一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

ワークショップ”ばおばぶ”

2011-09-10 21:54:07 | 雑記



    何といっても驚いたのは”ばおばぶ”の
    超ナチュラルな風情。

    一見、TVドラマにでも出てきそうな昭和
    初期の古い家屋のように見えるが、
    (田舎育ちの私はこんな家屋に馴染んでいる)    
    云い方を変えれば、
    絵本か童話に出てきそうな隠れ家的な雰囲
    気のあるカフェとなる。

    入口から何やら独特の雰囲気。
    家全体が樹木やツタなどにおおわれ、中に
    いると外の喧騒がウソのようで、何十年か
    前にタイムスリップしたかのように思える。
    私はグリム童話のヘンゼルとグレーテルが
    迷いこんだ魔女の家を想像してしまった。

    ここはオーガニック・カフェでもあるので
    飲み物、食べ物の食材ひとつにもこだわっ
    ている。
    白砂糖は使わない。甘味は甜采糖かメイプ
    ルシロップ、またははちみつ。
    塩も天然塩で、食材すべてが無農薬か低農
    薬のものだという。
    そういえば出された焼き菓子はほんのり甘
    く、どこか懐かしい味だった。

    こんな不思議な空間を愛する人は多いらし
    く、一度訪れるとやみつきになるのだとか。
    たしかに1週間たつのに、あの存在感が頭
    から離れないでいる。

    (写真はテラスの階段。内部から透かして
     見ると、こんな感じなのです) 
   

    
    

    

    
    

明日10年/半年

2011-09-10 21:08:16 | 雑記



     9・11米国同時多発テロから明日で10年/
     奇しくも東日本大震災からは明日で半年に
     なる。

     3・11震災はいまさら云うまでもないが、
     9・11テロと違った意味で歴史的大惨事
     であり、それに誘発された原発事故は明ら
     かに人災といっていいだろう。

     半年もたつとボランティアは少なくなり、報
     道も明るいニュースにどうしても目を向けが
     ちだが、実際に私のところに寄せられるのは、
     まだ瓦礫の残る古里の土地であり、立ちなお
     れない姿である。

     ややもすれば沈みがちになる気持ちを奮い立
     たせるべく(家にいても暑いこともある)、
     前々からお知らせのあった集まりに行った。

     場所は金沢文庫の称明寺近くにあるのワーク
     ショップ”ばおばぶ”。
     ワークショップとは、仲間と共同で何かを
     創ったり、話し合ったりする場所のことをい
     うのだという。
     そういえば陶芸教室や読書会、水彩画、ヨガ
     や手芸、お地蔵さまの一刀彫り教室なんかも
     あった。

     私がその日参加したのは「わたしのはなし」
     という講座で、多言語習得に30年関わって
     きた知人の話を聞くというもの。
     もちろんワークショップであるから一方的で
     はなく、後でお互いの意見交換みたいなもの
     もあって、それはそれで参加しただけの発見
     はあるのだった。

     (写真は垣根のヤブにめり込んでいる”ばお
     ばぶ”の看板)