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筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

3連休初日

2024-07-13 21:41:14 | 休日

運よく今週は土曜が休みで、祝日担当は直近の当番であるゴールデンウイーク中の某日に出席していたからここも休みとなり3連休となった。

初日の今日は予報よりは天気に恵まれて外にも出やすかった。

物好きが高じてずいぶんと増えていた古いスマホやタブレットにガラケー、持ってはみたものの結局あまり使わなかった小さなカメラなど、それほど買い取り額も期待できないものばかりをたくさん持って富山市内に向かった。

もともと購入時も安く手に入れていたものばかりで査定がほとんど付かなくても全く問題はなかったのだが、4Gガラケーひとつとデジカメひとつが思いのほか高く取ってもらえ、望外の結果となった。

一部では根強い人気のあるタフネスが売りの某端末には一種類だけガラケー風の折りたたみモデルがある。

しかし製造時期はかなり前だし買った時点でジャンク扱いだったのに、レア機種でしかも人気のあった方の赤色、加えて充電用のクレードルも一緒だったことがよかったのかもしれない。

カメラの方も液晶画面には黄ばみがあったしレンズにはやや汚れもあったと思うのだが、いいのかと思うような値段が付いた。

日本製の人気シリーズだったことが幸いしたとしか考えられない。

 

お金が返ってきたからと言ってパッと使うのは今日のうちはガマンしようと思ったが、最後に訪れた某店には電子キーボードにスタンドと譜面置きが付いて本当にそれでいいのかという値段のものがあったので思わず買った。

ACアダプターが欠品していたことが安さの理由だったようで、家にあるミニキーボードのACは合わず、しかし対応アダプターをネットですぐに見つけてポチったので、間もなく使い始めることができる。

キーボードは今はできないが、過去に50歳を過ぎてキーボードを始めたという立山山麓にある某ペンションのオーナーのことを思い出した。

夜には食事のスペースを少し暗くしてオーナーのピアノタイムがあったのはいい思い出である。

楽器ができるといってドラムだけというのも一般的には理解されがたいところはあるし、各地の駅や空港にあるピアノをさらりと弾いてみたいという思いも湧いてきて、破格の安さを言い訳に衝動買いとなったわけである。

自宅には寝床という抗い難い誘惑があるわけだが、せっかく自宅に専用のスペースを取ったのだから根気よく練習して年内には一曲か二曲はモノにしたいと考えている。

 

衝動買いひとつしたところで今日のところは働かないのに財布の現金が増えるという良き日となった。

ただ、夏の賞与のことは当日(20日くらいか?)になるまで分からないから勢い任せの散財はもうわずかの時間ガマンである。

あるならあった、ないならなかった、結果が分からないと大きな動きは取りにくい。

今年の前半は街にもほとんど出ないで力を蓄える期間として何とか粘ってきたので、もう少し辛抱して出られる計算が付いたら大いに楽しみたいし、いただける額によってはやや大きめの買い物や久々の遠出を展望することもできる。

特に遠出に関しては全都道府県庁所在地訪問という目標がだいぶ前から残っていて(あと3都市)、今年中に一つか二つは片づけ、来年早々には最後の一つに行ってめでたく達成したいのである。

 

望外の連休もあと2日、ここのところの「超」人員不足で先の予定がまったく立てられず今もって日曜月曜の予定は決まっていない。

さらにもう一段の断捨離ネタもあるにはあるので、ひと思いに手放せるモノは手放してスリムな形にしていけたらよい。

同じ機能のモノがいくつもあったところで自分だけでは管理するのも大変だし、今後は楽器の練習も日常の中に加わってくる。

限られた時間の中で好奇心と睡眠時間のバランスをうまく取ってやっていきたい。


脳内設定

2024-04-20 21:30:12 | 休日
昔いた会社に奇妙な人間がいた。
あらかた富山県人ばかりの中で当人は他県出身であったが、ある日の昼休みには「立山には室堂というところがありまして…」などと講釈をたれ始めた。
富山県人なら誰しも立山に室堂があることなど知っていることも考えずにそんなことを言うのは、ただただ自分はそこらの凡百の人間とは違った物知りなのだと主張したい気持ちが先行してしまった結果だろう。

さて、その時からはずいぶん年数が経った最近のこと、同じような場面に出くわした。
我が社は日ごろ私がいる本社(便宜上そう呼ぶ)に加えて近隣にいくつか現場を持っている。
ある日は私にとっては初めてとなる現場でしばし作業をすることになったので、あるベテランさんが道案内をしてくれてそこにたどり着いた。

作業も終わって全員解散となりクルマに乗って帰ろうとするとそのベテランさんが私を呼び止める。
何かと思ってクルマを戻すと「ここからの帰り道分かる?この道をまっすぐ行って右に折れたら8号線に出るから」と言う。
本人はやはり他県の出だが日ごろの住まいはその現場のすぐ近くらしい。
ただ、初めて行く現場までの道案内をしてもらったことには感謝するが、見渡せば黒部市の新幹線駅もすぐ近くに見えている場所から魚津市出身在住の私が道に迷って自宅に帰れないことはあり得ない。
出たくもない土曜に出てきてしたくもないムダな手作業で疲れ切っていた後だったので、大きなお世話感を感じながら家路についた。

こんなほんの小さな例からでも分かることはあって、「同じ会社で後から入ってきた人間は自分よりは何もかも未熟でありモノが分からない」という脳内設定を持っている人間は少なくないということである。
初めて行く場所に案内なしで行けるスーパーマンなどいないが、そこからの道がもしかしたら分からないのではないかと考えるのは、社歴の浅い者には何事にもケアが必要であるというかなりバイアスがかかった思考と言っていい。
それだけ「社歴」に付いて回るプライドというのは厄介なもので、時にこういったナンセンスなやり取りを生む原因となる。

上のような半分はおっちょこちょいのようなやり取りならまだしも、そんな脳内設定がさらに強化されると「後から入ってきた人間は永遠に自分よりは未熟でロクな仕事もできない」ということになってしまう。
そう考える人間のアタマの中は、新しく加わってきた者が徐々にでも仕事を覚え成長していってはいけないということになっている。
どれだけ長年同じ仕事をやっても完璧の域にたどり着く人間はいないが、一定期間会社に通って何一つ覚えない人間もまたいない。
そんな当たり前のことが分からない人間が実際にいるのは恐ろしいが、そんな人間に限って箸の上げ下ろしのようなことにまで口を出してきたり何か失敗した時だけを狙ってからんできたりとロクなことはまるでない。

少し考えれば分かることが分からない理由は一言「恐怖」である。
絶対に口にすることはないが、実は自分の能力に自信がなく、後々自分を追い抜いてしまい現在のポジションを奪われるのではないかと身勝手にも恐怖している。
恐怖心は正常な判断を鈍らせるから、恐怖を抱いているうちはどうやってもこのくだらない脳内設定から抜け出せないということになる。
そこには「みんなが少しずつでも上手になって、結果ひとりひとりがラクになっていけばいい」などという発想が生まれる余地はない。
他人を攻撃して退職や休職にまで追い込んだところで人員不足のツケは自分にも回ってくるということすら考えられない人間は本来であれば組織には不要なのである。

仕事始め~週末

2024-01-08 19:36:58 | 休日
5日が仕事始めとなった今年、朝礼ではやはり能登半島地震の話が出た。
会社のいくつかの拠点に被害はなかったようだが、個人のレベルでは震源に比較的近い場所に実家がある方などで被害が出たようである。
我が県でも西部を中心に道路や家屋の破損、地盤の液状化や土砂崩れなど決して小さくはない被害が出ている。
幸いにして被害が少なかった地域に住んでいる者としては、日々の仕事を誠実に果たすことによって被災した地域に力になれるようにしたい。

今週はその5日に加えて6日も勤務の順番にあたっていて2日間の勤務となった。
昨年末にやや体調を崩して正月はわりあい静かめに過ごし何とか元通りに戻したものの、いざ働くとなると大丈夫なのか不安はあった。
長めの休みを経て通常に近い動きができるか最初は手探りだったが、両日とも一つの仕事に集中できる流れとなり、休み明けである9日以降に向けての準備はあらかた完了させることができた。

我が班の問題児は年が明けてもピリッとしない。
年の瀬の某日に続いてまたも無断で始業時刻に現れず、結局1時間くらい遅れて現れた。
北陸というくくりで見て大変つらい出来事が起き、無念にも命を失った方々、大切な人を突然なくした方々がたくさん出ている中、働ける体を持ちながら社会人としての最低のルールすら守らずにノウノウと生きている人間がいる。
そこに良心が痛むことがないのだとすれば、サイコパスの疑いがあるので一度診てもらった方がいい。

週末は祝日も含めての連休となったのはありがたいことであった。
日曜日にはVリーグ女子の地元・KUROBEアクアフェアリーズ(以下アクア)の試合が黒部市であったので行ってきた。
施設からは見えないが海はそれほど遠くない立地で海抜も1階部分は5m、2階が10m程度である。
開催そのものの可否も検討されたものの最終的には開催の運びとなり土日2日間は無事に試合が行われた。
アクアは、地震の後でメンタル的にもベストではない中よく戦った。
土日で勝ち星はつかなかったが現状のチーム力は発揮できたのではないかと思う。
アクアのがんばりはもちろん、このような状況の中で黒部に来てくれたJT、埼玉上尾、トヨタ車体の3チーム並びに開催に尽力したすべての方々に感謝したい。

祝日の今日は雪模様となり、外出は最低限で済ませほとんどの時間は自宅で過ごした。
家庭で出るゴミのうち、リサイクルできるものはマチナカの資源センターに持っていく。
家電リサイクル法の制限にかからない小型の家電も持っていくことができる。
見ると、いわゆるガラケーを中心に携帯電話も多く捨ててあった。
3Gが順次停波していくから電話としてはダメになっていくのは仕方がないにしても、まだまだ何らかの形で延命できそうな端末も多く何とももったいない感じがした。
いわゆるジャンク品をあの手この手で復活させたり、電話や通信の機能は捨てて音楽プレイヤーやラジオ、目覚まし時計などなどいろんな使い方をしたりというのもまた楽しいものなのだが。

本年2週目は火曜からのスタートになる。
短い週はそれだけ仕事も集中するから年初の滑り出しと同じような気持ちで丁寧にあたりたい。
いろいろと気になることはあっても自身としてはいまできることをやっていく以外にないのだと思う。

大変な幕開け

2024-01-04 20:16:19 | 休日
※写真は魚津市・経田漁港(1/3撮影)。
海越しに今回地震で被害が大きかった氷見市から七尾市にかけての海岸が見えた。

年明けから早いもので4日目となった。
しかし年明け早々元日の夕方には石川県能登地方で大地震があって、当県は最大震度5強、我が魚津市も震度4の揺れを観測した。
震度4自体は経験はあったものの、本震の揺れの長さ、いつまで続くのかと思わせる余震の多さ、このあたりは全くの初体験であり一言怖かったというのが正直なところである。

決して往来が便利とは言えない地域、被害の全容すらまだつかめない中で苦しい状況に置かれた人々を思うと胸が痛む。
被災地へ出向いて何とか助けにとの申し出も殺到しているようだが、幸いにしてケガもなく物的な被害もなかった人間ができることはやみくもに押しかけてまで行くことではなく普段の生活をしっかりと送ることだ。
元気な地域、元気な人間が普段通りの生活をすることが今弱っている地域への助けに必ずつながる。
どうしてもというならネット募金などの手もある。
今は一般人が体をオロオロと現地に持っていくタイミングではない。

地震の翌日には航空機事故、その翌日には北九州市での火災、そして今日は山手線での通り魔と年明けからウンザリするようなニュースが続いている。
今まで例を見ないような年明けになってしまったが、本日4日から仕事始めの業界も多いから世の中全体が通常運転にこれから戻る。
思いのほか長い休みをもらった私も年末年始の休みは今日で終わり、明日が仕事始めである。
年末の最終2日間まるまる高熱を耐え忍び、何とか年明けの朝には平熱近くまで戻した。
年明けは用心してそれほど遠出はせず近場でごみ捨てやスーパー程度の外出にとどめることにしたが、地震があってもなくてもここは同じだったろう。
目に見えない疲れがある時は体が合図を出してくれる。
合図に従って休息優先で過ごして、今は明日以降の仕事には心配のない体調まで持ってこれた。

休み中も起きる時刻は仕事をしている間とほぼ変わりはなく起きることだけ言えば特に問題はない。
しかし長い休みの後は何かが抜けやすい。
まずは忘れ物をせず、遅刻には絶対ならない時刻に家を出て余裕を持って仕事場に着きたい。
仕事は始まってみなければ分からないが、休み前までと同じように動くことができれば何よりだろう。
備えのため、今夜は特に早寝するつもりなので今回のエントリーはこれで閉じることにする。

幸せって何だっけ

2023-12-24 21:09:48 | 休日
今日はクリスマスイブである。
昨日は県内東部を写真撮影やらライブ鑑賞やらで走り回ったから、今日は特別なことは何もせず自宅でノンビリした。
先日、社歴が浅いためナシと思っていたボーナスが意外にもあってうれしかったが、来年早々には車検が控えておりパッと使うことはためらわれる。
どうせなかったお金だからと遊びやモノに使うのもいいとは考えたものの、まずは今年度の住民税残り一回分を早々に納付しようと思い直してそうした。
期限ぎりぎりまで待ったところで出ていく額は同じ、望外の実入りがあった時にひと思いにカタを付ければ後々気がラクである。

昨日の夕方は、舟橋村でのライブ鑑賞の後そのまま魚津に帰るにはもったいない気がして富山市の中心にクルマを進めた。
しかしクリスマス週だからか道がずいぶんと混んでいて、結局は何もせずに自宅に向かうことになった。
大雪も峠を越えて道路にも雪はなく、家族連れやカップルがイルミネーションなどを目当てに大挙して出ていたのだと思う。

私自身はクリスマスだからと特別に騒いだり遊んだりといった人生を送ってきていないし、それはバレンタインやハロウィンなどでも同じだし、そこが他人と違うからと言って引け目を感じることもない。
今日という日は12月24日であるだけで、それ以上でもなければそれ以下でもない。
クリスマスとて所詮「舶来」のイベントであり、しかも我が国ではそれらすべてをに「商い」に結び付けてくることに辟易していることから、そういったものに対しては冷めてしまっている。
テンションが上がるとか気持ちの切り替えをするのは、例えば地元のお祭りであったりお盆や正月であったり、どちらかというと「我が国的」な節目の方だ。

バレンぼっちやクリぼっちといった言葉が幅を利かせ、ぼっちでいることがあたかも不幸で負け組であるかのような印象がバラまかれる世の中にあっても、イベントをつかまえては無理にでも誰かと関わって楽しもうなどとは思わない。
ひとりの方が楽しいと思って過ごしたいように過ごして心が安寧ならばそれでよいし、この日はせめて誰かといたいと考えるなら前もって段取りを組めばよいし、要は好きなようにすればよい。
好きなようにしたつもりでも幸せを感じられないなら、それはどこかで他人を意識して無理をしていることの裏返しだ。

どういう状態であれば幸せなのかという基準は文字通り人それぞれである。
いわゆる俗なもの、すなわちカネ、モノ、チイ、メイヨ、コネ、カタガキなどといったところに価値を見出す人もいれば、俗なものにはこだわりはなくシュミやジブンミガキを重視する人もいる。
これらはどちらが悪いというわけでもなく、他人が干渉できることでもなく、変えることは難しい。

私自身は目に見えるモノとなるとそれほど多くを持っていない。
生活に必要なものは揃ってはいるが高級と呼べるものは皆無だし、機能はシンプルなものばかりだ。
カネも少ないし、ヨメやコドモといったカゾクもいないし、モチイエもないし、立派なカタガキもないし、トモダチも少ない。
それでも、半世紀生きてきていつがいちばん幸せかと聞かれれば、自信を持って「今」と答えられる。

あまりにも順調すぎた学生までの人生のせいで、他人の感情の機微も分からず、人生について真剣に考えることもない、およそ年齢相応からはかなりかけ離れた精神性のまま社会に出たため30歳くらいまでは苦しいだけの日々が続き、ついには適齢期と言われる大事な年代に体を壊して、以後は経済的にも不安定となり家庭を持つことなど考えられなくなった。

もう半世紀を超えて生きた今となってはその点に関しては仕方がないと割り切るよりなく、むしろ挫折の後、心に温めていた事柄を徐々に始めていって、そこからの出会いのおかげでライブのステージにも立つことができたし、我が国の全ての都道府県に足を入れることもできた。
仕事に関しては、対人交渉が関わる仕事はあきらめ作業や運転を主とするものにシフトして、今もそれがメシのタネとして続いている。

若い頃は周囲に受け入れられることばかりを求めて自分の好きなように生きてこなかったところを、体を壊すという悪い出来事をキッカケに少しずつ自分の好きなように生きることに遅まきながら目覚めていって、多くの失敗も経ながらとはいえ今は長く続けられそうな仕事にも恵まれて心の安寧を得ているのだから、今がいちばん幸せと思うのは、決して強がりでも何でもなく素直な気持ちである。
今日より明日、明日よりあさってと、これから日に日に無限に幸せになっていくと思えば、この憂き世にあっても何とかやっていけるのだろうと思う。

ヤバい人の自滅を見る

2023-12-23 20:51:49 | 休日
前記事で今年の追い込みと題して書いた通り、師走のあわただしさに加えていきなりの大雪という酷な状況のもと特に木金はだいぶ帰りが遅くなった。
これまで帰りが遅くなるパターンとしては我が現場(倉庫)がやることを終えているのにトラックが来ないので待つといった退屈なものだったが、今週はビッシリとやることがあった中で遅くなった。
オマケに、よりによって最後の木金は戦力がひとり欠けてしまっていたからなおさらであった。

さて、そのひとりというのは私と同じ班である、
木金と私が属する班がひとり欠けていたことになる。
あくまでも聞いた話でしかないし特定は避けたいから詳細は省くが、職場ではない場所でどうもケガをしてしまったらしい。
ただ、木曜の朝の時点では本人からの連絡がなかったようだ。

朝の時点で無連絡という事実だけ拾っても社会人としてかなり危ういとは思うが、ケガの事情はよく分からないし誰でもケガをしたいと思ってするわけではない。
しかし、日常見聞きするところでは本人はかなりの飲酒グセがあって朝から酒クサイことも多いし、仕事中もおなかがユルイのか何度も作業を中座してしまう。
仮にではあるが、職場の外とはいえお酒が原因で転倒なりをしてケガをし職場に穴を空けたとなればこれまた社会人としては大減点である。
上席者のカミナリは最低限、それで済めばよいが常識的には何らかのペナルティーの対象となりうる。

そんな問題人物が欠けてしまって、確かに単純にひとり少ないから大変は大変だが周囲が本人を本気で心配しているような空気はなかった。
本人にはパワハラ気質がありいつもひとりだけ殺伐とした雰囲気を出していて、実際に加害行為も多いし私も多く被害に遭ってきた。
立場上接する時間が長く、表向き対立はしていないように見えていた我が現場のエースも本人がいないので結構言いたい放題言っていた。
要は本人に人望なるものは全くなく全員が本人を嫌っている。
この大事な忙しい時期に職場に穴を空け自ら周囲の評価を落とし、ただでさえ嫌われているのに今後は相手にすらされないかもしれない、そんな自滅そのものと言っていい結果を招いたことは「日頃の行い」が見事に本人に返ってしまったと言うべきだろう。

また、ここに来て私と「ほぼ同期」である年長さんがかなり危険になってきた。
金曜は体調が悪そうだったので話を聞くと、血尿が出るのだという。
私は血尿と聞けばまずはストレスを思い浮かべるが、当人は血尿は初めてだと言いつつストレスを全く否定しなかった。
私より一か月早く入社しているのに、初歩的な部分も含めて始終小言をいただく場面が多い毎日だからストレスは相当なところまで来ているのではないかと思えるから気の毒には感じる。

ただ、後から入った私から見ても「まだそれを知らないのか」と思うことがかなりある。
現場のルールが身に付いていない、現場の流れに乗っていけない、これが日々重なれば仕事は恐怖の連続となりストレスは増大し体はむしばまれる。
血尿という言葉を聞けば普通の人間はドキッとする。

しかしこれとて厳しく言うなら他人の仕事を見よう見まねでもいいから身に付けようという姿勢に乏しいまま来た結果である。
他人の手伝いには積極的に入るが他人の仕事そのものを「盗む」気配がない。
後から来た私に目の前で自分ができない仕事をやられる。
上達がままならない中で時間はどんどん過ぎていく。
その結果のストレスということであれば、やはり他の誰が悪いのでもなく現状は自分のせいであるから、申し訳ないが自業自得ということである。

私からという視点で見れば、両者に共通するのは「私を敵視」してきたことだ。
パワハラ氏の方はやがて仕事を奪われるかもという身勝手な恐怖から、年長氏の方は入社時期が近いことによるライバル心から、それぞれの理由で事あるごとに私を敵視し攻撃し牽制してきた。
ここに至っての両人の現状を見れば、大変残念なことだが敵視する人間を間違えたと言わざるを得ない。
かつて、別の会社では「サイボーグ」とまで言われ、現場のトップも太鼓判を押してくれたスキルを持つ人間の能力をそぐ試みは成功しなかった。
どう策を弄してもへこたれるどころか日々スキルを上げていく私に言えることなどもはや何もない。
ヨコシマな気持ちを持って人に接すればすべてブーメランとなって跳ね返ることに、体までが傷んでしまったこの機会に気付いてほしいものである。

無理するな、絶対に。

2023-11-26 20:55:56 | 休日
今の現場に来てから早いもので3ヶ月が過ぎた。
いちおうは担当業務らしきものもできて、そこにかかっている限りは特に大きな問題はない。
あまり欲張る時期でもなく、任されることがあるだけラッキーだと思っていればいい。
他人の仕事をかすめ取ってまでアピールする必要はさらさらない。

先週のことになるが3ヶ月走ってきた疲れが出たのか少し体調が崩れたので、とある一日は連絡を取ったうえで思い切って休んだ。
熱っぽくてダルい、カゼを引いた時のような体感はあったが体温は何度測っても平熱、しかし今の体を引きずって無理をすればその日は危ないと直感したのでそれに従った。
一日とはいえ思い切って会社から離れたおかげで少しは体も回復して以後は出るべき日はきちんと出ているし、明日からの平常運転には不安のない状態である。

それにしても「熱っぽいのに平熱」というのは長く生きてきたが経験がなく、スマホを取り出して調べてみたほどである。
何か特別な病気というより、私の場合は精神的な負荷から過去にも仕事を離脱することが多くあったから、今回は体が自分に休めと知らせてくれたのだと思う。
たった一日無理したせいでガス欠を起こして数ヶ月も出られなくなるくらいなら、マズいヤバいと思ったら迷わずに休むことである。

職業人として日々を過ごしていれば、体力はもとより精神的にも日々じわじわと削られていく。
以前も書いたが、障害持ちで思うに任せない体を引きずって働くストレスを他人に当たり散らすことで解決しようとする同僚には本当に困っている。
他のメンバーも大なり小なり体に不具合を抱え、しかしそこに甘えることは決してないのに、当人は障害の等級が高いためか仕事をかなり軽くしてもらっている。
比較的ヒマになるものだから、自らは棚に上げて他人様のことが気になって仕方がなくなる。
めったに笑うこともなく表情が暗いし仕事の指示もすべて吐き捨て口調なので、いるだけで周囲を不快にさせる。
下手に歴が長いため自分が正しいという信念は決して曲げないから私ばかりでなく毎日のように「被害者」が出る。
そんな人間などいらない、と、会社として速やかに対応しないといけないところまで来ているように感じる。

とはいえ、週が明けたら何かが劇的に変わるなどという事はありえないわけで、何かあったらまずは内部で相談を基本に、決してひとりで抱えないことだ。
抱えてしまって身動きが取れなくなっては相手の思うツボ、それだけは避けたい。
ひとりの人間として、危ない時には取れる手段の範囲で自分を守ることを優先して行動するということである。

何かが違う

2023-11-12 21:32:15 | 休日
今週は土曜も勤務があった。
土曜は定時いっぱいまでいることは少なく、その日の仕事が終わったら帰る流れである。
通常の仕事を終わらせた後は別の拠点に応援に行って、それでも終わったのは15時過ぎだった。

せっかく時間ができたので、阪神タイガース日本一のセルフ祝勝会を富山市内で開催した。
なじみの店だけで終わらせようと思っていたところ、団体さんが入ってきて騒がしくなったのでそこを離れ、一軒懐かしい場所を思い出したので行ってきた。
私が仕事で他県に行っている間、また地元に帰ってきてからもなかなか余裕が生まれなかったのでかれこれ8年ほど間が空いてしまったが、以前とは場所は変わったものの雰囲気は変わらずあれやこれやの話題で時間はあっという間に過ぎていった。

仕事の話に戻ると、最近は別の拠点のからみで体力的に大変な仕事が加わってきて、しかしその拠点の人間は力仕事にはあまり参加せず我が拠点の人間ばかりが応援に駆り出されるという不公平極まりない状況が出現している。
互いにやるべきことを抱える中で我が現場には当然不満はあっていろいろな提案はなされているようだが、我が現場が負担をかぶる状況は改善されていない。

この土曜もその仕事があったので私もできる範囲で協力はした。
その日は職場のリーダー的な社員がひとりでかかっている時間帯もあって、手伝いを申し出てもしばらくは自分ひとりでやるとのことだった。
その人が言うには「ひとりでの作業時間をデータとして取りたいから」とのことだった。
自分自身ではなくても日中に簡単に現場の人間を他の現場に取られたくない、それをただ上に訴えてもダメだから作業時間という裏付けを得てなるべくなら我が現場から人が行かなくてもいいように、そのためにしばらくひとりで汗をかく覚悟を決めたというわけである。

この人はずいぶん我が社での時間も長くなっているし、スキルは抜けているし、周囲のこともよく見ているし、問題意識も高いから朝礼でもよく質問をする。
そんな誰もが認めるエースでありながら、時には現場を思い自ら汗をかくことができる。
ヒマさえあれば休憩に行ってしまうクセに他人にはやたらに厳しい不届き者がいる一方で、こういった人が現場にいるのはまだ経験が浅い私にとっては心強いし決して裏切るようなマネだけはできないと思う。

メンバーの中では正直かなり抜けた存在となっているゆえ、年長組の社員も含めて誰一人タメ口で接することがないほどであるからこそ感じる孤独感があるのだろうなとは横から見ていて思う。
他人には及ばない面を備えている人物ほど自動的に孤独になっていく。
出る杭を通り越して突き抜けてしまった人物の孤独感は想像を絶する。
作業時間という裏付けを取るために、しばらくではあっても自分ひとりで汗をかこうなどという発想は常人には付いていけない。
昨日今日来た私のような人間にそういった「理由」を教えてもらえたのは本当にありがたいことだし、私自身今の現場でそういった発想ができるように早くなれたらと思う。

言うだけのことをしっかりとでき、必要な技術が十分に身に付いていて、かつ理屈の裏付けも加えて仕事ができる人だったら、たとえ20代の若者であっても私は学びたいしそうするのは当然だ。
我が現場のエースも私よりは若年であるが、学べるところが多いから付いていける。
人間の中身は単純に生きた時間とは必ずしも比例しないということを、ひとりの優秀な社員と必ずしもそうでないその他大勢との比較から感じ取っているところである。

自分がどんな立場にあっても組織が絶対に安泰などということはない。
日の出の勢いと思われた会社が一つの不正からガラガラと崩れ落ちた例を体感しているから、あまり遠くを見過ぎないで、一日一日何か一つでも積み重ねがあるようにやっていければと思う。
幸い今の環境にはいい見本と悪い見本の両方がいるからだ。

参加しなさい

2023-10-21 20:15:54 | 休日
せっかくの土日休みも今日は夕方手前まで雨が降り続いた。
日曜は幸い天気は回復するようで、地元でどこか探して足を運ぼうと思う。

さて、今週から私が属する班ではやむを得ない事情から一名が欠けることになった。
以前も書いたが欠けた本人が責められる理由は何もなく、むしろ今の段階でもより戦力として機能しなければという思いにかられている。
早番普通番の二班で回ってはいるものの早番の人が時間後も残ることが増えた。
人間ひとりの穴というのは本当に大きいものだ。

金曜は比較的仕事が少なかったので、午後からは在庫が並んでいる棚に入っていって、商品を取り出してはラップで固定してまた棚に戻すという淡々とした、しかしめんどくさい作業にあたった。
先輩とリフトを交代しながら、棚にびっしり詰まっている商品を引っ張り出しては固定してまた戻す。
必ずしも十分なスペースがあるとは言えず、高所にも商品が並んでいるところを、フォークリフトの機能をフル活用しながら、決してぶつけたり落としたりすることなく作業をしなければならない。
後ろが狭いのは嫌いだが高い所は幸い前職で慣れていたので、自分のペースを守って安全に作業することができた。

作業そのものは片方がリフト、もう片方がラップ巻きの二名で間に合う作業だが、ヒマだったこともありラップ巻きにはさらに一名入っていた。
この一名もリフトには乗れるが、棚の入れ戻しには参加しなかった。
三人でリフトを交代できればよりラクだったが、後ろが狭く高い場所のモノもすくう必要がある作業には自信がないようだった。
「やる?」と声をかけられてもやらないのだからよほど自信がないのだろうし、難易度から見ても自信のない人に無理にやってもらう必要はない。

この一名が、前回も書いた、私よりひと月早く入った人物である。
この日の午前も朝から所在なさげで、結局午前いっぱいをまたしても私の補助だけに費やした。
いまだに仕事の要領を得ないことから周囲からアレコレ言われる場面が増えてきてしまい、その影響もあってか今一つ元気がないし行動もラクな方に流れてしまう。
心の内を悟られまいと饒舌に振る舞うが、中身は仕事に関係のない話ばかりでかえってうるさいだけになっている。

今後、当人が現場で時間をどう使おうと自由だが、今のままでは誰に付いても「見たくない現実」(=自分が現場にフィットできていない、自分がいちばん仕事ができない)に直面するだけになり、比較的高齢ということもあってメンタル的なダメージが懸念されるような状態にも見える。

限られた人数で仕事をしているから、誰一人として不要な者はいないし、誰かをつぶそうと画策する者も当然いない。
しかし、自分が作業の主役になれることがなく他人の補助ばかりをやって仕事そのものを身に付けようとせず、それでも年長さんのプライドでなぜか態度は大きく下手におしゃべりなだけの人物を周囲はどう思うか。
まだ入って3ヶ月なら誰であっても信頼を得るには早いが、その段階に至るはるか前から自ら後退し崩れていっている印象だ。
自ら参加して向上できる機会を拒み続けていれば、現場でできることはどんどん限られていき、しまいには居づらくなって職場を去らざるを得なくなる。
態度とは裏腹に気が小さいので、今から数週間がひとつのヤマではないかと思う。
まずは週明け出てくるか、出てきてもどんな感じか観察する必要はあるだろう。
年こそ違うが「ほぼ同期」の人物だから、気にしないわけにはいかないのである。

春本番

2023-03-18 19:52:50 | 休日
※写真は七尾城址(石川県七尾市)からの七尾市街の展望。

今年は暖かくなるのがたいそう早く、いつもなら3月の真ん中あたりで発症する花粉症もずいぶん早めに襲ってきた。
できる対策はしているが、敷地内によりによって大きな杉の木が数本あるという最悪の環境下で今年は相当苦労している。
春本番となってきたのはいいが、これだけは何ともしようもなく非常に悩ましい。

さて、その新しい現場に入って早いものでひと月が過ぎた。
相手にする製品の種別が多く文字通りの細かい作業も加わる中でも、幸いにして大きな事故やミスは出していない。
現場は違っても作業の基本は同じで、以前と同じようにやって間違っていないのだから周りがどう言ってこようとそこは譲る気はない。
むしろ、言葉にこそ出さないが「よくそれで間違わないな」と思うような他人の無手勝流の進め方に遭遇して、半分は言葉を失っている現状である。
ただ、以前の現場のように巧みに(あるいはバレバレで)仕事から逃げる人間がいないことは救いだ。
毎日の話題がその日の弁当のメニューと下ネタと自慢にもならない自慢話の繰り返しで私にとってはノイズそのものの環境ではあるのだが、さしあたりあからさまに仕事をしない人間がいないだけマシである。

仕事をしない、と言えば、我が社の正社員様たちは本当に仕事をしない。
イザという時にさせればできる実力があるのかと言うとこれもかなり怪しい。
我が現場の監督者である若い社員君は、私からフォークリフトを習っておきながら、危険な扱いを注意しても「いいんですよ」と逆ギレするなどプライドだけはエベレストよりも高い。
たかがザイゴ(富山だけではないかもしれないが田舎の意)の会社の正社員であるというだけで特権意識のようなものすらあるようだから、3月からやってきたシルバー人材センター経由の年長の作業者にも腕組みをしながら仕事を教えるということになってしまう。
彼の上司である現場リーダー氏も態度としては同じなので、上が上だから下もそうなるわけである。

実地や現場は正社員以外、管理監督は正社員という構図は今に始まったことでもないし、業種によるわけでもない。
小売りの店舗の店長なら4つか5つも店舗を任され、各店舗の帳簿をチェックするなどに精いっぱいで現場の作業など覚えるヒマはない。
そういう体制にすれば儲かることを各企業が覚えてしまった以上、このような構図が簡単に変わるとも思えない。

正規非正規分け隔てなくと口では言いながら、非正規に対して異常なまでに横柄、尊大、居丈高な態度を取っても、場合によっては腕力により実害を及ぼしても我が社の正社員様たちは何の処分もお咎めも受けない。
社員どうしはミスが起きても「まあまあ」で終わるが、非正規がミスを出せばこれでもかとばかりに詰められる。
どこに問題があるのか、本当のところは分からないが、どうも「人間がやっている以上ミスは出るものだ」という認識が極端に薄い、裏返せばミスを極度に恐れる雰囲気が今はあるのではないか。
そうでなければ、本来現場をより良い方向に持っていくべき立場の人間が、どう見てもミスにしか映らない出来事をかたくなに否定したり、時には隠ぺいしようとしたりはしない。
日頃ふんぞり返って我々に接している分、自分たちがミスを犯した時のバツの悪さがあからさまに態度に出てしまうのは、見ていて哀れとしか言いようがない。

我が現場リーダー氏は二言目には「ミスが起きたら俺たちがサビ残で詰められる」と口にする。
ミスが起きて原因を追究されるのは当たり前の話であって、当事者に代わって責めを負うのはその分「もらっている」以上仕方がないことである。
原因究明の時間がサビ残になることは明らかに法令違反であって、これはミスとは次元が異なるから会社に意見すればいい。
サビ残で詰められるから現場はどうかミスだけは出さないでくれという態度で接してこられると現場には逆に圧力となる。
無用な圧力は無用なミスを生み、そのたびに現場はお説教に時間を取られる。
管理側の社員様と作業側の非正規の面々との溝は深まる一方となり、まさに負のループそのものとなる。

我が社の社員様が仕事をしないのは、ひとえに自分たちがまかり間違ってもミスの当事者にはなりたくないという逃げの気持ちからであろう。
ミスを恐れて現場に出なければ確かにミスはしないだろうが、それでは甲子園のスタンドでメガホンを振っている万年補欠の選手と同じだ。
それでも今の段階で記録に残っている直近のミスは、とある祝日で非正規メンバー抜きで作業した日のものである。
日頃慣れている非正規のメンバー抜きでは精度の高い仕事ができないことが如実に現れているのだから、非正規の多能化などとほざく前にまずは自分たちのレベルを上げる努力をすべきであり、それがイヤだと言うなら少なくとも管理者の地位から降りていただくか、いっそのこと会社から去っていただくのがいいのだろうと思う。