おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

チャンピオンベルト

2016-08-12 17:18:00 | Weblog
テレビは連日リオネジャネイロオリンピックの放映花盛りである。体操の内村航平に始まって卓球、テニス、水泳など、もう日本はメダル数20ヶ以上の獲得をしている。
何か他のものを見たいなあとチャンネルをひねっているとテレビ愛知で、午後のサスペンス内藤大輔物語「いじめられっ子のチャンピオンベルト、神様なんて絶対にいない」が始まるところだった。
内藤大輔は実在の人物で実話なので引き付けられて2時間ものをみた。プロボクサー、タレント、ボクシングの解説者で、もとフライ級王者の来歴は、少年時代のいじめられっ子ボンビー(貧乏)のあだ名で
給食のおかずや貴重品を取り上げられたり、教師にみつからないところで寄ってたかってすさまじい暴力を受けそれが嵩じて胃潰瘍になる。そんなに追い詰められても母親の同情の手
はさしのべられず、調理師になれと東京へだされる。
 やる気になれないある日ボクシングジムをみたところから、自分に出来ることはこれだと思い中学生時代のいじめグループを見返したい一心で厳しい練習に打ち勝って行く様を、やはりいじめられている身近な子を助けたり、自分には恋人に恵まれたりして、格闘技で日本チャンピオンや世界チャンピオンになっていくさまを面白く観た。
 芥川賞の「火花」や「コンビ二人間」よりも映像があるので見ていて楽しかった。

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