Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
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年記

2006-11-09 23:53:31 | Weblog
普通の辞書には出ていないが美術史まわり(もしかしたら日本史まわりでも?)使われる言葉。
年代が書いてあるかどうか。
「天明二年孟秋」とかそんなの。

最初は普通はなかったのかなー
ワタシが普段扱ってるような時代だとあることが多い。
で、これが近代美術史で画家を取り扱う上では重要なんですよね。
コレが少ないとやりにくい。
やりにくいからといって価値がないわけではないんですが、できるところからやってくと後回しにはなりますよね。
そしていまとある画家、年記が本当に少なくて。
でもどうして少ないんだろう?

で、年記のメリットデメリットを考えてみようかと 画家のというより所有者の

メリット
いつ書いたものかわかるので「新しく描いてもらったの♪」といえる

デメリット
いつ書いたものかわかるので中途半端に古かったり、ヒトにあげたり売りつけたりするのに困る

論文になるとはちょっと思えませんが考えてみるのは面白そうです。
年記が入ってる作品が多い人と少ないヒト、同じヒトでも多い時期と少ない時期とかあるかもだし

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