十月十二日市の二十周年記念の「絆」の催が市民会館であったので、参加した。
午前中はクラシックの四重奏で、楽しかったが、午後は、各分野のお偉いさん方が五人程舞台に並び「百歳まで丈夫で生きるには」の講演であった。
面白くないので、篆刻を習いに行くと言うSさんと途中で帰って来てしまった。
十六日の吟行会では昼食後Tさんの「遺言書の種類と留意点」「書き方」と言う話しがあった。
家に居れば居たで平安会館から「冠婚葬祭互助会の積み立てが満期になりましたからどうなさるか日を定めて打ち合わせにお出でください」と電話が掛かるし、間髪を入れずに「据え置きにしてをいて下さい」と言ってをいた。
新聞を見ていると「早い時期に公正証書を」「認知症と遺産分割」などと図解表示で書きたてている。
一頃の「断捨離」の流行語がすたれたと思ったら、速度の速い高齢化社会に顰蹙気味の世相はあれこれ物申す人が増えてきた。
私のような財産も無い者は四面楚歌である。
十六日のТさんの話の折句会の部長が私に「御年配の方には」と言って良い席を譲ろうとされるので、「よしてよ、私まだINGよ」と自分だけ判ったような事を言ったものである。
そしてこの町へ引っ越してくる時お世話をしてくだすったSさんにとんと御無沙汰をしている事に気が着いた。
先日中日ホームに祭りの棒の手を若い人に教えている写真が載っていた。
彼がやらせているレストランへ娘と食事がてら出かけて行くと八十八歳耳が遠くなって居られたが示し合わせていたように会う事ができた。
「良く来てくれた」とお米を十キロいただき車に積みながら、私も人事ならず「いとまごい」とやらをしているのかと思ったりした。
俳句 秋の園紫の花未だ盛ん
新幹線できると言うて退きし秋
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