蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ダイナー

2015年12月20日 | 本の感想
ダイナー(平山夢明 ポプラ社)

アングラなバイトをしてその筋の人に捕まってしまった主人公は、ボンベロという男が経営するレストランに売り払われる。
そのレストランは職業的?殺人者が集う店で、主人公はボンベロにウエイトレスとしてしごかれるうち、殺人者と渡り合えるたくましさを身に着ける・・・という話。

グロ系、ホラー系は苦手なので、著者の作品には近づかないようにしていたのですが、本書は、各種書評で評価が高く、グロ度やホラー度も(比較的)マイルドという評判だったので、読んでみました。

でも、冒頭で主人公が痛めつられるシーンですでに読むのをやめようかと思ってしまったほど(私にとっては)グロかったです。

ストーリーは虚構性が強くて、イマイチついていけない感じでした。ただ、ボンベロが作るハンバーガーはとてもおいしそうに描写されていて、本格的なハンバーガーの店に行ってみたくなりました。

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