blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

2023年を振り返って

2023-12-31 17:34:28 | 日記
大晦日なので本年全体を振り返る。
書いている今、やや風邪ぎみなのでコンパクトにまとめたい。

結論としては一言「いい年」になった。
途中思わぬ挫折もありつつ、結果的にはハケン→正社員の道をたどることができた。
幸い毎日極端に遅くなる日もなく仕事自体は苦にならないし、何しろ今の職場には前職での恩人がいるのだから、そうそう簡単に裏切ることはできない。
細かいことはいろいろあっても全体として品の良い環境であるのは何よりである。

仕事を離れたところでは、何と言っても阪神タイガースの日本一である。
前回1985年の日本一はまだファンではなかったから、個人としては初めての日本一を見せてもらったことになる。
数字の上ではスーパースターもカリスマもいないチームが、相手の嫌がる野球をシーズン通して貫いた結果、圧倒的な成績でのリーグ制覇、そして王者オリックスを破っての日本一は見事というほかない。

世の中的には、いわゆる聖域と言われた組織の闇が表に出てくることの多い年だった。
閉鎖的な空間では時に常識を超えたしきたりやオキテがあって、力を持つ者の横暴がまかり通り、力を持たない者が泣き寝入り、ひどい時には命を絶つ悲劇となる。
この流れは恐らく当面続き、メディアの中でも大きな変化が現れてくるだろう。

戦争や天変地異も多くあって暗くなりがちな世相ではあるが、個人としては健康に留意して今の状況を長く続けられるように努めたい。

本年もご覧いただきありがとうございました。
2024年もよろしくお願いいたします。

仕事納め

2023-12-28 21:31:11 | 日記
今日で今年の仕事は終わり、明日から正月休みである。
今週は金曜、しかもいっぱいいっぱいまで仕事するのを覚悟していたが、業種に似合わず28日で仕事納めということになった。
新年は4日まで休みだから明日からちょうど一週間、大企業でもないのに大企業並みの長さで年末年始休めるのは恵まれていると思う。

今年の最終日となった今日は、当日の仕事は早々に終わった。
個人的にはまだ慣れていないトラックへの積み込みも2台分こなした。
慣れていない仕事が回ってきても断らないで場数を踏むことは大変重要で、自分にしか分からない感覚の部分でひとつヒントは得られた。
しばらく仕事からは遠ざかるが、今日つかんだヒントを来年以降に生かせれば作業時間ももっと早くできるだろう。

当日の仕事が済んだら、後はメーカーさんの工場から回ってくる製品を待って格納する。
品物を待つ間には正月明けの出荷物の荷姿を整える作業も並行してやる。
アレコレやっているうちに時間は経ち、終わったら定時を待たず帰れることになっていた今日も結局は定時近くになった。
それでも最終日に何の事故もなく最後は全員集合で終礼があって物が配られたりして、1年締めくくりの場はわりあい和やかなものとなった。

配られた物は自分ひとりでは多すぎるので、実家と妹の家に持って行った。
正月元旦にはいちおう雑煮を食べるためだけに集まるし別に今日でなくてもよかったが、いつまでも持っていてもしょうがないのでひと思いに片づけた。
役得の部分でいただける物は大いに利用すればよい。

今年の仕事は無事に終わり、後は年越しの準備である。
今年のうちにしておきたいこともまだないわけではないので、せっかくの時間は有意義に使いたい。
2023年は苦しい時間もあって文字通り山あり谷あり、だが体調は崩すことなくずっと元気でいられた。
詳しい一年間の振り返りは今年最後の日、大みそかにあらためてすることにしたい。

幸せって何だっけ

2023-12-24 21:09:48 | 休日
今日はクリスマスイブである。
昨日は県内東部を写真撮影やらライブ鑑賞やらで走り回ったから、今日は特別なことは何もせず自宅でノンビリした。
先日、社歴が浅いためナシと思っていたボーナスが意外にもあってうれしかったが、来年早々には車検が控えておりパッと使うことはためらわれる。
どうせなかったお金だからと遊びやモノに使うのもいいとは考えたものの、まずは今年度の住民税残り一回分を早々に納付しようと思い直してそうした。
期限ぎりぎりまで待ったところで出ていく額は同じ、望外の実入りがあった時にひと思いにカタを付ければ後々気がラクである。

昨日の夕方は、舟橋村でのライブ鑑賞の後そのまま魚津に帰るにはもったいない気がして富山市の中心にクルマを進めた。
しかしクリスマス週だからか道がずいぶんと混んでいて、結局は何もせずに自宅に向かうことになった。
大雪も峠を越えて道路にも雪はなく、家族連れやカップルがイルミネーションなどを目当てに大挙して出ていたのだと思う。

私自身はクリスマスだからと特別に騒いだり遊んだりといった人生を送ってきていないし、それはバレンタインやハロウィンなどでも同じだし、そこが他人と違うからと言って引け目を感じることもない。
今日という日は12月24日であるだけで、それ以上でもなければそれ以下でもない。
クリスマスとて所詮「舶来」のイベントであり、しかも我が国ではそれらすべてをに「商い」に結び付けてくることに辟易していることから、そういったものに対しては冷めてしまっている。
テンションが上がるとか気持ちの切り替えをするのは、例えば地元のお祭りであったりお盆や正月であったり、どちらかというと「我が国的」な節目の方だ。

バレンぼっちやクリぼっちといった言葉が幅を利かせ、ぼっちでいることがあたかも不幸で負け組であるかのような印象がバラまかれる世の中にあっても、イベントをつかまえては無理にでも誰かと関わって楽しもうなどとは思わない。
ひとりの方が楽しいと思って過ごしたいように過ごして心が安寧ならばそれでよいし、この日はせめて誰かといたいと考えるなら前もって段取りを組めばよいし、要は好きなようにすればよい。
好きなようにしたつもりでも幸せを感じられないなら、それはどこかで他人を意識して無理をしていることの裏返しだ。

どういう状態であれば幸せなのかという基準は文字通り人それぞれである。
いわゆる俗なもの、すなわちカネ、モノ、チイ、メイヨ、コネ、カタガキなどといったところに価値を見出す人もいれば、俗なものにはこだわりはなくシュミやジブンミガキを重視する人もいる。
これらはどちらが悪いというわけでもなく、他人が干渉できることでもなく、変えることは難しい。

私自身は目に見えるモノとなるとそれほど多くを持っていない。
生活に必要なものは揃ってはいるが高級と呼べるものは皆無だし、機能はシンプルなものばかりだ。
カネも少ないし、ヨメやコドモといったカゾクもいないし、モチイエもないし、立派なカタガキもないし、トモダチも少ない。
それでも、半世紀生きてきていつがいちばん幸せかと聞かれれば、自信を持って「今」と答えられる。

あまりにも順調すぎた学生までの人生のせいで、他人の感情の機微も分からず、人生について真剣に考えることもない、およそ年齢相応からはかなりかけ離れた精神性のまま社会に出たため30歳くらいまでは苦しいだけの日々が続き、ついには適齢期と言われる大事な年代に体を壊して、以後は経済的にも不安定となり家庭を持つことなど考えられなくなった。

もう半世紀を超えて生きた今となってはその点に関しては仕方がないと割り切るよりなく、むしろ挫折の後、心に温めていた事柄を徐々に始めていって、そこからの出会いのおかげでライブのステージにも立つことができたし、我が国の全ての都道府県に足を入れることもできた。
仕事に関しては、対人交渉が関わる仕事はあきらめ作業や運転を主とするものにシフトして、今もそれがメシのタネとして続いている。

若い頃は周囲に受け入れられることばかりを求めて自分の好きなように生きてこなかったところを、体を壊すという悪い出来事をキッカケに少しずつ自分の好きなように生きることに遅まきながら目覚めていって、多くの失敗も経ながらとはいえ今は長く続けられそうな仕事にも恵まれて心の安寧を得ているのだから、今がいちばん幸せと思うのは、決して強がりでも何でもなく素直な気持ちである。
今日より明日、明日よりあさってと、これから日に日に無限に幸せになっていくと思えば、この憂き世にあっても何とかやっていけるのだろうと思う。

ヤバい人の自滅を見る

2023-12-23 20:51:49 | 休日
前記事で今年の追い込みと題して書いた通り、師走のあわただしさに加えていきなりの大雪という酷な状況のもと特に木金はだいぶ帰りが遅くなった。
これまで帰りが遅くなるパターンとしては我が現場(倉庫)がやることを終えているのにトラックが来ないので待つといった退屈なものだったが、今週はビッシリとやることがあった中で遅くなった。
オマケに、よりによって最後の木金は戦力がひとり欠けてしまっていたからなおさらであった。

さて、そのひとりというのは私と同じ班である、
木金と私が属する班がひとり欠けていたことになる。
あくまでも聞いた話でしかないし特定は避けたいから詳細は省くが、職場ではない場所でどうもケガをしてしまったらしい。
ただ、木曜の朝の時点では本人からの連絡がなかったようだ。

朝の時点で無連絡という事実だけ拾っても社会人としてかなり危ういとは思うが、ケガの事情はよく分からないし誰でもケガをしたいと思ってするわけではない。
しかし、日常見聞きするところでは本人はかなりの飲酒グセがあって朝から酒クサイことも多いし、仕事中もおなかがユルイのか何度も作業を中座してしまう。
仮にではあるが、職場の外とはいえお酒が原因で転倒なりをしてケガをし職場に穴を空けたとなればこれまた社会人としては大減点である。
上席者のカミナリは最低限、それで済めばよいが常識的には何らかのペナルティーの対象となりうる。

そんな問題人物が欠けてしまって、確かに単純にひとり少ないから大変は大変だが周囲が本人を本気で心配しているような空気はなかった。
本人にはパワハラ気質がありいつもひとりだけ殺伐とした雰囲気を出していて、実際に加害行為も多いし私も多く被害に遭ってきた。
立場上接する時間が長く、表向き対立はしていないように見えていた我が現場のエースも本人がいないので結構言いたい放題言っていた。
要は本人に人望なるものは全くなく全員が本人を嫌っている。
この大事な忙しい時期に職場に穴を空け自ら周囲の評価を落とし、ただでさえ嫌われているのに今後は相手にすらされないかもしれない、そんな自滅そのものと言っていい結果を招いたことは「日頃の行い」が見事に本人に返ってしまったと言うべきだろう。

また、ここに来て私と「ほぼ同期」である年長さんがかなり危険になってきた。
金曜は体調が悪そうだったので話を聞くと、血尿が出るのだという。
私は血尿と聞けばまずはストレスを思い浮かべるが、当人は血尿は初めてだと言いつつストレスを全く否定しなかった。
私より一か月早く入社しているのに、初歩的な部分も含めて始終小言をいただく場面が多い毎日だからストレスは相当なところまで来ているのではないかと思えるから気の毒には感じる。

ただ、後から入った私から見ても「まだそれを知らないのか」と思うことがかなりある。
現場のルールが身に付いていない、現場の流れに乗っていけない、これが日々重なれば仕事は恐怖の連続となりストレスは増大し体はむしばまれる。
血尿という言葉を聞けば普通の人間はドキッとする。

しかしこれとて厳しく言うなら他人の仕事を見よう見まねでもいいから身に付けようという姿勢に乏しいまま来た結果である。
他人の手伝いには積極的に入るが他人の仕事そのものを「盗む」気配がない。
後から来た私に目の前で自分ができない仕事をやられる。
上達がままならない中で時間はどんどん過ぎていく。
その結果のストレスということであれば、やはり他の誰が悪いのでもなく現状は自分のせいであるから、申し訳ないが自業自得ということである。

私からという視点で見れば、両者に共通するのは「私を敵視」してきたことだ。
パワハラ氏の方はやがて仕事を奪われるかもという身勝手な恐怖から、年長氏の方は入社時期が近いことによるライバル心から、それぞれの理由で事あるごとに私を敵視し攻撃し牽制してきた。
ここに至っての両人の現状を見れば、大変残念なことだが敵視する人間を間違えたと言わざるを得ない。
かつて、別の会社では「サイボーグ」とまで言われ、現場のトップも太鼓判を押してくれたスキルを持つ人間の能力をそぐ試みは成功しなかった。
どう策を弄してもへこたれるどころか日々スキルを上げていく私に言えることなどもはや何もない。
ヨコシマな気持ちを持って人に接すればすべてブーメランとなって跳ね返ることに、体までが傷んでしまったこの機会に気付いてほしいものである。

今年の追い込み

2023-12-18 20:32:44 | 日記
今週は早番のため普通番より一時間早く仕事が始まる。
家を出るのも当然一時間早いが、昨夜からの寒気流入で朝方はうっすらと雪が積もっていた。
いちばん昼が短いこの時期、家を出る時刻は日の出前で寒いし眠い。
そんな中、クルマの雪を払う時間も考慮して、かなり早めに家を出た。
幸い道路は流れる時間帯だから結果的にはずいぶん余裕を持って仕事場に着いた。

今年の最終週は金曜日が29日なので、師走の追い込みとしては実質今週中がヤマとなりそうだ。
早番は優先的に帰る権利はあるから気がラクといえばそうだが、少なくとも日中は密度の濃い時間が続くだろう。
順番で土日が休みになる週になったのは幸運と思って、体調には気を付けつつ乗り切りたい。

さて、今朝は毎朝小口の荷造りをやっている某氏が急に違う現場に行って不在になった。
某氏にいつも朝からくっついている年長さんが代わりにやるのかと思えばどういうわけか手を付けようとしない。
そこで、本来の担当業務が始まるまでにしばらく時間があった私がそこに入ってやることになった。
当人は何をしていたかといえば、簡単に言えば私の「手伝い」であった。

当人は、ひと回りほど年下になる某氏のことをまるで子分か舎弟かのように「オウ、〇〇」などと呼び捨てにして風を吹かすのが常だが、今朝のように急に不在になられるとどうしていいのか分からない。
毎朝くっついて某氏の手伝いをするのはいいが某氏の仕事そのものを覚えようとは決してしなかったため、イザいなくなられると何もできない。
そこに、決して場数を踏んでいるわけでもなく某氏にいつもくっついているわけでもない私が入って仕事を終わらせてしまったから当人は相当にバツの悪い思いをしただろう。

ここで、本当に意欲のある人なら、私が今朝やった仕事を「いつおぼえた」とか「どうやっておぼえた」とか聞くはずである。
カベがあるわけでもないのだから「オレにも教えてくれ」くらいのことも言っていい。
しかし当人からはそんな言葉は何一つなく「アンタんとこも雪降ったか」などという何とも無難な話題に逃げ込んでしまった。
仕事に自信のない人ほど仕事の話はしたがらない。
自分から仕事の話に切り込めば、即座に切り返しにあって何も言えなくなるのが分かっているからだ。
当人が至って善人であることは認めるし、入社の時期も近いからできるなら長く仲間であってほしいとは思う。
しかし、他人の野次馬ばかりやって、日々の積み重ねの中で何かを自分のものにしていっている気配をトンと感じないので、今の調子のままいられても困るという思いもある。

私は、仕事場で会う人は「仕事ぶり」でしか判断しないので、いかに善人であろうと仕事に向かっていけない人はダメだし、逆にクセの強い人物でも仕事ぶりが良ければ全然付き合える。
仕事ぶりがいい人は大なり小なり自分なりのこだわりを持ってやっている。
他の話はできなくても仕事の話はできるはずだから仕事場ではそれでOKということである。

メンタルが心配

2023-12-08 21:22:27 | 日記
今週は土日が休みのため金曜で仕事は終わりである。
土曜勤務は隔週交代で人が半分だけ出る。
半分しかいらないということは仕事の密度は知れている。
名目上は定時までの勤務だが、実際は所定の仕事が終わったら帰ることができる。 
平日とはずいぶんリズムも違うし忙しくもないので、半分はタダもらいのような感覚だ。
しかし、タダもらい同然とは言っても早起きをして会社に出てある程度の時間拘束されるには違いなく、やはり土日をまるまる休める週とは気分的に違う。
ここのところ週末の天気にも恵まれずカメラを手に出かけることが減ってしまっているが、明日はここ北陸でも季節外れの暖かさのようで、12月ながらお出かけ日和となりそうなのは何よりである。

さて、私と「ほぼ同期」である年長者は私とは反対側の班なので明日は出勤となる。
今週は体力勝負の手作業がかなり多かったため金曜夜の今時点でも疲れは相当たまっているだろう。
ただそれ以上に心配なのは当人の内面である。
私より一か月早く入っているのになかなか現場にフィットしてこないことから、毎日のようにお小言をいただくことになっている。
当人の様子を見ていると、私が一か月で何とか消化できた事柄が四か月半経った今も消化できていない感じである。

高齢者のため雇用契約は有期(更新制)のようだが、入ったばかりなので本来の契約期間より前にいわゆる「試用期間」が到来する。
よほど遅刻や欠勤が多いとか勤務態度が悪いとかでもない限りは試用期間でサヨウナラはあまりないとは思うが、周囲の目がだんだんと厳しくなってきているところに持ってきて一部の作業からは外されるなどもあり、当人も自信を無くしているように見える。
当人の口からたびたび自虐的な発言もあることから、内心はかなり追い詰められているのではないか。

「ほぼ同期」としてあえて厳しい言い方をするなら、働く動機が「健康のため」というのはいかにも軽い。
当人の口からは二言目には金持ち自慢が出てくるので働かなくても特にお金に困る要素はないようである。
そんな理由で働きに出ている人だから、何か新しいことを身につけていこうという意欲が今一つ乏しいように感じられるし、仕事の流れや意味が果たして分かっているのかと思うような言動も目立つ。
できることだけやって時間が来たら帰ろうという姿勢では、総勢で両手にも満たない人数のひとりとして機能することは難しい。
後から来た人間にアッサリ追い越されているさまは周囲にも見られている。

私が経営者であれば、試用期間が終わるひと月前に当人を一度呼び出して話をする。
あとひと月そのままのレベルならサヨウナラだよという当人への警告だと分かってもらう必要があるからだ。
警告までもらって必死になれなければ、その時は仕方がないということになるだろう。

かくいう私も当然ながら試用期間中の身であって、当人とは違い無期雇用の正社員ではあるものの近い将来訪れる試用期間満了日を乗り切るまでは本当に不安だし危機感もあるから毎日は必死である。
たまたま入社時期が近い人として当人には去ってほしくはないが、今のレベルでずっといられても正直困る。
こればかりは周囲にも、もちろん私にも制御はできない。
当人の必ずしも好ましくない現状は当人自身が招いたものであり、その責任は他の誰でもない当人にあることに気づいてほしい。
自信が持てず心が疲れているなら少し休んでもいいだろう。
会社に切られてからではその選択もできなくなる。

変化

2023-12-07 19:35:21 | 日記
師走になったからということでもないだろうが、仕事場の雰囲気はどことなくバタバタしている。
特別帰りが遅くなるとか休む暇もないとかそういったことではないのに、何となく気ぜわしい雰囲気を感じる。
個人的には、仕事の追加分が入ったためにいつもよりは密度の濃い時間を過ごすことになった。
それでも19時台にブログを書けているのだから文句を言うにはあたらない。

さて、今の現場に来てからの悩みのタネは、特定の人物による執拗な叱責や行き過ぎた物言いであった。
単なる否定のための否定、どうでもいいような揚げ足取り、罪悪感を植え付けるようなダメ出しなどそれはそれはひどいものばかりであった。
他人を指導する能力を欠く人物が誤った使命感を持って「指導」しようとすれば自動的にイジメになる。
出会って数か月を経た今でも私に対しては怒りでしか接してきていないところを見ると、当人の言動はお世辞にも指導と呼べるものではなく明らかなアンチ行動ということになる。

アンチというからには当人に私が「意識」されているということであろう。
私自身、アンチひとりできないような無個性な人間ではいたくないし、実際そんなキャラクターでもないから実は私を嫌いな人間は多いのかもしれないが、アンチ丸出しであからさまに攻撃してくるのはいただけない。
何をしてでも私の意欲なりやる気をそぎ能力を発揮させないようにしないと当人としては自らの立場を奪われると身勝手にも恐怖している。
そんな極めて不健全で不純な動機がアンチ行動の源泉である。
確かにどこからどう見ても仕事のスキルが高いとは思えないし、体の障害に配慮されてかずいぶんと軽い業務しかやらないからその分仕事そのものに自信がないのだと思われる。
このような人間を取るに足らないと切り捨ててしまえればいいのだが、やはりそういう人間がひとりいるだけで会社に出るのがおっくうになったりするのは世の常であり、たとえ他の人がすべて味方だと確信できているとしてもやはりイヤなものはイヤだし気になるものは気になる。

そんなモヤモヤを抱えながらの日々ではあったが、ある日のこと、またもや当人からひと腐り何かを言われて腹が立ったので、たまたまそばにいた他の人にそのことを話したら、なぜかめったにかかることのない館内放送で当人が事務所に呼び出された。
事務所と現場をつなぐ館内放送は朝のラジオ体操の始まりくらいしか使われないが、思わぬところで使われた。
その日を境に、あれほど執拗だった攻撃がパタリと止んだ。
当人に関しては「被害者」は私だけではないし、今までも再三呼び出しを食らっているようには見えていたので、いよいよ相当にキツくやり込められ、さすがに表立ってひどい行動は取れなくなったものと思う。
攻撃する材料がなければ材料を作ってまで攻撃してきていた人物からの攻撃が止み、いらない気を使うことなく仕事を進められる状況がどれほどラクなことか。

ただ、人の性格がそう簡単に変わるとも思えず、気にしすぎない程度で警戒はしておいて損はない。
ほとぼりがさめ、またぞろ攻撃を再開してくるようなら今度は自分で自分を守る策も取らざるを得ない。
何度言われても分からない人間には、それなりの覚悟であたりたい。
組織の中で傍若無人に振る舞い何人もの人生を狂わせてきたであろう人間にはそれなりの報いがいつかやってくることを知らしめなくてはならないのだ。

場数を踏めば

2023-12-02 21:31:25 | 日記
※写真は黒部峡谷鉄道。
11/30をもって今シーズンの営業は終了しています。

今週は土曜出勤があって、いつもの半分の人員で仕事をした。
土曜は平日のような慌ただしさはなく密度も濃くないのでタダもらいのような感じにはなるが、平日にはしない仕事も回ってくるからそれなりに緊張はする。
今日は平日の担当業務にやることがなく、トラック相手の積み下ろしに多く時間を使った。

さて、下ろす方は回数も重ねてだいぶ慣れたが、積む方は平日の業務の関係でこれまで機会自体が少なくまだまだ慣れない。
傭車のドライバーさんには当たり外れがあるが自社のドライバーさんはみんな親切で優しいから、そういう時に日頃やっていない分を練習がてら経験させてもらえるのは有難いことだ。
こればかりは場数を踏むよりうまくなる術がないので、声がかかって尻込みしていてはいつまでもうまくならない。
慣れている人でも毎回百発百中で積み込めるわけではない。
フォークリフトの技術そのものも大事だが、運転手さんとコミュニケーションをしっかり取って仕上げることの方が大事だ。
あれこれ指図されてすぐにカッとなる人では務まらないし、実際に相手を怒らせてばかりで外部の運転手さんとの接触を禁止される作業者も過去に見ている。
機会としては当面は「時々」程度にはなると思うが、傍目には極端にどうにもならない感じではなさそうなので声がかかった時には自信を持ってやりたいと思う。

場数といえば、これまでに一度だけ挑戦したもののうまくいかずそのまま機会を逸していた仕事がもう一つあった。
フォークリフトとは関係ないが、機械相手のためちょっとしたコツが必要でそれがなかなかつかめないまま挫折してしまい、以来そのままになっていた。
午後には空き時間ができたので改めてそこに挑戦することになり、テスト操作を何度か重ねるうちに以前うまくいかなかった原因も分かりそこを改善するとうまくいくようになり、やがては慣れてきた。
会社(我が社ではなく製品を預けてくれているメーカーさん)のお歳暮作りに一役買うことができてよかった。

とにもかくにも我が社のような現場仕事は、最初はダメでも場数さえ踏めばだんだんとできるようになるものばかりだ。
やってみるのに料金を取られるわけでもないし、もしできることが増えたら自然に周りの見る目も変わるし、手を付けて損なことは何一つない。
今の環境に来てからと前職までとを比べれば明らかにやれることは増えているし、これからもっとできることを増やしていけたらよい。
半世紀以上生きた今からでもまだ伸びる余地があるというのは本当に幸せなことなのだろう。