先ず、総選挙は終った。自民党は181議席を減らしてい119議席。民主党は193議席増やして308議席。マスコミ予測の的中率にもかぶとを脱いだ。史上初めての歴史的な政権交代劇である。
大物自民党議員に送られた刺客は、決まって若い美形の女性だった点では、4年前の小泉の郵政解散選挙と酷似している。小選挙区比例代表並列選挙制度になって5度目。この制度の怖さを身をもって体験した。行き過ぎた規制緩和や市場原理主義が、自民党の支持基盤であった地方や農業を直撃し、小泉改革後、統計上景気は回復し好景気が持続したと言われたが、格差拡大の歪みが堆積し、うっ積してきた結果の表れでもある。自民党には解党的な出直しが求められている。高齢化した大物自民党議員が相次いで落選している現実をみれば、世代交代は天の声である。過去の実績や、名声にとらわれる事なく、人材の発掘を怠ってはいけない。世代のチェンジである。
ところで、山形県3区からは、3人の代議士が誕生した。政党の勢力地図にどんな影響が出るのか。政治にもバイオリズムはある。じっと、晴れる日を待ちたいと思う。夕方に虹が出た。