後は自分で余計なストレス要因を作らないことが必要です。
今度おかしくなったら、それは環境や周囲のせいではなく、自分のせいだからです。

引きこもりはNG

2015-05-27 21:29:22 | 日記
休職から数日が過ぎました。
お休みと言っても、目標もなくダラダラとするつもりはありません。
医師の診断書にはふた月程度の期間が示されていますが、ひと月程度では会社に重大さが理解されないと考えたのかは分かりません。
しかし、最初からそこにドップリ甘えることは医師にも逆に失礼になりますし、体もなまって気力も落ちてしまいます。
生活に重々気をつけるのはもちろんですが、今はストレスの原因から解放されているのですから、なるべく早い復帰を目指すのは当然です。

とはいえ、精神的な疲れやいわゆる鬱というのは心臓近辺ではなく脳の異常です。
人によって感じ方は様々かと思いますが、今の時点では何となくまだおでこのあたりがズシリと重い感覚はあります。
10月に仕事が変わり、11月の時点ですでに疲れ果て、しかし何とか5月まで粘って残念ながら限界を超えた体がわずか数日でスッキリすることはありません。

それでもなお、あえて自らに課す部分として、必ず日に一度は外の空気を吸うようにしています。
近くのコンビニでもスーパーでも、ちょっとしたことでいいのです。
ベストではないから、不安があるからと横になってばかりいると、どうしても余計なことも考えます。
何かと考えすぎるタチの私ですので、くだらないことを考える時間はなるべく少なくすることが必要です。

今日は少し長めに外に出てみましたが、まだまだ疲れやすいのは確かで、帰ってからはすぐにグッタリしてしまいました。
しかし、いずれまた一日を通して仕事をしていかなくてはならず、徐々にでも長い時間を横にならずに過ごせるようになっていかなくてはなりません。
自然の中に入って癒されるのもよし、人と会って話すもよし、元気になっていくためにできることは可能な限りやっていきたいと思います。
自由に動けるだけ、自分はまだ幸せなのです。

話題の本

2015-05-26 22:17:47 | 日記
「人生の9割は逃げていい!」という本が話題になっています。
普通の単行本ですが、コンビニにも並ぶくらいですので相当注目はされていると思います。
私の長年の友人で、東京で出版社に勤める某君が販促に深く関わっているようで、頼もしい限りです。
ここまで持ち上げてまだ買っていないのですが、近々手にすることになるでしょう。

生きていて、すべてのカベから逃げないでいることは不可能であり、もしすべての場面で逃げることを選ばなかったら今頃はこの世で生きていることもないというくらい、逃げなくてはどうしようもない場面は誰にでもあるのではないでしょうか。

昨日付けでも書きましたように、おしなべて順調だった40代ですが、ここに来てまた一つのカベに遭遇しています。
自分の体、自分の命を守るために、決して綺麗なやり方ではないにせよ、内部でうやむやになりそうだった事柄を、外部(今回は医師)を使って明確にし、すんでのところで本当に危険な状態は回避できました。
冷たい言葉も投げられましたがそれも一瞬、これまでいかに冷酷でムダな緊張を強いられる環境にいたかが離れてみてよく分かります。
自分ひとりが抜けた後のことを心配する気もなくなりむしろスッキリ、まさに逃げるが勝ち、だったわけです。

今回休んだことで、一時的に収入は減るでしょうし、まったくこだわってはいませんでしたが、出世コースなどは難しい状況になりました。
しかし仕事は毎日のこと、楽しいのがベストですが少なくとも苦ではないレベルでないと長続きはしないものです。
昔のイメージだけでほとんどの人は反対しますが、やはり私は単純に体を動かして汗をかく仕事の方が性格に合っています。
診断書上では長めの休養期間が取られてはいますが、今後はまず、たまった疲れを取り、状況に応じてなるべく早めの復帰を目指します。
事務方では運がありませんでしたが、短い間でも大変良くしていただいた方も多く、たとえ場所は変わっても元気に働くことで恩返しになればと思っています。

お知らせです

2015-05-25 20:29:31 | 日記
ずいぶん更新が空いてしまい申し訳ありません。
ここのところは体調が思わしくありませんで、期間を区切って仕事からも離れることにもなりました。

同じ会社ながら働き場所が変わった昨秋以降、疲れやすく、また不調を感じることが増えたことは本欄にも書いてきました。
まだ組織の中にいる人間として言えることは、新しい仕事が合わなかったということだけです。

どこかが悪いというよりは、疲れの蓄積ですので、まずはそこを解決するのが最優先です。
せっかくいただいた時間なので、元通りの元気な姿を取り戻し、復帰後はより役に立っていけたらと思っています。

つらい思いはしましたが、合わない場所から離れることができたことは運が良かったと考えて、また前を向いて進みます。
しばらくは更新もダラダラになりますがご容赦ください。

こんな近くに

2015-05-10 21:50:58 | 休日
写真は、魚津市にある「東山円筒分水槽」と言います。
またしても先人の知恵というべきか、近隣の集落に均等に農業用水が行き渡るようにこの形になっているそうです。
最近は地元タウン誌にも時々紹介されていますが、私の実家のすぐ近くにありながら今まで見たことがありませんでした。
わずかに工場や住宅、あとは川と田んぼというのどかなところにも、雑誌に載るような見どころがあるのですね。

さて、連休明けの勤務は二日間はエンジンがかかりきらない感じで何となく過ぎてしまいました。
担当や部署によっては、長い休みの直後ほどとてつもない多忙に巻き込まれるところもあり、私が現場にいた頃はまさにそうでしたが、今の担当はその日その日という業務でなくなっています。
その分、自分がやっていることの段取りをしっかりつけて、メリハリはきかせなくてはいけません。

土曜はほぼひと月ぶりに実家に世話になり、早めに帰るつもりがついつい長くなってしまいました。
両親はずいぶん年をとりましたがまだまだ元気、今のところは大きな心配はなさそうです。
こちらがさんざん心配をかけた時期もあっただけに、帰る時は日頃のストレスを持ち込まないようにしています。
親でも友人でも、肩の力を抜いて話せる相手は貴重です。
土日のうちどちらかは、人と話す日にしたいものです。

寒い季節が過ぎてからというもの、休みとなると富山市内を出て地元近辺まで足を伸ばすことが増えています。
もともとの生まれ故郷ということもありますが、実家に寄る寄らないは関係なく、何となく足が向くのはやはり県内では東の方ということになります。
勝手知ったる地域は、初めて行くところや人でにぎわうところ以外は、段取りを付けないで気ままに過ごすことができるからです。
最近は、磁石で引っ張られているような感覚すら覚えます。
地方とはいえ、県都の真ん中に住むなど似合わないということかもしれません。
今の仕事を考えれば、わざわざ移る理由はないのですが。

明日から通常のリズムになっていきますので、日曜の今日は充電にあてました。
仕事に出ていけば毎日必ず何かはあるものですが、週の途中で燃料切れにならないように、気持ちの切り替え・入れ替えを意識しつつ乗り切っていきたいと思います。

もう5年?まだ5年?

2015-05-06 22:47:09 | 休日
カレンダー通りの勤務のため5連休ということでしたが、休みはあっという間に終わろうとしています。
今年は、引きこもりだったわけではありませんが、遠出らしいことはしないままでした。
今月中にひとつ、やや会場まで距離のあるイベントに参加することもあり、例年よりはかなり静かに過ごすことになりました。

毎年この時期は、私だけの節目があります。
正確な日付は覚えていませんが、だいたい春の連休が明けるくらいが今の環境に来て「何周年」という時期にあたります。
題名に書いてある通り、ちょうど今頃が5周年ということになりました。
過ぎてみれば早いような気もしますが、振り返るほどのキャリアを積んだわけではありません。
本当にこれから貢献していくための通過点としてとらえるのがいいのでしょう。

昨年の秋から仕事の内容がまったく変わってしまったことから、いまだ戸惑いの中で5周年を迎えることになりました。
それまでと180度違う仕事になり、しかしもともとのコミュニケーション下手から不安のほうが大きい状態で始まった新しい生活は、まだ不安が大きいままで過ぎています。
久しく感じることもなかったストレスとの闘いは、10月に変わってきた人間が「11月病」になるには十分なものでした。
日々の中で、またオフタイムで、いかに気持ちを切り替えるかに悩み、ひたすら「充電」にあてる休日が増えたことは事実です。

しかし、遠い過去の苦い苦い経験も踏まえて、決して倒れるまでガマンするようなことはしません。
たまたま何かひとつがうまくいかないことで自分そのものを否定してはいけません。
どうしても、という事態になっても命まで取られるわけではないのです。
30代の不安定でつらい時期、いろんなことをやって曲がりなりにも生きてきたことをもう一度思い出すべき時なのかもしれませんね。