一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

子安の里

2013-04-14 19:52:53 | 自然


     私が惹かれたのは御用邸から十数分ばかり山を
     のぼった子安(こやす)の里である。
     (正確にいうと、御用邸は三浦市葉山町で、
      こちらは横須賀市の範疇になる)

     写真のような里山で、人家がぽつぽつと点在する
     だけの光景に一瞬、落人の里?と思ってしまった。

     後でパンフレットをみれば、
     子安は江戸時代には秋谷村の小字で、この地に多い
     軽部姓の家の祖先が開いたと伝えられる、二十数戸
     の集落なのだとか。

      
     畑仕事のほか、かつては炭焼きなどの山仕事を生業
     としていたとかで、その名残であろうか、現在でも
     坂道のところどころに無人販売所(野菜売り場)
     がある。

     えっと思ってみると、坂の上のほうに農家らしき家
     があって、なるほどと思うのだが。
     (そのくらい、家が少ない)

     その近くに車を停め、採ったばかりの竹の子を買って
     きた。

     この美しい里山にこんな歴史というか過去があり、
     スーパーもコンビニもないまま現存しているのが
     奇跡にちかい。

     賑やかなところに慣れた人には寂しいかもしれない
     が、鎌倉の観光地からちょっと離れた、秘境の地と
     もいえる。
     

     

御用邸前を通り過ぎました

2013-04-14 18:14:22 | Weblog


     前回するつもりだった葉山は緊迫状態のなか、ふさわ
     しくないと思ってパスした。

     葉山といえば葉山マリーナ(日本ヨット発祥地)や
     裕次郎の碑もあるが、保養地の名を高めたのは何と
     いっても御用邸であろう。

     いずれも縁のない私なので、さっと通過しましたが、
     堅牢な門を見ながら、天皇一家が葉山にお出でにな   
     ったときの映像を思い浮かべました。
     御用邸のまん前が一色海岸で、お邸が浜辺とつなが
     っているのです。

     よく皇室御一家が、小さなお子たちと波打ち際で
     たわむれていますね、あれです。

     一つ新しい情報をいえば、大正天皇が亡くなられた
     のは、この葉山の御用邸だったそうです。

     
     この日は歩いて通る人もなく、ひっそりしていました。
     少し離れた七里ガ浜や江の島の海には、サーファーや
     ヨットマンであふれている(冬でも)のに、
     葉山の海は人っ子一人なし。
     夏になれば海水浴客もくるのでしょうか。