とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

酒田の河村瑞賢像

2018年03月17日 | 日記

 河村瑞賢は元和4年2月15日生まれとある。これは相馬大作さん、そして、私の長男も誕生日が一緒と言う事で、興味が沸いた。もっとも、旧暦年号なので新暦では1618年3月11日となる。
 河村瑞賢は三重県南伊勢町に生まれ、木材業で蓄財し、土木建築で大きな利益を生み出した。更に幕府の公共事業に関わって大きな力を得るようになった。年貢米を奥州から江戸へ輸送する航路開拓で知られている。阿武隈川河口の荒浜から本州沿いに南下、房総半島を迂回し、伊豆半島の下田から西南の風を待って江戸に入る東回り航路を開いた。
 その後、奥羽山脈流れる最上川の水運を利用し、河口の酒田で海運に積み換えて日本海沿岸から瀬戸内海を回り、伊豆半島の下田から江戸に入る西回り航路が確立された。北前船寄港地として栄えた酒田は、西の堺、東の酒田と呼ばれるような繁盛を極め、河村瑞賢は伝説の人として市民に親しまれている。
 酒田市は、河村瑞賢生誕400年に当たり、生誕地の南伊勢町と連携して全国にアピールするイベントを企画している。酒田市出身の彫刻家高橋剛さんの制作した河村瑞賢像は酒田市と南伊勢町にある。

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