一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

一葉紀行7

2008-09-01 09:35:42 | 

     今日から9月。残暑はきびしいけれど、蝉の
     鳴き声も心なし元気がないように聞こえる。
     もうちょっと突っ込めば、あの蝉は子孫を
     残すのに成功したのだろうか、と思わぬでも
     ない。余計なことかァ。

     写真は甲州の桃畑、ゆいいつ私のデジカメで
     きれいに撮れた写真である。
     (他のは同行した知人の撮ってくれたもの)

     しかし、一面の桃畑は見事でしたァ。
     形といい色といい、可愛いらしくて何度みても
     飽きません。
     その愛らしさ、魅力は、どうしても24歳という
     若さで亡くなった一葉と重なってしまいます。
     また、甘草屋敷にいらした遠縁のH氏からいただ
     いた桃が甘くて瑞々しくておいしかったことも
     あり、その思いが一段と深まりました。

     桃とブドウは少し高度が違うらしく、ちょっと
     外れると、こんどは一面、ブドウ畑。
     実りの秋もいいけれど、花の季節にはもう桃源郷
     そのものでしょう。