とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

稲の一生シリーズ(5)

2009年08月09日 | インポート

Img_2107 田植えして3ヶ月、わが家の田んぼは今日当たりが出穂期となった。出穂と書いて、「しゅっすい」と読む。出穂は穂先が出てから全体が終るまで2日間くらいかかる。田んぼ全体の約4割が出穂した時期を出穂期と呼び、穂揃い期まではあと数日かかる。この頃は、多くの水分を必要とするから「花水」といって、田んぼに水をかける。草丈は78cmくらいで、稲姿はピーンと天を向き旺盛な活動期でもある。
 日照があると、10時半ごろに稲の花が咲く。大体2時間くらいの自然の営みであり、とても神秘的なものである。雨や曇りの時は、日が照るのをじっと待ち太陽が顔を出すと、待ってましたとばかりに一斉に花を咲かせる。受粉のあと45日位かけて立派な稲穂になっていく。「実るほど頭をたれる稲穂かな」怖いのは、異常高温と、フェーン現象による強風である。まだまだ刈り取られるまでの道のりは遠い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする