Sunday Song Book #1119

2014年03月23日 | Sunday Song Book

2014年03月23日プレイリスト
「年度末リクエスト特集」
1. 風の回廊(コリドー) / 山下達郎 "ポケット・ミュージック" "オーパス" '85
2. GRADUATION DAY / THE FOUR FRESHMEN "FRESHMEN FAVORITES" '56
3. ROLL OVER BEETHOVEN / MOUNTAIN "FLOWERS OF EVIL" '71
4. GROOVIN' / WILLIE & ANTHONY '74('75)
5. IT'S SO HARD TO SAY GOODBYE TO YESTERDAY / G.C.CAMERON "COOLEY HIGH" "G.C.CAMERON" '75
6. BLUE MOON / SAM COOKE '58
7. WAIT A MINUTE / THE NEWDAY '70
8. 人生の扉 / 竹内まりや "デニム" "エクスプレッションズ" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんの新曲のレコーディングのためスタジオ暮らし。締め切り間近なのでちょっとだけ番組を前倒しで収録しているそうだ。

・年度末リクエスト特集
いよいよ年度末。リクエスト・カードが溜まってるので今週、来週は「年度末リクエスト特集」。来週は直近で収録する予定なので今からでもリクエストは間に合うとか。

・風の回廊(コリドー)
超常連のリスナーからリクエストが殺到したという。1985年のシングルで「風の回廊(コリドー) 」。

・GRADUATION DAY
フォー・フレッシュメンの1956年の「GRADUATION DAY」。達郎さんの世代にはビーチボーイズのライヴ・ヴァージョンで知られている。卒業ソングの特集を考えたことがあるそうだが、アメリカでも'60年代の中期あたりでパタっと止まって、'70年代は1曲もないそうだ。アメリカも傷ついて、昔のような無限の夢がある時代は過ぎてしまったのかもしれない。それに比べて日本はずいぶん卒業の歌がある。ユーミンの「卒業写真」からはじまってネガティブな歌もあるし、ポジティブな歌もある。

・ROLL OVER BEETHOVEN
捻ったリクエスト。チャック・ベリー、ビートルズ、ELO以外で達郎さんが名演と思う「ROLL OVER BEETHOVEN」を、というリクエスト。ビートルズがあまりにも有名なため「ROLL OVER BEETHOVEN」のカヴァーはそんなに多くない。その中からマウンテンの1971年のアルバム『FLOWERS OF EVIL』邦題は『悪の華』から「ROLL OVER BEETHOVEN」。

・GROOVIN'
「GROOVIN'」のカヴァー・ヴァージョンにリクエスト。フロリダのソウル・デュオ、ウィリー & アンソニーの1974年のシングルで「GROOVIN'」。未だにCD化されてない。ウィリー・ヒルは'90年代の終わりまで活動していたが最近名前を聞かなくなったとか。

・万年筆
リスナーからのお便りで「達郎さんはボールペン派ですか? 万年筆派ですか? 手紙やハガキを書くのはどちらですか?」という質問。
達郎さんは普段は水性ボールペンを使ってるそうだ。ボール Pentelで譜面を書いてるという。手紙は万年筆でずっとウォーターマンの万年筆を使っていたが、こわれたのでモンブランに変えたとか。

・IT'S SO HARD TO SAY GOODBYE TO YESTERDAY
ボーイズ II メンのヒット曲で有名な「IT'S SO HARD TO SAY GOODBYE TO YESTERDAY」のオリジナルのG.C.キャメロンにリクエスト。1975年にモータウンが出資した映画『クーリー・ハイ』に使われたのがG.C.キャメロンが歌ってる「IT'S SO HARD TO SAY GOODBYE TO YESTERDAY」。1975年に全米ソウル・チャート24位まで上がるヒットになった。1991年にボーイズ II メンがカヴァーして全米ソウル・チャートNO.1のミリオンセラーになった。G.C.キャメロンはジャクソン、ミシシッピー出身の南部人。スピナーズのいちばん最初のリード・シンガーとして有名。

・映画『わたしのハワイの歩きかた』
6月14日公開の映画『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌「アロハ式恋愛指南」をまりやさんが担当している。宣伝が先行してるため音源の発表はまだ先になるとか。
http://www.watashinohawaii.com/

・まりやさんの新曲
「アロハ式恋愛指南」よりも前に4月中旬からテレビ絡みの新曲が決まってるという。報道規制のためまだ発表できないとか。

・「SHE'S JUST MY STYLE」のドラム
3月9日放送でゲイリー・ルイス & ザ・プレイボーイズの1965年、全米3位「SHE'S JUST MY STYLE」をかけたときに「ドラム誰がやってるのか、知ってる人教えてください」と達郎さんが言ったところ、港区と千葉のリスナーの方から即フィードバックがあったそうだ。ジム・ケルトナーがドラムを叩いてるとのこと。ゲイリー・ルイス & ザ・プレイボーイズのレジェンダリー・マスターズ・シリーズのライナーにそういうようなことが書いてあるとか。達郎さんもレコード棚を調べて確認したという。ちなみに間奏のギター・ソロはレオン・ラッセルと書いてあったという。

・カーペンターズの「SWEET SWEET SMILE」
カーペンターズの「SWEET SWEET SMILE」についても横浜市のリスナーからお便りがあって、ジュース・ニュートンのマネージャーがリチャードとカレン・カーペンターの友人で、ある夜カレンがマネージャーの家を訪ねて、この歌を耳にしてこの曲を録音したいと頼み込んで、カーペンターズが録音したという。

・BLUE MOON
サム・クックの「BLUE MOON」は1958年のシングル「LOVE YOU MOST OF ALL」のカップリング。シングル・オンリーだったためアルバムには収録されず。1959年にそうしたノン・アルバム・テイクをまとめたアルバム『HIT-KIT』に収録。長らくCD化さてなかったが21世紀になってようやくCDになった。

・ジェット・ストリーム
リスナーから「2月23日放送のアカデミー特集で達郎さんは、まるでジェット・ストリームみたい、と言っておられましたが、ジェット・ストリームのヘビー・リスナーだったんですか? それとも何か比喩的な意味があるのですか?」という質問。
「ジェット・ストリーム」は'60年代に、まだFMがFM東海しかなかった時代に、夜中の12時から聴く番組は「ジェット・ストリーム」しかなかったので、毎日聴いてるとイージー・リスニングに詳しくなっていくという啓蒙的な番組だったとか。比喩的な意味などない、そのまま、私はそんなシニカルな人間ではありません、と達郎さん。

・WAIT A MINUTE
ザ・ニューデイはたぶんシカゴのグループ(B面がカーティス・メイフィールドの曲でアレンジがトムトムなので)。元パッションズというグループで1968年にシングルを3枚ほど出している。「WAIT A MINUTE」は1970年に出ている。ちょうど達郎さんはこのシングルを手に入れたばかりでタイミングがいいのでリクエストが採用された。

・人生の扉
滋賀県守山市のリスナーからのお便り。3年前に病院で子宮体がんの手術したとき、手術室でかかっていたのがまりやさんの曲で、子宮と卵巣を取り除く手術のものすごい恐怖をまりやさんの歌が吹き飛ばしてくれました。3時間20分におよぶ手術が終わった後、自分の病室でテレビを見ていたら、偶然にもNHKの「SONGS」でまりやさんの「人生の扉」がながれました。まりやさんの歌う姿を見ていたら「生きていたよかった」と涙がこぼれました。あと2回、満開の桜や色付く山の紅葉が見られたら、私のガンは完治したことになります、というリクエスト。
「くれぐれもお大事に。あまり無理をされないように。またお便りください」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

03月30日は、引き続き「年度末リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

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