Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
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忘れられた絵画史の本流-江戸狩野派の250年

2021-05-22 01:02:38 | Weblog
静岡県立美術館 2021年5月22日~6月27日

 研究上必須なので内覧会に潜入してきました。忘れられた、というかわざわざ取り上げられない(のはなぜか、を考えた方がいいかも)江戸狩野の展覧会。しかも個人コレクションでほぼほぼ初公開。これキャプションつけて展示するだけでも大変である。絵師の系統は大事で、多くの絵師を紹介する意義は大いにあるが、絵師の系統の展示みる人はついていけるのか?図録もちゃんとしてるけどとにかく見たことない人ばっかりなので実際に見た方がいいと思う。同時開催の「江戸狩野派の古典学習-その基盤と広がり」がとてもいい。ルックスが呂洞賓の仙人が諸葛孔明みたいな羽毛扇持ってるのが受けた。八仙人に蝦蟇仙人が入ってくるのは蝦蟇鉄拐の結びつきが強いからで、銭つながりで藍采和と劉海蟾(蝦蟇仙人と同一視)が読み替えられるんだと思ってます。狩野派だけではない感じ(中国ドラマでも神仙もの好きだし、もしかして私仙人が好きなのだな)
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