一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

鎌倉プチ散歩 1

2011-01-16 18:00:23 | 雑記


     お寺巡りや名所旧跡をたずねるのもいいが
     目下はちょっと歩いていて見つけた小さな
     不思議?といったものにはまっている。
     これからそんなプチ発見といったものを
     紹介しようと思う。     

     鎌倉を歩いていて面白いのは普通のお宅
     (といってもちょっと洒落た家?)が
     一室を喫茶店などに解放していること。
     (といってもちゃんと営業していて、
      つまり遊び半分、商売半分という感じ)

     お寺巡りなどの途中、観光ルートから外れて
     入った狭い路地、生垣の向こうに「Cafe」
     や「手作りアップルパイ」などといった小さな
     手作りの看板をみると、つい興味をそそられて
     のぞいてみたくなる。

     そういう店(といっていいのかどうか)は
     全くの個人営業だからわがまま。
     曜日も時間も自分の都合で決めている感じ
     なのである。

     写真はいつも利用するバス停の近くで見る
     看板。
     実はこの表示につられて細い坂道をのぼって
     いってみたのだが、どこが「Cafe店」なの
     か分からない。それくらいひっそりした隠れ家
     のような存在なのである。
     廃業したわけではなく、ときどき「本日は
     都合で休みます」なんて張り紙してあるから
     ちゃんとやっているらしい。

     そして面白いのは「日没まで」の表示。
     なんとアバウト!
     なんてテキトー!
     私も相当いい加減な人間だが、この「日没まで」
     なんて表現がいまどき生きているとは思わなか
     った!!     
     
     そういえばちょっと近場にある料亭(昼間は
     お蕎麦がおいしい)も営業は「日没まです」と
     涼しくいわれちゃったし、このあいだ友人と
     入った(それこそ鎌倉中心部にある)喫茶店
     も同様のことをいってた。

     これが鎌倉的なのだろうか。
     しかし、この曖昧さこそ、私のようなアナログ
     人間にはぴったりかもしれないとすぐに馴染ん
     でしまうところがまたテキトーなんだけど。