blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

9月を振り返って

2014-09-29 20:26:36 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返ります。
と言って、今日はまだ29日ですが、明日はバンドの2回目の練習のため夜遅くに再び金沢市に飛びます。
自宅に戻るのはおそらく0時前、翌10月1日は会社としては下半期のスタート、私自身にとっては新しい環境での仕事が始まる大事な日ですので今日のうちに更新しておきます。

8月末の異動の発表を受けての9月でしたが、仕事上で特に大きく変わったところはなく、月の前半は忙しいながらもこれまでと変わらないペースで過ぎました。
それが後半になると、種々の説明会や事前の引き継ぎなどで旧の職場と新の職場を行ったり来たりすることが増えて一気にあわただしく、それに伴って旧の職場ではだんだんアテにならない人間になっていきました。
明日は上半期の締め日で仕事らしい仕事がないため旧の職場での仕事は実質今日で終わりました。
ただ、月初めの10月1日が大変忙しいことが予想されるので特別に午後だけヘルプに出ることになっており、その日が本当に旧の職場での最後になります。
4年半通い慣れた職場とお別れになる実感は当然ながらまだありません。

公式の歓送迎会でも言ったことですが、さかのぼればタダの派遣のアンちゃんからスタートした今の会社との関わりがここまでの形で結実したのはひとえに人の縁に恵まれたとしか言えません。
自分がいくらがんばったとアピールしたところで決めるのは他人、それほど強烈に環境を変えたいとも思ってなくゴマすりなどまったく性に合わない私が呼ばれたことの理由としてはそう説明するしかないのです。

仕事以外では久しぶりにバンドに参加することが決まりました。
最初に話を聞いたのは14日、初顔合わせは24日ですから、トントン拍子にも近い感じです。
せっかくの趣味は眠らせておくにはもったいなく、また今からでも少しずつでもうまくなっていくチャンスだと思います。
富山県人の方もおり、私が最近よくオジャマしているカラオケバーや、ずいぶんご無沙汰になってしまった某ライブハウスにも縁があるようなので、そういう場でも親交を深められたらいいですね。

今年は公私ともどもいろいろと広がりができて、時間がもっとあればとか体が2つほしいなどと思うほどです。
ひと頃のような、テレビにも新聞にも興味がわかず、外出すらおっくうだった状態を考えるとよくぞここまでと自分ながら思います。
そんな病的とも言える状態を経て、長い時間はかかりましたが、心身ともに健康を保ち、経済的にも何とか安定し、物事に意欲を持てるようになった今はつくづく幸せなのだなと感じています。

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何かと節目です

2014-09-27 23:18:14 | 休日
世の中的にはいわゆる上半期の締めの時期です。
春先の年度替わりほどではないでしょうが人の動きも多くなり、個人個人に落とせば勤務地や仕事上の立場が変わったりします。
私自身も正式には10月から部署替わりしますので、仕事の中身そのものもガラッと、生活のリズムもこれまでとは違ったものになってきます。

節目といえば、たまたまこの時期になったということですが富山市内の行きつけである某店が営業場所を変えて新たなスタートを切りました。
この時間は記念イベントの真っ最中と思われ、時間制で入れ替わりの激しい状況は相当に忙しいことでしょう。
確か本日までと聞いていますので、今日の営業が終わったらメンバーどうしで打ち上げでもやるのか、それともそんな余裕もないくらいに疲れ切るかのどちらかではないでしょうか。
スペースもずいぶん広がった新しい店舗を抱える経営者も内心では重圧はあると思います。
周囲には喜ばしいと思える節目であっても、当事者にとってはそればかりではないというのは誰でも同じでしょう。

私も今は重要な節目の時期にあって、仕事上のことは既に何度も書いており、昨夜はお偉いさんも交えての盛大な会もやっていただきありがたい限りです。
プライベートでは、前回のエントリー以降では新たに参加予定のバンドのメンバーと顔合わせするために平日の夜に金沢市まで飛んだりと大変あわただしいことになっています。
幸いクビにはならなかったようで(笑)、次回の練習の予定もすでに決まり、最終的には8曲ほどを覚えなくてはなりません。
音源や楽譜も丁寧なものをいただいていますので、引き続き失礼にならないようにしていくのは変わりません。

6月の終わりに縁結びで有名な出雲大社に両親と行ってきましたが、それと前後して今年はつくづく人の縁を感じる出来事が多いです。
出雲の神様は男女の縁だけを担当(?)するようなケチくさいものではなく、人間社会全体の縁を司っておられるわけですので、今年のいろいろな意味での良縁は出雲の神様の後押しもあるのかもしれません。
何かとよい変化の多い2014年、もうすでにお腹いっぱいの気分ですが、今年のあと残り3ヶ月をさらにいいものにしていって、お腹いっぱいを通り越して胃もたれするくらいの年にしていけたらと思っています。

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準備しなくちゃ

2014-09-23 22:30:25 | 休日
素晴らしい天気になった秋分の日ですが、新穂高ロープウェイあたりに行きたい誘惑を断ち切って10月からの新生活に備える日にしました。
もうしばらくは諸々の準備に心を取られる感じになります。
同じ会社の同じ部で異動するだけなのに、普段の服装は作業服からスーツに変わるのが厄介です。
毎日をスーツで過ごすなど5年ぶりくらいのことで、まず今持っているスーツ類が使い物になるのかチェックする必要がありました。

まずは朝方に自室を見た感じでは、スーツの絶対数が足らず、シャツ類に至っては大半がモノにならずゴミにするよりないという状態でした。
その後、魚津の実家のほうから過去に使っていたスーツ類を一回見に来てはと聞いていたのでヒマに任せて行きました。
すると意外やスーツ本体は数が揃っていて当面の心配はなくなりました。
問題はシャツのほうで、これはどうやっても何着かは新たに買い求めるしかないだろうということになりました。

父親と早めの夕食を取って別れた後は富山市内に向かい、さっそくシャツを物色。
しかしここで思わぬ展開に。
店員さんに首の周囲を計測してもらったところ、実測で42cmでした。
となるとシャツの首まわりは44cmか45cmということになり、店舗にもあまり数がなくデザインの選択肢もほぼないところで選ばざるを得なくなりました。
父親も仕事では首まわりが45cmのシャツを着るらしく、どうやら首が太いのは家系のようです。
他の服はLL(2L、XL)さえ選んでおけば大丈夫なのですが…。

サイズといえば、忙しく体を動かす仕事からデスクに一日中張り付けの仕事になるので、急にまた太らないかも心配です。
せっかく今の職場でムダなものが落ち、ゆるみ切った感じからは脱出することができたのに、また戻ってしまってはいけません。
自宅と職場が近いこと、また朝がこれまでよりはかなりユックリできるので、悪天候の時以外は自転車もしくは徒歩という線でさっそく実行ということになるでしょう。
徒歩なら往復1時間、運動としては悪くありません。
とにかくこれ以上デカくならないように努めるのみですね。

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何もしなかったけど

2014-09-21 20:43:45 | 休日
先日の異動に伴って、今週からは今の職場を空けることが多くなりました。
少しずつですが、これから自分がやっていくことについて説明を受けたりするために次の職場に出向いています。
建前上は10月からとはいえ、9月のうちからだんだんと今の職場ではアテにならない人間になっていきます。
指折り数えて9月の勤務日はあと6日ですが、実質はその半分しかいない感じです。
何とも中途半端で落ち着かない日々があと2週間ほど続くことになります。

次の職場では、10月に「はじめまして」になる人は実は多くありません。
夏に入るくらいから、次の職場がらみでお呼ばれを受けることが多くなりました。
仕事を離れた場所とはいえ、一度は一緒に席を共にしている人のほうが圧倒的に多いのです。
正式には歓送迎会の場もあるでしょうが、できるだけ違う場所からスムーズに入ってこられるようにという所属長の前々からの計らいであったものと思います。

次の職場で説明を受けた日は、特に何をしたということもないながら、慣れない場所に1日いてドッと疲れてしまいました。
いくら知らない顔が少ないとはいっても、仕事のスペースに入って実際に仕事の話をするとなると気分は全然違うものです。
これまでとは文字通り180度違う仕事に当たっていかなくてはならないのですが、そもそももう自分は作業系の人間になってしまっているかもしれないという不安はあります。
何でも屋的というか、雑多な仕事も多く、細かいことが苦にならない性格であることだけは救いで、今からまた新しく勉強していけるという気持ちでも持たない限りはストレスもたまりやすいのではないかとも感じています。

そんなこんなで、今週末は遠出をする気にもならず、自室での雑事か寝ているかという土日になってしまいました。
次週は火曜がまた祝日ですのでアッという間に過ぎそうな気がします。
月曜と水曜は今の職場で慣れた仕事をするので気分は少しラクです。
その一方で、10月以降の生活リズムに関しては少しずつでもイメージをつけていきたいところです。
さしあたりですが、昼ご飯は上の人と一緒に外でという感じになりそうで、これまでのように弁当を作っていく必要はなくなることは分かりました。
食事も含めて月々のお金の出方にも注意しながら、早く次の環境に慣れていきたいと思います。

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眠らせておくよりは

2014-09-17 22:21:56 | 日記
現在は富山市内の東部某所に住んでいるのですが、ここ最近まではただの「住まいがある場所」であったに過ぎず、地区にあるいろんなお店屋さんとはトンと縁がないままでした。
住まいの近くにお友達もおらず、その地区の住民という意識は持てないまま4年ほどを過ごしていたものの、特に不便を感じることもなく不満があったわけでもなくで、生活面の便利さだけを享受しながらやってきました。
それが、ふとしたことから近くに住む「お姉様」に声をかけられて、以来新しい広がりができていったことは何度か書いています。

彼女とはそれほど頻繁に会うわけではありませんが、つい最近に私自身が異動にかかったため、一つの節目ということでサラッと飲まないかということになりました。
自宅のすぐ近くにある居酒屋さんでは、いつも通りのウダウダ話に加えて、うれしい話もありました。
どうも彼女の知り合いのバンドのドラム担当が仕事の事情でバンドを離れざるを得なくなったため、後釜に入ってくれないかということでした。
市内中心部にあるカラオケバーで久しぶりにドラムを叩く機会に恵まれてはいましたが、本格的にバンドの一員ということになるとこれまた数年ぶりということになります。
ジャンルは英国の古いロックンロールということで、ドラムの立場ではそれほどトリッキーなことは要求されないから心配しなくてもいいのではという話です。
彼女の尽力もあって、今朝はバンドのリーダーさんから連絡があり、近日練習を見学することになりました。

自室はドラムのフルセットを置けるスペースとなると全くなく、持ち物としてはスネアドラムとフットペダルにスティックで、ずいぶん長く棚に眠っている状態です。
それほど高級な道具ではありませんが、使える機会がまた巡ってきたわけなので、積極的に参加をして大いに活躍してもらわなくてはなりません。
三十の手習いで身につけた拙い技術でも、これまで数多くステージに立つ機会を与えられ、温かい拍手をいただいてきました。
またそういうところに立てるチャンスをもらえるのですから、お姉様には重ねて感謝しなくてはいけませんし、迎えてくれるメンバーに失礼のないように取り組まなくてはいけません。

2014年全体のことは例によって大晦日に振り返りを書くことになりますが、公私ともどもこれだけ変化の大きい年は初めてです。
変化が大きかった年ならこれまでにもあり、しかしあまりよろしくない変化も混じっていたのがほとんどだったのが、今年は悪い変化がなくいい変化ばかり、しかも思いがけない形のものも多いのです。
今年もまだ3ヶ月半ほどありますが、年越しの頃には自分の生活がどうなっているのか、大いに期待をしながら日々を乗り越えていきたいと思います。

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今年も行きました

2014-09-13 23:16:41 | 休日


せっかくの貴重な3連休ですが、特別に大きな予定はありません。
市の広報に写真のイベントが載っていたので、去年に続き今年も足を運んでみました。

北陸新幹線の開業までちょうど半年となった今、いち地方である富山の観光はどうあるべきかという大マジメなテーマでした。
大マジメになるのも富山青年会議所(以下JC)と富山市がタイアップした企画だから仕方がありませんが、中身そのものはあまり堅苦しくない感じで進んだのは去年と変わりませんでした。
観光や都市振興のプロの基調講演から始まってトークセッションに流れる構成も去年と同じ、もはや日本一富山が好きな報道キャスターと言っていい膳場貴子さんは、ひょっとすると来年もこのイベントに来てくれるかもしれません。

今年「プロ」として講演をした山田桂一郎氏は、本拠地であるスイスを引き合いに出して、ベルンやチューリヒといった都市と富山は人間の気質的にもよく似ていて、日本の中では「足を運びたくて」来ている都市の一つと言いました。(中には仕事上仕方なくというところもあるそうです)
反面で、やはり欧州目線と言うべきか、毎度のことながら「あまり発信しない富山人」というところに、去年やってきた講師同様に言及する場面がありました。
今年もトークの流れを引っ張った森富山市長は、無難なまとめに終始した去年とは違い、あえて「そこは急には変わらないんだ」というところに踏み込みました。
いたずらに発信発信と叫んで、目新しいものをわざわざ作って、数だけ多く入ってきてもらうのが目標であってはならず、まず住んでいる人間が地元を愛し、「今あるものの本質」を高めていくことが大切というところは大いに得心のいくものでした。
富山市が「ゆるキャラ」や「ご当地B級グルメ」や「朝ドラ誘致」などに絶対に頼らないのもそのあたりの方向性から来ているものです。

どの都市にも言えることかもしれませんが、観光はもはや「非日常」などというナマやさしいものではなく、「異日常」ともいうべき普段住んでいる地域とは違うライフスタイルの体験というところまでいかないことには、他県の人に強い印象までは残すことはできません。
富山県の観光ポスターには「人間が写っていない」とよく批判されますが、東北人は温かいとか九州人は豪快だとか、なぜか何となく人のイメージが付いている地域と比較して、富山も含まれる北陸人というのはどうも全国的にはよく分からないとされている部分です。
人間の気質は急には変わらないとしても、場面場面で「人間くささ」を演出していくことが今後少しずつでも必要になってくるというのは去年と同じような結論だったかと思います。

勤務地の関係から一時はふるさとである魚津に戻ることも考えた私ですが、10月から富山市の中心が働き場所になることから、しばらくはドップリと富山市民であり続けることになりそうです。
明らかに県内の他の自治体とは一線を画し、まさに王道を歩まんとする富山市のヴィジョンをあらためて実感できたイベントでした。

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使い切りました

2014-09-08 21:44:48 | 旅行


青春18きっぷの5回の欄に9月7日付けのハンコが入って、何とか期限までに5日分を使い切ることができました。
4日分はお盆に東北、最後の1日でどこに行ったかといえばコレです。



新幹線駅もかなり立派になってきた富山駅から出発し、神通川を渡るとすぐに高山本線に入ります。
高山本線は単線非電化のローカル線で、特急ひだ号の運転こそありますが、それほど本数は多くありません。
数少ない列車の中から接続のいい列車を選んでいって、下呂までは3時間くらいかかりました。
山越えの路線だけありダイナミックな線形を描く区間も多く、川沿いをなめるように走るため車窓風景もたいへん素晴らしい路線です。
川は、富山を出てから進行方向とは逆に流れていたのですが(宮川)、高山を少し過ぎた宮峠を境に進行方向と同じ流れの川が現れました。(飛騨川)
宮峠は国道41号線の難所として知られていますが、鉄道も大きな大きなカーブを描きながら高度を稼ぎ、トンネルを抜けると今度は徐々に高度を下げていくのが分かりました。
この峠がいわゆる「分水嶺」であることに気づくのにそれほど時間はかかりませんでした。

さて、天気はよかったのですが外は暑いくらいの気温で、下呂駅から温泉街まではやや上っているためすぐに汗が出てきました。



それでもがんばって温泉街よりも奥手にある「雨情公園」まで行って一休み、すぐにとって返して街中で食事をとってから、写真の外湯に入ってゆったりしました。



列車の本数が少ない路線ではハプニングも時に致命傷になりますので、お風呂の休憩所で眠りこけたい誘惑を断ち切って飛騨川沿いを散策しながら駅に向かいました。
「いでゆ大橋」のたもとでは、靴を脱いで川に足を入れて涼んでいる若者の姿が多くありました。
ちょうど日が射してきて、写真は思い切り逆光になってしまいましたが。



帰りは接続が今一歩で、高山で一度下りて1時間ほど散策しました。
あくまで接続待ちの時間で、さしたる目的もないままブラブラしただけですが、いつ来てもいいところです。

高山を出る頃にはもうずいぶん暗くなってきていて、富山には20時前の到着、移動は正味6時間もありましたので日帰りとしてはかなりきつかったです。
ちなみに富山と下呂を単純に乗車券だけ買うと往復で5,180円ですので、1日あたり2,370円の18きっぷでは十分過ぎるくらい乗ったことになります。

ともあれ、せっかくの切符ですから使い切ることに意味があり、今年の夏の思い出の大きな助けになってくれたことに感謝したいと思います。
体力的にきついのと計画そのものが大変なので、よほど好きな人以外にはオススメできませんが、スピードと効率とは無縁の、ある意味不自由な旅を自分なりに存分に楽しめたことはいい経験になりました。
年に数回、学生さんがお休みの時期を中心に発売され、攻略本まで出ているくらいの切符ですから、また使ってみたい気もしています。

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本質は隠せない

2014-09-06 22:49:24 | 休日
昨日の昼休みに、他の人が富山県のシンボルである立山について話しているのが聞こえてきました。
話しているのは富山県人と他県出身の人なのですが、他県人のほうが立山黒部アルペンルートのターミナルである室堂(むろどう)のことを「室堂っていうところ」と、まるで説明するかのような表現を使っていたのでひっくり返りそうになりました。

行ったことはなくても、富山に長年住んでいれば室堂の名前や場所くらいは誰でも分かります。
その他県人のほうは富山に移ってきてまだ2年くらいですので、たかだか会社の組合あたりが主催した格安のバスツアーか何かで1回行ったかどうかというところでしょう。
そんな人が、富山県人なら誰でも知っている場所をさも自分のほうがよく知っているかのように言うものですから、ムカっ腹も立とうかというものです。
私はたまたま京都市内に7年ほど住んだことがあるので出しますが、京都の人に他府県の人間が「金閣寺っていうところ」などとしたり顔で言ったら、次の日から相手にされなくなることは想像できます。

前回のエントリーで、今の職場には自分を大きく見せたいタイプが多いと書きました。
この他県人もその中の一人と言うべきで、とにかく他人からよく見られたいという思いばかりが先行し、取って付けたようなコミュニケーションしかできません。
腹の中では自分は凡百の人間とは違う特別な存在だという思い込みがあり、まったく根拠なく自分は万能でなくてはならないことになっています。
そのドス黒い腹の内は無意識に表に出てしまうもので、他人を小馬鹿にするような言動をするのは何も今回に限ったことではありません。
仕事ではまるで役に立たず毎日のようにドヤされているという事実からはひたすら逃げ回って、仕事を離れた場所では付け焼き刃の知識を振りかざして優越感を得ようというのですから困ります。

アタマと現実が離れ過ぎている人物というのは非常に扱いにくいものですが、そういうタイプの人は現実そのものが「ない」ことになっていますのでどうしようもありません。
きっと学生や生徒の時分は大変優秀で、目立つくらいの人だったかもしれません。
しかし、学生までは自分のことは自分さえ頑張れば何とかなりますが、働き出せば一人では解決できないことだらけです。
優秀だった人ほど、いい意味で他人を使うことができないから社会ではたいてい失敗しますが、優秀だった自分のイメージはなかなか消えないため、いい年をして、ミスや挫折をしてもくだらない言い訳や責任転嫁、時には聞き苦しい屁理屈に終始することになります。

こう書いてくると、私自身がちょうど30を迎えるあたりで心身が悲鳴をあげたことが、今となってはどんなに有り難い転機であったかが分かります。
まだ時代的に周囲の理解も乏しい中で苦しい思いをし、最初の会社を実質的には追い出された経験が今の幸せにつながっているのです。
しんどい時期もありましたが、50を過ぎて半分グレているようなオッサンを見るに付け、私はつくづく運のいい人間なのだなとあらためて感じています。

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周りは

2014-09-04 21:10:55 | 日記
9月ももう4日が過ぎました。
月初めは相変わらずテンヤワンヤになりましたが、水木とずいぶん落ち着いてきたように思います。
明日は金曜日パワーで乗り越えるのみです。

さて、全社的にも人の動きが公になったようで、職場の中にも張り紙がされ、朝礼の機会には私が対象者になったことが紹介されました。
特に私からコメントする機会もなく、周りに一礼するだけで終わりました。

30人にも満たない小勢の職場でも反応は様々です。
日頃からコミュニケーションがある人は少数派にはなりますが、おおむねお祝いや激励の言葉がありました。
その他大勢、日常あまり接点がない人は、この期に及んでその話題だけのために話しかけるのも面倒なのか特に言葉はありません。
言っては何ですが、わが部署からどこかに変わることイコール栄転なので(笑)、それがいまいましい向きはなおさら話したくはないのかなと思います。

最も醜悪なのは同じ年度に入ったM氏です。
日頃から勝手に当方をモノサシにして、仕事の本質とは離れたくだらないところで張り合おうとするのでほとほと疲れていたのですが、やはりというべきか、私の今回の話を聞いて、とある人に「オレもすぐに変わっていってやるから」とブチまけたというのです。
私は4月に正社員登用してもらいましたが氏はまだされておらず、しかも次のチャンスに正社員になれそうだなどという情報や気配は今のところはありません。
異動させてもらうにもまずは社員に上げてもらわないといけないところ、何の根拠もなく別のところに行かせてもらえるようなことを言い募るのはいかがなものかと思います。
アタマの中と現実があまりにも乖離していることに気づいてもらわなくてはなりませんが、最近さらにひどくなってきた虚言・妄言癖も含め、通うところは会社ではなく病院のほうがいいのではないかと思うこともあります。

仕事そのものは大変充実していた4年あまりだったとは思いますが、残念ながら最底辺とも言える部署には「自分を大きく見せて人の評判をほしがるタイプ」の人間が多すぎました。
全員とは言いませんが、ほしがるばかりで人に与える余裕や気持ちなどカケラもないような人間たちと付き合わなくてもよくなるだけでもよかったのかもしれません。
あと約ひと月、よもやそんな人間たちにツッコミどころなど提供しないように、今まで以上に気を引き締めて悔いのないように勤め上げたいと思います。

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