蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ダークナイト

2010年02月11日 | 映画の感想
ダークナイト

DVDを見たのはもう1年ほど前だが、感想を書いてなかったのに気づいたので、今さらではあるが残しておくことにした。

ガンダムが時代を超えて広く多くの人に受け入れられているのは、製作関係者や周辺のおもちゃメーカー、そしてファン自身が、その世界観とか設定にリアリティを持たそうと、一生懸命につじつま合わせをしているからだと思う。

巨大ロボットの有視界での対決に現実性を持たせるために、探知機を無効にするミノフスキー粒子というものを設定したのが、その最たるもの。
そのミノフスキー粒子で高層ビルをいくつも束ねたようなホワイトベースまで地球上で浮かせてしまうのはやりすぎだと思うが。

ニュータイプという能力について、極力、超能力とかエスパーといった説明を避けようとしていることなど、ちょっと微笑ましいほどの頑張りだと思う。

「ダークナイト」も、一見、トンデモ系の設定をなんとか納得させよう(少なくともバットマン世界においてはリアリティを持たそう)と、作品の中で懸命に説明努力をしていて、それが2時間程度といった短い時間の中でかなり成功していることが、高い評価につながっていると思う。
コメント
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