Sunday Song Book #1543

2022年05月08日 | Sunday Song Book

2022年05月08日プレイリスト「棚からひとつかみ」
1. DREAMING GIRL / 山下達郎 '96
2. WILD THING / THE TROGGS '66
3. I'M HEAVEN / TOUCH OF CLASS '75
4. LET A WOMAN FLOW / IT'S A BEAUTIFUL DAY "MARRYING MAIDEN" '70
5. MUSKRAT CANDLELIGHT / WILLIS ALAN RAMSEY "WILLIS ALAN RAMSEY" '72
6. STARDUST / SPANKY & OUR GANG "LIKE TO GET TO KNOW YOU" '68
7. PAPER DOLL (LIVE) / 山下達郎 "2019/11/12 LINE CUBE SHIBUYA"
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■内容の一部を抜粋
・近況
大型連休の一週間はニュー・アルバムの取材で明け暮れたという達郎さん。コロナ禍のご時世なので地方には行かず、東京のスタジオから電話とネットで対応したとか。今週からツアーのリハーサルがはじまる。取材が終わったらツアーのリハーサルというのは1982,3年以来だそうだ。毎日ひたすら喋っていたので滑舌が抜群によく、「山下達郎」がすぐに言えるという。

・棚からひとつかみ
そんな関係で番組の収録は久しぶり。今週は本当に「棚からひとつかみ」。アトランダムに選んでプレイリストを並べたら5,6年ぶりにかける曲ばかり。自分の好きな曲はそんなに変わらないんだなと思ったとか。

・DREAMING GIRL
1996年に松嶋菜々子さんのデビュー作となった朝ドラ『ひまわり』の主題歌を達郎さんが担当した。お馴染みの「DREAMING GIRL」という曲。この度『ひまわり』がNHK総合で5月23日から再放送の運びになった。

・WILD THING
ライヴのリハが今週からはじまるのでいちばんテンパってるとき。こういうときの「棚つか」は必ずUKロックが頭に登場する。性みたいなもの。ザ・トロッグスの1966年の全米NO.1、UK2位の「WILD THING」。のちにジミ・ヘンドリックスがカヴァーして世界的に有名曲となった。でも当時は歌詞に問題があり放送禁止になった。今では考えられない世界。作曲のチップ・テイラーは3コードのリフがたくさんある。チップ・テイラーか「TWIST & SHOUT」のバート・バーンズかというループのコード。ひじょうにパンキッシュな演奏なのに間奏がオカリナで、かわいい、今聴いてもグッとくる。

・I'M HEAVEN
今日も明るめにフィリー・ソウル。タッチ・オブ・クラスはフィリーの4人組のヴォーカル・グループ。1975年の同名アルバムからシングル・カットされて全米ソウル・チャート65位の「I'M HEAVEN」。

・LET A WOMAN FLOW
続いてサンフランシスコ。60年代後期にサンフランシスコで活躍したバンド、イッツ・ア・ビューティフル・デイ。バイオリニストが入ってることで知られるバンド。セカンド・アルバム『MARRYING MAIDEN』の中の達郎さんの大好きな一曲「LET A WOMAN FLOW」。

いよいよツアーがはじまるため、この二年間続けてきたメールでの受け付けを一旦停止する。ツアーがはじまったら、物理的にスケジュールが詰まってきて、メールのチェックができないのでハガキ・オンリーに戻る。11月にツアーが終われば、またメールでの受け付けを再開する予定。メールと誕生日メッセージは今日まで。

・MUSKRAT CANDLELIGHT
南部のシンガー・ソングライター、テキサスの人で、いわゆるテキサス・カントリーの重鎮と言われているが、カントリーだけではなく、クロスオーバー・カントリー、よくジャンルが特定できない不思議な人、ウイリス・アラン・ラムゼイ。1972年にレオン・ラッセルのシェルター・レーベルからアルバムを一枚出して、それが名盤と謳われている。そのアルバムに収録されている曲のほとんどが人にカヴァーされている。『WILLIS ALAN RAMSEY』に入ってる「MUSKRAT CANDLELIGHT」という曲は1973年にアメリカがカヴァー。その後1976年にキャプテン&テニールがカヴァーして全米4位のベストテン・ヒットになった。ベース・ギターを一人で演奏して、そこにレオン・ラッセルがピアノとバイブで絡んでくるという素晴らしい一曲。

・肖像画
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。11年ぶりのオリジナル・アルバムで通算14枚目のオリジナル・アルバム。今週解禁になったのはアルバムのジャケット。今回は達郎さんの肖像画。描いたのはヤマザキマリさん。もともとヤマザキさんはイタリアのフィレンツェで15世紀のルネサンス期の肖像画の技法を7年間勉強されたという人。達郎さんは若い頃から自分の肖像画を誰かに描いてほしいという淡い願望があり、古い付き合いのヤマザキさんにお願いしたとか。画家として20年ぶりに油絵を描いたという。ジャケットはアルバム特設サイトで公開している。
https://tatsurosoftly.com

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。6月公演のチケットの一般発売日は5月6日(金)からはじまっていて10日(火)18時まで受け付けている。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・STARDUST
お知らせ明けはジャズもののまったりとしたやつが最近の流行り。スパンキー&アワ・ギャングの1968年のセカンド・アルバム『LIKE TO GET TO KNOW YOU』に入ってる「STARDUST」。素晴らしいヴォーカル・アレンジ。

・中華料理
東京都町田市のリスナーから「庶民のお店街中華に行くとしたら何をオーダーしたいですか?」という質問。
レバニラ・ライスに餃子だそうだ。

・PAPER DOLL (LIVE)
4月24日の「山下達郎ライブでリクエスト」で、時間がなくなり本当は「PAPER DOLL」をかけたかったが入らなかった。
2019年11月12日にLINE CUBE SHIBUYAで行われたライヴから「PAPER DOLL」。全員でソロの掛け合いをしていてグルグル回ってて長い。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年05月15日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

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