東京銀座1丁目の山形県・新アンテナショップ「おいしい山形プラザ」は4月30日のオープンに向けた突貫工事の最終工程に入っていた。私自身ここは2度目の視察になるが、銀座を往来する人々がどんな人なのか、何を思い何を求めているのかは知る由もないが、何となく似たようなビルが連立していて「キャラ」を立てないと埋没の危険がある様に思える。山形県の売りは何なのか、しっかりしたコンセプトが必要だ。
アンテナショップ「おいしい山形」は先般の議会でもメーンの議題になった。オープンが遅れたことにによる損失。場所の選定に瑕疵がなかったのか。アルケッチャーノのシェフ奥田政行さんが事業運営者になるイタリアレストラン「ヤマガタ サンダンデロ」は三ツ星レストランの乱立する銀座で、勝ち残っていけるのか。地方都市のアンテナショップは掃いて捨てるほど東京にはある。車窓から見えるいくつかのアンテナショップは、地方色ゆたかに彩られている。その地域を連想させる連想商品のし烈な競争がそこにはあるのだ。心配したらキリが無い。先ずは、普段着の山形を自然にかもし出して、山形へのロマンを全国に発信して欲しい。「産むは案ずるより易し」柔らかな発想で、盛況を期待したいものだ。