ご厚誼いただいているサイト「徒然なか話」を拝見したところ、4月からはじまる「ブラタモリ」の情報と共に新たなアシスタント・アナの紹介もされていた。
熊本放送局にも在籍していた佐藤アナが努められるそうだが、熊本在籍時「おざなり・なおざり」の言葉に違いを紹介されたことがあったらしい。
古文書フアンならばとっくにご承知の事だと思うが、これは漢字に置き換えれば違いは一目瞭然である。
「おざなり」は「御座成り」と書くが、「いいかげんに物事をすませること。その場だけの間に合わせ。」の意である。
古文書に親しみ始めたころこの言葉に出会って、「御座成り」は「お座りに成られ」位の意味だろうと解釈していた。
ところが前後の言葉からすると意味が通じないことに気づき、改めて調べて上記のような意味合いであることを知った。
古文書の勉強は言葉の勉強でもある。
「なおざり」は「等閑」と書き古文書にはよく登場する言葉だが、「 いいかげんにしておくさま。本気でないさま。放置するさま。おろそか。」の意である。
「等閑」は漢語であろうが、これを訓読みとして「なおざり」とした理由を知りたいところだが、優れた翻訳者ではある。
「等閑=閑(ひま)に等しいさま」に、このような意味をもたせた。
さて、その佐藤アナがアシスタントを務める「ブラタモリ」、大いに楽しませていただきたいと思うが、タモリ氏は私より3歳年下(現在79歳)ながら大変お元気だが、無理をなさらず月一位の放送でも良かろうにと思ったりする。
「老人を大切にしましょう・・・NHK様へ」
「クマロク!」の放送で見ていたはずですが、全然記憶に残っていませんでした(笑)
今回のブラタモリは「伊勢路」ですが、貴ブログ3月3日の記事を思い出しました。拝読して、私なりに「硫黄路」を調べてみましたが、全く手がかりが見出せません。ひょっとして「硫黄-以往」の当て字じゃないのかななどと考えております。