ランシモ

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大雪山の遭難

2009-07-21 21:25:32 | 日記・エッセイ・コラム

痛ましい事故でした。

原因はこれから調べられるのだろうが、一般的には、判断ミス、高齢による体力不足、装備不備などと考えられる。

しかし、どんな体力の人がいても、遭難事件を起こしちゃいけないので、何らかの判断ミスがあったからだろう。あたりまえだが、どんな要因があっても、何らかの理由があっても無事帰還するのがガイドの役目だ。

ガイドの判断ミスだとしたら、、、日程の窮屈さ、数をこなさなきゃいけないノルマ、経験&知識不足、おごりなどに原因があるのだろう。前期高齢者に対する思いやりがあったのだろうかと、、、気になります。死者が同世代だからいっそ気になるのです。

あと、、、ガイドがいても、自分の命は自分で守らなきゃいけないので(こんなこともある)、ガイドの指示に従わないという、自己判断も必要だろう。日本人はあまりにも無防備に他人(たとえガイドであろうと)を信用しすぎます。

ガイドなどプロが判断ミスをしたらどうするか、、、そのへんの意識も持っていたほうが良い。繰り返します、人を無条件で信用するのは危険です。

日常の車の運転でも、予防運転のような心構えは必要だろう事と同じです。

会社経営でもコンサルタントの意見を聞いていたら、それを真に受けてばかりいたら、コンサルタントだけじゃないですが、人の言葉に左右されていたら、あっという間に倒産はまぬがれない。肌身で世相の感じ、現場の様相を感じなければ、経営はできない。生きることだって同じだと思う。人のあとを追うだけじゃ、人がまたは国がおかしくなったとき流されるだけ。

大雪山の事故は、、、痛ましいかぎり。

何らかのセフティが考えられればいいが。

自然相手だから時期、天候、場所によって無数の落とし穴があることを肝に銘じていなければ、事故は起きる可能性がある。

大雪山は30歳ごろまで冬、春、秋と、一ヶ月単位でカメラを担いで登っていた山域です。頂上から見渡すと、広大な山脈というより、山塊が広がります。その真っ只中へ行くと、距離感が本州の山と違う事に気がつきます。標高こそ北アルプスより低いが気候が似ていて、圧倒的に人の手が入っていないし、エスケープルートが長い。樹木がないから富士山に匹敵するぐらい風が強い、、、。

ちなみに、、、冬いちばん日本で危険な山は富士山だと私は思うが。

「甲武相山の旅」で良く考察しています、ご覧ください。

http://ichinose.exblog.jp/

コメント (8)
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