blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

12月と2022年を振り返って

2022-12-31 21:59:55 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
今日は大みそかなので、本年全体を振り返って2023年につなぐことにする。

まずはこの一年、体調を崩すことなく、避けられない所用を除いては仕事を休むこともなく健康で乗り切ることができたのがいちばん大きい。
一年を健康で乗り切るという簡単そうなことが、昨年からさかのぼって4年ほどはできていなかった。
その4年ほどは、原因はいろいろあるが必ずどこかでガス欠になったり気分の落ち込みにさいなまれたりで仕事から離れる時間がどうしてもできていた。
その間には当然ながら経済的にも苦しく、ほんの一瞬は投げやりな気持ちにもなって、不注意とはいえ「ほぼ自殺」と言われても仕方がない事態にもなった。
それを思えば、昨年秋から入った環境でまる一年を超えて過ごすことができて、細々とでも自力で何とか生活を回しながら少しずつほしいものも買いそろえるなどできたことは、苦しいばかりだった2021年を思えばずいぶんとマトモになった。

この一年、仕事に関しては個人レベルでは至って順調で、現場のこともあらかた覚えて自分のアイデアも入れながら分かりやすく組み替えていった。
その結果、毎月の在庫カウントは非常に短時間で終わることができるようになり、年末締めの緊張感とは無縁で終わることができた。
モノを間違えたとか数を間違えたとかのミスもなく、また秋ごろには若い作業者さんのためにリフト講師を務めるなど、できる範囲での協力はしてきたつもりである。

そんな中でも、実務スキルに乏しい人間の指示を受けて動く毎日はそれなりにストレスもあった。
他人の間違いは人前でも大っぴらにする一方で、自分の間違いは一切認めようとしない、自分が悪くないという結論のためなら周囲の人間を平気で裏切ることも人間の盾にすることもいとわないある種の異常者との日々は文字通りの戦いであった。
ただ、その人間は、聞き間違いでなければ年末最後のあいさつの中で「年明け皆さんとお会いできるか分からないが…」と口走った。
都合の悪い話は出てこないか事後報告になる今の職場の体質からして、もしかしたら年明けからは別の部署の人間になっているのかもしれない。
我々作業者の目の前で別の部署に行かされるなどという格好の悪い話が本人の口から出るわけはなく、年末最後の出勤日で「お別れ」という大事な話もその場では出ないということである。

私個人の例を引くまでもなく人間には争いは付き物だと思っているし、たかが仕事と言っても最後は実力しか頼るものはない。
2023年以降も日々わずかでも積み重ねができれば、日々の積み重ねがゼロのまま年数だけを重ねている人間には少なくとも負けないとは思うので、これまでの人生や経験を出し惜しみせずにやっていきたい。
そのためには引き続き健康であり続けることが大事なので、2022年に続いて最大にして唯一の目標は「日々健康」ということになる。

本年は環境への慣れを優先した結果、本欄の更新は少なくなってしまいましたが、ご覧になっていただきありがとうございました。
2023年も本欄をよろしくお願い申し上げます。

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便利な時代

2022-12-14 22:42:17 | 日記
メディアはまたぞろ、第8波の到来を待ち望んでいたかのように騒いでいる。
感染者数がいつまで経っても減らないのは、減ったら減ったでメディアが煽り、心配になって検査を受ける人が増え、その結果引っかかる人も増える、ただそれだけのことである。
我が富山県を例に取れば、新コロによる死者はコロナ禍3年足らずの累計で215人であるが、毎年約3,500人がガンで亡くなっており、残念なことだが200人余りという数字は我が県の1年間の自殺者にほぼ等しい。
単純に考えて今となっては恐ろしい病気でもなんでもないことが分かろうというものだが、今の状況が続いてくれた方がトクをする層がこの騒動を終わらせようとしないために終わらないのである。

我が職場でも実際に感染したり濃厚接触者となったりで休む人が出て、ただでさえ人手が少ない中では日々の仕事を回すことも大変になっている。
実際に感染してしまった人はお気の毒というほかないし人員不足はいる人間で補うしかない。
だが、中にはこの世の中を姑息にも利用しようという輩も現れる。

自らが主催者として開催されるはずだった技能講習会を直前に控えていたある社員は、その3日か4日前くらいに急に会社を休み出てこなくなった。
休んだ理由はいつまで経っても説明されることはなく、当の講習会が過ぎた後でようやく濃厚接触者になったため休んだとの報告があった。
他人の感染もしくは濃厚接触は人前で朗々と発表するのに自分のこととなると途端に口を閉ざして事後報告となったこと、また別ルートから本人がその講習会がプレッシャーになっていたという情報も得ていたので、これはいよいよ心の重荷となっていた会が近づいてきて何とかこれを回避しよう、つまりはズル休みという結論に至った。
新コロに限らず従来のインフルエンザでも判明以後一週間はお休みというのが相場だから、重要な役割であったはずの会から逃げるには絶好の言い訳であったというわけである。

今月に入っては、別の社員がやはり濃厚接触で今はお休み中である。
休む前日には当人の担当部署にとってはかなり痛い事態が判明している。
日頃から製品の保管場所には頭を悩ませていた様子は知っていたが、いよいよ社外に頼むにも限界が来てしまい切羽詰まった様子で相談をする姿が確認できた。
邪推ばかりも良くないが、これまたいよいよメンタルが持ちこたえられる限界が来てしまい、差し当たりの回避策として濃厚接触を言い訳に使った可能性が高い。
人員不足がより深刻な部署を仕切る立場の人間にして、簡単に、しかも一週間も職場を空けてしまうことの意味が果たして理解されているのかどうか。
コロナの世の中を自分に有利に便利に使ってはいないか。

もう冬に入り気温も下がり初雪も観測された我が県だから体調管理については毎朝のように注意喚起はされるのだが、注意喚起している立場の人間が感染したり休んだりすることの方が多いのはいかがなものか。
派遣スタッフの中には、親御さんがそろそろ危ないという段になっても職場の人員を気にして悩んでいた人がいる。
そんな真面目で誠実な人の話を、講習会の司会ひとつがイヤでズル休みをする社員が分かったような顔で聞いている。

我々の立場から何を言っても、我が社の社員は聞いたフリだけして実際は何も聞かない。
上からモノを言われた時だけとたんに低姿勢になり時には鼻水を垂らして泣きじゃくる。
感情に訴えるのは理屈がない証拠であり信用に値しないし、その場限りの反省とやらは3日もすれば忘れられる。
我々のことなどイヌなりサルなりどう思っていようと構わないが、イヌやサルに頼らなくては現場が回せない社員にイヌやサル以上の価値はあるか。
私がしかるべき立場ならこの社員の査定ランクは最低だ。
それでも冬のボーナスがもらえることに感謝くらいはしてほしいものだ。

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どろぼー!

2022-12-07 21:05:51 | 日記
異例の秋期、また初の中東開催となったワールドカップ。
我が国の大健闘はもちろん喜ばしいことだが、スペインとドイツがいるグループリーグと聞いた当初は「死の組」で本当に死んでしまうのがドイツだとは予想できなかった。
この3週間足らずであらためて大舞台の怖さを思い知ったし、今後の8強以降の試合も大いに楽しみたい。

12月に入っても我が現場は平穏に過ぎている。
これまでさんざん社内のあれやこれやを書いてはきたが、ネタの主となるリーダー氏も最近は朝いちばんから掃除で時間をつぶすしかないというありさまでいよいよ社内ニートとなる日も近い。
死者に鞭打つようなことはしたくないので、今後彼についてはあまり書かないことにする。
 
大変残念なことだが、我が課(だけと思いたいが)は極端な社員天国となっていて、パートや派遣などいわゆる非正規にとっては地獄そのものである。
ひとたびミスがあれば我々の立場はガチガチに詰められる一方、社員どうしはまあまあで流される。
何が楽しいのかは知らないが、全体的にヘラヘラとした緩い空気感があって気持ち悪いし、自分たちがラクをするためなら行き先も告げずに現場からこっそりいなくなることもしょっちゅうである。

待遇ということで言えば、同一労働同一賃金は社〇党あたりが好んで口にしてきてはいるが、そんなものは夢のまた夢である。
それでも、同一労働・非同一賃金くらいは、立場の違いがあるからまだ許せる。
今は、社員が非正規よりも明らかに働かないか非正規と同等の作業スキルを持ち合わせていないのに高給を取るいびつな「非同一労働・非同一賃金」がまかり通っている。
働かない者、戦力として不足している者が高給にあずかるのは、どろぼーと言われても仕方がない。

こんな体質だから、派遣で入っていくら顕著な働きを見せたとしても社員に登用されるなどという期待はしない方がいい。
よどんだ組織というのは新しい血なり新しい風なりは決して好まず、これまで培ってきた「自分たちの空気」の中で仕事をしていきたいと考える。
新しい者に自分たちの空気を変えられては困るなどと思っているようでは、自分たちも進歩しない。
ずっと同じ仕事をしていていくら慣れてはいても、日々積み上げるものがゼロであれば何十年やっても進歩はゼロである。
そこのところが分からずただただ立場だけを振りかざして、時には気に入らない人間を排除しようと下手な工作に走ったりするから起こるはずのない揉め事が起きる。

私もすでに若いとは言えない年齢だが、現場で働く人の大部分は私よりさらに上の60前後で入ってきた人が多いから、いくらまじめな働き者でも正社員にはしたくてもできないとは思う。
それなら、比較的若い人が多い事務方の女性の中には年数も十分に重ねて業務にも習熟した人がいるが、その人が社員登用まで行けるかと言われるとそんな気配はないように見える。
ハケンはハケンのままでいてくれという態度の会社と分かれば、今いる当事者たちがすぐにどうこうというよりは、長い目で見ていい人材が残っていかず結果的に先細りを招いてもおかしくはないと言える。

それでも、長く我が現場に君臨(?)してきたリーダー氏の化けの皮がついに剥がれてきて社内的な立場が危うくなってきているあたり、自浄作用としてはまだ残っているのではと思われる。
あまり他人のことでイライラしすぎることなく、ひとりの作業者としてできることを日々誠実に積み上げていき、今年の大大目標である「一年間健康で乗り切る」が達成できたら素晴らしい。

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