blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

この週末

2008-11-30 23:25:19 | 休日
昨日の朝は素晴らしい天気になり、休日ながら早く目が覚めた。
覚めてしまったものはしょうがないので、とりあえず洗濯をして初めて外に干した。

その日は夕方ころから荒れた天気になると言っていたから、昼くらいまでに自宅に戻れるような遊び方はないか考えた。
富山市の呉羽という地区に来てまる1ヶ月になるが、これまで見落としてきた近場の観光地に行こうと思った。
よくニュースにも出てくる「田尻池」にまだ行ったことがなかったので行ってみた。
オオハクチョウの飛来地として有名なところだ。
土曜の午前中ということもあり、家族連れも多く、久しぶりに小さな子供がはしゃぐ姿も見た。

そのあとは「古洞ダム」周辺を散策し、城山(じょうやま)公園を経て自宅に戻った。
この日は立山連峰もとてもきれいに見えた。
この景色だけでも、富山に生きている幸せを感じる。

昼過ぎにはあらかた洗濯も干せたので部屋に取り込み、土曜恒例(?)の「昼寝」をした。
覚めてからは、少しいつもより手をかけて夕食を作った。
缶ビールを1本だけ買って、今週の祝杯代わりとした。
いちおうはおめでたい実績をあげたので、発泡酒にはしなかったのである。

今日は、親交のあるバンドのライブが富山市内で予定されていたので出演時間を聞いてみた。
14時半スタートのイベントだったが、出番は夜になるということで、昼間がポッカリ空いてしまった。
実家に銀行の通帳を預けていたので、ドライブがてら魚津市内に向かうことにした。

近々妹家族が高岡市から魚津市に越してくる。
その新居で待ち合わせし、両親も一緒に来た。
一部リフォームも済み、あとは荷物を入れるだけになっている。
来週の土曜は、片づけを少し手伝うため、また魚津に行くことになる。
妹もこの数ヶ月、いろいろな出来事を乗り越えてきたのだが、まずは落ち着ける場所は確保した。
今後も大変な人生になると思うが、兄として少しでも支えになっていけたらと思う。

あれこれ寄り道をしながらライブの会場に向かった。
あらかた席は埋まっていて、楽しい雰囲気は相変わらずであった。
親しくさせてもらっているバンドも含め、バンドを2つだけ見て帰った。
メンバーの方々とは正味2ヶ月ほどごぶさたしていたが、本欄もよく見ていただいているとのことで、ありがたい限りである。

普通に週末休める身分となったこともあり、イベントにも行きやすくなった。
まだ余裕はないが、自宅近くには市営の音楽スタジオもあるので、ドラムの練習とか曲作りなどで使ってみたい。

本欄があるおかげで(?)新しい環境にあってもストレスをためることなく、ここまで来れている。
オンとオフ、上手に切り替えをしながら、日々を乗り越えたい。

ウチは「格下」です

2008-11-28 20:34:58 | 日記
少し前、富山市の郊外にある某印刷会社を訪ねた。
当社からお願いして、外国人向けに富山を印象付けるポスターの案を考えてもらうことになった。
社長さんじきじきに応対していただき、内部のデザイナーに作らせるから1週間ほど時間がほしいとのことであった。
それから結局2週間ほど過ぎようとしていたので社長さんに連絡を取ってみたが、週明けにもお見せできるという返事をいただいた。
こちらからお伺いしましょうかとたずねると、オジャマできるかもしれないから週明けにまた連絡するとの返答があった。

この件を社内で報告すると、「月曜ならウチの社長がいる午後から来てもらえないか言ってくれないか」との指示。
しかし、ちょっと待て!と思った。
この印刷会社は会社の「格」という話になれば明らかに当社よりは上だ。
本業は行政や交通機関などともつながりが深く、影響力は県内でもかなり大きい。
業務外では外国人との付き合いも多いことを自ら話して下さった。
市の観光課長さんの紹介もあって訪問した経緯もあり、当社にとっては今後絶対に大切にしなくてはならない。
そういう会社の社長さんが、わざわざ当社まで足を運んでくれるかもしれない。
どうせなら当社の社長にも会ってもらえるようにという気持ちは分かるが、そもそもお願い事をしているのはこちらである。
いやしくも当社から「時間指定」を言えるような筋合いはないのであり、むしろこちらが無理をしても時間を作って訪問すべきくらいの先であろうと思う。
上の指示は聞くだけ聞いて、週明けの連絡を待つことにした。
当社には、相手が誰であろうととにかく自分のペースに引きずり込もうとするところがあって、がっかりさせられることが多い。
その相手の中には、電力会社や行政といった「動かしようがない」ものも含まれる。
自分の身の丈をよく知ってほしいと思うのだが・・・。

最近は立山の旅館がらみで多数の業者が社内に出入りしている。
まだ社内の体制すらあやふやで、オープンの時期すらはっきりしない中、いろんな業者を呼びつけては「年内仮営業」などという不可能なことを吹きまくってエラそうに交渉しているのを見ると恥ずかしくなる。
ようやく施設は正式に当社名義になったようだが、当社が関わった別の物件にからんで市に苦情が行っているという話も聞いた。
よほどうまくやらないと、最悪、当社の旅館経営計画が周辺住民の「反対運動」にさらされる危険すらある。

旅行業の免許は取ったものの、世間は当社をまだ「クルマ屋さん」としか思っていない。
私自身は内部にいて、なぜ今回観光関連に進出するのかという理由はよく分かっているが、業としてやるからには第三者を納得させていかなくてはならない。
この分野では「格下」どころか「ひよっ子」に過ぎない当社が、一定の評価を得るまでには長い時間がかかる。
クルマ屋さんとしての実績など、他人には関係ない。
始める前から「何様」のつもりでいたら、始まるべきものも始まらず、逆につぶされることになるかもしれない。

とりあえずの一歩

2008-11-27 20:18:46 | 日記
午前中に県庁の観光課から電話があった。
「旅行業申請の処理が終わった」と言われたが、「終わった」では分からないので審査が通ったのか聞き直したら、「許可が出た」との返答があった。
書類をそろえるまでにバタバタし、担当者にも大変迷惑をかけたから、重々お礼を言って電話を切った。

午後一番で県庁に向かい、証紙を買って観光課に行った。
新規登録通知というたった2枚の紙だが、知事名のハンコもあり、登録番号の記載もあった。
これをもらうために努力してきたのだから、1つの結果が出てまずは安心した。

旅行業の許可を取ることは会社にとっても大切なことだったが、私個人にとっても大切であった。
入社以来、会社の本業にはタッチせず、旅行業の申請関係の仕事に専念させてもらっていた。
しかし、万一申請が通らなかったら、会社として旅行業はあきらめざるを得ない。
旅行業ができない会社に「総合の資格」(業界の方はこれで分かってもらえるのでこう書く)を持っている人間がいても何の意味もない。
そうなってしまうと、私にとっては「格好悪い」どころの騒ぎではなく、これからも会社にいられるかどうかという重大事であった。
今の心境は「喜ぶ」というより、今後もクビがつながって「ホッとした」というところが大きい。
今までは少し引け目があったが、明日から少しは堂々と会社に行ける気がする。

会社に旅行業を営むに足りる力があったと認められたから県も許可を出したのであり、周りの協力も含めて感謝をしたいと思う。
書類集めも含め、私1人の力で出来た仕事ではない。
旅行業界に長くいても、業そのものの立ち上げに関われる人間は案外少ない。
貴重な経験をさせてもらっていることにも感謝である。

ともあれ免許が取れたので、少しだけだが会社として胸を張れる立場になった。
外部にいろいろお願いするにも、免許があるのとないのとでは大違いだ。
これから具体的なビジネスの話を詰め、早期に旅行業者としての「実績」を作ることが次の目標となる。

今日の出来事は十分に「おめでたい」話ではあるが、今夜は特に祝杯をあげるでもなく記事を書いている。
とりあえず免許は取ったが、これからが大変だ。
いいお酒を飲むのは、もう少し先に取っておこうと思う。

そんな立場か!

2008-11-26 21:08:11 | 日記
今日の夕刻だが、旅館に関する設備の件で若い営業の方が来社した。
連絡をしていたのは上司だが、別の来客がまだ終わらないので対応してほしいと内線があった。
対応と言われても事前にどういう話をしていたのかも分からず、結局はもう1度こちらから内線をかけ、戻ってきてもらった。
人を使うにも使い方というものがある。

正直、せっかく購入する旅館も、いつオープンするかというよりは「本当にオープンできるのか」という思いが日に日に強まってきた。
実際のところ、インフラが完全復帰するのが12月の中ごろということを考えれば、年内は辛うじて「建物として使える」状態になるに過ぎない。
行政、特に消防の指導もあって、業としての申請はインフラ復帰後となるので、物理的に開業は来年以降である。
それよりも問題なのは、かんじんの「人間の募集」がほとんど進んでいないことである。
インフラ整備や施設の整頓が済んでも、現場を回す人間のメドが立たないのでは、外部に大きなことを言える立場ではない。

今日来た営業の方は、上司の「年内には仮営業」という言葉に少し引き気味であった。
免許自体が来年になるのに、たとえ仮でも年内の営業は無理なのはすでに当方から文書で報告を上げている話である。
業者を無理に急がせてもあとあとのためにならないというのは先日も書いたが、外部の人間にまで風呂敷を広げても、あとで恥をかくのは自分たちである。

そもそも社内の準備がこんな段階で、協力業者を事務所に呼びつけるなどというのも失礼な話である。
「畑違い」「新参」「シロウト」という要素を考えれば、本来は業者へのお願いはできるだけこちらから出向くのが筋であろうと思う。

会社として「本気」で取り組んでいるという姿勢を見せないことには、協力などしてもらえない。
いくら面倒でも、下げたくない頭を下げても、業としてやるからにはそれなりの覚悟がいる。
何度も書くが、今までの名前は通用しない。

正々堂々

2008-11-25 22:21:38 | 日記
今日は朝一番で、電気関係の手続きのため富山市内の中心部へ行った。
今は眠っている旅館の建物を生き返らせるための第一段階である。

できるだけ早期に生き返るに越したことはないが、自前の電気関係の有資格者がいるわけでもなく、この部分はプロにまったくお任せとなる。
自前でどうしようもできないことは、外部の意見に従うしかない。
3週間ほどかかると言われれば、「はい」と答えるしかないのである。
姑息なことは考えずに、正々堂々とやるよりほかはない。

一般的に、何事にも第三者を納得させるにはまず形式を整える必要がある。
第三者にモノを言うには、まず自分がそれができる姿になることである。
役所相手の手続きも含め、一つ一つの段階を踏んで、最終的には免許や許可といったものにたどりつく。
そこまでには正直面倒なこともあるが、ひとたび取ってしまえば強い。
免許や許可を持っているという事実だけで第三者の見方は変わる。
「行って帰って来るほど違う」という表現があるが、こういう話に関しては「2往復」くらいの差があるのではなかろうか。

先日、上層部から頼まれてバス料金の見積を外部の2社にお願いしたが、まだ旅行業の免許がない会社の見積依頼に答えることは、表向きには言わないにしても、おそらくは「イヤイヤ」か「仕方なく」であったろう。
先方も商売であるから、見積依頼と聞けば当然「使ってくれること」を意識する。
その確証が持てない話を喜んで受けてくれるとは思えない。
免許があったら、こういう話も格段にしやすくなるのである。

その旅行業の申請自体はすでに終わっていて、あと1週間ほどもすれば回答があるだろう。
仮に首尾よく許可をいただけたとしても、それから先はもっと大変である。
わが社の場合、旅行業なり旅館業なりというのは「畑違い」そのものであり、今までの事業実績を振り回したところで何の関係もない。
会社としてノウハウを半ば持たない状態で、しかも先達がすでにゴロゴロいるわけだから、振る舞いとしては「他に教えを請う」のが正しい。
多くの取引先に支えられて事業が成り立つのはどの業種でも変わらないと思うが、よもや簡単に考えているところがあるなら大変危険だ。

それにしてもこの1ヶ月間、これほどまでに調べ物ばかりで過ぎるとは思わなかった。
旅館業の申請など、はっきり言って私の資格の範疇を超えている。
幸い、調べ物や書類といったものが苦にならない人間なので、不謹慎かもしれないが私自身は楽しんでやっている。
短い間にけっこうたくさんの知識が身に付いたから、今この環境にあることに重々感謝しなくてはいけないのだろう。
「天職」にめぐり会っているのだとしたら、ありがたいことだ。

何もせず

2008-11-23 22:52:06 | 休日
3連休の中日で少し遠出をしようという考えも浮かんだが、とりあえずは新しい洗濯機を1度使ってみたかった。
最新型とはいっても、所詮洗濯機だから特にびっくりするような動きをするわけではない。
トラブルだけが怖かったが、1週間分の量を難なく処理してくれたので安心した。
あいにくの天気で外に干すことができず、乾燥だけ近くのコインランドリーにお世話になった。

洗濯が終わって昼食を食べたあとは、久しぶりに昼寝というものをした。
休日を貴重と思えば思うほど、何かしなければという気になるが、何もしなくてもいい自由もある。
新しい環境で、自分の部屋にいてさえも落ち着かない日々を送っていて、ようやく心身を完全に緩めることができた気がする。
昼間でも静かなのは、本当にありがたい。

目覚めるとちょうど競馬のマイルCSの発走の時間であった。
500円だけ馬券を買っていたが、オッと思ったのは一瞬だった。
数字上は前後半同タイムの平均ペースだが、存外前に行った組には厳しいレースとなったのか。

その後は男女のゴルフ中継をハシゴ。
女子は横峯さくら選手が今季初勝利。
この人が勝つときはいつも下をちぎることが多い。
調子に乗ると手がつけられないタイプか。
男子の石川遼選手はお見事の一言。
今年は前半苦労したが、プロ初優勝も経験しようやく吹っ切れた感。
最年少で1億円も達成、末恐ろしい17歳だ。

夕食の買い物から帰ると、大相撲の優勝決定戦。
近年はモンゴル勢の活躍ばかりが目立ってとやかく言う人もあるが、彼ら自身はすっかり日本になじみ、今日あたりは手に汗握る大相撲を見せてくれたのだから、文句を言うには当たらない。
強い者が上に行くのは当たり前である。

夜は少し時間が空いたので、JRで富山市内中心部へ。
最寄りの駅まで歩いてどんなものか試す意味もあった。
15分なら遠くない。
電車には乗ったが、気分的には散歩であった。

貴重な3連休も明日で終わり。
休み明けはまた段取りに追われる日々が続く。

早めに

2008-11-22 19:41:21 | 日記
仕事に出ている人間もいるが、役所相手の交渉が多い私は土曜日はあまり役に立たない。
急ぎの調べ物や特に訪問すべきところもなく、望外の休日となった。
日祝もしっかり休むつもりだから3連休となるが、私にとっては久しぶりのことだ。

今日は用事があったので魚津市内に向かい、そのあと実家でタイヤ交換をすることにした。
少し前に平野部でも雪が積もったが、その日はさすがにおじけづいて会社まで歩いて行った。
手元で計ってざっと20分だから、まったく問題ない。
健康のためには毎日でもいいくらいだが、社有車が自由にならない現状ではそんな距離でも車を使わざるを得ない。
これからも、標高の高い立山山麓への用事があるから、本来よりは早めながら冬タイヤに換えておけば安心だ。
エアーも入れたし、これで春まではダイジョウブだ。
実家では昼ごはんだけ食べて、さっさと出てきた。
実家とはいえ、私がゴロンと横になるスペースはすでにないのである。

となりの黒部市に向かって、前の職場に顔を出した。
やめてから1週間後くらいに1度行ったが、そのときは会えなかった人が今日は幸い出勤だった。
私のために休憩時間をさいて話をしてくれた。
やめるときにその人からもらった鉢植えは今の自宅にある。
植物の育て方はよく知らないが、今のところは枯れる気配はない。
私が今やっている仕事が「根付く」ようにとの思いでくれたものだから、自分なりにでも大事にしたい。
今日も、今の仕事のこと、家族のことなどいろいろ心配をしてもらった。
こんなにありがたい存在が私にはある。
物理的な距離は少しできたが、心は今もつながっている。

近くの大型スーパーにも立ち寄ってみた。
いつもお世話になっていた旅行代理店の女性が、私の姿を見てあいさつをしてくれた。
1ヶ月ほども見ていないはずの人間を覚えてくれていたのはうれしかった。
店内をのぞくと、新しい顔も見えた。
事情は知らないが、どなたかが入れ替わりになったのだろう。
わずか1ヶ月とはいえ、時間は確実に流れている。

それほど遠くないとはいえ、地元を離れて新しい環境で過ごしていると、どうしても心に余裕がなくなるときがある。
ここ数日の記事も、辛い内容のものが多くなってしまった。
心のリセットという意味でも、有意義な1日になった。
明日は、新しい洗濯機を初めて使ってみよう。

1つの節目

2008-11-21 21:08:02 | 日記
長らく役所を待たせていた「旅行業」の申請がやっと終わった。
よくよく調べると、会社の新事務所はとっくに登記が終わっていたが、工場や旧の事務所と家屋番号違いであったため見落とされていた。
こんな単純なことがもとで、社内で少しゴタゴタもし、大切な申請がずいぶん遅れてしまった。
県の担当者には重々謝って審査をお願いしてきた。
とりあえずは、進めてきたことの1つには区切りが付いてほっとしている。

「旅館業」の申請はまだまだ時間がかかる。
私の持つ資格は旅行業には関係があるが、旅館業とはまったく無関係である。
何となく関連しているということで、ついでに私が関わっているに過ぎない。
旅館業に関しては、入社後にゼロから勉強したということである。
私がいなくても進められていたはずだが、と今からぼやいても仕方がない。
まだ申請までの前段階という状況だが、これから何をどうすればよいかという中身は何となくイメージできるところまで来た。

ここ数日書いているように、役所を相手にして物事を進めるには、順番に従ってやるよりほかはなく、それなりの時間もかかる。
会社がいくら早くやりたいと暴れても、相手のあることは動かしようがない。
直属の上司は、早く始めたい気持ちばかりで、私がわざわざ外に出て裏付けを取ってきた段取りに納得せず、「違う方面からアプローチできないか」などと聞いてくる。
役所を相手にして「裏ワザ」的な方法があるとは思えないし、「違う方面」といってもいったいどこなのか、理解に苦しむとはこのことだ。
施設の所有者だからといって、ウチが偉いわけではない。
関連の業者さんにいらぬプレッシャーまでかけて仕事をしてもらっても、長期的には会社のためにならないことが全然分かっていないのは悲しい。

今日、これから一緒に担当してくれるメンバーが現場を見に行ったが、冗談半分で「ウチで始めるのは無理ではないか」と言っていたのでおかしかった。
規模から言っても、そうそう簡単に始動はできないことを分かってもらえたと思う。

投資を早く回収したい気持ちは分かるが、性急に始めても早晩行き詰まるのは目に見えている。
もともと観光や旅館という業種は「儲からない」ことは誰でも知っている。
それを踏まえた上で、少しでも利益が出るように対策を練る時間も当然必要ではないか。
焦りから来るモラルハザードがいちばん怖い。
上層部の暴走を監視し、くれぐれも違法行為だけはさせないようにするのが、私を含めた周りの役目なのだろう。

捕まるくらいなら・・・。

2008-11-20 21:27:11 | 日記
会社が買った旅館の電気設備復活の段取りを相談するため、富山市内中心部のビルを訪れた。
とても丁寧に迎えていただき、電気はまるでシロウトの私にも分かりやすく説明をしていただいた。
今年の春ごろにいったん閉館した旅館だが、調査していただいたところ、もともとのメーターや配線はまだ撤去されていなかった。
このため、手続きをきちんと踏めば、2週から3週で電気が復帰するだろうとのことであった。

当方は会社の旅行・旅館部門の担当として、今は休眠している施設が早く営業までこぎつけられるように日々動いている。
ライフラインが復旧すれば、消防設備の点検などを行い、市の消防や保健所に申請書類を出して、許可が下りてようやく営業が始められる。
今から何もかもが順調にいったとしても、免許が下りるのは2月の初めくらいになるだろう。
免許が下りても、従業員の募集・研修期間なども考えると、春頃の開業が常識的な線かと思う。

ところが、会社の上層部がこれに納得してくれない。
何としても今年の年末に稼動させたいと言って聞かない。
経営者というものは概してワガママではあるが、このワガママは絶対に放ってはおけないものである。

当方はあくまで「常識」というものに従い、富山市はじめ多くの関係機関に聞き取りを重ねて裏づけを取ってきた。
その結果、物理的に年末に営業を開始するのは不可能だと言っているのである。
その事実すら無視して、無理やり旅館の看板をかかげればどうなるか。
事業の成功・失敗以前に「無免許営業」で警察に捕まってしまうのである。

入ったばかりの会社で、私自身、犯罪行為に手を貸したくはない。
また、せっかく私の旅行業の資格を頼って拾ってくれた社長を犯罪者にはしたくないのである。

たった一言「春のオープンを目指せ」と言ってくれたら、どんなにか気が楽になるのだが。
犯罪者にさせられるくらいなら、私はさっさと担当から身を引く。
その結果、会社に居場所を失っても、それは仕方がないことであろう。

私用でもOK!

2008-11-19 20:35:03 | 日記
ここのところは、新事業の段取りで頭がいっぱいである。
もうそろそろ入社1ヶ月だが、まだまだ周りを見る余裕がない。
同じフロアにいても、私だけ周りと違う仕事をしているため、まだ「仲良くコミュニケーション」とまでは全然いっていないのが実情である。

それが昨日と今日は、私に質問してくれる人がいた。
いずれも仕事とは関係のない個人的な質問だが、どんな形であれ話しかけてもらえたことはうれしかった。
内容は旅行に関することだったから、お安い御用だ。
PCですぐに調べて答えたら、ずいぶんと感謝されて恐縮至極である。

職場の対人関係に関しては、今のところあまりあせる気持ちはないし、無理もしていない。
仕事上の接点がないなら、普通に朝晩のあいさつだけでもいい。
何かをしてもらったら「ありがとう」と言えばいいし、廊下ですれ違うときには「お疲れ様です」でもいい。
毎日、ほんの少しでも積み重ねていけばよい。

上層部の勉強不足など(?)新事業にからんで悩みは多いが、職場そのものはあまりウエットなところがなくて、居心地はいい。
私はまだ話題に参加できていないが、それほどピリピリした雰囲気はなく、時には冗談も言いながら楽しくやっている感じがする。
いずれみんなで盛り上がる機会があるのかは知らないが、お酒でも飲む場があったらいいのになと思ったりする。