庄内地方の稲刈りは、ほぼ終わった。作柄があまり良くないとの声が農家から聞こえてくる。
東北農政局で発表した庄内地方の作況指数は、8月15日段階で102のやや良だったが、その1ヶ月後、9月15日には昨年より10a当たり9キロの減収見込みとされ、作況指数が99~101の平年並みに、下方修正された。
我が家の実態をみると、昨年比で10aあたり約60キロが減収している。夏の天候不順で米粒が細いと思われ、網下になる屑米が倍増した結果だった。作況指数は屑米の扱い方で、指数が変わる。しかし、販売する米の選別する網目は基準があり、指数と違う収穫量になる。統計上の収穫量はあっても、実際の収穫量にカウント出来ない事情がある。
今年の夏はやませが吹いた。東北地方太平洋側、特に宮城県の作況が下がり心配なところだ。日本海側ですら、厳しい結果だ。農作物は天候には勝てないと分かりつつ、理解してもらえない、もどかしさもある。
関係者によると、全国的にコメ不足が予想され、概算金払いの値上げも、ささやかれている。