blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

無理するな、絶対に。

2023-11-26 20:55:56 | 休日
今の現場に来てから早いもので3ヶ月が過ぎた。
いちおうは担当業務らしきものもできて、そこにかかっている限りは特に大きな問題はない。
あまり欲張る時期でもなく、任されることがあるだけラッキーだと思っていればいい。
他人の仕事をかすめ取ってまでアピールする必要はさらさらない。

先週のことになるが3ヶ月走ってきた疲れが出たのか少し体調が崩れたので、とある一日は連絡を取ったうえで思い切って休んだ。
熱っぽくてダルい、カゼを引いた時のような体感はあったが体温は何度測っても平熱、しかし今の体を引きずって無理をすればその日は危ないと直感したのでそれに従った。
一日とはいえ思い切って会社から離れたおかげで少しは体も回復して以後は出るべき日はきちんと出ているし、明日からの平常運転には不安のない状態である。

それにしても「熱っぽいのに平熱」というのは長く生きてきたが経験がなく、スマホを取り出して調べてみたほどである。
何か特別な病気というより、私の場合は精神的な負荷から過去にも仕事を離脱することが多くあったから、今回は体が自分に休めと知らせてくれたのだと思う。
たった一日無理したせいでガス欠を起こして数ヶ月も出られなくなるくらいなら、マズいヤバいと思ったら迷わずに休むことである。

職業人として日々を過ごしていれば、体力はもとより精神的にも日々じわじわと削られていく。
以前も書いたが、障害持ちで思うに任せない体を引きずって働くストレスを他人に当たり散らすことで解決しようとする同僚には本当に困っている。
他のメンバーも大なり小なり体に不具合を抱え、しかしそこに甘えることは決してないのに、当人は障害の等級が高いためか仕事をかなり軽くしてもらっている。
比較的ヒマになるものだから、自らは棚に上げて他人様のことが気になって仕方がなくなる。
めったに笑うこともなく表情が暗いし仕事の指示もすべて吐き捨て口調なので、いるだけで周囲を不快にさせる。
下手に歴が長いため自分が正しいという信念は決して曲げないから私ばかりでなく毎日のように「被害者」が出る。
そんな人間などいらない、と、会社として速やかに対応しないといけないところまで来ているように感じる。

とはいえ、週が明けたら何かが劇的に変わるなどという事はありえないわけで、何かあったらまずは内部で相談を基本に、決してひとりで抱えないことだ。
抱えてしまって身動きが取れなくなっては相手の思うツボ、それだけは避けたい。
ひとりの人間として、危ない時には取れる手段の範囲で自分を守ることを優先して行動するということである。

何かが違う

2023-11-12 21:32:15 | 休日
今週は土曜も勤務があった。
土曜は定時いっぱいまでいることは少なく、その日の仕事が終わったら帰る流れである。
通常の仕事を終わらせた後は別の拠点に応援に行って、それでも終わったのは15時過ぎだった。

せっかく時間ができたので、阪神タイガース日本一のセルフ祝勝会を富山市内で開催した。
なじみの店だけで終わらせようと思っていたところ、団体さんが入ってきて騒がしくなったのでそこを離れ、一軒懐かしい場所を思い出したので行ってきた。
私が仕事で他県に行っている間、また地元に帰ってきてからもなかなか余裕が生まれなかったのでかれこれ8年ほど間が空いてしまったが、以前とは場所は変わったものの雰囲気は変わらずあれやこれやの話題で時間はあっという間に過ぎていった。

仕事の話に戻ると、最近は別の拠点のからみで体力的に大変な仕事が加わってきて、しかしその拠点の人間は力仕事にはあまり参加せず我が拠点の人間ばかりが応援に駆り出されるという不公平極まりない状況が出現している。
互いにやるべきことを抱える中で我が現場には当然不満はあっていろいろな提案はなされているようだが、我が現場が負担をかぶる状況は改善されていない。

この土曜もその仕事があったので私もできる範囲で協力はした。
その日は職場のリーダー的な社員がひとりでかかっている時間帯もあって、手伝いを申し出てもしばらくは自分ひとりでやるとのことだった。
その人が言うには「ひとりでの作業時間をデータとして取りたいから」とのことだった。
自分自身ではなくても日中に簡単に現場の人間を他の現場に取られたくない、それをただ上に訴えてもダメだから作業時間という裏付けを得てなるべくなら我が現場から人が行かなくてもいいように、そのためにしばらくひとりで汗をかく覚悟を決めたというわけである。

この人はずいぶん我が社での時間も長くなっているし、スキルは抜けているし、周囲のこともよく見ているし、問題意識も高いから朝礼でもよく質問をする。
そんな誰もが認めるエースでありながら、時には現場を思い自ら汗をかくことができる。
ヒマさえあれば休憩に行ってしまうクセに他人にはやたらに厳しい不届き者がいる一方で、こういった人が現場にいるのはまだ経験が浅い私にとっては心強いし決して裏切るようなマネだけはできないと思う。

メンバーの中では正直かなり抜けた存在となっているゆえ、年長組の社員も含めて誰一人タメ口で接することがないほどであるからこそ感じる孤独感があるのだろうなとは横から見ていて思う。
他人には及ばない面を備えている人物ほど自動的に孤独になっていく。
出る杭を通り越して突き抜けてしまった人物の孤独感は想像を絶する。
作業時間という裏付けを取るために、しばらくではあっても自分ひとりで汗をかこうなどという発想は常人には付いていけない。
昨日今日来た私のような人間にそういった「理由」を教えてもらえたのは本当にありがたいことだし、私自身今の現場でそういった発想ができるように早くなれたらと思う。

言うだけのことをしっかりとでき、必要な技術が十分に身に付いていて、かつ理屈の裏付けも加えて仕事ができる人だったら、たとえ20代の若者であっても私は学びたいしそうするのは当然だ。
我が現場のエースも私よりは若年であるが、学べるところが多いから付いていける。
人間の中身は単純に生きた時間とは必ずしも比例しないということを、ひとりの優秀な社員と必ずしもそうでないその他大勢との比較から感じ取っているところである。

自分がどんな立場にあっても組織が絶対に安泰などということはない。
日の出の勢いと思われた会社が一つの不正からガラガラと崩れ落ちた例を体感しているから、あまり遠くを見過ぎないで、一日一日何か一つでも積み重ねがあるようにやっていければと思う。
幸い今の環境にはいい見本と悪い見本の両方がいるからだ。

阪神日本一から日常へ

2023-11-07 21:31:29 | 日記
11月5日、阪神タイガースが実に38年ぶりという日本一を成し遂げた。
長年ファンをやってきたが38年前はまだファンではなかったから、ファンとしては初めての日本一となった。
これだけ長い間日本一から遠ざかっていると前回の日本一がいつまでも昔話として残り続ける弊害があったわけだが、今年の優勝でそれも払拭されたことと思う。
20世紀末期はともかく、21世紀に入ってからのタイガースは03年05年と2度のリーグ優勝があったし、優勝できないまでも戦力は他チームに見劣りせずそれなりに強いチームとして歩んできた(と思いたい)。
個人タイトル争いにからむ選手も毎年のようにいたのに、リーグ優勝からも18年にわたり遠ざかっていたのは不思議としか言いようがない。
ともあれ、生きているうちにファンとしての日本一を見せてもらったことには感謝の一語しか見当たらない。

優勝が日曜にずれ込んでしまったため、先週末、文化の日を含めた3連休にもかかわらず特別なことは何もできなかった。
ただその週は私自身の誕生日があって、昨年と同じく親父と食事に出かけた。
親きょうだいまで広げても飲めるのは私だけという特殊な家庭のため盆も正月も飲む機会がない中、誕生日だけは好きなだけ飲ませてもらえるのはありがたいことだ。
阪神優勝にからめてのセルフ祝勝会は、今週末以降にあらためて考えたい。
阪神ファンの多くない土地柄なので大騒ぎをする気もなく、じっくり喜びをかみしめるような時間になればいい。

長い休みが明けた職場は、月曜火曜となかなかの忙しさだった。
物流や倉庫という業界にいると、休みが多いのはありがたくてもその前後が怖いという感覚になる。
送る方は特に休み前、受け入れる方は特に休み明けがどうしても集中するので大変である。
加えて、さる事情から今日は二度手間そのものの仕事に忙殺され午前の小休憩を飛ばさざるを得なかった。
まだ週の半分も来ていないのに少し疲れがある。
明日は比較的ヒマとの見立てだが果たしてどうなるか。

我が職場の年長さんは相も変わらず、この忙しかった月火ですらヒマそうなそぶりであった。
朝から私のルーティン補助から全く動かず、たまにいなくなったと思ったらトラックのバラ積みを楽しそうにやり、入荷物があればオッカナビックリのヤットコサの風情で運んで一日を終える。
もういい加減な年齢ではあるが当人から出る話題から見てお金には困っていなさそうだし、働いているのは健康のためということなので、新しい仕事をどんどん身に付けようという気があるようには見えないから多くを望むのは今後も無理と言っていいのだろう。

仕事ができないだけならいいが、今日は他人と衝突しそうになるなど危険な場面があった。
精神的にいまだに余裕が持てていないのか、安全の確認が不十分、見るべきところを見ないのでそういうことが起きる。
危険な動きというのは、やる気のあるなしとか、仕事が早い遅い上手下手以前の問題で、単純に周囲に身の危険を感じさせることは現場というところでは最もしてはいけない。
大変危険な瞬間の後でも、年長さんだから周囲は直接言わないでヒソヒソ話にはなっているが、ヒソヒソ話になること自体すでに周囲が良くない意味で気を使い始めている証左である。
これ以上周りが追い詰めたらいなくなるかも、と思われて厳しい言葉が飛ばない状況は私が見聞きしてきたいろいろなケースから推し量っても非常にヤバい。

今の環境に来て3か月半は当人にとってあっという間だったと思うが、いちおうは6か月の試用期間中、あと2か月半などそれこそあっという間に過ぎる。
現在地からの向上が一切ないとなると、私が経営者なら少し考えざるを得ない。
私が経営者なら、私がもし先輩だったら、などと当人よりさらにひと月社歴が短い私が考えてしまうようなことではいけないということである。