blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

9月を振り返って

2017-09-30 20:48:33 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
この月は我ながらよく外に出た。
近場が中心とはいえ、自分で調べて足を運んだところにはそれぞれの楽しさがあった。
10月はいよいよ外気も爽やかになり出かけるには最もいい季節だが、今のところは大きな予定はない。
大きな予定は誕生月でもある11月に譲っているので、10月は近場の楽しいスポットを探ったり、スポーツ観戦や当地の様々な秋祭りに足を運んだりするのがいいだろう。

仕事の上では、早いもので昨日の締め日をもって当地ではちょうど2年を勤め上げることができた。
この間、体調が原因で会社を空けたことは1日もなかったのが何よりである。
失敗やトラブルが全くなかったとは言わないが、やはり性格に合った仕事をさせてもらっていることが体調に影響するまでの消耗を生まない原因だから、私を当地に移した会社には感謝している。
これからもなるべく休まないで毎日わずかでも貢献できるように、体の管理には十分に気を配っていきたいものだ。

最近も書いたが、9月はとにかく週末に天気に恵まれたので近場を中心にいろいろ訪問できた。
電車も車もバランスよく使って、充実した休日にできたと思う。
今まで名古屋市内の真ん中に車で出て行くことはあまりしていなかったが、時間帯と通る道さえ気をつければそれほどひどい混雑には当たらないし、都会だからと遠慮しているといつまで経っても行けないところ(電車では不便なところもある)が残ってしまう。
当地にはまだまだ知らないところがたくさんあるので、電車も車も存分に使ってさらに見聞を広めていきたい。

昨夜は単独行動ではあるが「2周年記念」をささやかに祝うために街に出た。
緊張から解放された日は、同じ飲み方でも何となく酔い方が違うように感じられた。
今は、数は少ないながら思い立って足を運びスッとドアを開けて入れるお店があるからドライブや遠出以外の気分転換も事足りている。
飲みだすとトコトン、というのは私の悪い癖、トコトン行っても何とか酒量の制御はギリギリのところできいているようで、ここ数年はいわゆる二日酔いにはなっていない。
ただ、都度お金もかかること、薄給の身では回数にメリハリを付けないことには、たちまち大赤字となってしまう。
今後のことは分からないが、ヒトリミの寂しさを癒す方法にも、当地での3年目となる10月以降はこれまでとは違う工夫が必要だろう。

9月はとにかく外出が多く、ベストショットを1枚と言われると非常に難しいのだが、数ある訪問先の中でも最も天気に恵まれた岐阜市での風景を採用した。


半期締め近づく

2017-09-27 20:28:32 | 日記
今週に入ってからは、職場は動きとしてはいたって静かである。
物の出入りがあったのも昨日まで、今日からは作業もなくなり半期締めの準備となった。
物を相手にしている場所だから実際に物を数え、デジタルデータの数と合っているか確かめる。
明日がリハーサル、あさってが本番という感じだが、そこまで済んで何とかホッとできる。
日頃から物の数は合わせながら作業をしているから急にあわてることはないとはいえ、スッキリと終わって気持ち良く下半期に向かいたいものである。

早いもので、今週が終われば私も当地での勤務がまる2年を迎えることになる。
急に2年間を思い出すことは難しいので直近の半年に限ると、進歩できた部分もあったが、逆にこれまでは起こしていなかった運搬事故によって製品を傷つけ多くの人に迷惑もかけた。
また、赴任以来長らくコンビを組んで仕事をしてきた某氏と袂を分かつ格好になって担当業務が微妙に変わってしまうなど、客観的には大きな出来事もあった。
いいことも悪いことも大きく出たという意味では、当地ではこれまでにない振れ幅の大きい半年間だった。

仕事上の失敗は除いても、地元ではない土地に住んで働きながら、心の底で孤独感やアウェイ感をもっとも強く感じたのもこの半年の間でのことだった。
全くの予定外で、6月の初め頃には逃げるように週末に地元に帰ったこともあった。
本欄にもすでに書いているが、特に5月の連休が明けてから予期せぬ挫折や人間どうしの軋轢などいろいろあって、連休でリフレッシュされたはずの心がみるみるうちに消耗していき、とにかく帰りたいという思いが頂点に達したのであった。

その次に地元に帰ったのはお盆休みの一週前のことだから、6月の初めから2ヶ月間、何とか消耗し切らないで済んだことになる。
それからは帰っておらず、幸い9月は天候にも恵まれ自ら多くの名所に足を運んで気分転換を図ってきたので、幸い気分の大きな落ち込みや消耗はない。
また、いまだ冷戦中の某氏を除いては、以前よりはチームの中でもコミュニケーションが取れるようになり、他部署でも話せる人が増えたり、社員食堂の職員の方と仲良くなったりなど、ようやくにして会社が仕事をしに行くだけではない場所に変わりつつある。
予定では10月の3連休に帰ることにしているが、春先に感じていたような重い寂しさは今はほとんど感じないで済んでいる。

それこそ赴任当初のような不安100%の状態では今はないわけで、私を取り巻く今の現実が人から見て「悪い」とは絶対に見えないはずである。
相も変わらず仕事中は難しい顔をしているばかりの私のような人間にもいつも笑顔を見せてくれる奇特な人もいるのだから、自分自身ももっと笑顔を増やして、毎日通う職場が少しずつでも楽しい場所になっていったらそれに越したことはないのだと思う。

秋分の日

2017-09-24 21:40:24 | 休日
この土日は天気が悪い予想もあったが、低気圧が南の方に行ってくれたため、望外のお出かけ日和となった。
そのうち昨日の秋分の日は、楽しそうなイベントが近場で行われると知り、いそいそと出て行った。
イベントは昼過ぎからで少し時間があったので、会場に徒歩で行ける範囲のスポットとして「徳川園」を散策することにした。
敷地内には「徳川美術館」もあり本来ならセットで楽しむべきであったろうが、時間の都合上、美術館は後日に譲り庭園のみを楽しむことにした。





その名の通り、我が国随一の栄華を誇った徳川家の庭園ながら、スケールはそれほど大きくはなく正直全国的な知名度もあまりない。
本当はもっと広大だったものが市街化に伴い凝縮されたのか、もともとの大きさで現代まで来ているのかは浅学のためよく知らない。
質素倹約のイメージが強い徳川家だけに、あえて加賀の前田家(兼六園)あたりと張り合わない形にしたとすれば、このあたりはトップの余裕といったところか。

紅葉の時期になればもっとキレイだろうが、思いつくまま園内を撮影。











徳川園の後は、中央本線の線路をくぐってココへ。



この土日が本拠地最終シリーズとなる中日ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドームだ。

実は試合開始前の野外ステージで、中日OBのレジェンド・山本昌氏のトークショウ(途中から小笠原投手も参加)や、日頃名古屋ケントスで活躍するThe Mirror Ballsのライブがあるというので、野球もさることながらこちらも楽しみにしていたというわけである。
バンドのライブが終わったのが試合開始40分前くらいだったから練習をじっくり見る暇はなかったが、中日・DeNAどちらのファンでもない私は試合さえ見られればよく、ドームの5階にある安いパノラマ席からの観戦であった。



試合に関しては、初回の8失点で勝敗の行方はほぼ決し、中日ファンにとっては悲惨なものとなってしまった。
先発の伊藤準規投手、もし来季も残れるようならこの悔しさをどこかでぶつけてほしい。
3位以内という目標があるチームとないチームの気持ちの差が如実に現れる結果となってしまった。
中日が来季上位を狙うにあたっては、数多く抱えすぎている感のある未完の大器が目覚めてくれることが近道である。
若手の突き上げがないとチーム力は維持はされても上がってはいかない。



いずれ9月の振り返りでも書くが、今月は休みとなると必ずどこかに行っていて、先週には北海道まではさんでいる。
それに輪をかけて昨日も出て行ったものだから、さすがに日曜の今日はひたすら休養した。
波乱も楽しみもあった月、あと一週間はしっかり締めて、当地で2周年という節目を気持ち良く迎えたいと思う。

9月19日の行状

2017-09-24 08:32:14 | 旅行
お世話になった方へのプレゼントも渡し、初めての札幌ドームで野球も楽しんで、残る目的はただ一つであった。
大通公園一帯で行われるグルメイベント「札幌オータムフェスト」である。
なにぶん屋外イベントのため前日は台風で全会場が中止となり、足を運ぶとしたらこの日しかなかった。
会場は大通公園に広く展開していて、荷物を持った私は狙いをしぼって1丁目の「オクトーバーフェスト」の会場を目指した。
今回の場合、オータムフェストはグルメイベント全体、オクトーバーフェストはその中のビールを中心に楽しむセクションを指している。

写真では晴れているが、台風の名残りか天気雨っぽい変な空模様の中、1丁目近くに着いた。



目的通り、オクトーバーフェストの会場に着いてはみたが、スペース的にはテレビ塔の真下を使っているだけのあまり広いとは言えないものだった。
スケールや雰囲気は残念ながら名古屋市内で7月にあった同じようなイベントには劣ると感じた。(1丁目以外のブースには行っていないので念のため)
加えてやはりイベントの常、メニューそのものも高値横並びで、朝っぱらから一杯1,200円のビールというのも気が引けた。
今回の旅の柱に据えていたつもりが、写真だけ撮って退散という自分でも予想のつかない流れになった。



ビールを楽しんだはずの時間を使って、まずはテレビ塔のすぐ隣にあるNHKの札幌局を冷やかした。
最北の離島である礼文島をテーマにしたギャラリーもあって、わずかな時間だが楽しめた。
テレビ局だから致し方ないが、警備員さんの数が多く、何となく「見られている」感覚になったので、あまり長居はできなかった。
放送会館自体も少し古さを感じたのは、市内全体が再開発で新しい建物が増えているからだろうか。

結局JR札幌駅までたどり着き、これまでは行けていなかったJRタワーの展望台に上がることにした。



地上160mからの眺めは大変素晴らしいもの、大通・すすきの方面もさることながら、北海道大学から札幌競馬場を望む景色がより気に入ったので、本欄にはその写真を載せる。



タワーはJR札幌駅の真上にあるから当然ながら線路はタワーの真下である。
ズーム付きコンデジの泣き所でもあるフォーカスの合いにくさと格闘しながら何枚か鉄道写真も撮ってみた。
たまたま特急列車のすれ違いで、車両の鼻先がピッタリ合った瞬間をとらえた写真が1枚できたので、これも載せる。
右側の列車はカラーリングから臨時運行のものと思われる。



タワーから下り、早めの昼食(最後の締めは札幌ラーメンの定番のお店)をとって、昼過ぎには新千歳空港に向かった。
この日は平日ながら人が多く、旅の疲れもありわずかの時間だが快速エアポートの指定席に乗り込んでユッタリと移動した。
今回は飲食でそれほど散財しなかったので、520円の贅沢くらいはいいだろう。

新千歳空港では、見た目は晴れている空が運行上はあまりよろしくなかったようで、空港の上空が混雑して機材遅れが頻繁に発生する状況であった。
私が乗る予定の便も最終的には25分遅れの出発となり、中部空港に着いたのは結局定刻より40分ほど遅れてしまった。
しかし、もし今回の旅の最終日を前日の18日にしていたら飛行機が飛ばない可能性もあったし、飛んでもすんなり中部空港に降りられたか分からなかった。

今回の旅は台風の動きを終始気にしながらのものだった。
しかし、道内で台風がひどかった18日がちょうど移動日ではなかったことで、事前に組んだ日程を、若干順番は狂いながらもほぼ予定通りにこなすことができた。
天候不安の中、細かいハプニングはあったが致命的な事態に遭遇しなかったのはまさに奇跡的というよりほかはなく、今回も大きな満足感を得て帰ることができたのであった。

9月18日の行状

2017-09-23 08:39:36 | 旅行
結果的には寝るだけの場所になってしまった苫小牧だが、十数年前と変わらないところももちろんあって懐かしい気持ちは感じた。
次回はしっかり予定を立て、仕事の上ではあまり役に立てなかった土地をもう少し深く掘り下げてみたいと思う。

さて18日は台風の直撃が予想されていて、道南や太平洋側では強い風が吹き漁業関係などに被害が出たようでお気の毒なことである。
JR線も前日のうちから特急列車の運転見合わせと、普通・快速の減便をアナウンスしていたので、多少早めの行動が必要かなとは感じた。
幸いにして千歳線を中心とした札幌近郊はそれほど強い風もなくほぼ通常通りであった。
新千歳空港=札幌間はJR北海道の生命線でもあり、さすがに全面運休とはいかなかったようである。

私の当日の予定は札幌ドームでの野球観戦であった。
札幌ドームは最寄駅が地下鉄なので交通機関の乱れによる中止も考えにくく、その点ではラッキーだった。
さすがに駅からの道中はザーザー降りの雨だったが、風は弱くて傘さえあればしのぐことのできる状況だった。
今年は残念ながら下位に低迷している日本ハムファイターズ、しかし台風の中でも最終的には2万人を超える入場があった。
晴れていてもそこまで入らない東海地区の某球団とはえらい違いだ。
また老若男女、幅広い年代の人々がレプリカのユニフォームやTシャツを着込んで応援する様子は、他の球団では見られないものだ。
巨人ファン優勢だった北海道にすっかり根付いたのは、球団の努力の賜物だろう。
試合開始前の様子。





試合は、1回裏にファイターズが4点を取るなど1回だけで30分も費やしたので、果たして終わるまで何時間かかるものかと心配したが、その後は意外にも締まった展開となり、結局は3時間ちょうどくらいで終わった。
当日プロ初勝利をあげた吉田投手の間合いの短い投球が寄与したことは疑いなく、駆け引きの多いプロ野球にあっては投手の投球テンポが試合時間にずいぶん影響するとあらためて感じた。

当日のスコア、勝利試合の時に見られる花火、そして帰る頃にはすっかり晴れていたドーム周辺。







試合後は、すすきの交差点に近いホテルに戻り、しばし休憩。
夕食はホテルから歩いて5分くらいのジンギスカンのお店にしようと思っていたら、残念ながら休みであった。
開催中の「札幌オータムフェスト」はこの日は台風のため中止で、仕方なく昨年の夏にも入った居酒屋で飲むことにした。
食材はさすがに美味しいのだが、昨年と違ってタブレット端末で注文する方式に変わっていたことが残念だった。
回転寿司のお店ならよく目にするが、外国人対策とはいえ居酒屋でタブレット注文というのはいかにも寂しい飲み方となった。
知らない土地では、くだらないことでもお店の人と一言二言は話したいもの、これなら当地の自宅から歩いて10分のお店のほうが数倍マシだ。
あまたあるお店の中でたまたまハズレを引いたというほかはない。

本来この日に2次会として流れる予定であったスポーツバーは前日に顔を出したし、急に他を探す元気もなく、すすきの界隈をしばらく文字通り歩いただけでホテルに戻り、旅の最終日をどう過ごそうかゆっくり考えることにしたのであった。

9月17日の行状

2017-09-21 20:09:15 | 旅行
先の3連休は、有給を1日いただき19日までの4連休とさせてもらった。
しかし、初日の16日は最初から当地にいる予定で、出かけるのは17日から19日まで、行き先は札幌市周辺と決めていた。
交通費節約のため苦肉の策として17日発を選んだことが、全体として奇跡的な幸運に恵まれた旅に結びつくとは出発前は考えていなかった。
日本列島をなぞるように北上し北海道も直撃した台風18号の影響も、私の旅の予定に関してはほとんどなかったのである。

さて17日、フライトは15時前で、台風が徐々に東海地方に近づきつつある時間帯であった。
最新情報にも「天候調査中」とずっと出ていたからヤキモキしたのだが、出発1時間前くらいに「定時運行」のアナウンスがあった。
実はこの日、中部空港を出る18時以降の便はすべて欠航となったので、もう少し遅い便だったらアウトというタイミングだった。
幸いにして定時に飛び立った我が便は、早く着きすぎて北回りで着陸する余裕すらあった。
この日は予定どおり苫小牧市のホテルに入り、近隣で居酒屋を探してチョイ飲みし、18日以降に備える算段であった。

しかし、18日に顔を出す予定であった札幌市内のスポーツバーが、急にその日は休むという連絡が入った。
夜だけとはいえかつて仕事で住んだ苫小牧で楽しむためにホテルを取ったのに、急遽札幌に出てその店舗に行くことになった。
何しろ私がその店舗に通うキッカケを作ってくれた方の誕生月であったから、気持ち程度のプレゼントをわざわざ当地で用意して持って来ていたのである。
苫小牧にまた戻ることも考えると、お店には1時間くらいしかいれない計算だったが、誕生月の当事者もしっかり現れ、プレゼントにも大変喜んでもらって恐縮しきりであった。
他のメンバーとも和やかに話すことができ、ほんの短い時間ながら楽しんでお店を去り、苫小牧に戻った。

後日分かったことだが、そのお店が18日に休みだったのは台風は関係なく、身内のいわば「門出」を祝う会があったからのようだ。
ほぼ年中無休と思われる店舗だが、お客のことは忘れて身内の大切な節目にみんなで立ち会うという機会もあっていい。
私のように遠くに住んでいて、来るのも半期に一度のような客のためにわざわざ店を開ける必要はサラサラない。
予定を変更して苫小牧から出て来ることなど何ら苦ではなかったし、楽しい時間を過ごさせてもらって感謝、感謝である。

18日・19日の行状については次回以降に。

話し相手

2017-09-15 20:07:11 | 日記
どの職場でも似たような感じかとは思うが、我がチームの部屋にも当月の予定を日別に書き込める大きなホワイトボードがある。
休みを取りたい時は、自分の苗字が書かれたマグネットを休みたい日にペタリと貼る。
これだけでは意思表示にしかならないので、別途会社のシステムを使って上席者に申請することになっている。

さて、昨日書いたコンサート帰りのご老人だが、今日に関してはマグネットの横に「AM」、つまり午前だけ休む表示がしてあり、実際に午後からは会社に出てきた。
当人が出勤したのでたまたま私がホワイトボードの当人のマグネットを外したら「?」の文字が下にあった。
当人からすれば本当は今日は全休にできないかなという思いで「AM?」と書いておいたのであろう。
しかし、上司からのプレッシャーを受けてか「?」の部分だけマグネットで隠して休みに入り、今日の午後は半ばイヤイヤ出てきた様子が伺えた。
こういう痕跡を残して休んでしまうところもさることながら、遊びの予定を書き散らかしたメモを残したまま席を離れるなど、どうにも脇の甘さを感じる言動が多い。
当人は、話せばユーモアもあり時にチーム内に笑いを起こすこともある。
決してカリカリした人物ではなくむしろ逆であるのだが、そのわりにはいわゆる人望が乏しい。
組織の中で穏やかに振る舞おうとするあまりに、軽いイメージが出すぎているのだと思うが、当人がそれに気づいているかは定かではない。

私はそのご老人を別にすれば(紛争により冷戦中)、部署の他のメンバーとは特に話せないとかしゃべらないということはない。
かといって、プライベートや趣味の話までするわけでもなく、仕事が回るための最低限の会話があるだけだ。
もともと「つるむ」のが嫌いなこともあって、昼食もメンバーとは離れてボッチめしになっているし、食事後の昼休みも自席でただただユックリしているだけで会話会話で13時のチャイムを迎えることはあまりない。
当地に来て2年も経って、大した厚みのない関係に帰着しているのだから、この後もそうそう深い付き合いが発生するとは思えない。

今現在、私が会社の中で最も話している人は会社の人では実はなく、毎日おいしい食事を提供してくれる社員食堂のマスターの男性と、締めを担当している女性の二人である。
毎日15時半くらいにトイレついでに食堂の近くを通ると、大体その日その日の締めの作業をやっている。
サボタージュにならない程度の時間、たわいのない話題で過ごすだけだが、最近は毎日のようにおじゃましてしまうため、すっかり話せる間柄になってしまった。
両人の気さくな人柄もあって、お酒を飲んでいる以外の時間では、肩肘を張らずに素に近い自分でいられる貴重な時間となっている。

会社に出て来ているからといって、いちばん話しやすいのが会社の人である必要はまったくない。
外部の人だから情報漏えいはダメだが、くだらないことを言って楽しく過ごせる時間が1日の中に少しでもあるならそれは大変ありがたいことだ。
仕事さえ回ればいいと割り切って無味乾燥なやりとりだけで1日会社にいられるほど、人間は寂しさに対して強くは出来ていないのである。

くどい人

2017-09-14 20:29:29 | 日記
昨夜は夕食の用意をせず、自宅近くの居酒屋に行ってみることにした。
最近書いた、魚をメインとするお店である。
先週の水曜にも行ったから、ちょうど一週間ぶりにまた行くことになった。
まだ3回目だし、よほど回数を行っている串焼き屋に比べるとまだ席についても何となく落ち着かない。
ただ、店員さんはみんな優しいので、一定のスパンで通うようにすればまたいろいろと話もできるようになるだろう。
どんなお店でも最初や2回目は度胸がいるが、3回目以降ともなれば空きにもよるがスッと入っていけるようになる。

さて、単独行の私はカウンターで飲んでいて、近くには30代くらいの若者と50代くらいのおじさんが一緒にいた。
おじさんの声が大きいので聞こうとしなくても話の中身は入ってくる。
特に責めるような感じはなかったが、おじさんの話は決して間違ってはいないのだが相当にくどいものだった。
「仕事は何とかなるではなく何とかする気持ちが大事」だとか、「してやっているではなくて、させていただいているという思いでやれ」だとか、「他人は使ってナンボ」だとか、「職場では男は嫌われてナンボ」だとか、そんな話を横で延々と聞かされることになった。

格好のいいことを言っていたい人というのは世の中に一定割合はいて、話の中身は確かに正しすぎるほど正しいのだが、こういう人と一緒にいると息苦しいのは間違いない。
他人を思っていろいろと諭したくなる気持ちを持つ人は今の時代貴重なのかもしれないが、相手は若者だし、彼の話も引き出しながら「やりとり」と呼べる流れにするべきであったろう。
相手が何か話し出しても、全部が終わらないうちに自分の話をかぶせてしまって会話にならず、最後は自分で勝手に話をまとめてしまっていたので思わず笑いそうになったくらいである。

その日はおいしい料理の後は馴染みの某店に流れたが、いつもより滞在はぐっと短くして今日に備えた。
何せ今日は、今頃大阪でお目当てのアイドルの目の前で飛んだり跳ねたりしているであろうご老人の仕事のカバーもしなくてはいけなかった。
当人がつかんで離さない、一人でこなしたいと思う仕事も、依頼をする方からすれば会社にいない人間には頼めない。
結局その仕事は私にお鉢が回ってきて、久々ながら首尾よく完了することができた。

当人は予定通りなら明日の午後から出勤してくる。
「お休みありがとうございました」の一言は果たしてあるだろうか。

一名減

2017-09-12 20:35:20 | 日記
今週の仕事はまだ火曜が済んだばかりで、特別なことは何もなく金曜日まであと3日間しっかり出ることになる。
明日からの3日間は少ないメンバーのうち1名が実質まるまる抜けてしまうため、通常よりは多少のプレッシャーを感じて臨まざるをえない。
次の週末には本格的に遠出するから、万全の体調で今週の勤務を乗り切ることが大命題である。

有給を使って休むことは与えられた権利の範囲の中での話なのでそれ自体に文句は言えないが、一介のサラリーマンが会社を3日続けて空けることに関しては、限られたメンバーしかいないチームを預かる直属の上司にとっては厄介な問題である。
半期締めが近づいてはいるが慌てるにはまだ早い時期、しかし上司が休む当事者に対してやや厳しい口調で「普通はこんな休み方はさせてもらえないよ」と言っていたのがチラッと聞こえたので、いい印象は持っていないことは容易に想像がつく。

本人が休む理由は、日頃本人が吹聴している話題からしてほぼ間違いなく某女性ユニットの追っかけである。
先週の水木の2日間ここ愛知県で催しが行われたが、地元だから仕事が終わってからでも本人は2日間とも参加することができた。
その催しが今度は明日あさってと大阪で行われるからと、わざわざ会社を休んで中身がそれほど大変わりするとも思えないのにどうしても行きたい、というのである。
地元で2日間楽しんでなお、会社を休んでまで違う土地で同じような中身をやはり2デイズまるまる見たいというのは私の理解の範囲を超えている。
本人はブログを書いているので、またぞろ「演出は日々進化!」などと書き連ねる様子が今から目に浮かんではくるのだが。

上司が職責の中で面白くないと感じる要素とは別に、私がどうしても分からないのは、最近の本人との紛争の末、本人が私に首を突っ込まれたくない仕事に、私を追い出してまでしがみついておきながら、その女性ユニットのためならシレッと3日間も会社を空けられる神経、である。
本人が会社を空けている間にしかるべき依頼があれば、本人が私に手出しさせたくない仕事も結局私がやることになる。
過去協力して仕事をしてきた私を外してでも執着したい仕事なら、当面は1日とて会社を空けることなくトコトン私を排除するくらいのことはしてほしいと思うのだが、会社を空けてわざわざ私が入り込むスキを作るなど脇が甘いも甚だしい。
この仕事は人にさせたくない、でもP××f××eは見たいというのはあまりにもムシがよすぎる。

いくら権利とは言っても、休む前には「お願いします」、休んで出てきた後には「ありがとうございました」は常識だ。
しかしこの二年間、そのどちらも耳にしたことはない。
大したことはできなくてもいいし、私もできないが、60を過ぎた今からでもいいから、せめてひとりの人間として幼稚な振る舞いを脱し「マトモなオトナ」に脱皮してほしいと切に願うものである。

気晴らし!

2017-09-10 21:30:35 | 休日
実質9月のスタートであった今週は、いいこともあったし悪いこともあった。
金曜に並ぶ深酒デーである水曜には、週末には混雑して入りづらい春日井駅近くの居酒屋に久しぶりに入った。
一度入ったことはあったが何となく遠ざかっていて、水曜が2回目であった。
海の近くで育った人間だから、毎度毎度串焼きやカツばかりでは飽きる。
魚がメインなので、本当はここが行きつけになっていなくてはいけないくらいだ。
料理人さんとの仕切りもないし、おしゃべりではない私でも少しは話もしながら飲める時間が作れたらいい。
その後またしてもハシゴ酒から午前様になってしまったのは反省だが…。

その翌日には、好きなアーティストのコンサートチケットが抽選の末に当たった。
8月に出たアルバム購入者向けの先行受付とはいえ、人気だしどうせ抽選だからとダメもとの気持ちでいた。
それが、確認してみると見事に当地での公演に当選していた。
人気のアーティストの場合は、抽選となれば全国の公演全部に申し込みだけ入れておいても何ら問題はないのだが、こういうケースに案外不慣れなため、当地での公演だけに申し込みを入れていたものが当たるのだから不思議なものだ。
公演はまだ先だが代金だけは早々に払わされて、チケットそのものは公演二週間前あたりに発送されるという何ともまどろっこしい流れ、しかし長年応援してきて初めて生でライブを見る機会、あとは楽しみにして待つだけである。

次の日は一転、週の最後が何とも後味の悪いことになり周囲にも迷惑をかけた。
これまで物に傷をつけるようなことは幸い起こしていなかったのだが、不運(本人はそう思いたい)もあって大切な品物を損傷させ、当地では初めて始末書なるものを書くことになった。
早くラクになりたいので、とりあえず過去の文例を引っ張ってきて、起こったことに沿ってその日のうちに書き上げた。
過去の文例は事実と謝罪がごちゃ混ぜになっていていかにも読みにくいものもあったので、最初のうちに謝るだけ謝ってあとは事実関係と再発防止策を並べる形にした。
しかし、どんな書き方をしたところで「イエローカード」が出たことは間違いないので、2枚目を絶対にもらわないように今後気をつけるに尽きる。

週の最後が締まらない形で終わりモヤモヤしているところ、しかし某店からのお誘いもなかったので早々に休むことができた。
この土日は過ぎたことは忘れ、土曜は大須近辺、日曜は岐阜城周辺を歩いた。
仕事で失敗しても土日に出歩く元気があることが何よりである。
字数も増えたので、写真だけパラパラと並べることにする。
明日からの一週間は、人員が欠けがちになるから体にはより一層気をつけて乗り切りたい。
その後には、なんと今年3回目となる某所への旅行が控えている。

*大須





*岐阜城・金華山





※オマケ=本日記念競輪の決勝戦があった岐阜競輪場。