とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

暴風吹き荒れる

2012年04月05日 | インポート

004 庄内は強風地帯。それなりの対策はしているものの風速40mを超える暴風には驚いた。4日午前1時24分に観測された風速41、4mは史上最高記録だった。開通したばかりの日東道、あつみ温泉・鶴岡間が6時間にわたって全面通行止め。国道7号線もトラックの横転や越波で11時間もストップとなり、その他の国道、県道の主要道路が10数か所も倒木などで一時全面通行止めとなるなど前例がない事態となった。
 復旧はしたものの停電は山形県内で3万9000戸にも及び、県民生活に甚大な影響を与えた。住家被害や公共施設の被害も多発し暴風の激しさを見せつけられた。
 農業被害も多岐に渡ったが、特に種まきを直前にした育苗パイプハウスの倒壊が多発し、県内で3000棟を超えた。建て直すにしても、資材がない、時間がないのダブルパンチで農家は途方にくれている。このままでは田植の遅れや、田植が出来なくなる農家も出かねない異常事態である。営農体型をどうするのか、その対策が急がれる。
 見過ごされそうなのが廃ビニールの処理で、莫大な損傷したビニールは産業廃棄物となる。処理費用は1kg当たり30円程度で、農家の負担は重い。豪雨災害、豪雪害、暴風害と連続して発生する自然災害の受難に行き場のない農家の心は疲れ切っている。農業を守る苦しみを国民、県民と共有し、明るい農村を築きあげたいと痛感する出来事だった。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする