blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

東京競馬場へ

2011-10-28 20:06:46 | 日記
土日は恒例の府中遠征である。
例年に近い感じで行っていたジャパンカップ(JC)ではなく、今回は初めて秋の天皇賞をライブ観戦する。
なんだかんだでJCが好きな私は、一ヶ月しか離れていない天皇賞には縁がなかった。
田舎からそう何度も出て行く余裕はないからだ。

これまた例によって東海地方に住む友人と行動を共にする。
実際には土曜の夜に会って食事&予想、翌日に観戦といったところだが、今回は都心を離れてかつて彼が学生時代を過ごした地区にお互い宿を取っている。
都心からでも競馬場まではそれほど時間はかからないが、こちらもなおアクセスはよい。
友人は土曜の日中、母校近辺を散策したいとのことだ。
ちょうど昨年京都に遠征した時は、私のほうが母校周辺をウロウロした覚えがある。
なじんだ土地というのはいつ来ても懐かしさを感じるものだ。

今回はもちろん競馬そのものを楽しむことにはなるが、ズーム付きのデジタルカメラを持っていって、たぶん人ごみでなかなか近づけないであろう被写体にもある程度迫りたい。
いつかスポーツの現場に持って行って使いたいと思っていたので、馬券もさることながら場内をあちこち撮り回ることが多くなりそうだ。
一年半ぶりである府中の場内を一通り楽しみ直す機会としたい。
GⅠレースの日だから名の通った方の来場もきっとあるのだろう。

二日間の行状は、また帰ってから記すことにしたい。

悩みの原因を総括してみる

2011-10-26 21:40:07 | プジョー
クルマの記事は「みんカラ」に入れることが多くなり、本欄には愛車プジョー206のことはあまり書かなくなった。
しかし本人(?)を先週末に入院させる事態に至ったこのタイミングで、この半年余り私が悩まされたことについてあえて本欄に書き残しておきたい。
「みんカラ」のほうには、使い分けとして本欄のような長ったらしい文章をあまり叩き込みたくないというのもある。

今年の2月に自分のところに来てからというもの、悩みと言えばAL4と呼ばれる4速ATの不調に尽きる。
走行中に何の前触れもなく「3速固定」になってしまうことが非常に多かったのだが、メカニズム的にはパソコンで言うところの「セーフモード」のようなものだ。
ATがまだ冷えているうち、逆に熱を持ちすぎた時に、ATオイルが本来の経路を通らず内部が作動不良を起こして不快な衝撃とともにエラーモードに変わる。
「走らない」というトラブルとは違うが、ATなりにも思うように運転できない毎日にはずいぶんイライラを感じてきた。

私のクルマは購入時の走行距離が約35,000kmで、大事に乗れば相当長く付き合えるという期待感を持っていたのだが、早々のトラブル連発には相当に悩まされてきた。
原因を考えるうち、前のオーナーさんの使い方はどうだったのだろうと思った。
購入時に店舗で聞いた話はこんな感じ。

・週末ドライバーで平日は「全休」。
・その週末は東海地方にいる親御さんの所に行くため高速で往復。
・こういう使い方のため、03年式のクルマのわりには走行距離が伸びていない。

あくまで推測だが、前のオーナーさんはメンテナンスにあまり関心がなかったのかもしれない。
高速中心でたまにしか乗らないという使い方ではATにもある意味負荷が少ないため、「なんとはなし」に乗れてしまっていたものと思われる。
しかし通勤使いなど毎日動かし街乗りも多い使い方の私のところに来てからすぐにATのトラブルが何度も出た。
ちなみにATオイルは説明書には「無交換推奨」となっており(暑いわが国ではこれはナンセンスと思う)、実際に前のオーナーが交換した形跡はない。
いろいろと調べるうち、やはり交換しないままの汚れたATオイルが長年クルマの中をグルグル回っていたことが不良の主たる原因だと確信するに至った。

そこで9月に都内某所でATオイル半量交換の措置を取ったが、しばらくするとまたひどい状態になったため、今度は岐阜県にある別のショップに持っていき今は愛車はそこにいる。
ATオイルの交換はもとより、地元のディーラーはもちろん専門プロショップを名乗るお店でもほとんどやらない「AT部品の分解・清掃」までやってくれる店舗である。
小さな金額ではないが、オーバーホールと言ってもいい中身のわりには非常に安価に済むのでありがたい。
進行状況が昨日伝わってきて、心配事のほとんどは解消の方向でようやく安心できそうである。

こうなると、私のクルマの状態は購入時から実はあまり良くなかったのではないかとの疑問もわいてくる。
販売店舗ではAT内部までを触れるメカはおらず、ことATに関しては見切り発車だった可能性もある。
ATの不調をいくら相談しても歯切れの悪い応答に終始されてイライラさせられたものだが、その理由がここに来てハッキリしてきた。
販売前に「できること」はやってくれたとは思うのだが、「できないこと」も実は多いのだ。
メンバーはいい人ばかりなので「できること」は頼むようにしていきたいが、それ以外は他に頼むよりなく、今後も使い分けは致し方ないということになる。

本体を非常に安く手に入れて「いい買い物」をしたと思ったら、前のオーナーさんの後始末のようなことばかりをやっているこの頃である。
お金もある程度かかっており販売店舗にいろいろ言いたい気持ちもある。
しかし、いろいろな経験をしてドライバーとしての勉強もたくさんできたと前向きにとらえ、愛車がほぼ万全で戻ってくるであろう日を楽しみに待ちたい。
これまでもそうだが、これからも大切に乗り続けてよきパートナーとして長く付き合っていきたいと思う。

カゼも吹っ飛ぶ週末

2011-10-23 22:12:24 | 休日
木曜の夜から発熱に悩まされたので、金曜の朝までは真冬のように厚着をして、フトンもこんもりかぶって、汗をとにかく出すことにした。
それでも熱が完全に下がるまでにはいかなかったが、37度台ならダルいながらも体は動く。
会社にはとりあえず出て行って様子を見ることにした。

会社でも普段より厚着をして意識して汗をかくようにしたらダルさも少し取れて何とか定時まではいられた。
週末ならではのお誘いもいくつかあったが、さすがに大事を取って自宅で早めに休んだ。
というのも、土曜の午前はクルマの修理のためまた県外に出ることになっていたからである。

愛車206のメンテについては、みんカラブログ「206を飼う生活」に譲るが、代車にかつて私が乗っていた「306」が偶然出てきたのがうれしかった。
マニュアル車だったこともあり、病み上がりの体ながら帰りの道中は楽しくてカゼもどこかに飛んでしまった。
店舗に返すまでのわずかの期間だが、かつてを思い出して大切に、かつ元気に乗りたい。

さすがに今日日曜は長距離移動の疲れを取る日にした。
特に外にも出ず、昼寝をしたりテレビを見たりとダラダラ過ごした。
競馬の菊花賞で三冠馬の誕生を確認した後は、ラグビーW杯決勝「ニュージーランド(以下NZ)×フランス」であった。
予選プールでNZと同組で予選では大敗し、おまけにトンガにまで負けて2敗もしたのになぜか決勝まで進み、地元開催のNZを大舞台で1点差まで追い詰めたのだからつくづくフランスというチームは分からない。
北半球のチームの中でもボールをよく動かすいわゆる「シャンパンラグビー」は、かつての5カ国対抗でも存分に楽しませてもらったので、地元のNZと、プレースタイルが好きなフランスとどちらも勝たせたい気分だった。
トップレベルになるほどロースコアで重苦しい争いになるが、お互いに防御がしっかりしていればこそだろうから、トライ合戦のようなゲームよりは見ていて緊張感があって好きだ。

途中やや体調を崩しかけたが何とか乗り切り、早いもので10月も実質最終週に入る。
この時期になるとまた一つトシを取ってしまう日が近づいてくるので何ともいえない気分になるが、自分から動いて、来月初頭の誕生日を楽しいものにできればいい。

すみません

2011-10-21 18:45:52 | 日記
今週後半はややカゼぎみで、仕事には出られましたが今も少しダルさが残っています。
書きたいネタはあるのですが、元気になりましたら追い追い記していきます。

よろしくお願いします。

ツネユキ化計画?

2011-10-17 19:51:48 | 日記
うれしいことなのに書き逃していたことがあった。
金曜に、職場の先輩であるKU氏が「もう使わないから」とゴルフのアイアンセットを譲ってくれた。
現代の流行ではないスチールシャフトだが保存状態もとてもいい。
初心者の私にはボディーターンでボールを捕らえるいい練習になるだろう。
最近のクラブは軽いからつい手で振り回してしまいボールがブレやすいそうである。

そんな大層な物をこちらに回してくれたのも、いずれは私も含めた形でラウンドに出たいと思ってくれているからだ。
氏とは普段から仲は大変いいもののプライベートでは今までラーメン一杯一緒に行ったこともないが、氏の大好きなゴルフだけは別のようである。
私が帽子をかぶったときの風貌が中嶋常幸選手に似ているそうなので、言わば私を「ツネユキ化」しようとする動きの中でのことだ。
「ツネユキ化計画」にはよほどの思いがあるらしく、今日はさらに3番ウッドとユーティリティーも格安でどうかという話があった。
新品時の価格が結構なものらしいので本当にいいのかとも思うが、あとはドライバーとパターを自分で選ぶだけになった。

道具一式となるとバッグや靴、服装まで含めて安い買い物ではない。
しかしここまで支援してもらった以上、道具は足らないものを一通り揃え、あとは寒い季節のうちにしっかり練習して、春にはコースに出られる程度にはなっておかなくてはならない。
若い頃もゴルフには行ったが、会社の付き合いでやらされていただけでまったく上達もせず楽しいと感じたこともなかった。
しかし今は恩返しは横に置いても、自分自身久しぶりにゴルフを「やってみたい」という思いがある。
ヤラサレではなく自分からやろうと思ってやるのだから上達のしかたも違ってくるだろう。

そんな話も含めて休み時間には話題が尽きることがなく楽しい職場である。
少なくともいずれゴルフに一緒に出ようというメンバーとは毎日バカ話ばかりである。
きっとゴルフの時間も楽しく過ぎることだろう。
もともとの多趣味にゴルフまで加わると、私もますます「オヤジ道」まっしぐらという感じになるのかもしれないが、もうバカボンのパパと同じ年齢だからオヤジと言われても仕方がない。
しかしオヤジと言われる年齢からでも何でもできるようになっていって損なことは何もないのであり、積極的にいろいろ挑戦して悔いのない毎日になっていけばいい。

おまつりに行ってみた

2011-10-16 20:30:52 | 休日
高校時代の同級生であるY君が某SNS上で告知していた黒部市内のお祭りに行ってきた。
祭りといっても市町村単位で主催する大きなものではなく「集落単位」と言ってもいいもので、Y君のおかげで珍しい経験をさせてもらうことになった。

会場は富山地方鉄道・舌山駅のすぐそばで、若栗農協前の広場という何ともローカルな場所。
宇奈月温泉と黒部市街を結ぶ旧道沿いなので場所はすぐ分かった。
当のY君は主催者の一人としてせっせと忙しく動いていたので必要以上の会話はあえてせず10時の開演を待ったが、メインの「獅子舞大共演」は11時半が最初ということで、それまでは地元で活躍する「シンガー英樹」氏ほかのステージを楽しんだ。
風がかなり強い中大変だったろうとは思うが、新川のイベントにはもれなく出ている感がある氏なのでステージングは手慣れたものだった。

11時半が近づくとハッピ姿の集団が徐々に会場に現れた。
予定の四つの地区のうち最初に演じる「栃屋獅子舞保存会」の面々だ。
大人、子供合わせると数十人と言う大所帯で、演目も思ったよりたくさんあった。
時間の都合で一つの団体しか見ることはできなかったが、今や私は経験することのできない「地域のつながり」とか「伝統の継承」といったものが獅子舞の演目の中に生き残っている気がした。
団体一つ区切りが付いたところでY君にお礼を言って会場を後にした。

その後は魚津市内に入り、年に一度の産業展示フェアである「○○魚津」(まるまるうおづ、と読みます)の会場に行った。
特に何が目的というわけでもなかったが、黒部に行った次はここ、と何となく決めていただけである。
地元のCATV「NICE TV」のマスコット「ちゅう太郎」君が会場に現れると、多くの子供さんが寄ってきてしばらくその場から動くことができないほどだった。
高校の後輩にあたるMキャスターの姿も見えたのだが、ガラガラ抽選会で忙しそうだったので話しかけるのはヤメにした。

昨日一日休ませたからか今日の愛車は「ダダ猫」っぽかったが、天気も徐々に回復して過ごし方としては満足できた。
今日はSNSをきっかけに交流が取れ、実際の行動に移すことができた。
便利な世の中とはいえデジタル文字だけの付き合いは正直味気ない。
趣味の仲間でも「オフ会」などがあるように、今日のように顔を見て話す機会があれば積極的に出て行きたい。
実際に足を運んで、肌で感じて分かることも世の中には多いのである。

久々に街に出た

2011-10-15 23:53:44 | 休日
今週は4日間しか勤務がなかったもののずいぶんバテた。
仕事量は水曜が予想外に多かったくらいで至って普通に流れたはずなのに、金曜の最後のほうはイッパイな感じではあった。
その金曜は、何に反応したのか春先の花粉症のような症状が出てしまい、それを気にしながらの仕事だったからかもしれない。
金曜の夜は熱もないのに頭がボーっとしてダルい感じがしたので早々に横になった。

今朝目が覚めた時にはまだ鼻がムズムズとはしたものの、ダルさはあらかたおさまっていつもの通り一週間分の洗濯物を片付ける土曜のスタートになった。
天気は今ひとつハッキリせず、外に出ようかどうか悩んでいるうちに昼からまた眠りこけてしまった。
夕方に起き出してから、先週実家に行った際に野菜をたくさんもらったので、拙いながらカレーを作ることにした。
一人分には多い量だし、明日の夕食分くらいまではカバーできる。
しかし、自分で作っても食事というのはそれほどおいしくない。
おいしいのはやはり人が作ってくれたものである。

夜には若い頃から出入りしているN店に足を運ぶことにした。
8月に甲子園球場に行く前日を最後に行っていなかったから、おみやげとして買ってきていたセンベイもずっとそのままで、ようやく今日持っていった。
お財布にやさしい店としてちょうど今の月半ばの時期は重宝する。
ママさんとは十分気心が知れているが、店員のJちゃんともだいぶ仲良くなった。
ポッチャリ系は十分にストライクの私だが、Jちゃんには「それ以上いく(=太る)なよ」と冗談半分でクギを刺した。
寝る前にお菓子を食べるのがやめられないらしいのだが、今はチョコひとピースだけと言っているので大丈夫だろう。
これがポテトチップスひと袋とかになると大変だが。

毎月第三土曜といえば「森本浩 & ivy」のマンスリーライブというのも当然選択肢にはあったのだが、こちらにも吐き出したいことがあったので申し訳ないが飲みを優先した。
ただ、10月2日の立山でのジャズライブの写真をCD-ROMに収めてあったので、ライブの終わりの時間を見計らって飲みは切り上げて会場のライブハウスに持っていった。
ちょうどお客さんが帰るところだったから、中にいた「みか」さんにIT担当(?)の「TOMO」さんに渡してくれと告げた。
TOMOさん、みかさんともども階段の上からお見送りをしてくれありがたい限りである。
その後帰ろうとしたら、いつもは一部と二部の間に配られるお菓子をみかさんが雨の中走って持ってきてくれた。
ライブ用の薄っぺらい衣装のままだったから今頃カゼをひいていないか心配だ。

CD-ROMのほうは遅くとも今日のうちに渡しておかないと公式ブログを更新しているTOMOさんにも迷惑がかかると思ったのと、10月2日の立山ライブの新鮮味が薄れてしまうことが心配だったからだ。
9月と10月のマンスリーの間にはさむ形で特別編として2日のライブも載せてほしいと思っているので写真が今日より遅れるわけにはいかなかった。
お酒を飲んで酔っていてもそこは何とかコントロールできたのは良かった。

明日は同級生のからみで黒部市内のお祭りに行ってから、魚津市内の産業フェアに足を運ぶ予定である。
急ぐ旅でもないが、つかの間交流を深めていい日曜にしたいと思う。

空振りの連発で

2011-10-12 20:41:21 | 日記
仕事も順調、愛車の調子も良くなり、精神的にも日々充実して過ごせている。
休日は財政の許す範囲で行きたいところに行き、それなりに楽しむことができている。
30代のほとんどを身体的にも経済的にも不安定な状態で過ごした私だから、楽ではないながらも何とか生活できている今の状況は、他人がどう思うかはともかく十分にありがたいと思える。

生活ベースをしっかりさせることで精一杯だった時期を過ぎると今度はやはりいろんな欲が出てくる。
自室に揃えたい物はここ一年半ほどの間にあらかた手を打ったので、物欲はひとまずクリアーされている。
となると、今度は精神的な部分ということになるが、今度は相手のある話だからなかなかに難しい。

今月は、先の3連休に計画していた家族旅行がお流れになったのがケチの付き始めで、土曜の某店某ちゃんとの夕食の約束が直前でなくなり、月曜に行ったドライブもある方面に「お誘い」をかけたのだがこれもあえなく失敗した。
空振りが続いて、寂しさが募るばかりのこの頃でもある。

これだけ短い間にいくつも計画がダメになるとさすがに落ち込む。
「熱が出ちゃって・・・」とか「マナーモードにしてたから気づかなくて・・・」とか、こちらを傷つけないための配慮とは思うが本当の話ではないだろう。
ひとたび具体的に進めようとした瞬間に逃げられるといういつものパターンだ。
向こうからすれば「オトコの勘違い」というところか。

あるポータルサイトのリンクには、「6人続けてフラれて自信がなくなった」という若い男性の相談が載っていた。
回答には「必死さが伝わると女性は逃げたくなるもの」とあったので、「間合い」の取り方があまり上手ではないタイプの人だろうと思う。
気持ちを入れてかかった途端に逃げられるというのは、アプローチが唐突で重いことが原因だろう。
相談者とはずいぶん年の離れた私にも同じような面があると感じ、他人事とは思えずジックリと読んでしまった。

私はもう焦るにも遅い年齢にはなっているが、ここまで来たら逆に焦らず流れに任せるくらいでいい。
ガツガツと必死になって、逃げられるくらいならいいが、都合よく利用されでもしたらたまったものではない。
あくまで「自分は自分」を崩さず自然に振る舞っていれば、かえって奇特な方に出会えるチャンスも増えるのかもしれない。

職場は楽し

2011-10-11 21:41:51 | 日記
3連休明けの今日、いつもよりかなり寝過ごして自宅を出るのが30分遅れた。
5分ずれただけでも交通量が違う朝の国道8号だから、かなりの渋滞かとの不安、最悪遅刻も頭をよぎったが、交通量はさほど多くなく信号にも恵まれ始業15分前には会社に着いた。
渋滞回避のためとはいえ、いつも早くに職場に来ていることはみんな知っていて、何人かから「どうした?」とか「今日は遅かったね」と声をかけられた。
寝坊したのはもちろん自分だが、あえて外に原因を求めるとすれば季節外れの「蚊」であった。
自宅は建物の3階にあるが、たまに入ってくるときはある。
気になって未明の変な時間に目が覚め、睡眠のリズムが狂ってしまった。
もう10月だというのにしぶといヤツもいたものだ。

もう月の半ばが近づいていることもあり、仕事のほうは週明けにしては至って平和に過ぎた。
寝坊した体では、もともと低血圧でスロースターターである私にはきつかったが、危ない場面はなく通常通りにこなすことができた。

連休中には遠出した人もいて、昼休みには見覚えのある京都みやげが出てきた。
甘いものはあまり食べない私も団子と生八つ橋を少しもらった。
自宅で家庭菜園をしている某氏の「ネギとうがらし」も出てきて参ったが、寝坊の功名(?)で昼ごはんが即席ラーメンとなったことからタップリと入れさせてもらった。
ある人は「辛くない!」と言いながらも大汗をかいていたから、きっとヤセがまんをしていたのだろう。
私は辛いものは苦にしないから、とうがらしをガリガリかじりながらおいしく食べた。

今の環境に来てからは、朝に出社するのがユウウツだと思ったことはほとんどない。
事務方や外回りを多くやってきた私だが、実は今のような現場仕事のほうがフィットしているのではないかと感じている。
製品そのものは細かいところもあるだけに、冷静に確実にこなすことが大事であることも性格的にプラスに働いているようだ。
仕事は毎日のことだし、駆け引きや腹の探り合いのようなことが絡む仕事は実は向いていなかったのかも、などと今さらながら思う。

また今は、周囲の多くの人とあけすけにコミュニケーションが取れているのも大きい。
もともとバカ話は入った時からしていたが、最近はそれができる人がいっそう増えてきた。
年齢や立場を超えて、お互いに敬意を払いつつも「いじる・いじられる」的なやり取りができるのは楽しい。
どことなく他人にカベを作っていた若い頃の私と比べると、ずいぶんサバサバな性格に変わったものだと思う。

職場での人間関係に恵まれるか恵まれないかは、仕事内容が自らにフィットしているかどうかが実は大きい。
合っているから自信も早い段階で付いて堂々と明るく振る舞えるようになる。
そういう姿を周囲の人が認め始めれば、コミュニケーションも深まり仕事上のチャンスも増える。
そのチャンスをうまく生かしていけばより働いていて楽しくなる。
こうなってくれば、何もかもが好循環だ。

とはいえ、危険と隣り合わせのところもあるだけに、締めるところは締め、メリハリだけは付けて毎日を送りたいと思う。