マリ―＝アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展

三菱一号館美術館　2011年3月1日～5月8日

　フランス近世女流画家展だな。ルイ15世王妃の中国人物を描いた室内装飾連作が面白かった。あれ何か画像見てるでしょう。中国の画家がヨーロッパ人のために描いた中国風俗とヨーロッパでアマチュア画家が描いた中国風俗と似ている。ルブランてベルばら（マンガ）にいたのね。画家の自画像のサンプルもたくさんあった。

琳派芸術―光悦・宗達から江戸琳派 第2部

出光美術館　2011年1月8日～3月21日

　抱一・其一中心の第2部に行ってきました。根津美術館の光琳カキツバタの神格化に伴い琳派のカキツバタはなんでもなんとなくありがたみがある。抱一は雛屏風が可愛かった。銀が裏なのは芦雪もだ（芦雪の場合は表は別の画家なんだけど）。この展覧会だと抱一より其一のほうが印象強い。琳派という呼称そのものが画像の継承とかによるから琳派内のつながりに注目してとらえられがちだけど、琳派外との比較もアリだなと思った。