Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
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荻泉翁コレクションー藝に遊ぶ―

2009-11-16 01:06:23 | Weblog
世田谷区郷土資料館 2009年10月31日~11月29日

 荻泉翁旧蔵のつう~な江戸の主に文人画展。もう少し華やかなものも含まれていたように思いますが、それはまた別のときに出すのかな?丁寧に賛が読んでありました。図録が600円で128ページは驚きです。ちなみに入場も無料です。唐画がたくさんあって満足しました。鏑木梅渓とか渡辺玄対とか馬道良・馬孟煕とか大岡雲峰とか戸田忠翰とかあとは長谷川雪堤とか面白かったです。御所御襖絵巻も。慶応二年の御所の襖絵の伺下絵だとか。さて八仙人ですが、カスタネット(拍板)を持っているのが藍采和ということもありえます。蝦蟇仙人がいる時点で本来の八仙からの逸脱ははじまっているわけですが、もともと一人の女仙人を二人に増やしたいと思うときがあるみたいで、その時に花籠を持った仙人を女にしたんかな。別の仙人に拍板を持たせてることもあるし(仙人は一応外見の年齢や服装の設定もある)、花籠を韓湘子が持ってることもあります。外見から行くと解説の通り、拍板を持ってる人が韓湘子ぽい。容姿的には蝦蟇仙人の前のヒョウタンの人は張果老にも見えます。
コメント (2)
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