津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■竹崎順子・896頁

2017-08-17 07:01:47 | 書籍・読書

                           竹崎順子

 悪友が徳富健次郎(蘆花)の『竹崎順子』を持ってないかと連絡してきた。
何事かと聞くと熊本県立図書館には6・7冊所蔵しているのに貸し出しをしてないというのである。
「896頁もあるというのに、何度も通って図書館で読めというのか」とおかんむりである。「図書館に言え」と言ってやった。
なんでまた「竹崎順子」を読むのかと聞くと、有名な「肥後の維新は、明治三年に来ました」という文章の前後の文脈を知りたいというのである。
「熊本は明治維新に乗り遅れたというが、その明治維新とは果たして何なのだ」と息巻く。
「そりゃー実学党の政権が出来たということだろう」と私。
「誰もかれもが鬼の首を取ったように蘆花のこの文章を取り上げて、いかにもそれ以前の藩政を全否定するような言い方が気にくわん」というのである。
少々過激な発言もあったが、これは削除しておこう。

扨この本残念ながら持っていない。そう伝えると「そうか持たんか・・」と残念そう。
「日本の古本屋で買え、そして読み終わったら俺に貸せ」というと「馬鹿か・・」と言って電話は切れた。

コメント
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