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筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

7月を振り返って

2017-07-31 20:00:03 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
中旬の3連休で伊豆半島をめぐったのが何と言っても最大のハイライトであった。
地形的な要因からインフラ整備が遅れ、とりわけ高規格道路の早期整備が待望されているのは、伊豆半島の「南北格差」を考えれば当然のことだろう。
個人的には、厳しい道のりながら素晴らしい景観がずっと続く行程を存分に楽しませてもらった。
梅雨明け前ながら雨にも降られることなく快適な旅になったことは何よりであった。

さて、大きく「遊び」といえば伊豆旅行くらいだったが、小さくは自宅近くの街に出て相変わらずの悪ノリに繰り出す日が数日あった。
多少フトコロは痛んでも、現状は精神の健康を保つのには週イチ程度の飲みやカラオケは必要不可欠である。
写真はJR中央本線を渡る県道の陸橋てっぺんから撮ったJR春日井駅の遠景。



普段はクルマで渡るばかりの場所だが、歩行者用の階段もちゃんと付いていて線路の南側と北側を行き来できる。
急な階段だし、駅寄りには別個に地下道もあるから、いつもは人はほとんど歩いていない。
線路を俯瞰できる場所としてはいいと思ったので先日初めて通り、そのまま飲みに流れたのであった。

最近はお誘いの都合(?)で水曜や金曜に飲むことが多いので、土日まで夜に出ていたら正直もたない。
7月全体で見ても土日はわりあい静かに過ごした。
近場で買い物をしたり、自室のいらないものを分けたり、最近我が家にやって来た掃除機でゴーゴーと(安いのでけっこううるさい)掃除をしたり、遊び以外はひたすら所帯じみた過ごし方に終始した。

最終週の土日は、なぜかラーメン屋探索となって、土曜日曜に1つずつ、名古屋市守山区内の人気店に足を向けた。





どちらもクセのない、しかしそうそうどこにもない味で、値段も手頃だ。
人気だけに行く時間には気を使うが、少なくとも何度も行く価値のあるお店がまた増えて嬉しい気持ちだ。

さて、これで7月の休みも終わりにする気ではいたのだが、日曜の夜は豊田市で「おいでん祭り」の花火大会が予定されていた。
頭にはなかったが急に行きたくなって最寄りのJR春日井駅に足を向けた。
高蔵寺駅からは愛知環状鉄道に乗り換え、向かうは新豊田駅である。



混雑を予想して早めに出て来たのに、新豊田駅、すぐそばの名鉄豊田市駅周辺はかなり人が集まっていた。
駅周辺と、花火大会会場に向かうまでの写真。







会場近くの豊田大橋と豊田スタジアム、そして矢作川という景色は県内の都市部では屈指の美しさ、この景観のために豊田まで来たと言ってもよく、花火大会は豪華すぎるおまけであった。







今日31日、月末日は毎度のことながらタダもらいのようになるので休んでいる人も多かった。
富山にいる頃のように月初めにそう極端に多忙に振れることはないが、入ってくるものは結構多そうである。
仕事に関しては、いつも書いているように、8月以降もまずは出られる体調の維持を前提に淡々と自分の役割を果たしたい。
仕事は否応なしに全員がつながっており、文字通りの「一匹狼」はあり得ない。
しかし、メンバーの半分ほどがアルコール中毒のような部署で、無理にプライベートの時間までをともにする気は起こらない。
仕事を逆回転させないことだけは肝に銘じ、無事に当地ではまる2年という節目を迎えたい。

ベストショットを出すのをいつも忘れてしまうので7月はしっかり。
伊豆半島最南端、石廊崎からの眺め。


旅行から後のオハナシ

2017-07-28 20:22:20 | 日記
伊豆半島から帰って今日で10日も経ったのに、旅行の後のことを何も書いていない。
と言っても特別変わったことがあったわけではない。
遠出はしてなく、しかしなぜか水曜日に飲んで、週の後半2日間の仕事はカラダ的にややダルさを抱えて乗り切る流れになっている。
できれば金曜土曜に心置きなく飲みたいが、混んでいることの弊害は予想以上に大きい。
それなら、ある程度人が多くない中でのほうが落ち着いて飲めるし、かつ好き勝手な話題で大笑いして日々のウザウザモヤモヤを解消しやすく、むしろ次の日にうまくつながる場合もある。
飲んだ翌日は自分自身がややトゲトゲしさが取れている気がするのは、飲みの時間で日々のストレスをうまく消化できているシルシかもしれない。

街での振る舞いとは正反対で、仕事場では喜怒哀楽を表に出す機会は少ない。
底辺の部署で日々過ごしていると、常識や恥を知るといった当たり前のことが当たり前にならない場面が多く、自分の中にある方位磁石が狂ってくるのが分かる。
底辺でいくら争っても目クソ鼻クソの世界でしかないわけだが、他人のちょっとしたスキでも鬼の首を取ったようにあげつらって喜ぶ人間がウヨウヨいる環境では、いつも難しい顔をしているか、時には威嚇のようなことまでしないとやり過ごせない。
私自身は当地では「外様」ということもあり、必要以上に人間関係は深くせず嫌われ上等に近い形で振る舞い、実際に嫌われてもいるだろうが嫌われ慣れもあってかどうと言うこともない。
たかが仕事場の人間、仲間ではあっても友達にまでなる必要はない。

方位磁石をリセットするためにも、飲みに限らず外に出る機会は必要だ。
しかし、今週末は今のところ何も予定はなく、考えるのはこれからである。
お盆にはたぶん帰省するので、今週末と来週末ではあまり大掛かりな動きはせず、どちらかというとおとなしく過ごそうかとも思う。
土日すべて引きこもりだけは避けつつ、近場で手軽な先を探してみたい。
各地では花火大会も多くあるようだ。
この週末は阪神タイガースが中日ドラゴンズ戦のため名古屋に来ているので、そちらにも惹かれる。

旅行から後のトピックとして触れておくと、地元富山で長年お世話になってきた飲食店が閉店した。
15人も入れば満杯になる小さな店舗の時から、数年後に広いスペースに引っ越した後も、メンバーこそ若干の入れ替わりはあったものの変わらずに良くしてもらったことには深く感謝している。
残念ながら薄給の身、最後の日を見届けに行くこともできず、お店の中心メンバーに簡単なメッセージを送るだけになってしまった。
連絡を閉じるわけではなく、富山は狭いからいつでも会えるとは言いつつも、互いの立場が変わってしまうとそうそう示し合わせて会えるものではない。
寂しいことだが「金の切れ目が縁の切れ目」は、お店と客という間柄では当たり前である。
私にできることは、メンバーがこれからそれぞれの環境で幸せに過ごしてくれることを祈るだけである。

7月18日の行状

2017-07-25 20:37:36 | 旅行
伊豆半島の旅もこの日が最終日であった。
3泊お世話になったペンションでは、朝食時にはいつもMr.ChildrenのオルゴールサウンドのCDがかかっていて、のんびりとした気分にさせてもらった。
同じところに3泊というのはたぶんあまり経験がなく、しかしほとんど外を出歩いていた私と、いつも忙しそうな男性オーナーとは特別仲良くなるとかまでにはならなかった。
設備的には都市部のビジネスホテルのような至れり尽くせりでは必ずしもなく若干の不便も感じたが、文字どおり静かな環境でゆっくりさせてもらったことに、この場を借りて感謝したい。

さて、この日は1日かけて愛知に戻れればそれでよく、気分しだいで寄り道をしながらダラダラと帰るつもりだった。
さしあたり伊豆半島を北西方向に進んで沼津市内を抜け、富士市近辺で休憩も兼ねて寄り道をした。
写真は富士市某所から撮った富士山。
かすんでいて全然ハッキリとは見えていないが、さすが富士市だけあり形だけは大きく見えた。



道の駅富士でもらったパンフレットがきっかけになり、寄り道する場所がもう一つできた。
静岡市と藤枝市の境にあたる宇津ノ谷(うつのや)地区である。
もともとの旧東海道の雰囲気を残していることで有名な場所だそうで、風情のある街並みに出会うことができた。





宇津ノ谷峠にはもう一つ面白いスポットがあって、明治時代に作られ国の有形文化財にも指定されているトンネルがある。





旅の初日に見た韮山反射炉同様、この時代の建造物にはレンガが多用されているのだが、行政の手が入ってきれいに整備されたトンネル内を歩くことができた。





ちなみに同地区は、明治・大正・昭和・平成の各時代に作られたトンネルがまとまって存在する我が国唯一の場所である。
下の写真は大正のもの。
県道の一部なので、もちろんクルマで通ることができる。



昭和と平成は現在の国道1号線であり、下の写真右側東京方面上り線が昭和、左側名古屋方面下り線が平成に完成したそうである。



思いがけず楽しいスポットも堪能し、後は西へ西へと自宅目指してクルマを走らせた。
平日の真っ昼間ということもあり、静岡県内は高速に乗らなくても国道1号線のバイパスをつないでつないで何とかなってしまった。
場所によっては高速並みに流れるところもあり、急がない旅ではあったが大きなストレスはなかった。

最後の休憩地として浜松市の道の駅潮見坂に入り、旅の最後の写真を撮った。





愛知県に入って夕方が近づいてきたので、音羽蒲郡ICからようやく高速に入り名古屋ICで出た。
国道302号線の渋滞は誤算だったが、それでも夕食どきより前に、無事に当地に戻ることができた。

もちろん、ナビを積んでいないクルマで全てが順調だったわけではない。
下田市内では狭い狭い住宅地に迷い込んだり、伊豆長岡付近では看板を見間違えて違う方向に行ったりと、相も変わらずのドタバタの連続であった。
しかし、そんなドタバタがなくて何が旅だと思うから、我が愛車にナビが積まれる機会は今後も訪れない。
ひたすら看板を頼りにクルマを進める楽しさもさることながら、迷った時には地元の人に道を聞いたりすればいい。
ある意味最も確実なアナログなコミュニケーションを、最新のデジタル機器はややもすると奪いがちだ。
もしもの時のためのドライブレコーダーのほうは早く着けたいと思っているが、ナビに頼ってクルマ旅をすることは私に関しては永遠にないだろう。

今回はまだ梅雨明け前という時期ながら雨に降られることもなく、行程も考えていた以上に多くのスポットを入れ込むことができ、中身が相当に詰まった旅になったと思う。
この夏のハイライトの一つには間違いなくなってくれた。
これに満足せず、また新たな行き先を追い求め、自分らしく気ままで縛られない旅を、季節を問わず何度でもしたいと思っている。

7月17日の行状

2017-07-24 19:47:20 | 旅行
実質旅の最終日である17日、この日は日本を代表する温泉地・熱海を訪ねる予定にしていた。
道路事情のことは再三書いてきたが、宿がある伊東市から熱海市へのアクセスもほぼ国道135号線一択である。
海の日の、しかも伊東よりも規模が大きく新幹線駅まである熱海にクルマで向かうのは無謀と判断し、宿の最寄りにある伊豆急行の富戸駅から電車に乗り熱海に向かうことにした。
着いてみての様子だと、海沿いはともかく旧市街は坂も多く道も狭くで、やはりクルマでは大変だったろう。
熱海駅の駅舎。



歩いてみて初めて分かることだが、駅から海岸まではかなり急な坂を下る格好になる。
駅前の商店街を通り抜け、狭い路地も多い旧市街を下り切るとサンビーチという浜辺の前に出た。



尾崎紅葉の「金色夜叉」に描かれる貫一とお宮の銅像とお宮の松はビーチのすぐそばにある。





ビーチではあまり長居する気はなく、市内観光用のループバスに乗って山の上にある熱海城に向かった。
急で狭いルートを巧みにすり抜けるプロの技を堪能しながら15分ほどで着いた。
さすがに山の上だけあって、熱海全体を望む眺めは素晴らしいの一言であった。





なお、熱海城は名古屋城と同じで内部は観光化されているため、あえて中には入らず外観のみ写真に収めた。



景色を存分に堪能した後は、今回の旅行で唯一「R−18」の施設である熱海秘宝館に入ってみた。



全国各地にあった同系統の店舗はほとんど姿を消し、ここ熱海がほぼ唯一になっているのではないか。
もともとエロスの世界というのも人間の根源的な欲求であると同時に、子宝への切なる願いも込められている。
他人に強引にすすめるような施設ではないが、温泉街らしいといえばそうで、不思議な気分で秘宝館を後にした。

熱海からJR伊東線で取って返し伊東駅で下車。
この日のメインイベントは伊東温泉競輪場でのサマーナイトフェスティバル(G2)であった。
駅からの無料バスに乗り込み、開門の14時前には到着した。(ナイターのため最終レースの発走は20時半近く)





マスコットもお出迎え。
なおモチーフは当地特産のミカンである。



地元富山と同じ333mの短走路ではあるが、富山よりも直線が長い感じがした。
また、一般席がゴール前の直線部分にあるため、大変観戦しやすい場であることも付け加えたい。
写真は同時開催のガールズケイリンフェスティバルの周回中の様子を遠目から。



この日はガールズの決勝も男子の決勝も的中して悪い気分はしなかったが、12戦3勝ではプラスで帰るのは難しい。
それでも、びっしり半日、全てのレースに参加して1万円に満たない負けなら安いものだ。

男子決勝の表彰式もけっこう遅くまで見て競輪場を後にし、最寄りの伊豆急行・南伊東駅まで歩いて行った。
ガイドには載っていないが、南伊東駅から普通に歩くのが実は最も分かりやすいアクセスかもしれない。



記念に同社が運行するリゾート特急の目覚まし時計兼プルバックカーを買って、ふたつ隣の富戸駅で下車して22時ごろには宿に戻ることができた。

伊東競輪がナイター開催だったことから午前に熱海に出向くこともできて、この日も中身は充実していた。
翌日は宿を出て自宅に向かうだけ、急がない旅、横になって寄り道先を考えているといつの間にか眠りに落ちていたのであった。

7月16日の行状

2017-07-23 22:58:14 | 旅行
日程的に実質真ん中にあたるこの日は、伊豆半島の最も深いところを目指した。
こういう時はまず「遠いところから」つぶして、帰りの道中で他の目的地に行くのが気分的にも楽である。
距離的に近い目的地で予想外に時間を取られると、遠い目的地での時間がなくなってしまい不完全燃焼になりがちである。

とはいえこの日は最初の目的地である石廊崎まで行くのにずいぶん時間を食った。
伊豆半島の東を通る国道135号線の景観はそれはそれは素晴らしいものだったが、3連休の中日、特に下田市の白浜海岸など海水浴場の周辺ではクルマの流れが悪かった。
人の集まるところは当然ながら駐車に手間取るクルマや道路を横断する歩行者が多くて、お世辞にもスイスイと交通が流れてはくれない。
下田市の中心部を抜けると一気にクルマはハケたので、後はひたすら半島の突端を目指した。

看板に従って入って行くと突き当たりは湾になっていて、駐車場や観光船の乗降口や売店などがあった。
水上スキーなどアクティブ系の人々も集まっていたが、この日あたりは天気も最高だったのではないか。
私は船には乗らず遊歩道を通って岬の先端に向かうことにした。
暑い中ではあったがそれほどハードな道でもなく、20分ほどすると突端部に着く前に石廊崎灯台のほうが見えて来た。



灯台の真近は柵があって行くことができないので、写真の右側にある道をさらに進むと「これぞ太平洋」という迫力のある景色が広がっていた。





石廊崎を後にし、今度は下田市の市街地を散策することにした。
もちろん黒船来航の地であり、ペリー提督の胸像が下田漁港のかたわらに飾られてはいたが、観光の中心は「唐人お吉記念館」であった。



開国前夜の時代、下田で芸妓をしていたお吉は鶴松という恋人がありながら、当時の米国総領事であるハリス氏に見初められたことで、国の命により氏の愛人として仕えることを余儀なくされる。
当時としては法外な報酬を手にしての任務であったこと、また外国人アレルギーがまだ根強い時代背景もあり、お吉は理不尽としか言いようのない民衆からの批判にさらされ続ける。
ハリス氏の死後は髪結いや小料理屋を開業するなど細々と生計を立てていたが、周囲の目は時が流れても厳しく、ついにお吉は世をはかなみ入水自殺という悲しい最期を遂げるに至った。
今では当たり前のように外国にも出荷されている静岡のお茶もお吉の犠牲なしでは成り立っていない。
日米の貿易が始まった影の功労者でありながらあまりに切ない人生を生きたお吉については、私が好きなサザンオールスターズも「唐人物語(ラシャメンのうた)」という楽曲をアルバム「さくら」の中に収めている。

この後、下田では寝姿山ロープウェイにあわただしく乗り込み地平からは見えない絶景を楽しんだ。



そのまままっすぐ帰るにはまだ時間があり、やや天城峠に向かう形で河津町の山間部に進路を取った。
観光地というよりは一つの道を見たかったのだが、その看板がコレ。





高低差の激しい地形をカバーするため、ここではループ橋という方法を採っていて、私が見た中では今までで最もスケールの大きなものである。





いい加減運転にも疲れたので、峠越えの道は探さないで再び国道135号線に戻って帰ることにした。
やはり温泉地や海水浴場の近くでは流れが悪かったが、それほど遅くもならず、国道沿いのお寿司屋さんで地のネタも少々混ぜながら早めの夕食となった。

伊豆半島の突端から、我が国の歴史の一端を担う悲しい物語など、天気にも恵まれ2日目の中身も濃いものになった。
次の日はクルマは休め身軽に動く計画で、しかし宿の周りには何もなくこの日も早めの就寝となったのであった。

<おまけ>
国道135号線のそばを通る地点で撮影した伊豆急行の電車。


7月15日の行状

2017-07-22 07:33:19 | 旅行
15日から18日までの4日間を使って、伊豆方面に行ってきた。
私の旅行としては、宿の場所の関係で著しく禁欲的なものとなり、その反動か帰った翌日の水曜にガツ飲みしてしまった。
旅行記を上げよう上げようと思いつつ、日々の仕事の疲れもあり本日からようやく手をつける。
事前に考えていた以上に中身が盛りだくさんの旅になったため、例によって1日ずつ紹介していきたい。

梅雨明け前とはいえ天気には恵まれそうだった4日間、しかし伊豆半島の道路状況は必ずしも良いとは言えず、現地での渋滞も考慮して夜も明けきらないうちに自宅を出発した。
予定の沼津ICまでは順調に走行でき、伊豆縦貫道も何とか流れて、最初の目的地の開放時刻である9時よりはずいぶん早く着いてしまった。
仕方がないので目的地近くの伊豆長岡駅付近をクルマでぶらぶら。



伊豆箱根鉄道と「ラブライブ」がなぜコラボしているかは不明。



9時近くになったので、世界遺産・韮山反射炉へ再びやってきた。
3連休とはいえ初日の9時に満員ということはなく、個人のお客さんが10人ほどいただろうか。
予約もしていない個人客の集団にも専属のガイドさんが付いてくれ、話を15分ほど聞き、それから自由散策という流れであった。
明治にもならないうちの目一杯の技術を駆使した言わば製鉄所のハシリがこの施設である。
黒船来航に代表される外圧の高まりへの危機感から、海岸防衛のための大砲を生産するのが役目であった。



近くの茶畑からは、韮山反射炉と富士山という2つの世界遺産が見える。
世界遺産を複数同時に見られるというのは世界でもここだけのようだが、富士山は山頂付近がわずかにボンヤリ見えているだけだった。
季節的なものか4日間を通して富士山がハッキリ見えた日はなく、富士山だけに関しては残念な4日間であった。



その後は宿がある伊東市方面に向かうため伊豆半島の峠越え。
その途中にはサイクルスポーツセンターという施設があり、敷地の中には東京五輪の自転車トラック競技の会場にもなる「伊豆ベロドローム」があった。



日本で唯一、国際規格である一周250mの木製バンクである。
国内の競輪場で短走路と言われる333mバンクよりも一周が短いということは、当然ながら直線部分が短くコーナーのカント(傾斜)も相当きつい。
最大で45°と紹介されていたから視覚的にはほぼ壁で、プロの競輪選手でも初めて走ったら恐怖を覚えるかもしれない。
一枚の写真でそのすごさが伝わるかどうか。



亀石峠を越えて伊東市北部の海岸へ。
国道135号線沿いには、CMソングでも有名になったハトヤチェーンのホテルがあった。(写真はサンハトヤ)



JR伊東駅の近くまで来てまだ昼ごはんの時間帯、駅前で適当にお店を選んで腹ごしらえ。



宿のチェックイン時刻15時まではまだ時間があったので、さらに欲張って伊東市南部にある城ヶ崎海岸へ。



灯台や吊り橋がメインではあるが、海岸を見れば典型的な溶岩台地で、火山が多く温泉も多い土地柄を裏付けるものであった。







ナビゲーションもなしで時には道に迷いながら走り回ってさすがに疲れたので、これから3泊お世話になるペンションに向かった。



高原の中なので夜遊びスポットは何もなく、クルマで少し走った国道沿いに飲食店や道の駅がある程度、この日は夕食は簡単に済ませ、後は2日目以降のためにひたすら休むばかりとなったのである。

初めての地へ

2017-07-14 19:54:25 | 日記
今週は、空が晴れていようが傘が手放せない日が続いた。
住まいの近くでも急な大雨があって鉄道が止まり、我が社でも大きい迷惑を被った人間が多く出た。
国宝犬山城の天守が落雷で傷ついたばかりの犬山市が、今日は再度の大雨に見舞われて周辺の自治体も大きく冠水したところが出た。
私がいつもお世話になっている岐阜県内のクルマ屋さんへの往復に使う道路は、今は土砂崩れの影響で通行止めというありさまである。
九州では残念ながら人的被害も大きくなってしまい、当地ではここ数日狙われているかのようにゲリラ豪雨に襲われている。
雨以外にも北海道を含めた異常な暑さ、またその間隙を縫うかのように各地ではやや強い地震も起きている。
今年の夏は誰がどう見ても尋常ではなく、全国どこにいてもいつ我が身の安全が脅かされるか分からないくらいの感覚だ。

しかし、そんな中でも明日からは初めての地に旅に出る。
幸い天気予報に傘マークは付いてなく、ここのところの当地の天気を忘れさせてくれるような快適な旅行になってくれればいい。
金曜といえばお決まりコースで自宅近くに飲みに出るのが通常だが、さすがに明日は渋滞も考慮して早めの出発を考えていて、本欄を書き終えたら早々に準備の確認をして休むことにする。
3連休に1日くっつけての4日間というのは半年近く前から決めていて、今回の目的地は宿泊状況も厳しかったことから相当早くに予約をかけていた。
この夏のハイライトの一つの旅にぜひともなってほしいので、スケジュールには余裕を持って動きたい。
今回の宿泊先は市街地から離れていて夜遊びできるような環境ではなく無駄な散財をする要素は少ないから、その分は目的地ならではのきれいな風景を楽しむほうにあてたいと思う。

ここ一週間ほどは湿度も気温も高く、熱中症になってくれと言わんばかりの過酷な気象で、仕事をしていても体力の奪われ方が速いように感じられた。
もちろん日々をやり切った感覚を持って毎日自宅に帰るように心がけてはいるが、金曜の今日に至っては週明けからのオーバーペースもたたってか、致命的ではないもののやや雑な仕事になってしまったことは反省である。
今週は何かとイライラもつのって、出したくもない大きな声も出した。
しかし、叩かれないと動けない犬猫以下の人間も混じる中では、先回りして物事を進めていかないことには例えば他部署の要望には十分に応えてあげられない。
他人を変えることは不可能、与えられた現実の中で役割を果たすためには一人分にプラスした動きがどうしても必要である。
余計な疲れを自ら抱え、飲みに行った日を除いては小学生の時よりも早いかというような時間に眠りこけることも今週は多かった。

明日からしばらくは、日々のウザウザは忘れ、愛車とともに楽しい時間を過ごしたい。
この旅行が終わったら、あとはお盆休みまで勢いをつけて駆け抜けたい。
それが終われば半期締めまではあっという間、当地ではまる2年間を過ごすことになる。
3年目以降も健康でいられるように、公私のメリハリは付け過ぎるくらい付けながら、とにもかくにも悔いのない日々を積み重ねていきたいと思う。

こまごま

2017-07-09 21:11:56 | 休日
今週末は、外に出て飲んだのは金曜だけで、土曜も日曜も近場で食事や買い物に出ただけだった。
金曜に遊んだから土日に抑制が効いたと言った方が正しいかもしれない。
日曜の夜に遊ぶのは現実的ではないので、今後も気をつけるとすれば遊ぶのは金曜か土曜いずれかにすることだ。
出た日はトコトンいけばよいが、連日出られるほどの月々の実入りはない。
身の丈に合わない遊び方にだけはならないように注意しなくてはいけない。

今日は特に予定はなく、去年は行った中京競馬の2週目に行くつもりもなく(行くとすれば最終の4週目か)、狭い自宅で使う新しい掃除機を物色しに近場に出た程度であった。
掃除機の方はだいたいのめぼしは付け近日購入することになるだろう。
掃除機よりも前に、まくらがずいぶんヘタっていたのでまずはそれを何とかしたかった。
当地に来てから入ったことがなかった某激安スーパーに初めて入って手頃なものを買った。
今までのものよりもやや大きく、低反発すぎずで、寝相の悪い私にはちょうどいいかもしれない。

明日からはまた仕事が始まるが、できれば明日からの5日間、仕事は通常通りとしても、オフタイムはそろりと乗り切りたい。
次の土曜、3連休の初日からこの夏の第一弾とも言える遠出を予定しているから余計な散財をしたくないのである。
すでに全都道府県に足を入れたと言っても知らない土地はもちろんたくさんあって、なおかつ今回は道中も目的地もほぼ未知に近く、しかも久しぶりに愛車に大活躍してもらうことになっている。
同じ土地でも、新幹線で通り過ぎるのと自分で運転していくのとでは景色の見え方も違うだろう。
ただ、公共交通が乏しい地域だから車を使うのは正解としても、連休中の渋滞は覚悟が必要である。
スケジュールと目的地に合わせて時間をうまく使いながら行動するため、車移動とは言え少しずつ細かいスケジュールを今のうちから考えておいて損はないだろう。

旅は全体としては風光明媚な景観の中を運転して楽しむことが目的であるが、某世界遺産訪問も頭の中にあるし、この私にして久々に旅打ちの要素も織り交ぜながら、我が国の歴史の一端も探索するという、欲張りも甚だしい日程になる予定である。
もちろん写真はたくさん撮りたいし、本当のお土産とは別に、楽しい楽しいお土産話がたくさんできるような旅になることを願っている。
そのためにも、旅の予定を心の支えにしつつ、真夏日が続くであろう明日からの平日を何とか疲れをためずに健康に乗り切りたいと思う。

ナゴヤオクトーバーフェスト

2017-07-08 22:58:01 | 休日
7月の滑り出しの週は、大雨はともかくも段取り的には順調に過ぎた。
今週は本拠地からの来訪が多く、いろいろと事業所の中をご覧になっていかれるものだから、何がどうというわけではないがムダな緊張を強いられる期間だった。

どこの業種でもお金を産まない部署は存在するし、お金を産まないからといって不要というわけではまったくないわけだが、業種がら規則や手順に強い縛りがあり、ある種風紀委員のような役回りを引き受ける部門ももちろんある。
かといって風紀委員の方が事業所の中で「えらい」かというとそうではない。
ややもすると「重箱のスミ」のような話ばかりで改善に関しては現場任せになりがちなのは、見回りや点検の結果が結局は指摘にとどまって指導にまで至らないためである。
例えば、ある備品の名前は知っていても、その備品の姿を見たことがない人間がやっているから時に的外れな指摘が起きる。

そもそもローカルレベルならともかく全国的な知名度には乏しい我が社にあって、その中でどれほど偉くなっても世間的には大したことはない。
ましてや決して主流とは言えないわが事業所の中でどこの部門が格上か格下かなどといった話はまったくの無意味である。
しかしながら、○○部の言うことは聞くが××部の言うことは聞かないと公言したり、使えないと判断した人間は他部書に押し付けようとしたりする部門もあるから困ったものだ。

チームの内部は内部で、相も変わらず出足が遅く動くのは口ばかりのベテラン衆にもほとほと辟易し、金曜の夜はすぐに外に出かけたい気分になった。
名古屋市内の中心部で、名古屋版のオクトーバーフェスト(ドイツ・ミュンヘンで行われる世界的なビール祭)がその日から行われるというので、夕食がわりに足を運んだ。

久屋大通の真ん中に10ほどの店舗が並んで、上々の雰囲気が演出されていた。





私が選んだ店舗はコレ。



本場にやや近い、冷た過ぎないビールもまた良かった。
ビールにはもちろんソーセージ。





こういうイベントの常で価格は各店舗横並び、しかもやや設定が高めなのは気にはなった。
しかし、出入りは自由で、当日は体験できなかったがステージショーなどもあり、人数が集まれば案外長居もできるかもと思った。

行くのも早かったので会場を早々に出ることになり、名古屋市内のお店はほとんど知らない。
例によって、しかしいつもより早めに自宅最寄りの駅の近くに帰って飲みの延長戦を楽しんだ。
イベントの話ももちろんしたが、写真をなぜか褒めてもらえるので恐縮しきりである。
露出もシャッタースピードも何も考えないスマホ写真だが、こだわっているのは構図の切り方だけであり、ほめられるようなものではまったくないと思っているのだが。

金曜にさんざん遊んだので土曜の今日は近場で小さな買い物のみ、明日も長年の現役を引退した掃除機の後継を物色しに行く程度だろう。
来週末には今夏のハイライトになりうる予定が控えている。

雨です

2017-07-05 20:21:49 | 日記
昨日は、夕方から夜にかけて、当地東海地方が大雨に見舞われた。
当地ではだいたい年に1回か2回は職場の前の市道が川になるような大雨が降る。
ちょうど帰宅する人間が多い時間帯だったので、電車で通勤している人間は急遽会社のマイクロバスに乗ったり親しい人間のクルマに乗って駅まで送ってもらったりしていたようだ。
こういう時は住まいが近い人間はラクで、土砂降りだろうが何だろうが15分ほど歩けば自宅に着く。
ラクであるといっても傘はほとんど役に立たず、少なくとも腰から下はびしょ濡れになったのは言うまでもない。

昨日の雨では作業服も日中フォークリフトでけっこう動いたのでだいぶ濡れてしまった。
服は2着支給されていて、週末ごとに洗濯をして週明けにはすぐに会社に持って行くので会社にはいつも2着置いていることになる。
めったにないことだが、会社のロッカーの中では今日までに乾くはずもなく、今日は急遽スペアを使って、昨日濡れたものは今日持って帰って洗濯し自宅で乾かしているところである。
スペアを置く習慣のない人間は乾かぬままの作業服で今日1日の仕事をやったのだからお気の毒なことだ。

しばらくは梅雨前線も日本列島の南にありカラ梅雨ぎみだった状況から一転、当地に前後しては北陸や新潟県にも相当降ったし、今日は島根県に特別警報かと思えば今は福岡県に特別警報が出ている。
映像を見る限りは相当の被害は避けられない感じがするが、度重なる災害の教訓が生かされ、せめて人的な被害がないことを祈りたい。

いずれは梅雨前線も本州の北に去り、梅雨明けまではもう二週間程度の辛抱だろうか。
それまでは湿度の高い、しかしスッキリ晴れるでもない蒸し蒸しした状態が続く。
明日の当地の予報はやや晴れ間も出るようで、一部では早くも猛暑日の予想が出ている。
梅雨が明けたら、いよいよ東海全域で猛暑にさらされる時期が訪れる。
仕事がある日は仕方がないとして、せめて休日、土日のどちらかには涼しい世界に逃げ込む日も意識して作りたいところだ。
標高が高い場所に行くのもいいし、近場で収めるなら思い切ってプールや海に出かけるのも手だし、ビール祭りのような催しも近く名古屋市内で始まるのでそういう方面に足を運ぶのもいいだろう。
猛暑だからと自室で冷房をかけてゴロゴロばかりでは、暑いとはいえ足元のいい今の季節の過ごし方としてはもったいないと思う。