blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

5月を振り返って

2011-05-31 20:59:30 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
いろいろな意味で節目的な出来事が多くあり、充実した月だった。
体調を崩さないで健康で明るく過ごすこともできた。

上旬には今の職場での一周年を迎えた。
仕事に慣れるまでの数ヶ月はいろいろと厄介なことがありピリピリする場面が多かった。
それでも夏以降は多くのチャンスをもらって、トラックの運転など自分でも思っていなかったものまで身に付けることができた。
話ができる人もずいぶん増えて楽しんで仕事ができている今は幸せである。
二年目だからといって大げさな目標はない。
入社以来の「連続フルイニング出場」を継続することで何かの役には立っていきたい。

欲を言えば、少しでも意見や提案ができるようになればなおよい。
相も変わらず結論ありきで物事を進めようとする中間層のやり方には怒りにも似た感情を覚えている。
私からすれば仕事上だけの付き合いにおさまればよい人たちだから、遠慮なくズバズバとモノを言えばよく、それでいい方向に変わるならしめたものだ。
あえて下の立場からもプレッシャーをかけないことには職責相応の振る舞いなど望むべくもない。
やりたい放題は決して許さないという姿勢で臨みたい。

プライベートではやはり愛車と付き合う時間が多くなった。
五月の記事ではクルマの写真ばかりを上げる格好になってしまったが、それだけいろいろな場所に行ったということだ。
不具合に何度も悩まされながら走ったこともあったが、今この時点でようやく人間のほうが付き合い方をつかみ、相互理解(?)が深まってきた。
人間の思い通りに動かないクルマというのは日本車では考えにくいところだが、私は206が心底好きなので、クルマが喜んでくれるならできる限りの努力は惜しまないつもりである。
ここまでくれば、単なる機械とか道具ではなく大切な友達か恋人のようなものだ。

五月はわりあい飲む機会も多かったが、一周年を祝ってもらったり、新しいオトモダチができたり、昔の懐かしい顔に会ったりと素敵な時間に恵まれた。
機会を作ってくれた諸氏には感謝申し上げたい。
特に、同窓会的な集まりには出て損なことは何もない。
年齢とともにどんどんサバケていっている私の性格を知ってもらうにはいい機会である。
少なくとも若い頃の「毒にも薬にもならない」キャラクターでは今はない。
今の姿を見て離れていかれれば仕方ないが、逆にフィットしてくれる人間も必ずや多いと確信している。

今日は棚卸のためほとんど体力は使わなかったが、明日からまた通常業務に戻る。
六月は気候も不順で体の管理はより大変だ。
会社としては下半期の始まりでもあり、いきなりのスタートダッシュも予想される。
人手も足らない中、休むことがいちばんの迷惑であることを肝に銘じて毎日を誠実につとめていきたい。

この週末

2011-05-29 20:18:09 | 休日
わが部署は上半期の棚卸を控えてずいぶん落ち着いた流れになっている。
この半年間で外部倉庫に管理を委託する品目が増えていったこと、また長らく懸案であった製造の遅れが徐々に解消されつつあることで、日々の負荷という面ではひと頃に比べればかなり軽減されている。
今週は水曜日だけ、売り上げを作るための最後の悪あがきとも言うべき大量出荷があった程度で、あとは間接時間と呼ばれる「ヒマな時間」が多かったくらいである。

棚卸日そのものは五月の末日であるが、半期に一度のお楽しみ(?)とも言うべき土曜出勤が今週あった。
部署内の自動倉庫にある製品の数を全部数えるのだが、朝早くから夜遅くまで十二時間以上の長丁場となることから出勤希望者を三班態勢で振り分けて当たった。
私は第ニ班のひとりとして昼前から夕方手前までの四時間半を受け持ちした。
製品の出し入れはすべて機械がやってくれ、平日のように体力は使わないから楽である。
同じ班の二名と協力して自分たちの時間帯はつつがなく終えることができた。

さすがに一週間の疲れはたまっていて、自宅に戻ってからはしばらく眠ってしまったのだが、土曜は富山市内の行きつけの飲み屋であるW店と約束をしていた。
W店を知ったきっかけは、かつての行きつけですでに店じまいしたAという店にいたYちゃんが、今年に入ってW店に「移籍」したという連絡があったことである。
カラオケはないが、メンバーもいい意味でテキトーな感じでなじむのは早かった。
Yちゃんからすると私はカラオケのイメージが強かったようで、カラオケのない店にいることを当方に伝えるかは正直迷ったらしい。
A店で仲良しだったお客さんでも移籍のことを伝えた人数は少ないようで、私がその中のひとりであったことは素直に嬉しく思う。

前回、とっかかりで入れた焼酎のボトルが空になったので、今回はやや値は張るもののウイスキーを入れた。
長い目で見て、度数の高いお酒にすれば減るのは遅い。
パッと見の安さで焼酎を入れても、アルコール度数が低い分スイスイと飲んでしまって回転が速くなるから、かかるお金は同じような感じになるだろう。
私はもともと焼酎よりウイスキーのほうが好きだからなおさらだ。
Mママはじめ五人ほどいたメンバーとは一通り話ができて楽しい時間を過ごした。
トーク、特に女性相手ではいまだに苦手意識というのはあるのだが、職場にいるときと同じように開けっぴろげのバカになってしまえば問題はないかなと最近は思えるようになってきた。

日曜の今日は遠出はせず、近場で過ごした。
愛車ももうすぐ私のところに来て5000kmが近づいてきたので、ヒマつぶしも兼ねてディーラーに寄ってみた。
表向きエンジンオイル交換の相談ということで行ったが、担当のKさんとは、かなりそれとは関係のない話でずいぶん長くなってしまった。
三ヶ月使ってきて、やっとこさエラーを出さない乗り方を実感できるようになり、エラーの原因も自分なりに解釈ができてきた。
何かが起きて「アレ?」と言っているだけのレベルからはもう脱している。
「あるべき状態」をできるだけクルマに覚えてもらうことで、つまらないエラーも出にくくなるだろう。
小さいながらも実力は持っているから、ワガママがホドホドになればいよいよ可愛さも増すというものだ。

月の振り返りはまた月末当日に書くことにするが、いろいろな意味で節目となる出来事が多いのがこの五月である。
棚卸が終わればまた下半期のスタートダッシュで忙しい。
常に体のケアは欠かさず、明るく前向きに日々を過ごしていきたい。

付き合わせ?残業

2011-05-26 20:29:57 | 日記
たびたび本欄に登場する中間職のKU氏であるが、今まで生きてきた中でこれほど本当の心の内が読みにくい人には初めて会った。
決して悪人ではなく、むしろ「いいひと」に近い感じはするし、休み時間にも積極的にコミュニケーションは取ってくる。
だが、本人の努力(?)とは裏腹に驚くほどに人望がないのが痛々しい。
自分を守ろうとする気持ちが強すぎて、カッコつけや知ったかぶり、ミエミエの自己アピールや社交辞令など、およそ軽々しい言動があまりに多い。
他人からは何から何まで引っ張り出そうとする一方で、自分のほうがハダカになることができていないから一緒に話していても心に響くものが何もない。

軽々しいといえば最近はこんなことがある。
その日の出荷が終わって、翌日の準備作業をする時間はだいたい定時を過ぎて残業の時間帯だ。
そんな時間に、どう見てもムダな作業を「やらねばならぬ」とばかりに始めようとし、かつ本人はラクをしたいために作業そのものは私や同期入社のM氏に振ってくる。
本心では手伝いたくない作業だから無視して帰ろうとすると「オレたち一心同体じゃん」などと調子のいい言葉を吐いて残業に付き合わせようとする。
都合のいい時だけ一心同体などと言われてもこちらとしては非常に困るし、そもそも二名を付き合わせなくてはいけないほど人数が必要な作業でもない。

先の震災を機に、特に節電ということがうるさく言われるようになったが、会社の一つの部署としては「残業やり放題」の現状を変えていかなくてはならない。
電気の節約も、残業の圧縮も、ひいては会社の利益の向上につながることは小学生でも分かる。
人数のいらない作業に、たとえ三十分でもわざわざ二名を巻き込もうとすることはコスト意識などカケラもないと言われても仕方がない。
契約扱いで薄給の私やM氏にしたら残業を多くやって稼ぎたいのはヤマヤマなのだが、そういう個人的な思いを超えて、コストのダダ漏れを誘発するようなものにまで付き合わされたくはないということだ。

今の世の中、残業代がシッカリ付くところのほうが少数派かもしれないし、付くには付くが「なるべく早く帰れよ」のような話に毎日なっている会社もあるだろう。
特にうるさく帰れ帰れと言われない恵まれた環境にアグラをかいて、KU氏をはじめ給料ベースの高い人たちがダラダラと残業して部署のコストを上げてしまっている。
残業とはあくまでもイレギュラーなもの、やむを得ずやるものであるという意識がないまま好きなだけ残業をやっている現状は、もはや「穀つぶし」と言われても仕方がない。
ただでさえ直接は利益を生まないわが部署が「高コスト体質」であることは本来は許されないことなのだが、「中毒患者」には何を言ってもどこ吹く風といったところなのだろう。

カンペキでないからスキなのだ

2011-05-24 22:25:06 | プジョー
昨日カゼで休んだIW氏は今日は元気に出てきた。
週の初めを休んでしまうくらいだから昨日は相当に厳しい状態であったことは想像が付く。
病み上がりだし今日くらいは早目に帰ってもよさそうなものだが、結局は18時半に上がった私ほか数名よりも帰りが遅くなっていた。
責任感なのか単なる仕事中毒なのか、本当に不思議な人である。

病気といえば、わが愛車206のATも最近またエラーが多い。
運転手である私が暖機を徹底し切れていないことで起こっている面もあり、「人災」の部分も少なからずあることは正直に書く。
プジョーに限らず欧州車にとって日本の交通事情が過酷であることは何度も書いているが、206の純正ATオイルが熱対策のためかなり固い(粘り気のある)ものになっており、動かす前にはエンジン始動後5分程度はホッタラカシにしてやらないとオイルが回りにくくエラーが出やすい。
日本車だとエンジン始動直後には平気で1,500~2,000回転くらい回っているものも見るが、私のクルマは1,000回転を上回ることはないので暖まるまでには時間がかかる。
最初のアイドリングの回転がやたらに高いのは日本車ならではの至れり尽くせりの一つで、要は手っ取り早くクルマを暖めて「エンジン始動、即動かす」という使い方を可能にしている。
本来日本車といえどもそのような使い方はあまりよくないしエコでもないと思うのだが、セッカチな日本人に合わせてそんなふうになっているわけだ。

それでも、日本車ではまず体験できないような苦労をしても、調子に乗ってきた時の運転感覚と差し引きすればプラスのほうが明らかに大きいから、イヤになってしまうようなことは考えられない。
輸入車、特にラテンのクルマは理解に苦しむような不具合も散見されるのだが、私も含めて乗っている人間たちはそれらに悩んで落ち込むというよりは、逆に「トラブル自慢」をしたいような気持ちがどこかにある。
「いろいろあるけどこのクルマが好きなんだよ!」ということを言いたいわけである。
カンペキな人間よりもハチャメチャなタイプの人間に何となく愛着がわくのと同じような感じと言えばいいか。

今のクルマはもちろん大変気に入っているのだが、けっこうガマンも強いられる。
大げさな言い方にはなるが自分の性格にも何らかの影響は与えている。
好きだからこそ、長く付き合いたいからこそ、思い通りにいかないことがあっても気持ちを大きく持ってそれを楽しむくらいの余裕を持て、と教えられているような気がする。
人間どうしの付き合いでも、深くなればなるほどお互いの思い入れがカチ合って時にはケンカにもなる。
それでもこの相手とは離れられないと思う気持ちがあれば、ある時には辛抱しなくてはいけない場面も出てくる。
これからの人生を歩くパートナーを見つけるべき私にとって、クルマがある意味「予習」をさせてくれているのだとしたら、206との出会いは単なる趣味を超えた運命的なものなのかもしれない。

やや影が薄い?

2011-05-23 20:40:09 | 日記
ここ最近はタチの悪いカゼがはやっているようで、現場を仕切る立場のIW氏がそれにかかって会社に出てこなかった。
見るからに頑強な感じの人だが、そういう人でもやられてしまうほどのものであるらしい。

あまりこういう言い方はしないが、IW氏は立場としてはわが部署での「ナンバースリー」といったところだ。
性格的には穏やかで、こちらのミスなどいろいろあっても大声を上げるようなことはしないので何か困った時に相談には行きやすい。
ただ、休憩時間なども他の社員と交流せずに仕事ばかりしているため、親しみということで言えばほとんど感じない。
たまには喫煙スペースにでも来てくだらない話にでも加わればいいと思うが、そういう場面は一回も見たことがない。
時にミーティングの場で年長の社員から反発されて「炎上」することがままあるのだが、日頃のコミュニケーションを怠って指示ばかり下ろすからそういうことになる。
根回しゼロで人を動かそうとすることに他のほぼ全員が不満をためている現状がある。

そういうこともあり、時には強権を発動してもいいような高い立場にある人ながら、今日は職場に「大きな穴」が開いたような感覚は私にはなく、ブッチャケ気持ちも楽だった。
最近の記事で「Workaholic」(仕事中毒)という言葉を使ったが、IW氏は毎日何か思い詰めたような表情でいることが多い上に、他とのコミュニケーションを避けていながら指示だけは一丁前に下ろすので、こちらも暗い気持ちになったり何となく反発したくなったりとあまりいいことがない。
他の誰よりも仕事をしている人にして、残念ながら部署内で「慕われていない」もしくは「重く見られていない」という現実が明らかになったような気がする。

現場リーダーの肩書き(ナンバーツーにあたる)があるKA氏が体調にやや不安を抱えていることもあり、ナンバースリーであるIW氏がかぶる負担は増えているのかもしれないが、基本的に上に立つ人にはウソでも明るくあってほしいし、それがいい雰囲気を作ることにもつながる。
くどいようだが、自分もバカになってヒラ社員のレベルまで下りてくるような場面もないことには、お互いの気心が知れないままで過ぎて何か指示を出すにもやりにくいと思うが本人にそこまで考える余裕は今はないのかもしれない。

私は相変わらず休み時間はバカ話ばかりだ。
単調な仕事だけに切り替えをうまくしないとなかなかつらい。
仕事では大したことはできなくても、年長者でも若手でも時には容赦なくツッコミを入れて何とか笑いにもっていこうとがんばっている姿だけはIW氏にもぜひ見習ってほしいと思っている。

富山→白馬→魚津

2011-05-22 20:42:03 | プジョー
土曜日の夜は、中学と高校で一緒だったM君からお呼ばれを受けていた。
高校の同級会は去年のお盆にあったので、今回は中学のものをやるということだった。
事前には女性が4人ほどという情報だけがあって、男性は私とM君の他に2、3人くらいかなと勝手に想像していた。

その集まりは楽しみではあったものの昼間はまったく予定がなかったので、例によって206に出動してもらって長野県の白馬方面に行くことにした。
前回の給油では完全に街乗りオンリーになってしまって、燃費の良さだけは自慢できるAL4(=4速ATの名前)をもってしてもリッター11kmをわずかに割ってしまった。
クルマのほうも欲求不満がたまっているだろうと思い、とりあえず糸魚川までは高速を使うことにした。

街乗りでは不思議な挙動ばかりのAL4も、高速に入れてしまえば何一つ文句は言ってこない。
データ取りも兼ねてかなり速度を上げぎみに流してみたが、加速時はともかくも巡航に入ってしまえば、かなり高くなるエンジン回転数のわりには瞬間燃費は悪くない。
走っていての安定感は掛け値なしに最高だ。
それほど安くない日本車でもある程度速度が上がるとハンドルがガタガタし出すものがあるが、高速走行の本場で作られたクルマはやはりひとあじ違う。
一般道では工事区間が多くかなり酷な状況もあったが、AL4はこれまでと比較してよく辛抱してくれたと思う。

今回決まっていたのは「方面」だけで最終的な目的地は決めていなかった。
私はクルマにナビを付けるつもりはまったくないのだが、ナビを付けると行程が「点と点を結ぶ」ものになってしまい、私らしい気まぐれな旅になりにくい。
結局は青木湖畔を流して白馬村のジャンプ競技場周辺のエリアを見学する行程となったが初めてオリンピック記念館にも入り貴重な資料を多く見た。

夜の集まりもあるのでいい加減に取って返し、糸魚川ICから高速に乗って実家に近い魚津ICで下りた。
中学の同級生の集まりだから当然ながら場所は魚津である。
実家にクルマを置かせてもらい、少し休憩していそいそと街に出た。

会場に行ってみると女性が4人というのは合っていたが、男性はM君と私だけだった。
総勢6名のうち3名は高校まで一緒だったから昨夏の高校の同窓会でも会っているが、あとの3名は文字通り約25年ぶりということになった。
ビジュアルが大変わりしている人はなくかつての雰囲気そのままと言ってよかった。
私は女性陣のすべてとあまり会話はしたことはなかったのだが、同じ時間を同じ場所で過ごした間柄というのは不思議なもので、ほぼ一瞬でピタっとつながる。
M君が中学の卒業アルバムを用意してきていたこともあって、あれやこれやで大盛り上がりとなり、2次会ではカラオケに流れてまたもや大いにハジケることになった。
非常に新鮮で楽しい場を作ってもらったことに感謝をしたいと思うし、ここからさらに大きな展開があればまたいいだろう。

クルマをさんざん飛ばした後にしこたま飲んで歌ってと、自分の責任とはいえハードな一日の翌日である今日はさすがに自宅でノンビリした。
ほぼ3年ぶりの「新曲」がフツフツと頭に沸いてきているのだが、明日からはまた長い一週間が始まるので休息を優先した。
曲の仕込みのほうは来週以降になってしまいそうだが、前2作には盛り込めなかった「意味のないフレーズ」も考えたい。
昭和の歌謡曲など脈絡のない歌詞のオンパレードだ。
結果的にマジメになりすぎた前2作と比べて、曲調はともかくも内容はかなり無意味な「歌謡曲らしい」ものになりそうである。

ハダカになれ!

2011-05-19 22:00:46 | 日記
わが職場の唯一の若者と言っていいY君だが、スリムながら非常に締まった体をしている。
昼休み中に黙々とトレーニングしているのをよく見るから、日常から意識しているものと思う。
最近は縄跳び用のロープを持ってきて、二重跳びあたりなら連続で軽々とこなしている。
もともとの運動神経もかなりのものと推察されるが、特別に心がけて体を動かしていないオジサンと比べるとバネの違いは歴然だ。

さて、私は昨日と今日はY君に「入門」して小学生以来となる縄跳びに挑戦した。
かなり軽い特殊な縄のせいもあるのか最初は普通の一回跳びですらうまくいかない。
だが、二重あや跳び(はやぶさ)まで混ぜてくるY君に刺激され、とりあえず二重跳びを思い出すべく必死にがんばってみた。
何しろ二十ウン年ぶりという縄跳びの感覚は、すぐに取り戻すのは難しい。
かつてはかなり続いたはずの二重跳びも5回すらなかなか越えてくれなかったが、徐々に感覚をつかんで回数も増え、今日あたりは余計な力も適度に抜けて「良くなった」とのお墨付きをいただいた。

Y君とは音楽の話題で盛り上がることも多いため、年は一回り以上離れていながら最近はずいぶん気心が知れて話していて楽しくなってきた。
加えて昨日今日と縄跳びに挑戦して、急ごしらえながら「今の時点でのイッパイイッパイ」を見せることで、またひとつお互いに「深まった」ように思う。

今日の昼の特訓中には同僚のKU氏やM氏も通りがかったのだが、縄跳びを挑戦するまでには至らなかった。
しかし、相手が体力のある若者だからとか、もう自分の体力がないだとかのつまらない言い訳をして参加しないのはコミュニケーションとしてもったいないように思った。
事実、KU氏やM氏よりも年上のTK氏は体に痛いところがありながらほんの一瞬だが挑戦した。
うまくできないから笑うようなY君ではなく、挑戦したことに対して温かい目を向けてくれていたのはそばで見ていて分かったからである。

職場だから本当に裸になるわけにはいかないが、立場がどうだとか年がどうだとかという以前に、心をハダカにして格好の悪いところまでも見せる気持ちがないことには本当に深い付き合いは望めない。
私は年はまったく意識せずY君を単純に一人の職場の仲間と思っており、決して見下ろすような態度で接することはしていない。
年上の自分がバカになってこそ、年下のY君も心を開いてくれるのである。

わが職場には残念ながら「仕事の話だけ」しかできない人も多い。
仕事とは関係のない軽い話やどうでもいい話がムダだと思っているのか、はたまたプライドがたいそう高いのかは知らない。
私は決して仕事場でのムダ話がムダとは思わず、むしろ必要とさえ思う。
毎日顔を合わせていても、仕事に関する話だけしかしない人とはいつまでたっても気心など知れてこないし、話しかけられたときにはどうしても構えてしまう。
人を動かす立場であればなおさら、日頃から率先して心をハダカにしてバカになってくだらない話でもしていれば何かをお願いするときも楽になると思う。

会話は人間関係の「潤滑油」とはよく言ったもので、日々のコミュニケーションも取らないで急に何かを頼もうとしても気持ちよく受けてはもらえず時には相手から反発を食らったりもする。
そんなことは長く人間をやっていれば分かりそうなものだが、部下など命令さえすれば動くと考えているとするならとんでもない思い上がりである。
人間は、デジタル機器のようにコマンドを入れれば動くというものでは決してない。
軽い話ひとつさえできない「Workaholic」が仕切っている今の職場はある意味不幸な状態に置かれているような気がしないでもないのである。

濃いCD

2011-05-16 20:37:13 | 音楽
本欄の更新をはじめ、PCは毎日のように触る。
ある日には動画サイトで、昔のテレビ番組のBGMやテーマ曲を延々とハシゴしてしまった。
小さい頃は間違いなくテレビっ子だった私だから、今となっては相当に古い曲を聞きながら懐かしさを感じていた。
もちろんアップしてくれる人には感謝の一語だが、やはりどう考えても昔のテレビ番組はアイデアもさることながらそれなりにお金もかけているし何より品があった。
不況の現在、地上波の番組は大掛かりなロケーションを含むものが少なくなり、スタジオの中でギャーギャー言っているだけの感じになってしまっているのが残念だ。

動画サイトでそういったテーマ曲などをせっせと探して、気に入ったものはダウンロードしてmp3ファイルに変換して、集めたものは昨日一枚のCDにしてみた。
番組のテーマ曲が中心だから一分以内の短いものもあり、曲の数だけいえば相当なものになった。
クルマのオーディオはUSBやHDDなどの「先進機能」は付いていないが、CD一枚まるまる70分以上にはなったのでとりあえずこれで十分だ。

私は高校を出るまで魚津に住んでいたが、その頃まではまだ富山県内の民放が日本テレビ系とフジテレビ系の二局しかなく、TBS系の人気番組であった「8時だよ全員集合」や「ザ・ベストテン」などをほとんど知らなかった。
学生になって関西に出たときにそのことで相当コケにされたのをよく覚えているが、そういうこともあってCDの選曲はやはり日テレ系とフジ系で放送されていたものが多くなっている。
あとは関西にいた時にいろいろと面白い番組やCMソングがあったのでそれらも入れた。
曲の順番などはあまり考えず中身もゴッタ煮そのもので脈絡も何もないが、私の年代が間違いなくバレてしまうような感じにはなっている。

もしクルマに同乗者がいる時にそのCDを鳴らしたらきっと驚かれると思うが、一つ一つは名曲ぞろいである。
CDの前半は特に元気か爽やかな曲を入れてあるので、朝の通勤あたりにはいいかもしれない。
それにしてもネットからどんどん取り込んでCD一枚作るのに、ほとんどお金はかかっていないから、つくづく便利な世の中になったものだ。
おまけにネットは家主負担で手出しはゼロだから、もっともっとネットを活用して生活に彩りを加えていきたいと思う。

ラテンなお店で

2011-05-15 21:57:51 | 休日
土曜日は外出は皇太子殿下のお迎えだけで淡々と過ぎ、今日も自宅にいる時間が長かった。
ベテラン社員で私の師匠格であるTS氏が間もなく定年を迎えるため手順書のような資料の作成を命じられていること、また数年ぶりとも言っていいくらいにCDをドッサリ借りてきていてそれらのコピーに時間を食ったことで、午後二時ごろまではPCとニラメッコで外に出なかった。

本当は今日はずっとこもりきりでもよかったのだが、CDをコピーしている途中にPCのDVDドライブが壊れてしまった。
いつもはそれほど使わないわりに今日だけ酷使したからかどうかは知らないが、何だかんだで動かないのは非常に困る。
DVDドライブひとつのためにPCを買い替えるわけにもいかないし、外付けのものを市内に探しに行った。

ブルーレイさえ欲張らなければ五千円も出せば普通の性能を持ったものが買えるのだが、ここでもうひとつ踏み込んで、CDはともかくDVDの書き込み用途が自分にあるのか考えた。
DVDを見るだけならテレビにつないでいるBDプレイヤーがあるし、当面はステージに立って演奏や歌を披露することもないから、その様子を何枚も焼くこともない。
そう考えると、CDの書き込みさえできればいいという前時代的な結論にたどり着いた。
電器店で探しても「CDのみ」などという製品はすでになく、仕方なく中古屋さんに行ったらちょうどいいものがあったのでウソのような値段で買った。
いわゆるジャンク品というやつで不安はあったが、読み込み書き込みはまったく問題なかった。
唯一フタの開閉にやや難があったものの、本来の縦置きを横置きにすることでアッサリと解決した。
自分で言うのも何だが、ジャンクでもハズレをつかまない悪運の強さは相変わらずだ。

夕方近くになり少しおなかがすいたので、自宅にほど近いカフェに行った。
カフェに行くことなどめったにない私だが、お店の中にはいつの時代のものかフィアットの500がデンと置かれていたり、イタリア車を中心とするクルマグッズが多数飾られていたりと何とも言えない雰囲気になっている。
車好き、ラテン好きの集まる隠れたスポットになっているようで、富山でも珍しい部類のお店だろう。

あまり駐車場は広くないのだが、私が行った時刻にはなんとプジョーのクルマが四台も並んでいるという異様な光景があった。(私のも含めると五台)
やたらにお尻の大きい206が見えたので、富山でも有数のエンスージアストである「シロネコヤマト艦長」さん関係の集まりで間違いないと思った。
艦長さんとは、かつて306の前期型に乗っていたときに冬の輸入車ショウで一度だけお会いしている。
七年ほども前の話だから当然先方は覚えていないが、私は最近206を買ってプジョーオーナーに復活したので、同じ県内に「好きモノ」がいないか検索したところ艦長さんのブログも見つけたというわけだ。

カフェなどという慣れない環境で気持ち的には落ち着かなかったが、軽くケーキとコーヒーで済ませて店を出た。
食事をすればまた違うだろうが、カフェとしては敷居は全然高くないのでまた気軽に寄ってみたい。
今日のように「濃い」集団に出会うこともあるだろう。
同じ趣味を通じて新しいつながりができていくとするなら、この年代からだからなかなかに素晴らしいことだと思う。

皇太子殿下ご来県

2011-05-14 21:12:55 | 休日
木曜金曜と仕事が早く収束し、二日続けて残業は三十分だけだった。
こうやって早く会社から帰る日は、いろんな人から「飲みに出る疑惑」をかけられる。
実際には木曜も金曜も飲みには出ず、土曜の今日も出ていない。
冗談半分とはいえ、変なイメージが付いているようで少し困る。
最近は出る回数も少ないが、いったん出ると午前様が当たり前だけに自業自得の面はあるにせよ。

飲み疑惑に対抗するわけではないが、今日土曜の午前は皇太子殿下がJR富山駅北地区にお出ましになるとのことで、そのお迎えに行ってみると事務所で宣言していた。
洗濯も済ませた午前八時半くらいには、自宅近くからバスに乗り、会場近くに向かった。
ものものしい警備を横目に歩いていって、やがて道路わきに作られたお迎えスペースに着いたので並んで待った。
皇族のご来県であり、富山県警以外からも多数の応援があったようで、説明役は愛知県警から来た若手の警察官であった。
風が強い中、年配者も多い集団をリラックスさせようと柔らかい感じでやっているのが印象に残った。
少し上の位と思われる一人だけがなぜかピリピリしていて、彼らにブッキラボウに指示を出しているのが感じが悪かった。
私が定義するところの「体育会系」的なところは、警察のような組織ではある程度は必要だろうが、下の者に威張るような態度はせめて公衆の面前では見せないでほしかった。

場所に着いてから一時間ほど待った午前十時十分ころ、殿下が乗った車がゆっくりと私たちの前を通過していった。
車の窓を開けてにこやかに手を振られていたお姿を拝見しながら、私も含めた一般庶民は警察官の指示を守り、秩序正しいお迎えをすることができたと思う。
本県の石井知事も二台ほど後ろの車に乗っており、私たちに手を振りながら会場に入っていった。
私は皇族の方をじかに拝見するのは初めてだったし、他県の警察官までが応援に来るなどのめったにない雰囲気は、貴重な経験として忘れることはできないだろう。

さて、同じ職場のM氏も自宅がすぐそこだから行くと言っていたが、私が着いてからほどなく子供さんを連れてやってきた。
今月の三日には私と同じく砺波市のチューリップフェアに行っていて、さすがに広い会場でバッタリというわけにはいかなかったが、今日は私のすぐ近くで一緒にお迎えすることになった。
お互いに職場で「行く」と話をしていて実際に会うことができると気持ちがいいし、後々の信頼感にもつながる。

反対に、同じく職場の先輩で富山市内に住むKU氏も「自転車で行こうかな」とは言っていたのだが、結局姿は見なかった。
お迎え場所は何ヶ所かあったようなのでどこかにはいたのかもしれないから仕事の日に聞いてみたいと思うが、来ていなかったとすればまたもや「有言不実行」の悪いクセが出たことになる。
一事が万事、毎度毎度すべてが「口だけ」ということならば人間として信頼することはますます難しくなってくる。
私より五年も長く生きている人だが、いかにも子供と言わざるを得ない。

何はともあれ、十一年ぶりという殿下のご来県をお迎えすることができたことは日本国民の一人として嬉しく思う。
皇族の方々は常に「国民とともに」というお姿を示して下さっている。
醜い権力争いや責任のなすり合いのようなニュースが相変わらず世間をにぎわしているが、今一度日本人が「足るを知る」ことの原点に返り、天皇を中心にゆるやかな共同体を形成する古き良き社会のあり方を思い出してほしいと念願するものである。