一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

一陽来復

2015-12-19 08:43:10 | 



       「師」ではないけれど、何かと気忙しい
       師走ではある。

       今年の冬至は12月22日。
       云うまでもなく太陽が最も低く、昼の
       長さがいちばん短い日である。

       しかしものは考えようで、翌日からだん
       だん日が高くなるわけだから、これを起
       点とすればいいわけだ。

       冬至は陰陽でいえば陰が極まって、
       陽へと転じる日。
       つまりこの日は「一陽来復」とも呼ばれ、
       縁起のいい日なのである。
       そのため、冬至を一年のはじまりとする
       説もあるらしい。
       
       日本人には何かと縁のある二十四節気
       だが、その代表的なものは春分と秋分、
       さらに夏至と冬至になろうか。

       人間が地球に直角に立って、両方の腕
       を水平に真横に伸ばせば、
       足もとは夏至、頭の先は冬至、
       手の先は春分と秋分を示すことになる。

       その間に小寒や大寒、立春や啓蟄など
       が入ってくるのだから、日本人は何と
       こまやかな季節の中で暮らしている
       のだろう。

       それにこの季節ともなれば、何といって
       もクリスマス!
       昨日、久しぶりに渋谷に行ったが、
       ひと頃のような、クリスマス独特の馬鹿
       騒ぎはなくなったような気がする。

       渋谷の街は相変わらず若者であふれかえり、
       賑わっていたが。
       それはいつもと同じ光景であろう。

       喧騒から少し離れたカフェで友人とお茶
       を飲み、心楽しいひとときを持たせて
       もらった。

       ※ 渋谷のハチ公広場の木にはサンタが
         たくさんぶら下がっていた。