Sunday Song Book #1486

2021年04月04日 | Sunday Song Book

2021年04月04日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. DREAMING GIRL / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '96
2. FIRE / THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN '68
3. FOR WHAT IT'S WORTH / THE BUFFALO SPRINGFIELD '67
4. JUST FOR YOU / ALAN PRICE "ALAN PRICE" '77
5. TWISTIN' THE NIGHT AWAY (LIVE) / SAM COOKE "LIVE AT THE HARLEM SQUARE CLUB" '85
6. TRIO FM時報 / 山下達郎 '78
7. WHAT'S GOING ON (LIVE) / 山下達郎 "18/03/17 京都拾得" '94
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■内容の一部を抜粋
・近況
令和3年度がスタート。サンデー・ソングブックは1992年10月に「サタデー・ソングブック」としてスタートして、この4月で放送28年半を迎えることになった。今年の10月には29周年になる。JFNネットワークでも最長不倒番組のひとつになっている。特に同一時間で同一のパーソナリティーで継続している番組では最長の部類に入るそうだ。本日からホクトがスポンサーに加わることになった。この番組はオールディーズの番組で、オールディーズとは古い曲のことで、古くてもいい曲、"OLDIES BUT GOODIES"という呼び方をするけれど、古い曲をかける番組。山下達郎自身の新譜、関係各位、そうしたものの新譜がかかることもあるけれど、基本的には"OLDIES BUT GOODIES"、古いけれどもいい曲をかける番組。
「この番組にはいわゆる放送作家とか台本というものが一切ございません。選曲は全て私の個人レコードのコレクションから選んでやっております。いわゆる棚からひとつかみ、私、山下達郎のレコード棚から選曲しております。スタッフも最小限、精鋭でやっております。家内製手工業、ディレクターの山岸女史と、技術の丸山くんと、それから私のナレーションを必死に編集しているオオツカくんと4人で制作をやっております。今後もそういう具合に続けております。だんだん年は取ってきましたけれども。えぇ。おかげさまで28年半、変わらずご愛顧いただいております。今年度も何卒よろしくお願いします」と達郎さん。

・棚からひとつかみ+リクエスト
年度替わりなので今週は「棚からひとつかみ+リクエスト」。ここのところ「棚からひとつかみ+リクエスト」が続いているけれど、スタジオ仕事に精を出しているのでとのこと。

・DREAMING GIRL
春先はいつもこの曲。リクエストも届いている。おなじみみ「DREAMING GIRL」。

・FIRE
一曲目は賑やかなやつ。ザ・クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンの「FIRE」。ワンヒット・ワンダーで1968年、全英1位、全米2位のミリオンセラー。アーサー・ブラウンはもともと学校の先生だったとか。スクリーミング・J・ホーキンスに影響され、ひじょうにマッドなマナーのひと。ドラマーはカール・パーマーで、のちにELP(エマーソン、レイク&パーマー)、アトミック・ルースター。

・FOR WHAT IT'S WORTH
バッファロー・スプリングフィールドの「FOR WHAT IT'S WORTH」。1967年のベストテン・ヒット。伝説的な名曲で、サンセット・ブルバードの暴動に触発されてスティーヴン・スティルスが書いたプロテスト・ソング。
曲をかけ終えて。「近いうちにプロテスト・ソングの特集なんてのをやってみましょうかね。こうやって御託を言うより、そっちのほうがなんか私の番組の本筋に合うような感じですので。やってみよう」と達郎さん。

・JUST FOR YOU
アラン・プライスの1977年のアルバム『ALAN PRICE』から「JUST FOR YOU」。アニマルズのメンバーだったが、アラン・プライス・セットからソロになった。うまいキーボード・プレイヤー。

・TWISTIN' THE NIGHT AWAY (LIVE)
サム・クックが1963年の1月12日にマイアミのハーレム・スクエア・クラブで行った公演を録音したライヴ・アルバム『LIVE AT THE HARLEM SQUARE CLUB』。当時はRCAのレコード会社が、あまりにアフリカン・アメリカンの熱狂がサム・クックのイメージにふさわしくないという理由で封印した。それから20年以上経った1985年にアルバムとして発表され、当時達郎さんは感動して、NHKの番組でほとんど全曲かけたことがあるとか。年取ってから聴くと、あの当時よりも比べものにならない衝撃があり、しみじみと聴いたそうだ。今日は1962年のヒット・ソング「TWISTIN' THE NIGHT AWAY」を。キング・カーティスが率いる素晴らしいリズム・セクションで素晴らしいパフォーマンスが堪能できる。

・TATSURO YAMASHITA SPECIAL ACOUSTIC LIVE展
昨年より全国で順次開催してきた山下達郎スペシャル・アコースティック・ライヴ展。現在名古屋パルコで開催されているが、いよいよ4月5日まで。展覧会グッズの通販が4月3日、お昼の12時から山下達郎オンライン・ショップにて販売開始している。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・souvenir 2021 mariya takeuchi live
中止になったまりやさんの「souvenir 2021 mariya takeuchi live」。グッズをいくつか製作していたので、その一部を販売することになり、同じく4月3日、お昼の12時から竹内まりやオンライン・ショップにて販売を開始している。詳しくは竹内まりやオフィシャルサイトにて。
https://www.mariyat.co.jp

・ライヴ・アルバム『JOY』の発売について
先週、ライヴ・アルバム『JOY 2』をリリースする計画を番組内で話したが、言葉が足りなかったとのこと。5枚組とか6枚組で出そうとすると、どうしても時間がものすごくかかるので、少し縮小してと話したのは、少しずつ分けて、『JOY 2』、『JOY 3』『JOY 4』みたいなかたちで行きたいとのことだったとか。そうすると近いローテーションで発売できるので、そういうかたちにしたという意味だったそうだ。まだ計画中で決まってないが、ベスト・ヒット・ライヴというようなものから、レアもの、アコーステッィク・ライヴ、シングス・シュガーベイブ、あとはカヴァーものと、いろいろ分けて行ってみたいとのこと。

・TRIO FM時報
まだFMのネットワークが東京、愛知、大阪、福岡の4局しかない時代、一時間に一回、ステレオTRIOの時報のジングルが流れた。1978年から何年か続いたそうだ。その10秒のジングル「TRIO FM時報」にリクエスト。ファンクラブから出ている『TATSURO YAMASHITA CM COLLECTION VOL.1』に収録。

・WHAT'S GOING ON (LIVE)
「世界情勢がますます殺伐としている中で、お互いの協調とかですね、ユニティについて語ると、ますますそういう反発が来るという。不幸な時代であります。そういうときはそういう歌を歌うしかないという」と達郎さん。達郎さんがアコースティック・ライヴでずっと歌い続けているマーヴィン・ゲイの「WHAT'S GOING ON」。今日は最後にこの曲を。2018年3月17日に京都の拾得で収録した3人ヴァージョン。配信で一度出たが、ラジオ放送では初めてとのこと。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2021年04月11日は、「極私的 村上"ポンタ"秀一 追悼」
http://www.tatsuro.co.jp
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