風は少しあるものの晴天である。手持ちの温度計は18℃「春が来た」と実感できる日和となった。雪が少なかった今冬だったが、春は待ち遠しいものだ。遠くにあちこちの畑や田んぼで、春作業の姿が見える。大地が芽吹き始めたのだ。
クロッカスは大分前から咲いてはいたが、今日は目いっぱい花弁を広げ、太陽の恵みを独り占めしようと頑張っている。良く見るとクリン草も芽を出しているし、ふきのとうや土筆も大分大きくなっている。忙しさに紛れ、足元に気が付かなかったのだ。
そういえば、定温に設定している室内暖房もあまり稼働しない。何となく家の中にも春が忍び込んでいるのだ。自然の莫大なエネルギーを感じると同時に、その繰り返しに順応して生命が躍動する様も、これまた不思議な世界でもある。春の代名詞、桜前線も公表された。間もなく桜が咲いて一層華やぐ時を迎える。 春はやっぱりいいものだ。