blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

12月、そして2011年を振り返って

2011-12-31 10:30:18 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
今日は大晦日なので、同時に2011年全体も振り返ることにする。
午前中に更新することはいつもはないが、目覚め間もなくの頭がクリアーなうちにやっておきたい。
今日一日で何か劇的なことが起きることはないだろう。
もしあれば年明けの記事に書くことにする。

世の中一般の師走とは無縁ではいられず、わが部署は12月はずっとあわただしかった。
新しい戦力を2名加え、両名は徐々に日々の仕事にも慣れつつあるようだから安心だ。
2012年は特別なことがない限りは現在の体制で進む。
コミュニケーション不足から来る重い雰囲気は解消の兆しはないが、さしあたりは自らの目の前の仕事に集中していくより他はない。

私のことを勝手に展望するなら、これまで製造工場との往復や庫内での運搬業務を支えてきたベテランのTS氏に近い役割に徐々に変わっていくものと思う。
本人そのものは、会社に出てくれば時には休憩をつぶしても意欲的に動くほどの人だ。
ただ氏は60歳の節目を越えて雇用形態が変更になっていて、直接は聞かないが給料は激減しただろう。
もともと奥様の体調にやや不安があって休みがちだった時期もある。
本人の意欲とは別に、近未来の姿としてTS氏が去った後の体制は組織として考えておくべきと、すでに職場の上には話はしている。

個人的なことでは、まず年を通じて健康で、同じ環境で順調に仕事をこなすことができた。
引き続き会社を休むことなく、致命的なミスもなく、協力できるものには協力し、徐々にでも存在感を高めることができたように思う。
経験を積むうち自己主張もどんどん激しくなってきたから、職場の半分は私のことが嫌いだろうが、強力な援軍も多いであろうことは実感できる。
若い頃にはあった八方美人的なところが完全に解消し、誰にでも好かれたいという「ないものねだり」をやめて自分を出せるようになった成果だと思う。
「嫌い?それならいいわ」と思えるようになってからは生きるのが楽になったのは確かだからである。

人のつながりの中からどうしても飲みに出る機会は多くなった。
あるお店が閉店しても、そこから他店に行ったメンバーから声がかかることも多く、切れるはずが切れなかった関係が残って今日まで来ている。
もちろん心底イヤな人にわざわざ声はかけないだろうが、呼べば来る「気のいいお客さん」としてが9割で、残りが「そこそこ楽しいよき仲間」ということであろう。
9割とまで言い切ってしまえるのは、来店前提の飲食(いわゆる同伴)以外で、こちらから何か誘ってもまず来ることはないからである。
今年いちばんよくしてくれた市内C店のHちゃんにも「気のいいお客さんは卒業する」とすでに言ってあるので、2012年以降は寂しさをガマンしても自分本位の付き合い方に変えていかなくてはならない。

世の中全体としては過去に経験のない惨事も含めて大変な年ではあったが、個人的には、仕事が充実して短期的な心配が解消したこと、また自分のキャラクターがほぼ完成に近づいたことの2つをもって「人生最良の年」と言い切れる。
体調に気をつけ、明るく前向きに生きていくことで、2012年の終わりにはやはり「人生最良」と言えるように努力をしていきたい。

2011年も本欄を厚くご支援いただきありがとうございました。
2012年も引き続き宜しくお願い致します。

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誰が好きなのか

2011-12-27 22:27:26 | 日記
日付をまたいでの大騒ぎが終わり、日曜はのんびりと過ごした。
何せ終わったのが、夏場なら明るくなっている時間帯である。
疲れ果てて自室に着き、眠りこけて目が覚めるとさすがに10時を過ぎていた。
有馬記念はさすがにテレビで押さえたが、馬券が外れたこともありその後はさらに疲れがドッときてダラダラとしていただけのように思う。

休養十分で今年の最終週に突入したが、年末の押し込みで結局12月の仕事はずっとあわただしいということになりそうだ。
それでも、翌日に回せる仕事は回して長い残業までにはならず、いつものことながら早寝の平日になっている。

始業前に若手のY君と話をしていると、最近になって製造工場の受付をしているJさんとメールのやり取りを始めたという。
どんなルートで情報を仕入れたのかは知らないが、単なる交流から交際にまで発展してくれればいい。
仕事のからみで私もJさんの顔くらいは知っていて、その彼女と、人柄はわが部署でも折り紙付きの彼とのいい話だから、イザという時にはダシにでもツユにでもなってやるとY君には伝えた。

職場の若手がこういう話を持ってくると、私も他人の心配ばかりではなく自分の心配もしなくてはいけないと思わされる。
ただ、あらためて胸に手を当ててみて、誰か一人のことが気になって気になってという感じでは今はない。
飲み屋や何かの集まりなど、その場その場の刹那的なやり取りに流され、焦点がボケてしまっている。

しかし、気持ちが特定の誰かに定まらないからといって焦る感じはあまりない。
もはや40を過ぎ「流れに任せる」というのでもないが、最近は「話したい」と思ったら後先を考えずどんどん話しかけるようにしている。
似たような趣味があるのか、笑いのツボはどうかなどは、話してみないことには分からない。
相手を選ばずというと極端だが、なるべく多くの人に接することで方向が見えてくればそれでいい。
背伸びせず、隠し立てせず、そのままをさらけ出して、後はタイミングと運さえあればというところだ。

月末には今月そして今年の振り返りを書くつもりだが、仕事も充実、好きなクルマに出会いオフタイムもそこそこ楽しい思いができた。
数年前のひどい状況を考えれば十二分とも言える今の生活だが、これに「よきパートナー」が加わればもはや何も言うことはなく、来年以降の最優先課題はそれということになるのだろう。

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これもひとつのキズナかな

2011-12-25 22:10:38 | 休日
昨夜のクリスマスイブは、本欄を書いた後に富山市の街中に出て行った。
かつて魚津市にあったC店のママと常連客という何ともゆるやかなつながりの集まりであった。
私は常連と呼べるほど多く足を運んだわけではないが、過去C店に在籍し、今はその日の会場となったJ店で働くMちゃんが声をかけてくれた。
毎度毎度変な歌ばかりやるのが印象に残っていたようだ。

私だけのことを言えば頼りはそのMちゃんとママだけで、他の常連さんたちとは顔は見たことがあるかなという程度だった。
一緒に盛り上がった記憶はあっても席を並べて話すような場面もなく、世代的にも私よりはずいぶん若い。
最初はやはりキッカケ探しに苦労はしたものの、全員が歌心のある面々で、お酒が入ってカラオケが始まれば当初のよそよそしさは関係なくなった。
私がいかに「イマドキの歌」を知らないかが分かったが、昔の歌のほうが美しいという思いは変わらない。
ゴールデンボンバーの「女々しくて」が5回くらいあったような気がするが、この曲自体はわりあい気に入った。

会の途中では一部メンバーどうしでいさかいが起きてしまい、せっかくの雰囲気も一時は台無しになる場面があった。
ホストをやっているという男がひとり混じっていて最初からいけ好かない感じはしていたが、会にもなじもうとせず連れの女性かJ店の子ひとりとベタベタするばかりで周囲もイライラしていた。
ナンバーワンクラスのホストなら他の男にも気遣いはできるだろうが、それができないとなればきっとホストとしては末席だろう。
クリスマスイブという書き入れ時に働けず飲み屋に来ている三流の態度があまりにひどかったのと、その連れの女性にからむ複雑な事情が加わって、メンバーの「タムちゃん」がついにキレてしまいケンカになったというわけだ。
若いメンバーが多かったかつてのC店ではおなじみの風景ではあったようだが、両者とも大人の振る舞いを欠いていたことは否めない。

いさかいの当事者たちがその後も店にいられるはずもなく、残りのメンバーであらためて盛り上がった。
ちょうど日付の変わった25日はMちゃんの誕生日で、重い雰囲気もあっさり忘れてお祝いムードで楽しんだ。
私も含めて歌い足りない向きは近くのカラオケ屋に流れ、最近にもなかったような「超午前様」となってしまった。

普通は実現しないような組み合わせの会に呼んでもらい十二分に楽しむこともできて、しかもこれっきりではなく年明けにはまた集まろうという話になっている。
私のようなオジサンでも、バカになってしまえば15以上も離れた若いメンバーとも一緒に騒ぐことができる。
もともと魚津の人間が多い集まりでもあり、これはこれでひとつの絆ができたことは収穫だ。

まだ今年も一週間足らずあるが、来年以降も今のキャラクターで押していっていいと感じる。
バカすぎて嫌がられれば仕方がない。
あくまで縁のある人間、分かってくれる人間と楽しく過ごす機会がもっともっと増えていくようなこれからであってほしい。

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いつもらしい休日ながら

2011-12-24 19:04:21 | 休日
クリスマスイブである今日もいつもの休日らしい過ごし方をしている。
昼前にはクルマを出して食料を補給したが、わずかな気持ちとしてプジョーのディーラー向けにシュークリームを買っていった。
ことATの不調に関しては知識不足を露呈するような応対もあったものの、その他は親切に接してもらったし、206と共に歩む生活を今年スタートできたのも同店のおかげである。
メーカー直という立場から「できないこと」もあることを踏まえ、これからも是々非々の立場で接していくことには変わりはない。
今年一年の感謝として今回のところはこれでいいだろう。

ディーラーを出て、某紳士服店に向かった。
毎年カード会員には3,000円分の金券が送られてくるので有効に使おうと思った。
冬の上着と、今まで持っていなかった除雪用の長靴を買った。
自分へのごほうびとしてはささやかなものだ。
帰り際、そこの店長さんとおぼしき男性が私の206を見て「508が気になってるんですよ」と話しかけてきた。
今がメルセデスのCクラスというならよほどそちらがいいような気もするが、ドイツ車とフランス車の違いは自分なりに説明した。
個人的には、メルセデスに1,000万円使うのなら508に500万円で十分だと思っているのだが。

一通りの用件を済ませて今は自室で本欄を書いている。
今日はこのまま終わってしまうかといえばそうではなく、この後はささやかな「同窓会」に出ることにしている。
同窓会といっても、残念ながら10月いっぱいで閉店した魚津市某店のママ+女の子+なじみの客という構成で、私もどこかの時点で乱入する算段である。
かつて同店にいたMちゃんが現在在籍する富山市内の店舗でクリスマス会&忘年会という段取りだ。
店舗が閉まってもう顔を見ることもないと思っていたメンバーと、まさか富山市内で会うことになるとは思わなかった。
Mちゃん移籍後は顔も出せていなかったし、今後はともかくも取っ掛かりとしてはちょうどいい機会だ。
高い店ではないと聞いているし、手軽に行ける店が増えるとすれば儲けモノだ。
今の行きつけは素の姿でいられる場だから大切と言えばそうだが、正直やや勘定が高めなのが難である。

ボーナスは出たものの、なるべくこの3連休は引きこもり気味にはしたかったのだが、今回こそは顔を見るのが最後かもしれないメンバーが集うところに今日は行ってみる。
今日でも最後にならず今後も続いていく人ができたとすれば、それは大きな大きな収穫ということになろう。
昨年よりは有意義なイブになればいいのだが。

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クリスマスがホワイトすぎるかも

2011-12-23 20:44:03 | 休日
わが倉庫には工場であがった製品を取りに行く役割の人間が二人いる。
ベテランのTS氏が中心ではあるが、時々は氏の気まぐれで私に回ってくることもある。
今週の水曜木曜は、私が自動倉庫の担当ではなかったこともあり連チャンで行くことになった。
ゆくゆくは会社の売り上げになる大切な製品を運ぶ重要な役割とはいえ、今はどことなく息苦しい雰囲気の倉庫の外に出る時間はいい気分転換にもなる。
4トントラックとはいえ、クルマの運転そのものも私は好きだからなおありがたい。

また、工場の事務所にいる女性と社内便のやり取りをするのも楽しみの一つではある。
その楽しみは今や還暦を迎えたTS氏にとっても同じだが、水曜木曜と私に役割を譲ってくれたのは、クリスマスが近いというのに色っぽい話の一つもない私を心配してくれてのことだろう。
その気持ちはありがたく受け止めたものの、事務所にいる3名の中で最近出てくるのは私の年齢の約半分という若いJさんである。
事務所の受付ともなれば会社も「それなり」の人材を選ぶもので、Jさんもその例に漏れないから工場に行くたび顔を見られるのはうれしい気持ちもある。
ただ、色っぽい話の対象として考えるのは現実的でなく、TS氏のアオリはひとまず聞いてはおくものの実際はあまり突っ込んだ会話はしていない。
年齢的にはGさんあたりが「ちょうどいい」かもなどと勝手に考えているが。
今度の機会には事務所に差し入れの一つも持って行けばいいのかもしれない。

今年は今日の天皇誕生日も含めて3連休で、クリスマスがまるで週末に重なった。
通常のサラリーマンならすでにボーナスも出ていて久々に夜の街へという向きも多いだろうし、この時期ならではのイベントもチョイスに迷うくらいたくさんある。
ただ、向こう数日は第一級の寒波が居座るという予報で、大雪の心配が出てきている。
今日は雪模様程度と言っていい天気だったが、明日以降はどうなるか分からない。
あまりひどいようなら無理な外出は控え、引きこもりを決め込むほうがいいように思う。
自室にいればいたでまだ掃除が必要なところもあるし、年賀状の準備もまだだから片付けてしまえばラクだろう。
12月に入り、いらないものはかなり処分してはきたが、狭い自室だけにもう一段階できれば言うことはない。

この時期は「お誘い」を多く受けてありがたい限りだが、そのことごとくが飲み屋というのは何となく複雑だ。
ヘンタイ話こそするものの、過度のボディタッチとか大声を出すとかお店で嫌われるような振る舞いはしていないから、誘うほうとすればいい意味での安心感はあるのかもしれない。
そのことは一つの自信にはしていいとは思うのだが、一方では軽く見られる危険も付きまとう。
誘われるままホイホイということだけにはならないようにすることが大切だ。

いちばんいいのは早くパートナーを見つけて夜の街を「ゆるやかに卒業」することである。
あすあさって、今年中などというタイミングは難しいと思うが、少しずつでも気軽に女性に話しかけることができるようになってきているのは今後に向けて明るい材料だ。
そういう自信は夜の街で付けさせてもらった部分も大きいから、高い授業料もムダではなかったと言えるだろう。

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意外な日に・・・。

2011-12-21 21:20:43 | 日記
月の半分を過ぎ、年末が近づいても仕事量は全体に多い。
今月に入り出荷データの入り方が微妙に変わったため作業が後ろに倒れがちなスケジュールになっており、定時ギリギリで箱詰めが終わるというタイトな日々が続いている。
箱詰めが終われば入ってきた製品を所定の場所に移動する作業が必ずあるから当然ながら時間外を使ってやる。
しかし残業は個々人の自由だから、定時を境に人口密度がガクンと落ちて残っている人間には相応の負荷がかかる。
それでも私は残業はあくまでイレギュラーなものと思っているので、協力する日でも区切りのいいところでサッサと帰る。
リーダー陣は相も変わらずダラダラウダウダと長時間残っているが、そんな穀つぶしのようなことはコスト意識が少しでもあるならそうそうはできない。

今月は私が自動倉庫をやる日に作業が持ち越しになることが多く、昨日の積み残しを今朝私が1時間早出をして片付けた。
渋滞を避ける意味合いもあっていつも会社には早く着いてはいるが、早出の時はやはり通常よりは30分ほど早く自宅を出る必要がある。
トップのY氏の協力もあり所定の時刻より少し早くスタートでき、ラジオ体操までには余裕で間に合った。

さて、そんな日の前日にもかかわらず昨夜は富山市内に飲みに出ていた。
約ひと月ぶりながら例によって市内C店からお誘いを受けてしまった。
火曜といえば私を担当(?)するHちゃんは休みのはずで意外に思ったが、年末年始で変則日程なのだという。
いつも街中まではクルマも出してくれるしありがたい限りであるが、この節どの店も大変ということか。
呼べば来る気のいい客として見られているだけだと思っても、それをじかに口にしてしまうのは野暮が過ぎる。
仕事を離れれば私もただの変態オヤジであり、そのあたりは店のほぼ全員が知っている。
それほどまでに一切気を使わなくていい場所としてC店はあり、そういう場所があることは気持ちの切り替えの上でも大切だ。
現在の仕事場の何とも表現しづらい閉塞感を発散できればOKと考えて、限度をわきまえつつ気持ちよくダマされていればいい。

100%自己都合による睡眠不足のため今日の日中はやや眠気もしたが、トラックの運転も含め仕事は無難にやり切った。
今年の勤務日も残りわずかになってきたし、疲れが出た日は早めに休むなどして2011年も皆勤賞で終わりたいと思う。

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言論統制下?

2011-12-19 20:42:47 | 日記
タイトルは最高指導者を失った某国の話ではなく、わが職場でのことである。
前回の記事で、金曜の飲み会については余計なことは言わないほうがいいと結んだ。
部署としてなど、公式のものでないプライベートな会については誰にでもペラペラと話さないことにした。
私がもう一週前の土曜の会のことを事後ながらトップのY氏にうっかり話したためにいらぬ混乱を招いたことから、それに対する自戒の思いも当然ある。
しかしそれ以上に、一つの話がいつの間にか事実とは違って伝わったり、それが元で思わぬところで被害者が出たりなど、およそ大人の集団とは思えないことがわが部署には多い。
今回はある種「派閥横断」での集まりだったから、参加メンバー4人全員のことを考えれば慎重の上にも慎重にならざるを得なかった。

今日一日で何人もから参加メンバーは誰だったのか聞かれたが適当にごまかした。
特に、当初は一緒に行く予定だったKU氏はしつこかった。
その場で自分の悪口が言われていなかったかが気になるのだろう。
KU氏がいないからということでMY女史あたりは参加していただけに実際は氏のことはボロカスであったし、本人が2次会から来るといってスッポカしたからなおさらだ。
本当のことを言えばKU氏にとって「悲しい事実」だけになるのはもちろん、MY女史が職場にいづらくなっては大変だ。
誰に聞かれようが今回のことは永遠に「口にチャック」である。

私自身そうは思いたくないが、ベテランのTS氏あたりに言わせればわが部署は「末路」なのだそうだ。
私が言うのも僭越だが、周囲を見渡しても「もう会社の他の部署には行けないだろうな~」と思う人が多い。
また、仕事の能力はあるのに過去の素行不良や体調不安という理由で流れてくる人もいる。
確かにわが部署の仕事は特別な経験や資格もいらず「誰でもできる」と言ってしまえばそうなのだが、かといって「墓場の部署」のような目で見られるのは不本意だ。
私自身は少なくとも集中力のない人にはキツい仕事だと思う。
あわてんぼうとか粗雑な性格では絶対に務まらない。

私は外様だから会社の他の部署のことは知らないが、末路だと言われている側が末路だと思ってしまえば日々の振る舞いもそれらしくなってしまう。
わが部署で密告や揚げ足取りなど不必要な足の引っ張り合いがやたらに多いのは、「倉庫でダメだったら本当に終わりだ」と思って過度に保守的になっている人間が多いということか。
まるで言論の自由がない国にいるかのような雰囲気にはいいかげんゲンナリだ。
異動でやって来たKN氏も、金曜の飲み会では「大変なところに来ちゃったな~」と困り果てている。
詰まるところは自分の仕事に集中、というのが今のところの最も健康的な対処方法のようである。

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大雪もなんのその

2011-12-17 20:23:07 | 日記
12月に入り、曜日や日付に関係なく仕事量の多い日々が続いている。
取引先は次の金土日の3連休、そして年末年始の休みをにらんで注文の計算をしているだろうから、当然わが社はそれらに対応した動きとなる。
本年の仕事納めは29日だが、その当日を除いてはあわただしい毎日となるだろう。

さて、そんな状況で日々を過ごしていると週末がやはり楽しみにはなる。
今週は冬ボーナスも出てややフトコロ具合にも安心感が出たところだが、支給直後にはやはり飲みの話は出て、大雪の予報が出ている中、魚津市で会を持つことになった。
もはや固定とも言えるTK氏とKN氏そして私の3名に加え、今回は初めてMY女史が参加することになった。
彼女は女性陣唯一の喫煙者で、休憩時間もオヤジ集団のそばにいる。
携帯をいじっていることが多くそれほど会話はしないし、今までは時たまタバコのやり取りなどをする程度だった。

彼女の参加は、当初行くはずだった中間職のKU氏が「行かないことになったから」実現したといういわく付きの事情がある。
「2次会から行く」というKU氏の予定を聞いて、「1次会にいないんなら」ということで彼女が出てきたのは、無論彼女がKU氏を相当に嫌っているからである。
結局、KU氏は2次会からという自らの発言も無連絡で蹴飛ばして顔を見せなかったが、お酒が入った参加メンバーにはもはやどうでもよかった。
本当は面倒くさいのにハッキリ断れず最後はウヤムヤというKU氏の最悪のクセが出たまでであるが、本人がいないのをいいことに飲みの場はKU氏にからむ話題でもちきりであった。
やはり一人のオトコとして筋が通っていないことは私ばかりでなく皆が知っているということだ。

会は当然ながら最年長のTK氏のペースで流れた。
スキモノの氏らしく2次会ではやや路線のきわどい店舗(一名とはいえ女性をよく入れてくれたものだ)で大騒ぎ、3次会は近隣のスナックと、かなり濃い感じになった。
久しぶりに酒量が自らの限界に達しそうなイヤな感じがしたのだがギリギリ踏みとどまることができてホッとした。

MY女史はわりあいハッキリした物言いをするタイプだが、今回は意外なほどのノリの良さに驚いたしこちらが楽しませてもらった気分である。
また、何事にも自分のスタンスをしっかり持っており、孤独を恐れないところは好感が持てる。
折からの大雪で足もとも悪い中、ノリの良すぎるオヤジ連によくぞ最後まで付き合ってくれたと思う。
私とすれば、また一人「仲間」と呼べる存在が増えたことが最大の収穫であった。
お互いにずいぶんひどい騒ぎ方をしたから、週明けは余計なことをしゃべらないように気をつけなくてはならない。

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人は群れたい、でも。

2011-12-15 22:21:38 | 日記
私の出身高校の同級生に「オールD」なる奇怪な集団があった。
一人一人は能力もあるし志も高い人間ばかりだったと思っているが、そのメンバーで群れている時の何ともいえないマイナスのエネルギーには正直辟易していた。
他人が入り込めないかのような雰囲気と身勝手な自分たちルールでの振る舞いには実は多くの人間がマユをひそめていたように思う。
昨年夏に同級会が行われた時もその本質は何ら変わっていなかった。
大いなる内輪ノリ集団としか私は思っていないが、学年の中で時にある一定の発言力すら持っていたから恐ろしい。
個人にバラせば特にそれぞれがクセが強いわけではなく、最近になって話せるようになった人間もいるくらいだが、集団としてのオールDに近づくことは今もって難しい。

わずか二十数名のわが部署にもあからさまな派閥がすでに存在していて、派閥間の仲は非常に悪い。
派閥の中身がどこまで一枚岩なのかははっきりしないが、とりあえずどこかに「属して」いることが社内で生きるすべと言うならそれも仕方がない。
中には風見鶏のごとくにどちらにもいい顔をしようとする御仁もいてあきれるばかりである。

こうなってくると、集団Aでどこかへ飲みに行く、あるいは行ったとなっても社内ではおいそれと話題にできない。
集団Bの耳にでも入ろうものなら、Aのメンバーとして行った人間はイヤミの一つも言われるか何かの被害に必ず遭うし、その逆も然りである。
個人的には、自分たちでお金を出し合って楽しんだのだから、うらやましがられたとしても堂々として逆に自慢の一つもカマしてやればいいと思うのだが、全体のことを考えるとあまり「非公式」の飲みのことは今後あまり口にしないほうがいいようである。

私はもともと群れるのが嫌いで、仕事中はずっと一人でも何とかなると思う。
もちろん仲のいい人も何人かはいて、仕事に対する問題意識など共有できる部分が多いから一緒にいることは多い。
しかしあくまでも「是々非々」の立場で接しており、いつもどんな状況でも「ベッタリ」ということではない。
群れを作りたがる人というのはそのあたりを何となくあいまいにしてしまいがちで、馴れ合いを好む。
しかし、属していないと安心できないということでは精神的に自立した人間とはとても言えない。
本心とは裏腹に仕方なく引きずられているだけだとしても、である。

わずかな人数の部署、何とかみんな仲良くはできないかとも思うのだが、私から見てかなり屈折した性格の人間が多いことから、かなわぬ夢としてそこはあきらめざるを得ない。
他人にとらわれることなく自らの仕事に日々向かっていくしかないのだろう。

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人の器の差

2011-12-13 19:55:46 | 日記
今朝は全体での朝礼があった。
週2回のうちの最初である火曜は、現在の会社としてのスローガンのような文言を全員で唱和する。
先導は言うまでもなく部署のトップであるY氏である。
短くはないので全文を4回に分けるのだが、途中で「何だったっけ?」という感じで詰まる場面があり、一瞬場が和やかになった。

しかし、Y氏の後に話すナンバーツーのKA氏が、笑い半分ながら「今、ソラで言えるように努力中です」などというものだから「オイオイ」という気持ちになった。
自分より上の立場にある人の間違いをわざわざ全体の場であげつらって揚げ足取りをやってみせたわけである。
社内の他の多くの人間も「あれはひどい」と憤っていた。

もともとY氏とKA氏の間には浅からぬ因縁があって、両者の関係は良好ではない。
いつ頃のことか私は知らないが、わが部署での経験も長くなったKA氏をトップに置く話が出て本人もその気になっていたものの、どこかでストップがかかり急遽Y氏が招聘された経緯がある。
わが社でもごくまれに「明日から○○へ」という人事異動があるが、文字通りそのような形で製造工場にいたY氏がトップに就くことになった。

そもそもKA氏にトップを務めるに足りる能力がないという会社としての判断があったためであるが、そんないきさつもあってKA氏は最初からY氏のことがおもしろくない。
なまじ部署での経験が長いものだから「職場のことはオレがいちばん知っている」という思い込みが強く、Y氏をないがしろにする形で物事を進めようとすることも多い。
また、現場リーダーという肩書きを持ちながら現場に出てくることが今はまずないために社員からの人望は皆無に等しい。
唯一「子飼い」にしている「鼻つまみ」HA氏と結託して、的外れな指示を出しては職場をかき回すだけかき回してくれる厄介な存在でしかない。

Y氏と私はよく朝方タバコを吸いながら雑談をすることがあるのだが、その中でY氏は「人にモノを教える時にはわざと自分が失敗してみせたりもする」ということを言っていた。
決して上から目線ではなく、教えられる人の立場に立ってリラックスもしてもらいながら楽しくやりたいという思いからだろう。

だから、今日の社内スローガンを「噛んだ」のも、私はワザとそうしたのだと思っている。
それにまったく気づくことができず揚げ足取りに走ったKA氏との「器の差」があらためて浮き彫りになった格好だ。
もともと分かってはいたが、アタマの単純さもここまでくれば大したものだ。

もちろんY氏も、今日に限らず全員の前でコケにされておもしろいはずはない。
社員にあからさまに不満を漏らしたりしないのは立派だが、もっとガツガツ言っていい立場にはあると思うのでそのあたりはややもどかしい。
しかしそこはわが部署で唯一人事考課の権限を持つ人物だから、やる時はスコーンとやってしまうかもしれない。
自らには面従腹背で、果ては子飼いの社員を使って「裏支配」にまで走ろうとする人間を黙って放置しておくほどY氏もお人好しではないはずだ。
「諸悪の根源」を一掃するのは難しいかもしれないが、実質的に「無期懲役」くらいにすることができれば、わが部署もきっといい方向に変わっていくものと思う。

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