一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

「二十四の瞳」その2

2020-10-11 17:23:58 | 雑記


        学校に復職した先生は、
        かつての教え子の子どもたちがいて、
        その名前を呼ぶたびに涙が止まらなくなる。
  
        それからは 
        「泣きむし先生」と呼ばれるようになった。

        後年、同窓会がひらかれて、
        戦争で失明した 磯吉(田村高廣)も出席。

        磯吉は 一年生のときの写真をいだき、
        指差しながら 全員の位置を 間違いなく
        示すのであった。

        戦争を描かずして、
        非戦を訴える 不朽の名作といえるでしょう。

        映画の舞台となった 分教場は残っていて、
        「教育の原点」とされ、
        全国の教育関係者が訪れるそうです。

        

二十四の瞳

2020-10-11 17:11:05 | 雑記
    

        加齢のせいか、昔のことを思いだします。

        「二十四の瞳」という映画。
        舞台は瀬戸内海べりの寒村・小豆島。

        女学校出たての女教師(高峰秀子)は
        洋服姿で自転車を乗りまわすので、
        「ハイカラな おなご先生」と
        村人から 揶揄されます。

        唯一の味方は 子どもたちで、
        村の古い慣習に苦しめられながらも、
        良き教師になろうと頑張る 大石先生。

        ある日、子どもたちの いたずらによる
        落とし穴に落ち、足を負傷して、町の病院に入院。

        先生に会いたい一心で 子どもたちは
        遠い道のりを 歩いて見舞いに行こうとする。

        田舎道を 町まで 泣きながら 歩くシーン。
        (私も 幼いながら このシーンには号泣しました)

        やがて戦争がはじまり、 
        かつての生徒の半数は出征します。
        女の子たちも 生活にあえぐ日々。

        先生の夫も 戦死しました。

        (原作は 壷井栄著「二十四の瞳」)